石巻日日新聞

第3水曜のお楽しみ“水産の日” 県合庁でPR

石巻日日新聞 2017年5月22日(月)

 「みやぎ水産の日」の17日、県石巻合同庁舎で地元産の海産物をPRするイベントが開かれた。今回は、みやぎサーモン(ギンザケ)とアサリがおすすめ食材。水産加工品の即売や特別メニューの定食などが提供され、足を運んだ市民らが地域自慢の味を堪能した。

 平成26年からスタートした「みやぎ水産の日」は、県産のおいしい海の幸を地元の消費者に紹介し、日々の食卓に活用してもらう目的で毎月第3水曜日(水3=水産)に行われている。県内の各所で様々なイベントがあり、固定客も多い。

 今回も県合同庁舎2階の入り口付近では、牡鹿漁業協同組合女性部による水産加工品の展示即売会が行われた。

 おすすめ食材のギンザケの切り身焼きのほか、塩蔵ワカメ、乾燥ヒジキなど石巻地方の特産品が並んだ。食堂では、みやぎサーモンのフライと万石浦産アサリの味噌汁が付いた特別定食が提供された。

 万石浦のアサリは、震災の地盤沈下で漁場の干潟が消失したことから、平成25年から4年かけて修復された干潟で初めて採取されたもの。今月26日には震災後初の出荷を予定しており、今後はブランド化も目指している。大きさや身入りは申し分なく、味わった人たちは舌鼓を打っていた。

 夫婦で初めてイベントに訪れた石巻市東中里の渡邉芙智夫さん(69)は、「定食がボリューム満点でとてもおいしかった。また来たい」と満足そうに話していた。

 また、この日は石巻市立町の日高見レストランでも水産の日に合わせて「水産ランチ」が提供され、好評だった。

【写真】地元の水産加工品の展示即売など、海の幸がたっぷりのイベント。固定客も増えている

最終更新:2017年5月22日(月)

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