石巻日日新聞

取扱額180億円超 石巻青果市場納会

石巻日日新聞 2016年12月30日(金)

 石巻青果市場=東松島市赤井=は30日、年内の取引を終了した。業務終了後、市場内の事務所で納会が行われ、近江惠一社長が今年の取扱実績を報告。金額(税込)は過去最高だった前年を約7億3千万円上回る182億696万円となった。

 今年は4月の熊本地震や9、10月の曇天と長雨、北海道を直撃した台風など、全国的に不安定な天候となり、ミカンやリンゴなどの一部の果実の入荷が落ち込んだ。これが影響し、全体の取扱数量は前年より864トン減少し6万5183トンとなったが、品質の良さなどが単価高につながり、取扱金額は増えている。

 内訳は野菜が数量4万5723トン(前年比100.75%)、金額117億432万円(104.99%)。果実は数量1万9460トン(94.17%)、金額65億264万円(102.74%)だった。

 納会では近江社長が「取扱金額の目標とする200億円に一歩ずつ近づいている。業界を取り巻く環境は厳しいが、力を合わせて進んでいきたい」とあいさつし、手締めで業務を終えた。

【写真】手締めを行って取引を終えた石巻青果

最終更新:2016年12月30日(金)

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