石巻日日新聞

晴天GW 各地で人出増 女川中心部は連日大盛況

2017/5/8
 4月29日から始まった黄金週間(GW)は、5月7日で終了した。人によっては最長で9連休がとれた期間中、石巻地方はおおむね晴天にも恵まれ、行楽日和が続いた。観光施設なども昨年と比べて来場者が増えたほか、今年は特に2度のまちびらきを経た女川町で大きなにぎわいを見せた。

 毎年この時期にJR石巻駅前で観光案内を実施している石巻観光ボランティア協会(斎藤敏子会長)の統計では、3―5日の案内者数は468人と昨年より約3割の増。内訳は3日が140人(昨年比16%減)、4日が188人(同140%増)、5日が140人(同20%増)となった。

 都道府県別(宮城県を除く)の観光者数は東京都が107人と最も多く、次いで神奈川県の45人、埼玉県の32人。例年の傾向と同じく、関東圏からの旅行者が目立った。

 各観光施設では、石ノ森萬画館で3―7日に計1万1428人が来館。「春のマンガッタン祭り」を催した前半は昨年よりも多い人出を記録したが、後半は伸び悩んだという。

 また、サン・ファン館は同期間の来館者数が1955人と昨年よりも3割ほど多かった。復元船への立ち入りが中止されているものの、伊達政宗生誕450年記念事業、夜間の復元船ライトアップなどで人を呼び込んだ。その他、中心部のロマン海遊21や復興まちづくり情報交流館・中央館はほぼ昨年並みの来場者数だった。

 石巻市内各地の今年の入れ込み数は前年比で見れば全体的に増えている。しかし、昨年は書き入れ時に雨天が続き、例年に比べ減少傾向だったことを考えると、今年が特に多かったとは言えないようだ。
 観光ボラ協の斎藤会長は「せっかく人が来ても、案内できるイベントが少なかったのが残念。まち全体で人を呼び込む取り組みが必要」と話していた。

■新しいまちににぎわい

 一方、女川町には連日、多くの人々が訪れた。町推計の入れ込み数は9日間で約7万7千人。昨年末オープンのテナント型商業施設「ハマテラス」の飲食スペースでは満席状態が続いた。町なかの商店などは、普段より在庫を増やしても早々に完売御礼となるにぎわい。温泉温浴施設「ゆぽっぽ」の利用者は3―5日で一日当たり400人ほどだった。

 町中心部にかけての国道398号にはピーク時で浦宿駅周辺から約3キロの渋滞が発生。臨時も含め500台の駐車場は県内外からの車で埋められた。また、女川駅に着く電車は昼頃、座席に着けないほどだった。
 女川もGWでは大きなイベントを打っていないが、にぎわい拠点としてコンパクトに整備されている中心部自体が、魅力として人を集めていた。

 町産業振興課は「GWの体制も民間との連携で固めた。こうした協力のもと目指してきた町の形は間違っていないと確信できた9日間。今後、にぎわいの場と並行して道路や駐車場などの受け入れ態勢も整えていく」と語っていた。

■新施設で宮戸に集客

 東松島市ではGW期間中の1日、宮戸地区の地域活動・観光拠点施設「セルコホーム あおみな」が開所。オープンから7日までに施設内でレジを使用した人数は1923人で、地域団体によるイベントがあった3―7日に集中した。運営する東松島公社は「イベントのみの人もいたため、実際の来場者はこの2倍程度になるのでは」としていた。

 あおみなとの相乗効果で、同じく宮戸地区の奥松島縄文村歴史資料館も多くの人が訪れた。3―7日には体験イベント、入館無料デーなどを行い、1093人が来館。昨年は10日間あったイベント期間の来館者数とほぼ同じだけの人が、5日間に集中した格好だ。同館では「一日当たり来館者数では例年にない多さ。今後、市内の施設で連携したイベントでも集客を期待したい」と話していた。

【写真】町なかをコンパクトなにぎわい拠点とした女川。推計で普段の休日の2―3倍ほどの人が訪れた(3日)

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