3122<>3122.jpg<>17日間の舌戦スタート…参院選きょう公示<> 任期満了に伴う第22回参議院議員通常選挙が、24日公示された。昨夏の民主党政権誕生後、初めての本格的な国政選挙。政権運営の評価と消費税増税、景気浮揚策が主な争点となっている。県選挙管理委員会によると、宮城選挙区(改選数2)には正午現在、現職新人合わせて8人が立候補を届け出た。各候補は大票田の仙台市で第一声を挙げ、それぞれが掲げる公約などを訴えた。届出受付は午後5時まで。投票は7月11日で、即日開票される。
宮城選挙区の立候補者は届出順に、みんなの党新人の菊地文博氏、自民党新人の熊谷大氏、幸福実現党新人の村上善昭氏、民主党現職の桜井充氏、共産党新人の加藤幹夫氏、民主党新人の伊藤弘美氏、社民党新人の菅野哲雄氏、無所属で自民党が推薦する現職の市川一朗氏の8人。
届出の受け付けは、県庁で午前8時30分から行われ、各陣営の代表者が必要書類などを提出して立候補の手続きを済ませた。タスキなどの七つ道具≠受け取った候補者は、仙台市内で第一声を発した後、街頭へ遊説に向かった。与野党の候補者はともに県内の産業経済活性化策を取り上げて、支持を訴えた。
菊地氏は「消費税増税の前にやるべきことがある。真の意味の政治改革断行を」と主張した。熊谷氏は景気回復と国民生活の安定が第一とし、「雇用の場の確保」を訴えた。
村上氏は「成長なくして増税はありえない」と経済成長政策を提唱。3選を狙う桜井氏は、「政治が変わらなければ暮らしは変わらない。夢の実現のために戦う」と意気込んだ。
加藤氏は「消費税10%は国民にとって厳しい集中豪雨。雨雲を吹き飛ばしたい」と力を入れた。伊藤氏は介護アドバイザーの経験から「現場の声をしっかり形にする。笑顔あふれる社会のために頑張る」とした。
菅野氏は「大都市と地方の格差を放置した結果が地域経済の疲弊を招いた」と批判し、所得再配分強化策を主張。4選を目指す市川氏は「県内では若い人の就職の場がない。何より景気回復に力を入れる」と訴えた。
県選挙管理委員会は23日、選挙人名簿を発表した。同日現在の有権者数は、県全体で191万4285人(男91万9806人、女99万4479人)。
このうち石巻地方は17万9022人(男8万5519人、女9万3503人)。市町別は、石巻市が13万5388人(男6万4490人、女7万898人)、東松島市が3万4921人(男1万6866人、女1万8055人)、女川町8713人(男4163人、女4550人)。
<>2010/6/24
3121<>3121.jpg<>飲酒運転根絶に向け呼び掛け<> 石巻地区交通安全協会(小坂享正会長)はこのほど、飲酒運転の根絶を呼び掛けるポスターを作り、地区内全戸に配布した。石巻署管内における飲酒運転の検挙件数は昨年同時期と比べ、少なくなっているものの、依然として酒を飲んで車を運転する人は後を絶たない。関係者はポスターの抑止効果を期待している。
ポスターはA4サイズ。大きく目立つ文字で、「飲酒運転をすると命、家族、お金、免許、仕事、社会的信用の6つの宝を失います」と書かれている。
約40万円をかけ、7万枚を作製した。今月20日までに石巻地方の自治体を通し、全戸に配布を終えた。同協会の佐藤秀成事務局長は「飲酒運転撲滅を狙い、インパクトのあるポスターにした。家庭の中の目立つ場所に張ってほしい」と話している。
石巻署交通課の調べでは、今年5月末時点で、飲酒運転の検挙件数は7件。昨年同期比で3件減少した。しかし、同課は「少なくなったとはいえ、検挙されたのは一部に過ぎない。見つからずに酒を飲んだ状態で運転している人はまだいる」と警戒する。その上で、「今後も効果的かつ積極的に取り締まりを進めていく」としている。
【写真】 石巻地方の全戸に配布したポスター
<>2010/6/24
3120<>3120.jpg<>飲食店回りアピール…石巻署と根絶推進協<> 石巻署と石巻地域飲酒運転根絶活動推進委員協議会(守屋榮治会長)は22日夕、JR石巻駅前地区の飲食店や公共施設で、飲酒運転根絶を呼び掛ける啓発活動を実施した。
同日は、署員と協議会のメンバー合わせて8人が参加。駅前地区の飲食店のほか、JR石巻駅や石巻市役所を訪問し、飲酒運転の防止を訴えるポスターを掲示するように要請した。
守屋会長らは、飲食店の経営者に「飲酒運転防止に協力して下さい」などと話し、協力を求めていた。同協議会は、今後も定期的に飲食店などを訪問し、来店したドライバーに酒を飲んだら運転しないように求めることにしている。
【写真】 飲酒運転の防止を呼び掛けた
<>2010/6/24
3118<>3118.jpg<>石巻川開き祭りポスターが完成<> 第87回石巻川開き祭りのPRポスター(B2判)が完成した=写真=。今年はメーンの花火大会開催日(8月1日)が日曜日ということもあり、全国からの観光客誘致を図る。
ポスターは、祭りテーマの「2010水の都の夏物語」にふさわしく、北上川を舞台にした花火大会を中央に据え、随所に市民のイキイキした表情を散りばめたデザイン。昨年、デビューした石巻市のキャラクター、いしぴょんずも登場した。同実行委員会では印刷した2千部を県内官公庁や東北を中心にした道の駅などの観光施設、さらに首都圏も含めたJR施設に配布する。
なお花火大会の有料席のうち桟敷席とペアシートはすでに完売。今年から新設した階段堤防席のみ予約を受け付けている。トイレの増設、警備費など大会運営の財源とするため昨年まで無料開放していた堤防階段15区画のうち10区画を有料化。1席(1・2メートル×60センチ、定員2人)3千円。
所定の申込書に必要事項を記入し、実行委に持参またはFAXのこと。<>2010/6/23
3117<>3117.jpg<>内田康夫コーナー設置…奥松島舞台の最新刊にちなみ <> ミステリー作家・内田康夫さんの最新刊「不等辺三角形」にちなんだコーナーが、東松島市図書館(根元藤夫館長)に設けられている。同作は人気の「浅見光彦シリーズ」で、東松島市が主要な舞台。内田さんが同館に来場したときの新聞記事のコピーや、観光パンフレットなどを展示している。
同作は、講談社から4月に刊行。内田さんのデビュー30周年を記念した3か月連続刊行の最後を飾る作品。名古屋市と東松島市の2つ殺人事件を結ぶカギが、仙台箪笥(たんす)にあると考えた光彦が奥松島にやってくる内容で、実在の市民も登場する。内田さんは昨年8月26日に取材旅行で同市を訪れ、同図書館も見学した。
図書館内に入ってすぐの場所にコーナーを設け、「不等辺三角形」のカバーを拡大したパネルを展示。数ある内田さんの著作から、70冊ほどを並べた。最新刊は3冊の蔵書があるが、十数人が待つなど、村上春樹氏の「1Q84」に次ぐ人気だ。
【写真】 目に付く「不等辺三角形」のパネル
<>2010/6/23
3116<>0<>石巻管内すべて遊泳可…海水浴場水質調査<> 県は23日までに、県内の主要な海水浴場の水質調査結果を発表した。調査した26か所すべてで遊泳可能と判定され、石巻管内では石巻市の網地白浜など4か所が最高ランクの「適(AA)」となった。
検査はふん便性大腸菌群数、透明度、油膜の有無など5項目。最高の「適(AA)」から遊泳できない「不適」まで5段階の判定区分があり、県内では「不適」の海水浴場はなかった。
石巻管内12か所のうち、「適(AA)」の判定だったのは、網地白浜のほか、石巻市雄勝の荒浜、同市北上町の白浜、女川町の小屋取。また石巻市の田代ポケットビーチ、十八成浜、渡波、女川町の夏浜、御前浜、東松島市の野蒜、大浜、月浜はいずれも遊泳可能な「可(B)」だった。
管内での海開きは、野蒜が最も早く7月15日から。女川町内は海開きや期間を設定していない。県観光連盟の調べによる過去5年の平均利用者は、多い方から野蒜3万6073人、網地白浜2万4207人、夏浜1万3071人となっている。
管内の主な海水浴場の開設期間は次の通り。なお、石巻市の長面海水浴場は海岸浸食により平成18年から開設していない。
【石巻市】▽渡波=7月16日―8月8日▽荒浜、白浜、十八成浜=7月16日―8月15日▽網地白浜=7月16日―8月22日▽田代ポケットビーチ=7月23日―8月8日
