石巻日日新聞

春演出のプリムラ栽培 石巻北高 丁寧に手入れ

石巻日日新聞 2017年2月17日(金)

 あす18日は二十四節気の雨水(うすい)。雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期とされる。前日の17日、石巻市内は朝から南寄りの風の影響で気温も上昇。泉町の午前中の最高気温は13・9度(午前10時9分)と4月中旬並みで暦通りに春を感じる陽気となった。
 卒業シーズンを前に石巻北高校では、小中学校の卒業式に届ける約1千鉢のプリムラの栽培がピークを迎えている。
 17日も食農系草花専攻の2年生たちが黄や赤など色彩豊かな温室内で丁寧に一鉢ずつ枯葉を取り除く作業などを行い、花々に愛情を込めていた。
 西條多恵さんは「晴れ舞台を彩る花として、丹精を込めて育てました。皆さんに楽しんでほしい」と話していた。
 仙台管区気象台によると、18日以降は寒冷前線の通過に伴って気温も急降下。冬の寒さに逆戻りするという。今後は文字通り〝三寒四温〟を繰り返しながら本格的な春に向かっていく。

【写真】門出を彩るプリムラが、その出番を待っている

最終更新:2017年2月17日(金)

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