石巻日日新聞

道化ら奇声発し家々訪問 火伏せ行事 寺崎の初午

石巻日日新聞 2月14日(火) 配信

 石巻市桃生町寺崎地区で12日、火伏せ行事の初午(はつうま)が行われた。住民が道化や獅子にふんして家々を回り、火事や災いが起きないようお払いした。

 20―50代の約25人が早朝に集まり、寺崎八幡神社の木村秀彦宮司宅でお払いを受けた後、二手に分かれて地区内を練り歩いた。道案内の天狗(てんぐ)に道化、獅子が続き、「ホーホー」と奇声を発しながら各家を訪問。榊を振って無火災や家内安全を祈念した。

 震災で水明町から実家の寺崎に戻った女性(69)は、「初午が来ると、新しい気持ちでがんばろうと思わせてくれる」と笑顔で迎えていた。住民の中には厄除けに獅子に頭をかんでもらう人がいたほか、興味深そうに見物する子どもの姿があった。

 地区では明治10年(1877年)ごろに大火に見舞われ、その後も火災が頻発したことから火伏せ行事が始まったとされる。長く地区の青年会が行っていたが、5年前から寺崎法印神楽保存会(小泉正之会長)が引き継ぎ、2月の初午の前後に行っている。

【写真】女性の頭をかんで邪気を払う獅子と家の中を清める道化

最終更新:2月14日(火)

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