石巻日日新聞

新渡波・新渡波西 21日から「さくら町」

2017/1/12
 石巻市が東日本大震災に伴う防災集団移転先として整備した新渡波と新渡波西の2つの市街地は、住まいが被災した市民へのひと通りの宅地供給が終わり、21日から「さくら町(まち)」の新町名になる。今春には移転再建中の中学校や保育所が開校・開所予定で、新しい街並みが名実ともに花開く。

 区画整理工事の完了に伴い今月20日に県から換地処分が公告され、その翌日から新町名、新地番が施行される。公募を経て選定された「さくら町」の新町名は「いつも穏やかで平和に暮らせる町」「子どもの笑顔がいっぱいの町」への願いが込められ、新渡波西(渡波字新千刈の一部)が一―二丁目、新渡波(渡波字新沼の一部)は三―五丁目になる。

 両地区は渡波の既存市街地の北側に位置し、震災前まで大部分が農地。JR石巻線を挟んで東側を新渡波、西側が新渡波西として平成25年9月から被災市街地復興土地区画整理事業による宅地造成が進められ、昨年3月末に宅地供給を開始した。住宅の再建が進み、復興公営住宅も44戸を除いて完成している。

 新渡波の面積は17.8ヘクタールで、計画人口・戸数は730人282戸(うち復興公営153戸)。民間の診療所が幹線道路沿いの沿道業務用地に開所したほか、地区内に被災した渡波中学校や渡波保育所が移転再建され、今春に開校・開所する予定だ。

 一方の新渡波西は11.1ヘクタールで、計画人口・戸数が550人213戸(同130戸)。昨年には石巻東消防署が開庁し、安全安心のまちへの基盤が整いつつある。民間の幼稚園も予定される。両地区の宅地、業務用地ともに空きが生じているものの、市は東部地区の復興を先導するエリアとして今後の発展に期待している。

【写真】集団移転により、新しい市街地が形成されている

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