【東松島市】▽野蒜=7月15日―8月22日▽大浜、月浜=7月17日―8月22日▽室浜=7月18日―8月15日▽蛤浜=7月18日―8月22日
<>2010/6/23
3114<>3114.jpg<>「ハローキティとサンリオパーティー」7月3日開幕<> 石ノ森萬画館第45回特別企画展「ハローキティとサンリオパーティー」が7月3日から、同館2階企画展示室で開かれる。キティ展は昨年に続く2回目の開催。期間中は今年50周年を迎えたサンリオキャラクターの魅力を余すところなく伝える。期間は9月26日まで。
(株)サンリオなどが協力。石巻市、同市教委、石巻駅などが後援する。会場はパーティー会場をイメージ。ハローキティをはじめとするサンリオキャラクターを紹介する。
このほか、キャラクターなどを紹介するいちご新聞の第1号(35年前)を展示。歴代の付録や掲載マンガも飾る。
期間中はさまざまなイベントも実施。7月4日は午後2時から、人気キャラクターシュガーバニーズの作者深沢和美さんのサイン会を開催する(参加には2千円のスペシャルアイテムを要購入)。11日にはマイメロディ、9月12日にはハローキティによる握手会が同館前である。
館内のグッズショップ「墨汁一滴」では限定オリジナルコラボグッズを販売。萬画館でしか手に入れることができない貴重な品がズラリと並ぶ。
開館時間は午前9時―午後6時。観覧料金は大人800円、中高生500円、小学生200円、未就学児童無料となっている。
【写真】サンリオキャラクターが萬画館に大集合する<>2010/6/22
3113<>3113.jpg<>映画づくり成功させよう…応援する会が募金活動<> 地元がロケ地となった映画づくりを支えようと、石巻「お菓子放浪記」(仮題)を応援する会(会長・浅野亨石巻商工会議所会頭)は18日、石巻市役所前で、制作資金への募金活動を行った。
募金活動には会員ら約30人が参加。石巻こども劇場と石巻専修大学の学生らが募金箱を持ち、買い物客や市役所利用者に映画制作の実現へ協力を呼び掛けた。また、市のキャラクター「いしぴょん」「いしぴぃ」、名誉会長の亀山紘市長も街頭に立った。
同映画は、西村滋さんの自伝的同名小説が原作。天涯孤独の少年が、菓子への憧れを支えに戦時を生き抜く姿が描かれる。監督は「ふみ子の海」などの近藤明男氏。県内6市町がロケ地に決まっており、中瀬の岡田劇場、北上川河口のヨシ原など多くの場面が石巻市での撮影になる。10月クランクイン、来年6月全国公開の予定。県内での先行上映も予定されている。
制作費は1億7千万円で、石巻の応援する会は1千万円を目標とした寄付金の募集を展開。個人は1口1万円の支援金で映画パンフレットに名前が載るほか、映画フィルムの1コマがもらえる。法人向けは、1口10万円でエンドロールに名前が記載されるなどの特典がある。
【写真】「いしぴょんず」も加わり、市民に映画制作への協力を呼び掛けた<>2010/6/22
3112<>3112.jpg<>石巻市民スポーツ大会総合開会式、27団体が勢ぞろい<> 2010石巻市民スポーツ大会総合開会式が19日、同市総合運動公園フットボール場で開かれた。NPO法人石巻市体育協会(伊藤和男会長)と同市スポーツ少年団(木村清コ団長)に所属する27団体、選手約300人が一堂に会し、それぞれの大会で好成績を出すことを誓い合った。
同協会が本年度主催する種目別大会の総合開会式。また市民だれもが気軽にできる総合型地域スポーツクラブ創設に向けて、スポーツ愛好者の交流と推進を図ろうと開催した。
ユニホーム姿の各団体代表がチーム旗とプラカードを持って入場し、整列。伊藤会長は「各大会では、日ごろの練習の成果を十分に発揮してほしい。けがのない1年となるよう祈ります」とあいさつを述べた。来賓の亀山紘市長も「スポーツを通して市民に感動を与えて下さい」と選手団を激励した。
この日は総合運動公園を会場に「第1回いしのまき市民スポーツフェスタ」も行われた。体協、スポ少のほか一般市民も参加して、ノルディックウォーキングとグラウンドゴルフの2種目を繰り広げた。杖を使って歩くことで筋肉を鍛えるノルディックウォーキングでは、小学生から高齢者まで世代を超えた市民が楽しんでいた。
【写真】各種スポーツ団体が一堂に<>2010/6/22
3110<>3110.jpg<>大街道キッズ、県スポ少大会で優勝<> 第33回県スポーツ少年団軟式野球交流大会(県野球連盟など主催)の決勝戦が19日、仙台市のクリネックススタジアム宮城で開かれ、石巻市の大街道キッズが、多賀城市の天真ジャガーズを6―1で下して優勝した。大街道の優勝は平成12年以来、2度目。全国大会を目指し、来月10日に多賀城市で開かれる南東北大会に出場する。
大街道は、一回に相手のエラーで1点を先制。その後、同点とされ迎えた五回、1番加藤大登のランニング本塁打などで3点を勝ち越し。六回と七回にもそれぞれダメ押しの点を加え、県内少年野球の頂点に立った。
二番手として登板し6奪三振の好投を見せた加藤大登投手は「一球一球心を込めて投げた。同点になった四回には、これ以上点数を取られないように踏ん張った」と試合を振り返り、伊勢隼主将は「言葉にならないほどうれしい。ピンチの場面もみんなで助け合ったのが優勝につながった」と笑顔で話した。
大街道は、石巻日日新聞社主催の「第52回石日旗争奪少年野球大会」にも出場しており、伊勢主将は「この勢いで優勝をつかみたい」と意欲を見せていた。
大会には、県内290の少年野球チームが参加。石巻勢では大街道をはじめ、大曲ドリームズ(東松島市)がベスト4、野蒜小野球スポ少(同)がベスト8に入る健闘をみせた。
【写真】全員野球で10年ぶりの優勝をつかんだ大街道キッズのメンバー<>2010/6/22
3108<>3108.jpg<>特選・今野さんら表彰「お父さんの絵コンクール」<> 石巻日日新聞社主催の「第27回お父さんの絵コンクール」の表彰式が19日、石巻市駅前北通りのナリサワカルチャーギャラリーで開かれた。
今年は、審査の結果、今野雅己さん(大街道小6年)が2年連続で特選に輝いた。金賞は酒井理子ちゃん(同2年)、小野寺叶衣ちゃん(鳴瀬幼稚園)、近藤陽向太ちゃん(同)の3人が受賞。このほか、銀賞と銅賞、佳作で計28人が入賞した。
表彰に先立ち、佐藤勝雄本社取締役会長は「どの作品もお父さんの特徴をとらえた力作ぞろいで審査がとても難しかったようです。これからもお父さんと仲良く過ごして下さい」とあいさつ。その後、受賞者一人ひとりに表彰状が手渡された。
同コンクールは、父の日(6月第3日曜日)に合わせ毎年開催。今年は石巻地方の幼稚園や保育所、小学校から昨年より82点多い合計1036点の応募があった。
【写真】 2年連続で特選の今野さんに表彰状を贈った
<>2010/6/21
3107<>3107.jpg<>きょうは夏至…牧山 可憐に花ショウブ<> きょう21日は二十四節気のひとつ「夏至」。1年のうちでもっとも日照時間が長い日とされているが、石巻地方は全般に雲の多いどんよりとした天気。気温は午前中からぐんぐん上がり、午前11時現在、石巻市内で24・2度を観測するなど蒸し暑い日となった。
石巻市牧山の零羊崎神社(櫻谷鎮雄宮司)の神苑では、恒例の「あやめ祭り」が19日に始まった。約250種類、約3千株の花ショウブがかわいらしい花を付けている。21日も来場した人たちを紫や赤、黄などの色鮮かな花で迎え、梅雨のうっとうしい天気を吹き飛ばしていた。
同神社によると、今年は春先の天候不順から例年に比べて1週間ほど開花が遅れており、今週末から来月上旬にかけてが見ごろだという。
期間は7月4日まで。観覧時間は午前8時―午後5時、入場料は300円(中学生以下無料)。期間中、26日には裏千家石巻同門会による野点、27日は生田流筝曲筝貴会の筝の野外演奏などが行われる。
【写真】 かわいらしい花々が来場者を楽しませる牧山のあやめ祭り
<>2010/6/21
