石巻日日新聞

矢本二中生は立志の思い込めて 赤井の空彩る手作りたこ

石巻日日新聞 2017年2月7日(火)

 東松島市赤井市民センター近くの水田で5日、「第30回オール赤井凧あげ大会」が開かれた。小、中学生や一般ら約200人が手作りのたこを持ち寄り、図柄や形、飛距離で順位を競った。

 弱い風が吹き、この時期にしては気温も高めという、たこ揚げには絶好のコンディション。図柄や形の1次審査を受けた後、一斉に空に揚げた。たこは風に乗り、ほとんどが糸を使い切るまで空高く舞い、審査員を悩ませていた。

 矢本第二中学校の2年生は、立志式で示した「努」「輝」「叶」などの一文字を約140枚の連だこにし、夢と希望を込めて生徒たちが揚げた。「彩」と書いた渡邊まつりさん(14)は「人生を彩りたいという思いを込めた。すごく高く揚がって感動した」と話していた。

 同センターでは、大会に向けて今年も1月末に親子たこ作り教室を開催。親子43人が仙台に伝わるスルメ天旗作りに挑戦し、大会では親子で糸を引いてたこを操る姿があった。

 結果は次の通り(かっこ内は年齢)。
 【総合】▽チャンピオン賞=齋藤銀侍(7)
 【小・中学生の部】▽最優秀賞=佐々木蓮(10)▽優秀賞=齋藤汐里(8)原宏志郎(11)▽制作賞=本田拓磨(10)▽努力賞=西村陽和(6)川元瑞穂(11)佐々木泰雅(3)
 【一般・団体の部】▽最優秀賞=福居将大▽優秀賞=雁金孝一▽制作賞=柳西地区自治会

【写真】立志式で示した一文字を連だこにした

最終更新:2017年2月7日(火)

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