はためく五輪フラッグと聖火 10日まで石巻市内巡回
石巻日日新聞 2017年3月6日(月) 五輪旗などのレプリカが各地を巡る「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアー」が5日から石巻市内で行われている。2020東京大会を盛り上げようと企画されたもので、初日には市総合運動公園を会場に、国立競技場の立て替えに伴い貸与されている聖火台の清掃と点火も行われた。両大会旗がはためく中で聖火が揺れた。
この日は聖火台磨きに先駆けて市スポーツ少年団交流大会もあった。約350人の子どもたちが集まり、聖火台の清掃と点火式にも参加。ハンマー投げ金メダリストで東京2020大会組織委員会スポーツ局長の室伏広治氏も訪れた。
また、鹿妻小OGで昨年のバトミントン世界ジュニア選手権大会女子ダブルスで日本勢として初優勝した保原彩夏さん(18)=聖ウルスラ学院英智高卒=ら、東京五輪出場を目指す県内の若手選手も協力した。
室伏氏らは20人の子どもたちとともにゴマ油で聖火台を磨いた。その後、両大会旗が掲げられる中で聖火が点火され、周囲は歓声に包まれた。
室伏氏は「子どもたちの元気な姿を見られてうれしい。ぜひ大会を成功させたい」と語り、ともに聖火台磨きに参加した大谷地野球スポーツ少年団の佐々木陽斗君(大谷地小6年)は「フラッグを見て東京五輪の野球を観戦したい気持ちが強くなった」と心を躍らせていた。
ツアーは東京都内がメーンだが、東日本大震災の被災3県などでも開催している。石巻市では市教委と市体育協会が主催し、10日まで市内小中学校などで巡回展示。聖火台磨きは同組織委が共催した。
【写真】両大会旗がはためく中、聖火が点火された
最終更新:2017年3月6日(月)
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