石巻日日新聞

デンマークへ感謝の訪問団 東松島市

2017/1/16
 東松島市は震災後に復興支援を受けるなど交流を深めてきたデンマーク王国へ17日から市民訪問団を派遣する。訪問団は工藤昌明教育長を視察団長とした高校生から70歳代までの市民ら18人。日程は24日までの6泊8日で市と復興連携協力協定を結ぶロラン市のほか、首都コペンハーゲンなどを訪れる。

 同市は震災後、デンマークの海運会社から100万ドルの寄付を受けたほか、フレデリック皇太子の来訪など物心両面の支援に励まされてきた。平成24年にはロラン市と復興連携協力協定を締結。東松島市の中学生による現地でのホームステイなども行ってきた。

 今年は日本とデンマーク王国の交流開始150周年の節目の年であり、18日にコペンハーゲンの国立美術館で記念式典が開催されることから出席する訪問団を派遣する。また滞在中、宮戸地区で収穫した米を王室に献上するほか、ロラン市では自然エネルギー施設、福祉施設、研究所、市役所、交流施設などを視察する。

 公募による訪問団員は35人の中から作文などの審査を経て選ばれた15人。10日に市役所で事前研修会が行われ、工藤教育長は「多大な支援への感謝を表すmission(使命)、互いに交流するmeaning(意義)、それぞれが思い出を作るmemory(思い出)の3つのMを大切に笑顔で訪問したい」とあいさつ。事務局から旅程などの説明があり、団員が互いに自己紹介をするなど交流を深めた。

 高橋ちはるさん(20)=同市赤井、宮城教育大2年生=は中学生の時にデンマークを訪問しており今回が2回目となる。「ホストファミリーとの再会が楽しみ」と語った上で「将来は教育に携わりたいと思っているので、滞在中はデンマークの充実した社会福祉などを学んできたい」と抱負を述べた。

 訪問団は17日午前5時半に市役所を出発。成田空港から同日昼の便でコペンハーゲンに向かい、現地時間17日午後4時ごろに到着。帰路は23日午後4時ごろに現地を出発し、24日午前に成田空港に到着するという。

【写真】事前研修会で交流を深める訪問団のメンバーたち

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