石巻日日新聞

教育シンポジウム ビジョン描いて次世代育成

石巻日日新聞 2月15日(水) 配信

 地域の未来を築く教育について考える「教育シンポジウムin石巻2016」が11日、石巻専修大学で開かれた。「地域と学校で連携して若者を育てよう」をテーマに講演や事例発表、グループワークなどを行った。

 同実行委の主催、石巻専修大学教育会の共催。石巻の教育、産業、地域づくりに関わる人々が集い、意見交換を通じて地域協働や持続可能なまちづくりのあり方への思い・ビジョンを共有することなどを目的に開かれた。

 シンポジウムには地域の教育関係者やNPOの団体職員ら約100人が出席。講演では、一般社団法人キャリア教育コーディネーター協議会で代表理事を務める生重幸恵さんと、文部科学省の職員で新しいキャリア教育研究会の水畑順作さんがそれぞれ登壇し、持論を展開した。

 このうち地方創生のための社会教育などを専門とする水畑さんは「対話と学びを通じた地域の次世代を担う人材育成」と題して講演した。

 水畑さんは「次世代を担う人材を育むためには、まずは皆さん自身が10-20年後、どうなりたいかを考え、その上で『地域に残ってほしい、帰ってきてほしい』という願望を、もっと若者に直接伝えた方がいい」とアドバイス。自分の将来を考えることは、地域の将来にもつながるということを強調した。

 また大人も子どももフラットに意見を交わせる話し合いの場を設けることの大切さについても語った。

 「小中学生、高校生たちは私たちには思いつかないような発想や考えを持っており、それを粘り強く引き出してあげるのが大人の役目。次代を担うのは間違いなく子どもたちなので、一緒に地域について考えていくことが地域の未来につながる」と述べた。

 その後に行われたワークショップでは、地域の子どもたちと話し合うべきテーマや、どんな機会、場があれば効果的かなど、実践に向けた話し合いが参加者同士で繰り広げられた。

【写真】大人と子どもがひざを交えて話し合う大切さを強調した水畑さん

最終更新:2月15日(水)

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