石巻日日新聞

石巻市の公務員ランナーが世界へ ボストンマラソンに挑戦

2017/4/13
 米国東海岸のボストン市で17日に行われる「第121回ボストンマラソン」に石巻市役所が誇る公務員ランナー、大橋真弥さん(23)が出場する。ボストンマラソンはワールドマラソンメジャーズの一つに数えられ、世界トップクラスのランナーたちも多数出場する歴史と伝統ある大会だ。大橋さんは「懸命に走り活躍することで、石巻の復興を世界にアピールしたい」と意気込んでいる。

 大橋さんは石巻高校陸上部の出身。湊中ではバスケットボール部に所属していたが、3年時の駅伝大会で総合優勝を果たしたことで、魅力や面白さに目覚め、陸上競技の道を志した。

 高校では1500メートルや5千メートルなど長距離走を専門とし、東北大会などに出場した経歴を持つ。憧れの箱根駅伝の舞台に立つために東京農業大学に進学して実力を伸ばしたが、出場はかなわなかった。

 大学卒業後は「自分にできることで、古里に貢献したい」との思いから、昨年4月に石巻市役所に入庁した。

 昼は公務員の職務を全うし、早朝と夜は長距離走のトレーニングに励む毎日。一日に10―20キロ走ることを日課とし、高・低負荷を繰り返すインターバルトレーニングなどスピード系の練習も欠かさない。石巻ランニングクラブに所属し、週末は県内外で開かれる大会に積極的に出場。今もなお進化を続けている。

 そんな中で、今年1月に出場した東京都内でのレース「アディダスゼロ・タクミ・スピードサミット2017」で優勝を果たした。同時にボストンマラソンの出場権も獲得した。

 海外でのレースは今回が初めてとなる大橋さんは、「とても良い経験になる。フルマラソン(42・195キロ)はこれで4回目の挑戦になるが、最低でも自己ベストの2時間25分台を更新できるような走りをしたい」と意欲的。また「市役所の先輩方も背中を押してくれたり、支えてくれるので、その思いに報いたい。走ることで、石巻の復興を多くの人に伝えることができればうれしい」と話していた。


【略歴】平成5年9月23日生まれ。現在、市教育委員会学校施設整備室の主事。本年度の目標は都道府県駅伝(来年1月)に県代表として出場すること。湊地区の実家に両親と妹の4人暮らし。

【写真】「感謝の思いを持って走る」と大橋さん

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