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吉報待ちわびる 石巻工業ナイン
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2012/1/26
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第84回選抜高校野球大会(3月21日から12日間、阪神甲子園球場)の「21世紀枠」の候補校(全9校)となった石巻工業高校。日本高校野球連盟は27日、大阪府内で選考委員会を開き、同枠の出場校3校を決める。石巻工は震災でグラウンドが被災するなど厳しい環境の中で野球に取り組んできた。苦難を乗り越え見えてきた甲子園≠ヨの切符。選手たちは「石巻の人たちを野球で元気付けたい」とあすの吉報を心待ちにしながら練習に取り組んでいる。
石巻工野球部は津波で校舎や練習に使うグラウンドが浸水。ボールやバットなどの野球道具の多くが流失した。しかし石巻市や仙台市内などの高校野球部員たちが復旧作業を手伝い、さらに全国から野球道具の提供を受け、昨年4月22日から練習を再開した。
夏を経て新チームとして臨んだ秋季東北地区野球大会宮城県大会では、順調に勝ち進み、準々決勝の東北工大高戦では延長戦の末に粘り勝ち。準決勝では地元の石巻商業を3―1で破った。決勝戦は利府に6―11で負けたものの、堂々の準優勝。県代表として出場した東北地区大会では、光星学院(青森県)に1―8で敗れたが、同学院はその後、全国大会(第42回明治神宮野球大会)で優勝している。
阿部翔人主将(17)は「震災後は野球のことを考えられなかった。しかし、周りの人たちのおかげでまた野球が出来るようになった」と振り返る。さらに、「今、自分たちに出来るのは一生懸命プレーすること。野球が出来ることに感謝しながら、自分たちががんばる姿で地域の皆さんを勇気付けたい」と意気込みを語っている。
21世紀枠候補校は北海道、東北、関東・東京、東海などの各地区の代表9校。この中から東日本と西日本から各1校、全国から1校の計3校が選ばれる。仮に石巻工の出場が決まった場合、石巻地方から甲子園に出場するのは昭和23年の石巻高校以来、64年ぶりとなる。選考委員会は27日午前9時から大阪府北区梅田の毎日新聞社大阪本社で開かれ、出場が決まった学校に午後3時以降、連絡が入る見通し。
【写真】 高校球児の聖地、甲子園に思いを馳せながら練習に臨む石巻工野球部(25日午後7時ごろ)
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