石巻日日新聞

東松島消防出初式 安心安全願いかける虹

石巻日日新聞 2017年1月11日(水)

 東松島市消防団(浅野勝則団長)の本年度出初式が8日、鷹来の森運動公園屋内運動場で開かれた。同団や婦人防火クラブなどから約330人が参加し、火災や災害から地域を守る思いを強くした。

 震災犠牲者に対する黙とうの後、阿部秀保東松島市長は「市民が安心して過ごすには、一人一人がまちを良くしようという気持ちが必要。皆さんのまちを愛する誇りと尽力に感謝する」と告辞した。

 また、浅野団長は訓示で「昨年の市内での火災は前年比11件増の17件で、うち5件が全焼。尊い命も失われた」と振り返った上で、「消防関係機関と連携を強化し、市民の安全安心に努めていく」と力を込めた。

 長年にわたり消防団活動に尽力してきた団員などへの表彰に続いて、阿部市長らが団員の装備などを観閲。万歳三唱で式を締めくくった後、屋外に会場を移してポンプ車による一斉放水を行うと、安心安全な1年を願うように小さな虹がかかった。

 式内で表彰された個人・団体は以下の通り。

 ▽県消防協会石巻地区支部長表彰=佐藤幹夫、齋藤敏彦、二宮義秋、鈴木洋、国井勉、石垣浩章、木村和司、安達清孝、尾形幸悦、木村英夫、大江則夫、佐々木政一、日野雄、内海喜政▽石巻地区広域行政事務組合消防長表彰=豊島伸治、齋藤安守、髙橋壮年▽東松島市消防団機械器具等不時点検優秀賞=第5分団塩入部、第6分団往還部

【写真】新春の空へ一斉に放水すると虹がかかった

最終更新:2017年1月11日(水)

新着記事