3106<>3106.jpg<>「早く大きくな〜れ」…園児たちが苗植え体験<> 矢本はなぶさ幼稚園(稲富將夫園長、園児164人)の年長児たちが15日、東松島市内の畑で、サツマイモの苗植えを体験した。子どもたちは「早く大きくな〜れ」と愛情を込めて苗を植えていた。
年長児と保護者ら約80人が参加。苗植えは同市赤井星場の農業、伊里山隆さん(56)のサツマイモ畑で行われ、広さ約5アールの畑にベニアズマの苗約300本を植えた。
子どもたちは、伊里山さんから「苗の半分を隠すように土をかぶせて」などとアドバイスを受けながら、30分かけて作業を行った。今後は定期的に水やりを行って、10月下旬には、芋掘りを実施。焼き芋にして食べることにしている。
伊妻暖人君(6)は、「今日植えた苗が秋にどうなっているのか楽しみ。早く食べたい」と笑顔を見せていた。
同園によると、苗植え体験は、食べ物の大切さなどを育む狙いで、昭和59年の開園以来、毎年行っているという。
【写真】 サツマイモの苗を植える子どもたち
<>2010/6/21
3104<>3104.jpg<>石巻球児の甲子園♀J幕…市民球場で盛大に開会式<> 石巻市、東松島市、女川町の_チームが出場する第52回石日旗争奪少年野球大会(石巻日日新聞社主催)が18日に開幕した。同日夕、石巻市民球場で行われた開会式に臨んだ約800人の選手たちは、石巻市立湊中学校吹奏楽部の軽快なマーチに合わせて堂々と入場行進した。半世紀以上の歴史を持つ石巻球児らの甲子園=Bグラウンドには、色とりどりの団旗41本がずらりと並んだ。深紅の石日旗を目指した試合は、19日から地域の各球場で展開されている。
大会は石巻市、東松島市、女川町と各教育委員会、NPO法人石巻市体育協会、石巻野球協会、宮城県野球連盟石巻西支部、石巻市・東松島市各スポーツ少年団と同連絡協議会、社会を明るくする運動石巻市実施委員会、石巻市社会福祉協議会、石巻市PTA協議会、財団法人石巻市文化スポーツ振興公社が後援、(有)大橋商店が協賛している。
開会式前の午後6時からグラウンドを会場に湊中吹奏楽部の演奏が行われた。今年も目と耳で楽しめるマーチングを約20分間繰り広げ、スタンドの選手たちや応援者から熱い拍手を浴びた。
その後、ナイター用の照明に照らされた中、選手らが堂々の入場行進。同部の演奏に合わせて、昨年度優勝の稲井マックス、準優勝の鹿妻・子鹿クラブをはじめ全41チームの選手が登場した。
大会会長の佐藤勝雄石巻日日新聞社会長は「選手一人ひとりがいろいろな思いを抱いてこの大会に参加している。友情を大切にして、最後まであきらめない強い精神力を養ってほしい」とあいさつ。来賓を代表して石巻市の綿引雄一教育長は「力強い入場行進に、優勝旗をぜひ手にしたいという皆さんの意気込みを感じた。チームワークを大切にプレーしてほしい」、県野球連盟石巻西支部の北沢松一支部長が「感動を与える試合が数多く生まれることを期待する」とエールを送った。
選手宣誓は石小レッドベンチャーズの堺理久主将(石巻小6年)。今年2月に亡くなった祖父に聞えるようにと、大きくはっきりした声で「この大会に出場できる喜びと、野球ができる環境を作ってくれたすべての人に感謝して、一試合一試合を常に全力でプレーすることを誓います」と述べた。終了と同時に打ち上げ花火が夜空を焦がし、半世紀以上の歴史を刻んできた球宴の開幕を祝った。
試合は19日から1、2回戦が同球場と女川町総合運動公園を会場に行われている。ベスト8がそろった時点で再抽選し、決勝トーナメントに入る。今年も優勝チームには、楽天イーグルス石巻地方支援・交流協議会から楽天戦招待のプレゼントがある。
【写真】 石小レッドベンチャーズの堺理久主将(中央)が「感謝の気持ちを忘れず、常に全力でプレーします」と力強く選手宣誓
<>2010/6/19
3103<>3103.jpg<>三陸道矢本パーキングの休憩施設がオープン<> 東松島市が三陸縦貫自動車道矢本パーキングエリア上下線に設置した無料休憩施設が19日、オープンした。愛称は市のキャラクターにちなみ「イートハウス」。地元特産品を展示紹介するテントイベントも定期的に開催していく。
休憩施設は面積38・88平方メートル。管理は市の第三セクター(株)奥松島公社が行う。中には、テーブルとイスが置かれているほか、石巻地方の観光パンフレットを並べるPRブースもある。同公社の職員が常駐し、観光案内などを行う。午前8時30分から午後5時(11―3月は午後4時)まで開設される。
上下線各40台が駐車可能な矢本パーキングは、これまでトイレ施設のみだったが、開設と合わせて、休憩所には要望が多かった飲料水の自動販売機2台ずつも置かれた。
19日は下り線のパーキングエリアで、関係者らが出席し、オープニングセレモニーが行われた。阿部秀保市長は「東松島市をはじめ、石巻地域の観光や地場産品をPRしていく場所にしたい」と話した。また、休憩施設前に設けられた特設テントでは、パーキングに立ち寄ったドライバーらにあさり汁やミニトマトなどを振る舞った。
同市商工観光課によると、矢本パーキングは鳴瀬奥松島インター以北の無料化や延伸などに伴い、利用者が増加しているという。パーキングは道路との位置付けのため積極的な物販はできないが、市では観光や物産情報の提供を行っていくことにしている。
【写真】 テープカットで開設を祝った
<>2010/6/19
3102<>3102.jpg<>新議場でコンサート…元映画館だけに反響良く<> 第10回石巻市議会議場コンサートが18日に開かれた。移転後の新議場では初のコンサートとなり、石巻地区広域行政事務組合消防音楽隊が力強い演奏を披露した=写真=。
コンサートは定例会の開会日に合わせて開催しており、市民に議場を開放して議会を身近に感じてもらうことが狙い。「元気いっぱいのコンサート」をテーマに消防音楽隊は「斎太郎節」「旅立ちの日に」などアンコールも含めて4曲を奏でた。
傍聴席(64席)や議員席(34席)、記者席(12席)はすべて市民で埋まり、多くの立ち見がでるほど。議場は元映画館とあって音の反響がよく、迫力あるステージとなった。議会事務局によると、旧庁舎時代を含めて過去最高の人出という。
<>2010/6/19
3101<>3101.jpg<>ズラリ1036点…お父さんの絵コンクール 20日まで<> 石巻日日新聞社主催の「第27回お父さんの絵コンクール」の作品展が18日、石巻市駅前北通りのナリサワカルチャーギャラリーで始まった。入賞作品を含む全応募作品を展示している。20日まで。
父の日(6月20日)に合わせて毎年開催している。今年は石巻地方の17の幼稚園や保育所、5小学校から昨年より82点多い合計1036点の応募があった。審査の結果、大街道小6年の今野雅己さんが特賞に輝いた。今野さんは2年連続。
会場内には、背広姿や、くつろぎながらタバコを吸っているお父さんのようすなどを描いた作品が並んだ。絵には「いつもありがとう」や「おしごとがんばってね」などのメッセージも書かれていて、見る人を和ませている。
石巻カトリック幼稚園に通い、出展した長女の美海ちゃん(4)とともに来場した石巻市泉町の秋山敏美さん(35)は「娘がどんな絵を描いたのか楽しみでやって来ました。顔の周りにハートがたくさん描いてあって、お父さんが大好きだということが伝わってきますね」と話していた。
観覧は午前10時―午後7時30分。表彰式は19日午後1時から同ギャラリーで開かれる。
【写真】 個性豊かな作品で来場者を楽しませている
<>2010/6/18
3100<>3100.jpg<>ひがしまつしまWプレミアム商品券<> 東松島市合併5周年記念「ひがしまつしまダブルプレミアム商品券」が、21日から市民センターを含む24の販売所で発売される。地元の消費拡大を図るための1割増の商品券で、今年はさらに抽選券もつけた。
商品券は1枚の額面が500円で、1セット22枚を1万円で販売。うち10枚5千円分が加盟213店舗すべてで使える共通券、残り12枚6千円分が大型店以外で使用できる専用券となっている。小売店や飲食店、宿泊業などさまざまな店が加盟しており、店舗前ののぼりが目印になる。
