石巻日日新聞

元気と気合いで古里PR

2017/4/1
 東松島市は3月30日、まちのPRを担う「東松島ふるさと復興大使」として、新たに吉本興業所属のお笑いトリオ、パンサーの尾形貴弘さん(39)=同市野蒜出身=を委嘱した。それぞれの立場や得意分野で活動しながら、市を広報し、復興を応援していく同大使は尾形さんで6組目。「今の自分があるのは東松島のおかげ。全国に向けてどんどんPRして地域を活気づけたい」と意気込んでいた。
 パンサーは尾形さんと菅良太郎さん(34)、向井慧さん(31)で平成20年に結成したトリオ。尾形さんは祖父が元鳴瀬町長を4期務めた尾形正一さんという地域ゆかりの芸能人だ。震災では野蒜新町の実家が全壊する被害を受けた。
 旧鳴瀬二中で2年次まで過ごした後、サッカーが盛んだった松島町立松島中に転校。仙台育英高校に進学した。高校時代はサッカー部の主将として活躍した。
 委嘱は「古里に何か恩返しがしたい」と尾形さんが志望したことで実現した。式は東松島市役所で行われ、阿部秀保市長から尾形さんに委嘱状が手渡された。
 阿部市長は「震災を風化させないために、まちの観光振興も含めて、PRをよろしくお願いしたい」と期待した。尾形さんは「自然が豊かで、人が温かいまちの魅力を元気よく、楽しく、熱く伝えていく」と力を込めた。
 具体的なPR方法について問われると「テレビに出演した際などには『東松島』というキーワードを強く出し、とにかく気合でPRする。幼少時代はクワの実やセミを食べて育った野生児であり、元気は負けない。任せてください」と話し、芸人らしく式典の雰囲気を和ませていた。
 同大使の任期は最低3年で、最長は復興まちづくり計画の期間である32年度末までとなる。基本的に旅費を除いて無報酬。市はこれまで、まちのキャラクターイート&イ〜ナ、地元出身のお笑いコンビのニードル、元ZOOのSATSUKIさん、演歌歌手の立花英樹さん、C.W.ニコル・アファンの森財団のニコルさんの5組に委嘱している。

【写真】阿部市長と握手を交わす尾形さん

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