石巻日日新聞

子どもの幸せ願う雅な世界 サルコヤ ひな人形大陳列会

石巻日日新聞 2017年1月26日(木)

 本格的な寒さが到来した石巻地方だが、玩具店などでは春の息吹を感じさせるひな人形の展示が始まっている。「桃の節句」の3月3日を前に、優雅で華やかなお内裏様やおひな様が買い物客の目を楽しませている。

 石巻市中央二丁目の玩具・楽器店「サルコヤ」(井上晃雄社長)でも、2階に特設コーナーを設けてひな人形の大陳列会を開催中だ。見た目も豪華で圧倒的な七段飾りを筆頭に、さまざまな規模のひな飾りが会場いっぱいに並んでいる。

 同店によると、中でも人気はコンパクトな三段飾りで、価格も10―15万円と手頃なのが魅力。最近は住宅事情もあり、ひな祭りもつつましく行われることが多く、ケース入りがよく売れているという。

 人形も伝統的なデザインから現代的なものまで幅広い。二重まぶたで目のパッチリした顔立ちや、かわいらしさを演出するパステルカラーの衣装、装飾などもある。年ごとに微妙に更新されていく人形たちを眺めるのもひな祭りの楽しみの一つとなっている。

 陳列会は3月4日まで。予算などの相談もスタッフが気軽に応じる。井上社長は「愛する子どもの幸せを願いながら、年に1度の行事を家族みんなで楽しんでほしい」と柔和な笑みで話していた。

 問合せは同店(電話96―3658)まで。

【写真】豪華な七段飾りからコンパクトなケース入りまで幅広いひな人形が並ぶ店内

最終更新:2017年1月26日(木)

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