発行総額は1万セット1億1千万円。購入の限度額を設けず、売り切れ次第販売を終了。有効期間は12月10日までの6か月以内で、1回の使用限度額は30万円となっている。
また、商品券の表紙に抽選番号がされており、12月13日に加盟店や商工会、市役所のほかホームページで当選番号を発表する。景品は加盟店で使える1―10万円の商品券で、12月23日にあったかいホール(旧大江家具店)で交換できる。
発行は市商工会。3年間の事業の2年目で、市がプレミア分を補助している。
【写真】 21日から発売するプレミアム商品券とチラシ
<>2010/6/18
3099<>3099.jpg<>微生物で川をきれいに…EM団子作りに挑戦<> 石巻市立向陽小学校(宇津江俊彦校長)の4年生77人は14日、EM菌(有用微生物群)を活用して河川を浄化するため、EM団子作りに挑戦した。2週間ほど発酵させ、30日に学区内の排水路に投入する予定。
総合的な学習の一環。学区内の石橋排水路に長年にわたってヘドロが堆積し、悪臭が漂っていたことから、きれいな水に戻そうとEMエコクラブみやぎ(岡本眞伍会長)の協力を得て、昨年から取り組み始めた。
EM菌は、ヘドロなどの有害物質を分解し、悪臭の発生を防ぐ働きがある。全国各地で同菌を活用した水質改善の取り組みが進められており、その効果が報告されている。
EM団子は、黒土、米ぬかやEM活性液などを混ぜたEMぼかし、米のとぎ汁EM発酵液などをこねて、テニスボール大の団子状に丸めたもの。河川に投入することで、次第に菌が水に溶け出し、効果を発揮するという。
児童は、EM菌の力や作り方について説明を受けた後、グループに分かれて作業。よくかき混ぜ、きれいに手で丸めてトレイに並べた。排水路に投入する30日まで発酵させる。
内海花ちゃん、千葉美優ちゃんはそれぞれ「土の団子で水がきれいになるなんて不思議。作ってよかった」「通学で排水路の前を通っているけど、とても汚い。きれいになってほしい」と話していた。
【写真】 EM団子作りに挑戦した
<>2010/6/18
3098<>3098.jpg<>マーチングで石日旗選手にエール…湊中吹奏楽部<> 第52回石日旗争奪少年野球大会の開会式が18日午後6時30分から、石巻市民球場で行われる。今年も石巻市立湊中学校吹奏楽部が迫力あふれる演奏で会場を盛り上げる。
平成20年からマーチングフェスティバルに挑戦し、本格的なマーチングに磨きをかける同部。隊形を変化させながらの楽器演奏は音の安定が難しいが、毎日の練習で技術を磨き、息を合わせてきた。
加えて、屋外での演奏は音が逃げやすく響きにくい。しかし、門間香奈部長は「私たちの代は元気が良く、自分から進んで表現しようという思いも強い。会場のみなさんに届くように気持ちを込めて、音色を響かせたい」と意気込みをみせる。
当日は、開会式前のマーチングと入場行進の演奏を務める。高校野球の応援でおなじみの曲を集めた「コンバットマーチメドレー」など、甲子園気分が味わえるステージを展開する。
長谷川悠、瀧澤遼太郎両副部長はそれぞれ「会場全体が盛り上がるように、心に届く演奏をしたい」「完全燃焼できるようにチームプレーを大切に頑張ってほしい」と話した。
華やかな音色と次々と隊形が変わるマーチングで、目と耳で楽しませてくれそうだ。
【写真】 「開会式を盛り上げたい」と練習に打ち込む湊中吹奏楽部
<>2010/6/17
3097<>3097.jpg<>全力! 中総体<> 第6回石巻地区中学校総合体育大会の水泳・陸上競技が17日、始まった。2市1町から27校が出場し、県大会の切符を懸けて熱戦を繰り広げている。陸上競技は18日も。
石巻地区中学校体育連盟(会長・千葉道博渡波中校長)の主催。水泳競技は、今年から会場を変えて東松島市健康増進センターゆぷとで男女各15種目を展開。陸上競技は女川町民陸上競技場で、男子17種目、女子14種目を行う。
このうち、水泳競技は、標準記録突破が県大会出場の条件。15校約120人が出場し、記録を目指して、力強い泳ぎを見せていた。
【写真】 県大会出場を目指して力泳する選手たち(東松島市のゆぷと)
<>2010/6/17
3096<>3096.jpg<>嵯峨渓 セッコクが満開<> 日本三大渓の一つ東松島市宮戸の嵯峨渓で、ラン科のセッコクが満開を迎えている。断崖絶壁が広がる男性的な景観の中に、岩場に咲いた薄桃色の花が優しげに映る。
嵯峨渓は太平洋の荒波と風雨によって浸食された50メートルの断崖絶壁や、おいらん島やめがね島、天狗岩などの奇岩群が点在。野性動植物の宝庫としても知られる。セッコクの群生地でもあり、遊覧船からは、岩場に着生したかれんな花を見ることができる。
奥松島の自然を生かして地域の活性化を図る「奥松島活き活きの会」(会長・高橋登奥松島公社支配人)によると、今年は天候不順で開花が5日ほど遅れた。咲き始めから1週間ほどは持ちそう。セッコクのシーズンが過ぎれば、スカシユリ、カワラナデシコなどが順次咲く。
【写真】 遊覧船から見られる嵯峨渓のセッコク
<>2010/6/17
3095<>3095.jpg<>石巻赤十字病院・古田医師 ハイチに派遣<> 石巻赤十字病院(飯沼一宇院長)の乳腺外科部長・古田昭彦さん(49)が、16日から約1か月間、日本赤十字社の「ハイチ地震被災者救援事業」に派遣されることになり15日、同病院で壮行会が開かれた。古田部長の海外被災地への派遣は今回で2度目。集まった職員たちは、ハイチでの活躍と健闘を祈りながら、拍手で古田部長を送り出した。
今年1月、ハイチ共和国の首都・ポルトープランス付近で発生した地震で、同国は壊滅的な被害を受けた。震災から間もなく半年、大地震のつめ跡が生々しく残る現地は、間もなく雨季。衛生状態の悪化による感染症などの疾病が懸念されているという。
古田部長は、兵庫県や福井県など全国の赤十字機関から集まった看護師らとともに、被害を受けた集落で、巡回診療や衛生指導を行う。このほかにも、同国内で活動しているドイツ赤十字社の医療チームの一員として、外科治療のサポートも行う予定だ。
壮行会には、同院の職員ら約150人が出席。古田部長は「外科医として、やれるだけのことをやってきたい」と力強く抱負を述べ、飯沼院長は「体に気を付けて仕事を存分に行ってきてほしい」と激励した。
古田部長は、災害医療のエキスパートとして、これまで各地の災害現場などで活動。平成17年3月には、インドネシア・スマトラ島での津波被害の現場で被災者の治療に従事。今回の派遣には、自ら希望して参加することになったという。
16日にハイチに向けて出発。派遣期間は7月20日まで。
【写真】 出発を目前に控え、抱負を語る古田部長
<>2010/6/16
3094<>3094.jpg<>地域へ感謝の気持ちで…石巻信金が一斉清掃<> 6月15日の「信用金庫の日」に合わせて、石巻信用金庫(高橋賢志理事長)は同日始業前の約30分間、全店統一清掃活動を実施した。梅雨入り直後で小雨が降る中、ジャンパー姿の本店本部・支店の職員、OBら約230人が地域の美化に励んだ。
午前8時に石巻市中央3丁目の本店本部駐車場で開始式を行った。職員約60人に高橋理事長は「信用金庫の日は、お客様や地域の皆さんに私たちの活動を知ってもらうよい機会。きょうは清掃作業で地域への感謝を込めてほしい」と述べた。その後、職員たちは3班に分かれて住吉公園から北上川川岸、内海橋、中瀬公園、石ノ森萬画館までの一帯を清掃した。散乱するごみを集めたほか、生い茂っていた雑草もカマなどを使って次々と抜き取った。
「信用金庫の日」は昭和26年6月15日に公布された信用金庫法にちなんで設定された。
【写真】 地域貢献の一環で始業前に清掃活動(北上川河畔で)
<>2010/6/16
3093<>3093.jpg<>ただいま子育て真っ最中…ウミネコ繁殖地 女川町足島<> 女川港の南東約14キロにある離島・足島で、ウミネコの子育てがピークを迎えている。8月の巣立ちまで、ヒナに餌を運ぶ親鳥の忙しい時期が続く。
足島は同町江島列島にある無人島。周囲2・5キロ、面積は約0・09平方キロメートル。天敵がおらずウミネコが繁殖しやすい環境で、国の天然記念物に指定されている。
