石巻日日新聞

東松島市長選 木村氏が立候補を表明

石巻日日新聞 2017年1月17日(火)

 東松島市議の木村清一氏(67)は17日、同市長選(4月16日告示・23日投開票)に無所属で立候補することを表明した。次期市長選には市議の五野井敏夫氏(63)がすでに出馬表明しており、同市で12年ぶりの市長選挙戦が行われる。

 石巻市役所内の記者室で会見した木村氏は、選挙戦のスローガンに「笑顔あふれるまちづくり」を掲げた。公約は(1)震災・こころの復興(2)人口減少対策(3)市民憲章の深化と市政革新―を柱に、移転者のサポート体制の充実、新しいふるさとの歴史づくりなどとした。

 「政策の精神的な部分は現市政を受け継ぎたいが、手段については市民の声を聞く。復興後の財源も踏まえた市政運営を考えていく」と強調。阿部秀保市長が敷く市政の方向性に対しては、おおむね継続させる考えを示していた。

 市議は今月末で辞職し、2月以降は選挙活動に向けた態勢を固めていく。後援会事務所は2月上旬の開設を予定しているという。

 木村氏は同市矢本出身。旧矢本町の財政課長、総務課長などを歴任し、東松島市誕生後の平成17年6月に依願退職。JAいしのまき監事、県行政書士会理事を務め、25年の市議選に立候補し、新人でトップ当選を果たした。

【写真】住環境整備など主要施策を語る木村氏

最終更新:2017年1月17日(火)

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