石巻日日新聞

十三浜でオリーブ植栽 平和の果実 大きく育て

石巻日日新聞 4月20日(木) 配信

 石巻市は14日、北上町十三浜月浜でオリーブの定植作業を行った。市職員や地元の農業者ら70人が参加し、特産品化の期待を込めた250本のオリーブを植えていった。

 地域の活性化に向けた新しい地域資源として栽培し、加工や商品開発など6次産業化に取り組む市の「地域の宝研究開発事業」の一環。オリーブは実や果汁、葉、枝に至るまで活用できる植物で、栽培にあまり手間がかからない上に樹齢も100年以上と長い。試験的な栽培は平成26年7月に始まり、28年度は北上や河北、雄勝など計6千平方メートルに145本を植え付けた。

 この日は月浜地区の丘陵地を利用して植栽を実施した。日本一のオリーブオイル生産量を誇る香川県小豆郡から、農業生産法人(株)アライオリーブ代表の荒井信雅さんを講師に迎え、約4千平方メートルに250本を植えた。荒井代表は「日照時間や降雨量など、オリーブに適した気候条件がそろっている。順調に成育し、全国有数の産地になってくれればうれしい」と期待を込めていた。

 まとまった収穫が見込まれるのは5年後とされる。まだ先だが、植栽に参加した佐藤尚美さん(44)は「大きく育ち、実がなるところを見たい。この試みが地域に広がっていってほしい」と将来の発展に思いを馳せていた。


【写真】平和と再生の思いを込めてオリーブを植えていった

最終更新:4月20日(木)

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