島に人間の姿を見つけると、無数のウミネコが威かくするように上空を旋回。茂みに作った巣を守るように「ミャオー、ミャオー」と大きな鳴き声を出していた。
巣の中では柔らかな茶色い毛のヒナが小さな口を精一杯開けエサをせがんだり、ヨチヨチと岩の上を歩く姿などがみられた。
町によると、今年は約4万羽が飛来。産卵、ふ化は低温や雨天で例年よりやや遅れて5月下旬から始まったという。
【写真】 こぶし大のヒナが岩の上で餌を待っている
<>2010/6/15
3092<>3092.jpg<>子ども会で心はぐくもう…育成会のあり方考えるフォーラム<> 子ども育成フォーラムin石巻(社団法人県子ども会育成会連合会主催)が13日、石巻市河北総合センタービッグバンで開かれ、基調講演や事例発表を通じて、子どもが主役の子ども会組織のあり方を考えた。
元県連事務局で仙台大学体育学部客員教授の佐伯洋昌さんが、「なぜ?今、子ども会が必要か?」と題して基調講演した。青少年団体活動の主流が競技団体のスポーツ少年団となっており、地域の催しを支えてきた子ども会組織が減少。核家族化や少子化、近所付き合いが希薄化する昨今において、他人を思いやる心を育む子ども会の役割が語られた。
事例報告では石巻市万石浦小学校子ども会育成会の佐藤由美子さんが、「浦子連まつり」などの活動を紹介。「子どもの意見をたくさん反映できた」と振り返る一方で、「廃品回収など結局親がやっていることが疑問だった」と述べた。
市ジュニアリーダーサークル「げろっぱ」の阿部真奈さん、平塚千絵さん、横田亜美さんは、子ども向けに行うゲームを実演。その上で「遊び方が分からない子が多いと思う。子ども会が大人の会になっている。地域の祭りなどで活動協力したい」と呼び掛けた。
フォーラムは県内各地区持ち回りで開催され、今年で7回目。石巻管内は初めてになる。子ども会の役員や保護者など約200人が参加。アトラクションでは、石巻市立東浜小学校による獅子風流が披露された。
【写真】 子どもに行うゲームを実演するジュニアリーダー
<>2010/6/15
3091<>3091.jpg<>原子力学ぶバスツアー…住民ら理解深める<> 石巻日日新聞社特別企画「見て・聞いて・納得女川エネルギー施設見学会」が12日行われた。参加者はバスで町内の各施設を巡り、電気やエネルギーについて幅広い視点から学んでいた。
地域住民に、日常生活で何気なく使っている電気について学ぶ機会を設けようと、石巻日日新聞社が主催。東北電力(株)女川原子力発電所が協賛した。
見学会には定員を超える41人の市民が参加した。石巻駅前を出発し、はじめに向かったのはマリンパル女川シーパルT。女川湾の環境などについて説明を受けた。その後は観光桟橋から船に乗り、海上から女川原子力発電所を見学。船に集まってくるウミネコとの触れ合いも楽しんだ。
県原子力センターとオフサイトセンターでは、職員が取り組む原子力災害へ取り組みについて解説。設備を紹介しながら、有事の自治体による連携した対応システムを示した。
昼食後は女川原子力PRセンターに移動。女川原発1号機の2分の1スケール模型などを通し、原子力発電の仕組みを学んでいた。友人と参加した石巻市貞山の鈴木よう子さんは「さまざまな角度から説明を受け、原子力について知ることができたと思う」と話していた。
【写真】 PRセンターで原子力発電の仕組みの説明を受ける参加者
<>2010/6/14
3090<>3090.jpg<>「地域は我々が守る」…東松島市で総合防災訓練<> 将来の宮城県沖地震に備える東松島市の総合防災訓練が13日、市内一斉に行われた。現地災害対策本部が置かれた矢本西小学校では、アマチュア無線による情報収集・伝達や、救護所の設置、消火活動といった訓練を実施。「わが家・わが地域は我々が守る」のスローガンに、市役所、自主防災組織、関係機関が一体となった。訓練がすべて終了した30分後、市内でやや強い揺れの地震があり、市役所に実際の災害対策本部を設置。被害がないことを確認し、午後2時10分に解散した。
訓練は午前9時に宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)8・0、震度6強の地震が発生し、大津波警報が発令されたと想定。市役所に災害対策本部が立ち上げられた。各自主防災組織は防災無線を合図に、避難誘導や安否確認、初期消火訓練などそれぞれが計画した訓練を実行した。
メーン会場の矢本西小には、地区内13の自主防災組織の住民と、消防、自衛隊など関係機関約550人が集まり、現地災対本部の機能を確認。市役所に新設された自動無線中継局(レピータ)を活用し、市の災対本部に被災地の情報を届けた。
さらにけが人に治療の優先順位を付けるトリアージや、避難所にダンボールの間仕切りを設置する訓練を展開。はしご車を用いた校舎屋上からの救助や、消防団による遠距離送水も実演された。住民らは初期消火などを体験。自主防災組織と自衛隊は炊き出ししたカレーなどを提供した。
現地災対本部は今年から8市民センター持ち回りとし、今回は矢本西地区が対象。市内の自主防災組織は組織率100%で、86組織あり、訓練には市民約1万3千人が参加した。
訓練は県民防災の日(6月12日)に合わせてもので、13日は女川町で発災対応型で実施した。
【写真】 住民らが消火器を使った初期消火などを実践
<>2010/6/14
3089<>0<>石巻地方 梅雨入り<> 仙台管区気象台は14日、石巻地方を含む東北南部が梅雨入りしたとみられる、と発表した。平年よりも4日、昨年よりも10日遅い梅雨入りとなった。
気象台によると、今年は梅雨前線の北上が遅かったことから、梅雨入りが遅れたという。
石巻地方の雨は、14日早朝から観測が始まり、その後も、降ったり止んだりの空模様が続いた。
今後は、曇りまたは晴れの日が続くが、20日以降は、梅雨前線の影響で雨が降りやすい天気になりそうだという。
また、東北南部の例年の梅雨明け時期は、は7月23日ごろ。
<>2010/6/14
3088<>3088.jpg<>本社主催 お父さんの絵コンクール審査会<> 石巻日日新聞社主催の「第27回お父さんの絵コンクール」の審査会が11日、石巻市双葉町の同社会議室で開かれた。子どもたちが伸び伸びと描いた作品の中から、審査員が特選から佳作までの入賞作品を選んだ。発表は、17日の紙面で行う。
今年は個人の郵送、窓口受け付けのほか、石巻地方の17の幼稚園・保育所、5小学校から、昨年より82点多い計1036点の応募があった。お父さんの笑顔や仕事をしている姿など、特徴をとらえた個性あふれる作品が集まった。
新妻健悦さん、阿部悦子さん、白岩誠子さんの3人が審査。3人は「家庭の幸せが表れていて、見ている方も楽しくなる」「お父さんが子どもに見せる優しさあふれる表情が目を引く」などと話していた。
全応募作品は、18―20日石巻市駅前北通りのナリサワカルチャーギャラリーに展示する。観覧は午前10時―午後7時30分。表彰式は19日、午後1時から同会場で行う。
【写真】 本社主催の「お父さんの絵コンクール」の審査が行われた
<>2010/6/14
3087<>3087.jpg<>にっこり家族の似顔絵<> 石巻市立町のアーケードギャラリーで12日、「家族みんなの似顔絵展」が始まった。市内の幼稚園、保育所の子どもたちが描いた家族の笑顔が街を彩っている。20日まで。
地元の石巻立町大通り商店街振興組合が毎年この時期に開催しており、今年で18回目。今回は市内13か所の幼稚園や保育所から400人以上の子どもたちから作品が寄せられた。
園児の家族への大好き≠フ気持ちがあふれるかわいらしい絵に、市民らが目を細めて見入っていた。
参加幼稚園、保育所は次の通り。
カトリック幼稚園、穀町幼稚園、日和幼稚園、栄光幼稚園、法山寺幼稚園、住吉幼稚園、湊幼稚園、稲井幼稚園、雄勝保育所、大須保育所、橋浦保育所、吉浜保育所、吉浜保育所、相川保育所
【写真】 かわいらしい家族の似顔絵が市民を楽しませている
<>2010/6/12
