石巻日日新聞

子ども×大人で未来創造 「らいつ」で意見交換会

石巻日日新聞 5月6日(土) 配信

 石巻市子どもセンター「らいつ」=同市立町一丁目=で5日、地域の子どもと大人が膝を交えてまちづくりを語る意見交換会が開かれた。子どもたちは防災や環境問題などに目を向け、亀山紘市長ら大人たちに主張。それぞれの立場から意見を交わし、考えを深め合いながら将来のまちへ希望を共有した。
 地域づくりへの参画を促す場として昨年から「こどもの日」に合わせて実施。今年は大人が市幹部職員ら14人をはじめ、子ども支援団体や地域住民、保護者らが参加し、子どもは「らいつ」利用者の2組織に市内3団体が加わって総勢約70人となり、人数は昨年の2倍。4歳から高校3年生までと幅広い世代が顔をそろえた。
 各子ども団体の提言では「多くの人が防災・震災について考える機会がほしい」「安心安全に暮らせるまちにしたい」のほか、遊び場の充実など6つを主張。これらを受け、市の幹部職員が対応や課題などについてコメントした。
 その後、それぞれの提言に対してグループワークを展開し、意見交換した。世代で物事のとらえ方の違いに驚く参加者の姿があったほか、子どもの率直な意見と大人の経験・知識をすり合わせて「公園内にある仮設住宅を遊び場としての再利用できないか」など斬新なアイデアも出た。
 総評の中で亀山市長は「子どもの視点も持ち、政策に取り組んでいるが不足もある。今後も皆さんの声を市政に届けてほしい」と期待。この日に出たアイデアのうち、来年5月に開設する防災センターのオープニングイベントで、子ども防災サミットを行うことについては「ぜひ実現したい」と強調した。
 防災をテーマに意見交換した千葉蓮さん=蛇田中2年=は「実際に市が進めている取り組みなども聞け、そこから新しい意見も生まれた。地域で考えを共有して深めていきたい」と語っていた。

【写真】参加者が膝を交えて意見を交わした

最終更新:5月6日(土)

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