石巻日日新聞

金華山に新しい休憩所 完成祝い式典

石巻日日新聞 2017年3月30日(木)

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた石巻市の金華山に新しい休憩所が完成し、28日に現地で式典が開かれた。同市や女川町などから関係者約40人が集まり、今後の観光客増加に期待を込めた。
 震災で金華山の休憩所は全壊。また黄金山神社に続く参道も崩落し、復旧工事が進められてきた。このうち平成27年秋に着工した休憩所の再建事業がこのほど終了した。
 28日は神事に続き完成式が行われた。あいさつで石巻市の亀山紘市長は「関係者の皆さんに感謝したい。牡鹿と金華山の魅力を発信し、交流人口の拡大につなげたい」と話した。女川町の須田善明町長も「地域の財産として、広域で盛り上げていきたい。多くの人に使っていただける施設になってほしい」と祝辞を述べた。
 黄金山神社は5月に初巳大祭、6月に夏越しの大はらい式、7月には龍神祭と祭事が控えており、休憩所の完成は観光振興に大きな弾みとなる。また、神社に続く参道の舗装工事も7月までには完成する予定だ。

【写真】テープカットなどを行って休憩所の完成を祝った

最終更新:2017年3月30日(木)

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