3086<>3086.jpg<>旬の味ににぎわい…マリンパル女川「銀鮭・かつお祭り」<> マリンパル女川おさかな市場で12日、「銀鮭・かつお祭り」が始まった。国内トップクラスの水揚げ量を誇るギンザケや旬の初ガツオを格安販売。あら汁の無料提供なども人気を集めた。13日まで。
屋内の各店舗では新鮮なカツオやギンザケほか、ホヤなど女川の夏を彩る海産物が並んだ。ものによっては市価よりも安いとあって、来場者はじっくりと品定めをしながら買物を楽しんでいた。
屋外のイベント会場では、サケのだしが効いたあら汁が無料で振舞われた。恒例となったイカポッポやホタテ焼きの屋台も軒を連ね、家族連れが長い列を作っていた。来場者の一人は「初ガツオを買いに来ました。今晩は刺し身にして家族で味わいたい」と話していた。13日は午前10時から午後3時。
【写真】 旬の海産物を買い求めようと多くの人が訪れた
<>2010/6/12
3085<>3085.jpg<>サークル「笑歌の会」…歌を楽しみ健康づくり<> 石巻市日和が丘の一人暮らしの高齢女性らがサークル「笑歌の会」をつくった。お茶を飲みながら健康づくりの話題に花を咲かせ、シャンソンも歌う。メンバーは女学生≠ノ戻ったように笑顔を輝かせている。
サークル結成を呼び掛けたのは、石巻市日和が丘に住む人見朋子さん(84)。町内での交流を密にしようと歌の会を企画し、町内会総会で参加者を募った。
会は月に1度、人見さん宅で開催。シャンソンをはじめ、童謡や唱歌、歌謡曲まで希望する曲を、歌詞を見ながら参加者全員で歌い、楽しいひとときを過ごしている。
会のモットーについて「最後までいい女≠ナいること」と話す人見さん。「集まることで健康管理ができる。何より、1人でいるより楽しいでしょう」と元気に話す。
今月は、10日に70―80歳のメンバー5人が集まった。この日話題となったのは体のこと。腰の曲がりや関節の痛みをとるために毎朝のラジオ体操を欠かさないなど、それぞれの健康法を語り合った。また、6月の歌としては、昭和30年代に流行した『北上夜曲』、唱歌の『茶摘み』の2曲を合唱した。
会への参加に制限はなく、毎月第2木曜日に開く。会費は茶菓子、楽譜代として1回200円。
【写真】 人見さん(左から2番目)の指揮で歌うメンバーたち
<>2010/6/11
3084<>3084.jpg<>ピンクや白などの大輪の花…さつき盆栽花季展示会<> 日本皐月協会石巻支部(岩渕剛也支部長、会員45人)による「第34回さつき盆栽花季展示会」が11日から、石巻文化センターで始まった。ピンクや白などの大輪の花が訪れる人を楽しませている。入場無料。13日まで。
会場には約70点の鉢植えのサツキを展示。花の美の「銘花」と枝ぶりの「銘木」・「盆養銘木」、自由な発想の「創作」など6部門に力作が出品されている。
同支部によると、今年は春先から寒暖の差が激しく、サツキ生育は全国的に不良の状態。それでも会員らが手塩にかけて育てたこともあり、出品作品は10―15センチほどの見事な花を咲かせていた。
時間は午前9時から午後6時(最終日は午後4時30分)まで。
【写真】 色とりどりの花を楽しむ来場者
<>2010/6/11
3083<>3083.jpg<>異常気象で餌不足?…三陸沖調査捕鯨 開始以来最少の捕獲数<> ミンククジラの捕食が漁業に及ぼす影響を調べる「2010年三陸沖鯨類捕獲調査」の結果報告が9日、石巻魚市場で行われた。低水温で餌のメロウドが少なく、それに伴いクジラの分布密度が低減。発見数62頭、捕獲数45頭と、いずれも平成15年の調査開始以来、最少だった。
調査は4月22日から6月7日まで、仙台湾を中心に行われた。当初は5月31日までの予定だったが、捕獲頭数の伸び悩みと悪天候の影響で1週間延長した。
捕獲したミンククジラはオス18頭、メス27頭。このうち成熟個体はオスが6頭で、メスは1頭。内臓に餌が観察されたのは36頭で、27頭がメロウド、7頭がオキアミ。1頭がカタクチイワシを食べていた。
合計捕獲頭数45頭という結果について、調査団の坂東武治団長は、4月の仙台湾でのメロウドの急激な減少について指摘。「来遊時期に餌がなくなったことで、例年立ち寄る場所を素通りしたことも考えられる」と分析した。
県水産技術総合センターによると、4月の仙台湾の水温は平年に比べ2度低い8・3度。異常気象とも言えるこの状況は、春漁の不調やカツオ北上の遅れなどからもうかがうことができる。
なお、今年は初めて金華山以北の海域も調査対象とされ、ミンク1頭を捕獲した。仙台湾はメロウドを主な餌としているのに対して、北部にいるクジラはオキアミを食べていた。
調査は第2期北西太平洋捕獲調査計画(JARPNU)の一環。鯨の摂餌回遊生態の解明を進める目的で、春は三陸沖、秋は釧路沖で実施している。
【写真】 調査概要について説明する坂東武治団長
<>2010/6/10
3082<>3082.jpg<>貴重な建設工事写真展示「昭和初期の飯野川橋」 <> 大正後期から始まった旧飯野川橋の建設工事の写真が、石巻市小船越の道の駅「上品の郷」(太田実駅長)に展示されている。同橋は、昭和58年に解体されるまで飯野川地区と石巻を結ぶ生活道路として使われた。展示されている農産物直売所「ひたかみ」では、買い物に訪れた地域住民らが足を止め、当時を思い出すかのように懐かしそうに見入っている。また同店内には地元の書道家による風格のある書も飾られ、目を引いている。
建設工事の写真は元大工、三浦保司さん(79)=石巻市田道町=から寄贈された。数年前、自宅の天袋から偶然見つけた三浦さんは「地域の人たちが大勢集まる上品の郷に贈ることにした。観光客にも地元を知ってもらうことにも役に立つと思った」。基礎工事から足場づくり、橋脚、完成した橋(昭和6年)の写真など6枚をパネルにして、このほど太田駅長に届けた。
記録によると、飯野川橋は、大正14年に建設の地質調査に始まり、昭和6年に竣工。橋の下は、ローリング式の可動堰(せき)を備え、北上川の流量を調整する重要な役割を担っていた。場所は、現在の橋から下流約200メートルで、国道45号として地域はもとより広域の流通を支えた。
写真には、いかだに乗った作業員、工事にたずさわった女性の姿もあり、当時の住民の生活ぶりもうかがえる。土木建設関係者からは、「昔の建築技術を知ることのできる貴重なもの」との評価を受けている価値ある記録資料だ。
上品の郷内に展示されてからは、買い物の手を休めてパネルに見入る人たちの姿がみられ、石巻市相野谷の主婦は「写真を見ていると当時のことがいろいろと思い出される」と懐かしそうに話していた。
一方、書は大和昭彦さん=同市桃生町=の作品「上品の郷」。平成16年に宮中歌会始の儀に入選した歌人、そして河北書道展、県芸術協会などの審査員を務める大和さんは、日高見神社宮司であることから、同じ名前の直売所の商売繁盛を願って書き上げた。
「画数の少ない上≠ニ、逆に多い郷≠フバランスをとるために長い間構想を練って書いてくれました。施設の宝として大事にします」と太田駅長は語っていた。
【写真】 約80年前の飯野川橋建設工事を記録した写真
<>2010/6/10
3081<>3081.jpg<>東浜小児童 カキ養殖を体験<> 石巻市立東浜小学校(角田研校長、児童34人)の3年生9人は9日、総合学習の一環として学区内の鹿立浜カキむき処理場を訪れ、地元の女性漁業者からカキ養殖について話を聞いた。
県漁港石巻市東部支所女性部の平塚淳子さん(48)が、カキの種付けから育成、殻をむいて出荷するまでの作業を説明。種付け前の作業として、原盤となるホタテの貝殻とビニール管を交互に針金に通していく「殻さし」も体験した。
殻さしは「おばあさんが子守をしながらする作業」らしく、児童の多くが経験者。遊び感覚でてきぱきと手を進めた。カキが好物だという平塚琉記也君(8)は、「殻さしもやったことがあるし、自分で殻をむいて食べる。将来は海の仕事をしたい」と話していた。
活動は、学校と地域が協働した石巻市コラボスクール推進事業。地域の特色を生かした活動を通じ、子どもたちの豊かな心と学習意欲を養うことを目的としている。
【写真】 漁協の平塚さんから、種ガキのついた原盤の説明を聞く児童たち
