石巻日日新聞

鹿嶋ばやし山車まつり 住民手作り圧倒の飾り

2017/4/17
 石巻市広渕地区の春の風物詩「河南鹿嶋ばやし山車まつり」が16日に行われた。広渕小学校6年生が豪華絢爛(けんらん)な山車に乗り込み、この日に向けて練習を重ねた太鼓や笛を響かせた。

 鹿嶋ばやしは江戸時代から伝わる地域の伝統行事で、昭和48年には住民有志による保存会が設立した。現在は広渕小5年生が楽曲を習得し、2月に6年生から伝承の役目を引き継ぐ。6年生になった4月の同祭りで初陣を飾り、地域の音色を守り伝え続けている。

 今年の山車はNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」にちなみ、井伊直虎が井伊直政の出陣を激励する場面を再現。春をイメージした桜や藤の花の装飾は保存会会員や同校PTAが約1カ月かけて作り上げた。最近は、以前から同地区で暮らす住民と震災の影響などで引っ越してきた人々が交流する機会にもなっている。

 この日午前8時に広渕農業担い手センターで行われた出陣式では、くす玉割りやテープカットの後、6年生が鹿嶋ばやしを披露した。続いてミニ山車と花馬車に乗り込み、約10キロの道のりを巡行。地域の安寧や無病息災を祈願しながら元気な“春の音色”を届けた。

【写真】広渕小6年生が練習を重ねたおはやしを披露した

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