石巻日日新聞

希望の春への努力胸に 公立高校入試前期選抜

石巻日日新聞 2017年2月1日(水)

 平成29年度公立高校入試の前期選抜試験が1日、各校で実施された。石巻地方では定員628人に対して昨年より93人少ない851人(全日制810人、定時制41人)が出願。受験生は積み重ねてきた努力を信じ、ひと足早い春への望みを試験にぶつけた。

 前期選抜では国語、数学、英語の3教科に加え、各校で面接や筆記を交えた独自問題を行った。全定員に占める前期選抜試験の募集割合は、定時制の一部を除き30―40%で、石巻地方の全日制の前期平均倍率は1.37倍(昨年度比0.16ポイント減)となった。

 このうち石巻地方の県立高校全日制で最高倍率は1.63倍の石巻高校。117人(男子42人、女子75人)が定員72人の狭き門の突破を目指した。午前9時になると緊張感が漂う中で国語の問題用紙が配布され、試験が開始。午前中に3教科、昼食を挟んだ午後には筆記の独自試験に臨んだ。

 前期選抜の合格発表は9日午後4時に各校。後期選抜は21―24日に出願を受け付け、3月8日に学力検査が行われる。

【写真】試験問題が配られる中、受験生たちが集中力を高めていた(石巻高)

最終更新:2017年2月1日(水)

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