石巻日日新聞

春の火災予防運動 河北で元気にパレード

石巻日日新聞 2017年3月2日(木)

 春の火災予防運動が全国一斉に始まった1日、河北消防署管内で防火パレードが行われた。地域の幼稚園、保育所児童たちが拍子木を鳴らしながら地域を回り、火災ゼロを呼び掛けた。運動期間は7日まで。
 石巻市と同市消防団河北地区団が主催した防火パレードには市立河北幼稚園と飯野川保育所の児童計107人が参加した。河北総合支所前で行われた出発式で、遠藤宏地区団長は「地域から火災が発生しないように一人一人、防火の意識を高めましょう」とあいさつした。
 一行は支所を出発し、飯野川商店街から河北幼稚園までの約1キロを行進。子どもたちは拍子木を鳴らしながら、沿道の保護者や地域住民に「火の用心、マッチ1本、火事のもと」と大きな声で訴えて、練り歩いた。
 この日は、石巻広域消防本部音楽隊のメンバー33人も参加。同音楽隊がパレードに加わるのは震災後初となり、軽やかな音色を商店街に響かせていた。
 またパレード終了後には、河北幼稚園のホールでミニコンサートも行った。AKB48の「365日の紙飛行機」や、ピコ太郎の「PPAP」など人気曲を披露し、子どもたちを楽しませた。

【写真】子どもたちが大きな声で火災予防を呼び掛けた

最終更新:2017年3月2日(木)

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