サン・ファン祭り 1日間に凝縮開催 来場者数は伸び悩む
石巻市 教育・文化 石巻日日新聞 2017年5月29日(月) 石巻市の春の大イベント「第24回サン・ファン祭り」(同実行委主催)が28日、石巻市渡波のサン・ファンパークなどで開かれた。例年は前夜祭を合わせて2日間で行われていた同祭だが、今年から内容を1日に凝縮して実施。朝から青空が広がる好天に恵まれ、親子連れなど市内外から訪れた約1万2千人でにぎわいを見せた。
同祭は復元船サン・ファン・バウティスタ号の進水日(平成5年5月22日)に合わせて毎年開催している。石巻地方の観光スポットであるサン・ファン館を広く内外にPRしようと、市民が手作りで祭りを盛り上げている。
オープニングセレモニーでは、仙台藩士会による華やかな演武で開幕。万石浦小のマーチングバンド、渡波小の鼓笛隊と続き、石巻好文館高のチアリーディング部は元気で切れの良いダンスで活気を呼び込んだ。
会場には子ども向けのちびっこ広場が設けられ、子どもたちの楽しそうな声が響いていた。同日は日中の最高気温が22・5度(午後2時22分)まで上昇し、7月上旬並みの陽気となった。軽食販売の屋台ブースではかき氷を買い求める人で長蛇の列ができていた。
また同日はサン・ファン館の入館料が無料となった。老朽化のため現在は立ち入ることができないサン・ファン・バウティスタ号とドック棟だが、同館エスカレーター棟中段の野外広場までは開放されている。来場者たちは静かに佇むバ号の姿をじっと眺め、慶長遣欧使節団の偉業と歴史に思いを馳せていた。
パークに併設された立体駐車場も午前中は満車の状態が続くほどの人の入りとなったが、総来場者数は昨年の延べ人数(前夜祭約2千人、本祭約1万6千人)よりも約6千人減少した。復元船の内部に立ち入れないことが、客足を鈍らせたとみられる。
【写真】会場に活気を呼び込む渡波小鼓笛隊。親子連れでにぎわいを見せた
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