石巻日日新聞

おいしく学んで上機嫌 蔵っぱで新酒まつり

石巻日日新聞 2017年2月16日(木)

 日本酒について味わいながら学ぶ「酒蔵楽集(がくしゅう) 新酒まつり」が10日、東松島市の蔵しっくパークで開かれた。10回目となった今回も、県内で作られたさまざまな日本酒がそろい、左党たちが各銘柄の特長をじっくり確かめながら杯を傾けた。
 同施設が造り酒屋の酒蔵を活用した建物であることから、地域住民に日本酒に対する理解を深めてもらおうと、新酒が出回るこの時季に催す恒例行事。毎年好評を博しており、今回も限定50枚のチケットが発売初日に売り切れとなった。
 会場には石巻市内をはじめとする県内4蔵元が提供の日本酒10種がそろい踏み。日本酒について学ぶクイズがあったほか、協力蔵元の一つ、一ノ蔵=大崎市=社員は直接酒を注いで回り、製品を解説。参加者たちは味に香り、知識で作り手のこだわりや日本酒の奥深さを感じていた。
 今回で知人とともに3度目の参加という石巻市蛇田の髙橋智恵さん(26)は「日本酒の幅広さを味わえる催し。日本酒好き同士で楽しみながら交流を深められるのも、このイベント、そしてお酒の良さ」と上機嫌で話していた。

【写真】参加者全員が声を合わせて乾杯した

最終更新:2017年2月16日(木)

新着記事