<>2010/6/10
3080<>3080.jpg<>海と山 料理でコラボ「農産漁村交流会」<> 県漁協石巻地区支所女性部とJAいしのまき女性部による「農産漁村交流会〜海・山料理コラボ教室」が9日、石巻市北村の遊楽館で開かれ、山海の旬の食材が一堂に会した。参加者は互いに調理方法を教え合い、消費拡大と食育の推進への意識を高めた。
JAいしのまき河南地区の主催。魚料理を学ぼうと県漁協石巻地区支所を招いた。JAいしのまき石巻地区も加わった。
約40人の参加者は、すり身にしたコノシロを米粉と合わせた生地でタマネギやニンジンを揚げる「米粉入り野菜揚げ」、さっくりとした食感を楽しめる「小女子のかき揚げ」、酸味と唐辛子の風味が食欲をそそる「さんまと野菜の南蛮漬け」など7品に挑戦した。
各テーブルでは、漁協女性部が魚への包丁の入れ方をアドバイス。JA側は漬物に使う砂糖の分量を説明するなど和気あいあい。世間話も交えながら、普段はあまり使うことが多くない双方の食材での料理を楽しんでいた。
交流会は昨年から始まり、今後も毎年春と秋に開催していく予定だ。秋は石巻地区支所女性部が主催し、農村料理を学習。互いに連携を深めながら共通目標の地産地消などを進めていく。
【写真】 魚のさばき方などを教え合いながら調理が進められた
<>2010/6/10
3079<>3079.jpg<>幻の港・野蒜築港 絵本で紹介<> 日本初の外国式港湾として計画された幻の港・野蒜築港を地元の子どもたちに知ってもらおうと、市民団体の野蒜築港ファンクラブはこのほど、紙芝居「海に継ぐ者たちへ」を絵本にして発行した。
野蒜築港は、明治政府の東北開発の最重要拠点として計画され、オランダ人の内務省長工師ファン・ドールンが設計した国内最初の近代港湾。台風で突堤が崩壊し港湾整備は廃止されたが、明治14―15年竣工の新鳴瀬川架橋レンガ橋台などが現在も残る。
絵本のもとになった紙芝居は平成12年、東松島市の女性ら「東名運河を考える会」が製作。当時石巻市役所に勤めていた三浦(現・兼田)知美さんが絵を担当した。
築港建設当時の野蒜浜市に育ったなつが技師と結婚、悲劇を乗り越え学問の夢をかなえるために旅立つまでを描いた。平成9―10年に新聞連載された小説「幻港夢草紙(まぼろしみなとゆめぞうし)」(森八十八作)が原作。
絵本は35ページ。500部製本し、県内の図書館に配布するほか、市内各学級においてもらう。近代土木遺産を活用したまちづくり事業の一環で、市から野蒜築港資料室を管理するファンクラブに委託された。国のふるさと雇用再生特別基金が充てられている。
ファンクラブ事務局の松川清子さんは「自分たちのまちに日本一古い近代港があり、大勢の人が働いていたことを感じ取ってほしい」と話していた。
【写真】 野蒜築港(写真奥)を広めようと、絵本が発行された
<>2010/6/9
3078<>3078.jpg<>梅雨入り前に土砂災害危険個所を住民啓発<> 県東部土木事務所は9日から、土砂災害防止月間(6月)に合わせた土砂災害危険個所のパトロールを始めた。11日まで石巻管内の急傾斜地と危険渓流30か所を点検し、防災意識を高めてもらえるよう住民に啓発する。
3日間とも2班に分かれ、がけ崩れ危険個所や土石流のおそれがある渓流など5か所ずつ点検。石巻市北上総合支所前には9日、土木事務所や市の職員、砂防ボランティアの約10人が集まり、北上、桃生、河南地区内を順番に現地調査した。
北上町十三浜崎山地区では、昨年10月の大雨で裏山の一部が崩れた民家などを訪問。調査票に沿って最近の崩壊状況などを聞き取り、災害に関する住民の意識調査も行った。職員らは住民に「梅雨入り後は土砂災害が多い。がけ崩れの兆しがあったら見に行かず、すぐに避難を」と呼び掛けていた。
【写真】 土砂災害のおそれがある民家の裏山などをパトロールした(石巻市北上町)
<>2010/6/9
3077<>3077.jpg<>救助技術を披露…石巻地区消防本部特別救助隊員<> 「第35回宮城県消防救助技術指導会」に出場する石巻地区消防本部特別救助隊員の練成成果の中間報告会が8日、同本部であった。
同大会は救助技術の向上などを狙いに宮城県消防長会が毎年実施しており、今年は7月8日に仙台市泉区の泉消防署を会場に県内12の消防本部のレスキュー隊員が参加する。石巻地区消防本部からは、特別救助隊員16人が出場する予定で、今年4月から厳しい訓練を積んできている。
報告会で、太田明消防長は「常に緊張感を持って訓練に臨んでほしい」と訓示。隊員らは、本番さながらの緊迫した雰囲気の中で、「はしご登はん」「ロープブリッジ渡過」「ロープブリッジ救出」「障害突破」「引き上げ救助」の出場する5種目を披露。集まった職員らは盛んな拍手を送り、激励していた。
また、この日は、同本部の見学に訪れていた前谷地小少年消防クラブの子どもたち18人も参観。ロープをわたる姿やよどみない動作に「すごい」「かっこいい」などと驚きの声を上げていた。
【写真】 負傷者役の隊員を引き上げる訓練のひとコマ
<>2010/6/9
3076<>3076.jpg<> 石巻市須江に韓国の家庭料理を販売<> 韓国の味をたくさんの人に食べてもらいたい―。石巻市内の農家に嫁いで自家製キムチを地道に製造販売してきた韓国出身の佐藤あゆみさん(47)が、このほど念願の店舗を実現させた。自宅近くに設けた「佐藤キムチ店」=石巻市須江字茄子川=で、12日にオープンする。すでにプレオープンの形で一部商品を販売している。石巻市にも似ている郷里の風景を描いた小説「そば花咲くころ」がキャッチフレーズ。佐藤さんは「韓国の食文化を紹介したい」と意欲的だ。
佐藤さんは農業を営む信一さんと平成14年に結婚後、農家の嫁として夫をサポートしながら18年から地場産野菜などを使って「ミョヌリ(嫁)・キムチ」のブランド名のキムチを製造。石巻市和渕の「やさいっ娘」や月2回の石巻ふれあい朝市など市内の即売所で販売してきた。
これまでは佐藤さんが1人で自宅の加工室で手づくりしてきたため、キムチはほとんど白菜とキュウリだけだった。今回、販売所内に工場を設置。友人も手伝ってくれることから作業に幅ができて、多種の野菜や魚介類のキムチ、またチヂミ(韓国のお好み焼き)をはじめ各種惣菜も店内に並べられる。
この数年間、朝市などで販売しながら市民と交流してきた佐藤さん。韓流ブームもあり、母国について興味深く尋ねられることが多かくなってきたという。「韓国の一般家庭の料理をたくさんの人に味わってほしい。食文化を通して両国の人が仲良くなればうれしい。夢は自宅を活用した農家レストラン」と笑顔で話していた。
「佐藤キムチ店」(カ73―3633)の営業時間は午前10時―午後6時。
【写真】 地場産野菜などを使った無添加キムチを中心に多種の惣菜が並ぶ店内と佐藤さん
<>2010/6/8
3075<>3075.jpg<>日本製紙石巻硬式野球部「選手らに熱いエール」<> 第81回都市対抗野球東北大会(2次予選)に出場する日本製紙石巻硬式野球部を励ます壮行会が7日、石巻グランドホテルで開かれた。会員らが大一番を前にした選手たちにエールを送っていた。
地元企業など約50社でつくる後援会(浅野亨会長)が主催した。出席者の大きな拍手で迎えられて24人の選手全員が入場。壇上に整列し、県大会(1次予選)での熱い応援に感謝の気持ちを伝えた。
浅野会長は「皆さんの活躍が石巻地方の住民を感動させる。東京ドーム出場を目標に後援会も一体となって進みたい」と激励。亀山紘石巻市長も祝辞を述べた。
懇親会で会員らは、選手と県大会を振り返るなど野球談議に花を咲かせ、各テーブルは盛り上がっていた。
その後、壇上に立った木村泰雄監督は「2次予選で優勝することが次なる目標。東北代表となり皆さんをドームに連れて行きたい」と決意を表した。
同野球部は、5月28―30日に開かれた都市対抗野球県大会で初優勝。準決勝ではこれまで公式戦で勝ったことがなかった七十七銀行に勝利。決勝戦ではJR東日本東北に完封勝ちし、初めて優勝旗を持ち帰った。
