石巻日日新聞

県内高校で卒業式 桜坂旧2校生最後の巣立ち

2017/3/1
 石巻地方を含めた県内の高校で1日、卒業式が開かれた。石巻市立桜坂高校では、統合前の旧市立女子高と旧市立女子商業高時代に入学した最後の世代となる3年生199人が卒業。制服は違えども、ともに桜坂の礎を築いた仲間が、それぞれの春を胸に巣立った。
 本年度の卒業生は小学6年生の終わりに東日本大震災に遭遇した。中学校を経て進学した石市女と市女商での1年間はプレハブ校舎で生活。2年生になると両校は閉校し、桜坂生となった。
 この日の卒業式は3つの制服を着た生徒が集まる最後の機会。佐々木武弘校長は「多感な時期に統合という大きな変化を経験し、戸惑いを感じながらも懸命に取り組んでくれた」とねぎらい、生徒会長の木村ひな子さん(2年)も送辞で「先輩が築いた新しい伝統を守る」と誓った。
 答辞では市女商出身で前生徒会長の沼田文佳さんが「新たな伝統を作ろうと取り組んできたが、それぞれの学校の伝統を大切にするあまりぶつかることもあった」と語った上で、「それでも分かりあおうと努力してきた2年間では数えきれない思い出もできた」と声を詰まらせた。
 その後、全校生徒で桜坂の校歌を斉唱。石市女時代からの定番曲である「宝島」に乗せて、3年生が涙と笑顔で卒業を迎えた。

【写真】商業科は旧市女商高出身者の卒業で幕を下ろした

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