石巻日日新聞

愛着ある地域の再生 第一歩 石巻市新門脇まちびらき

石巻日日新聞 3月20日(月) 配信

 東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市門脇地区の被災市街地復興土地区画整理事業で、住民への宅地供給がほぼ完了したことから19日、「かどのわき復興まちびらきイベント」が行われた。会場となった旧門脇小学校南側の公園予定地には多くの市民が来場し、ステージ発表を楽しんだり、出店のグルメを味わいながら、歴史ある地域の再生に向けた新たな一歩を盛大に祝った。
 UR都市機構が市から受託し、新門脇として区画整理を進めている同地区の面積は約23・7ヘクタール。完了は30年度の見込みで、計画人口は約400世帯1070人を予定している。すでに復興公営住宅の入居も始まっているほか、津波から市街地を守る高盛土道路の一部(700メートル)も開通した。
 まちびらきは、市民に復興を感じてもらう目的で、市とかどのわき町内会(本間英一会長)が主催した。石巻日高見太鼓による勇壮で活気あふれるステージで幕を開けた。
 式典で亀山紘市長は「新門脇には今後、高盛土道路や防潮堤なども整備され、安心・快適なまちになる。この土地に戻るすべての人が再建してこそ真の復興といえる。実現に向けて皆と一緒に努力していく」とあいさつをした。本間会長は「工事の安全祈願祭から2年半、やっとここまで来た。天国に行った人たちも、空の上から笑顔で見ていることと信じている」と喜びを語った。
 その後は関係者らでテープカットを行い、復興の進ちょくを祝った。会場では、阿部清人さんによる「防災エンスショー」や町内会の石巻復興節などのステージが続いたほか、物産市や出店が並び、多くの親子連れでにぎわいを見せた。
 また、同地区に新設される3つの公園の愛称についての投票なども行われた。その結果、東側の1号公園(1790平方メートル)は「まねき公園」、2号(4270平方メートル)は「かどのわき中央公園」、3号(1180平方メートル)は「かどのわき西公園」に決まった。

【写真】テープカットでまちびらきを祝った

最終更新:3月20日(月)

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