石巻日日新聞

イオン石巻でフラッシュモブ サプライズなダンスに喝さい

石巻日日新聞 2016年12月24日(土)

 ダンス愛好家で作る「スマイルモブ」(佐藤加奈代表)のサプライズパフォーマンスが23日、イオン石巻1階緑の広場で行われた。大人から子どもまで総勢約40人が息の合ったダンスを披露し買い物客を魅了。クリスマスムードを高め、会場を大いに盛り上げていた。

 フラッシュモブとは、街頭などで通行人を装った大勢の演者たちが前触れなくダンスなどを始める手法のサプライズパフォーマンスだ。

 スマイルモブは、石巻地方のスポーツクラブで知り合ったダンス愛好家たちが立ち上げたチーム。バレエやヒップホップ、チアなどジャンルを越えたチーム性が特徴の一つで、「演者も観客も笑顔に」をモットーにさまざまなイベントに出演してきた。

 この日はイオン石巻の協力で実現した。サプライズ色を高めるために、モブのことは買い物客には一切知らせずに実行した。

 午前11時15分、通行人を装った演者が突然立ち止まり、オルゴールの音に合わせたロボットダンスでスタート。周囲を囲んでいた演者たちも徐々に加わり、胸躍るクリスマスソングに合わせて、切れの良いヒップホップやしなやかなバレエなどを次々と披露した。買い物客たちも引き寄せられるように足を止めて見入り、大きな拍手と歓声を送っていた。

 佐藤代表(32)は、イオン石巻でモブをすることが長年の夢だったという。「ダンスを通じて幸せを届けられたならうれしい。一緒に頑張った仲間と、受け入れてくれたイオンに感謝」と目を潤ませ感激の様子で語っていた。

【写真】息の合ったダンスでクリスマスムードを高めたメンバーたち

最終更新:2016年12月24日(土)

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