石巻日日新聞

復興は与野党超えて 蓮舫民進党代表が視察

石巻日日新聞 2017年3月8日(水)

 民進党の蓮舫代表が4日、東日本大震災から6年になるのを前に、石巻市立大川小学校の被災校舎などを視察した。4―5日にかけた県内視察の一環。蓮舫代表のほか、党震災復旧・復興推進本部の岡田克也本部長や地元の衆院宮城5区選出の安住淳代表代行らが同行した。
 大川小は津波で児童・教84人が犠牲となり、被災校舎は震災遺構としての保存が決まっている。蓮舫代表は児童の遺族で震災の語り部としても活動する鈴木典行さんの話に真剣に耳を傾け、慰霊碑に花を手向けた。
 気仙沼から沿岸地域を見てきた蓮舫代表は「道路や防潮堤など目に見える復興は進んだが、一人一人の道のりは長いと感じた。政治は何かと区切りをつけたがるが、遺族の思いをしっかりと受け止め、与野党を超えて復興を進める必要がある」と述べた。
 石巻地方では、新校舎が完成した東松島市の宮野森小学校なども見学した。

【写真】遺族の話を聞く蓮舫代表(大川小旧校舎)

最終更新:2017年3月8日(水)

新着記事