石巻日日新聞

福よ来い来い、節分祭 湯殿山神社 豆まきに大勢の人出

石巻日日新聞 2017年2月3日(金)

 節分の3日、石巻市清水町の湯殿山神社(保積克彦宮司)で恒例の豆まき神事が行われた。雪が残る境内には邪気を追い払い、福を呼び込もうと大勢の人が訪れた。

 この日石巻市の最低気温は、氷点下4.6度(午前6時19分)を観測。前日からの雪が地面で凍りつき、冷たい風が吹く一日となったが、年に一度の縁起行事とあり、同神社には多くの参拝客が足を運んだ。

 節分祭の豆まきは昼すぎから計3回行われた。祈祷の後、境内の特設舞台の上に裃(かみしも)姿の厄年や年男、年女が登場し、「福は内、鬼は外」と大きな声で福豆やミカンをまいた。

 松島町から初めて訪れた澁谷とし子さん(58)は、孫らと福豆拾いを楽しみながら「米を作っているので、豊作の1年になってほしい」と話していた。

【写真】「福は内、鬼は外」の掛け声で年男や年女が豆をまいた(3日午後0時20分ごろ)

最終更新:2017年2月3日(金)

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