東北大会は6月26日から、山形県の県立球場、山形市営球場で開催。東北6県の予選を勝ち抜いた12チームが予選リーグと決勝トーナメント、敗者復活戦で全国大会への2枠を争う。
【写真】 整列し応援に感謝する選手たち
<>2010/6/8
3074<>3074.jpg<>キングサリ咲き誇る<> 冷え込みもひと段落し、このところの石巻地方は、気温が高く穏やかな陽気の日が続いている。
石巻市双葉町の日野登行さん(76)方の庭には、「キングサリ」の花びらが心地良い初夏の風に揺られている。
キングサリはヨーロッパ中南部原産のマメ科の落葉性小高木で、「キバナフジ」とも呼ばれている。小指先大の花をいくつも付けた房がぶら下がっていている。
日野さん方では、10年ほど前からキングサリを育てており、毎年5月末から6月上旬にかけて満開を迎えるという。今年は、春の低温の影響などから、開花時期が例年に比べて遅れたが、かれんな花を付け、近所の人たちの目を楽しませている。
【写真】 かわいらしい花びらを付けるキングサリ
<>2010/6/8
3073<>3073.jpg<>新庁舎舞台に緊迫感…石巻市総合防災訓練<> 石巻市は6日、大規模地震を想定した「平成22年度石巻市総合防災訓練」を行った。3月に移転した市役所本庁舎=同市穀町=をメーン会場とし、職員間の情報伝達や6総合支所、医療機関との連携強化、災害応急活動などに重点を置いた。訓練には、住民を含めて98機関から約5300人が参加。近い将来、高い確率で発生が予想される宮城県沖地震に備えるため、細かい訓練内容を通知せず、職員の初動態勢も検証した。
訓練は「午前8時40分、宮城県沖を震源とする海洋型地震が発生し、石巻市で震度6強を観測。家屋倒壊や土砂崩れ、津波で浸水被害が相次ぎ、各地では火災も起きている」と想定。災害対策本部を設置した市は、防災関係機関に応援や出動要請を行ったほか、庁舎を頼って避難してきた地域住民の誘導などに努めた。
訓練協力した鋳銭場と立町二丁目、穀町町内会の住民約80人は6階市民交流スペースに避難。ここで市に寄贈されたプライバシー保護用の間仕切り(パーテーション)の組み立てを見学したほか、防災DVDの上映、防災講話を通じて自助、共助、公助の役割を確認した。
各階の職員には「交通渋滞」「避難支援」など具体的な被害場面を想定した災害カードを手渡し、担当課で何を優先して、どのように取り組むかを思案。迅速に行動に移して被害を最小限にとどめる図上訓練を行うなど初動態勢を検証した。
今年の防災訓練は本庁と総合支所との連携が大きなテーマ。6地区では小学校などを会場に各地区単位で訓練し、各総合支所は災害情報を集約しながらテレビ会議システムを用いて本庁の災対本部に応援要請や情報提供を行った。
臨時救護所の開設は保健師が中心となってけがの手当てに取り組み、負傷者を大型バスで石巻赤十字病院に搬送。同病院では、患者の治療に優先順位をつけるトリアージを実施し、地域災害医療センターとしての機能を発揮したほか、緊急手術や市役所への救護班派遣訓練も繰り広げた。
【写真】 避難してきた住民を誘導する職員(石巻市役所)
<>2010/6/7
3072<>3072.jpg<>石巻の魅力満載…観光読本を作製<> 石巻市は市内の魅力を満載した「食彩・感動いしのまき観光読本」を作製した=写真=。昨年公募した「これぞ石巻100選作品コンクール」の受賞作品などを中心に掲載した。
読本はB6判60ページのオールカラー。市の概要、100選作品と入賞者のコメント、観光施設情報などを盛り込んだ。100選は市民投票で決まった後世に残したい名所や風景などを写真、絵画、文芸で公募。その入賞作品の一部を載せた。
観光施設では石巻市を代表する石ノ森萬画館やサン・ファン館などを紹介。観光地として人気の高い日和山公園や金華山、旧6町地区の観光スポット、祭りや年間イベントカレンダーなども網羅しており、この1冊に石巻市の観光を集約した。
読本は5千部発行され、市内観光施設や小中学校に置くほか、希望者には市役所観光課で配布する。市は「魅力再発見のきっかけづくりにしてほしい」と話していた。
<>2010/6/7
3071<>3071.jpg<>日ごろのケアが大事「歯の健康市民の集い」<> 第27回歯の健康市民の集いが6日、石巻口腔健康センター=石巻市中里3丁目=で開かれた。歯の衛生週間(4―10日)に合わせたイベントであり、歯ブラシの指導や歯科相談を通じ、市民が日ごろのケアを学んだ。
石巻歯科医師会が主催した健康市民の集いは「歯ーとふるあいらんど2010」がテーマ。会場には中里、開北小学校の児童が描いたポスターコンクールの作品を展示し、虫歯予防を啓発した。
模型の歯を削って詰め物をするなど歯科技工士の技術に触れられる体験コーナーは、今年も人気。石巻市蛇田の千葉瑠壱君(5)は「上手くできた。ボクは虫歯もないよ」と白い歯を見せていた。
個別のブラッシング指導では、染め出し液をつけて磨き残しを確認。歯茎と歯の境目や奥歯に汚れが残っている子どもが多く、親子で歯科衛生士のアドバイスを受けながら日ごろの歯磨きを見直していた。
口腔内を撮影するコーナーもあり、口の中の汚れをチェックしながら虫歯予防を考えたほか、無料のフッ素塗布も行われ、歯の健康を保つには日常のケアが大切なことを改めて感じていた。
【写真】 イベントを通じて虫歯のない生活を目指した
<>2010/6/7
3070<>3070.jpg<>新市場で青空まつり…多くの市民でにぎわう<> 石巻日和ライオンズクラブ(松田弘美会長・会員16人)は6日、石巻青果花き地方卸売市場=東松島市赤井=で青空まつりを開いた。収益金の一部を社会奉仕に役立てていく恒例イベントであり、会場は多くの人々でにぎわった。
まつりは社会福祉活動の一環として毎年開いており、今年で28回目。チャリティーバザーでは焼きそばやトウモロコシ、焼き鳥、ビールなどが奉仕価格で販売され、同市場の協力を受けて季節の野菜や生花などを格安で販売した。
衣類や生活用具が並んだフリーマーケットでは品定めをする人が見られ、恒例となった豆腐のプレゼントには開始前から長蛇の列ができた。このほか鯨肉の頒布もあり、献血と骨髄バンクのコーナーでは、命の大切さを改めて感じていた。
移転した青果市場で開催するのは今回が初めて。松田会長は「駐車場も広く、ゆったりとしたスペースは使い勝手が良い」と話していた。
【写真】 青空も後押しして会場は大にぎわい
<>2010/6/7
3069<>3069.jpg<>アマ無線中継装置が東松島市に開局…災害時の非常通信可能<> 東松島市役所にアマチュア無線用自動中継装置(FMレピータ)が設置され、1日、開局した。周波数は439・92MHZ。無線が届く範囲は通常数キロだが、レピータを経由することで市内全域をカバーする通信が可能になり、大規模災害時には有線回線や携帯電話に代わる情報収集・伝達手段として期待される。
設置場所の市役所防災交通課で運用開始式があり、大沼雄吉副市長や市内のアマチュア無線クラブ員ら約20人が集まった。管理団体の鹿野晃代表が装置に電源を入れ、「この時間を持って正式に開局しました」と開局放送。涌谷町の愛好者の遠藤信子さんからお祝いのメッセージが届いた。
市内には、旧矢本町が昭和60年の町制30周年で設置したレピータが滝山公園内にあった。しかし平成15年の宮城県北部連続地震で使用できなくなり、再設置を望む声が上がっていた。
市が設置を認める代わりに、愛好者による管理団体が装置を手づくりし、費用も負担。東北総合通信局からコールサイン「JP7YEN」で免許が下り、市の合併5周年記念として、「電波の日」の6月1日に合わせて開局した。
24時間電源が確保できる市役所内に置くことで、非常時通信が可能。市は東松島市アマチュア無線クラブ(古川泰廣会長、会員24人)、市役所アマチュア無線クラブ(阿部英一会長、会員33人)と災害時の協定を結んでおり、13日の総合防災訓練では、レピータを活用した情報収集・伝達の訓練を行う。
【写真】 レピータ装置に電源を入れ、開局放送を行う鹿野代表(中央)
<>2010/6/5
3068<>3068.jpg<>塩にスポット当てて市民公開シンポジウム<> 日本海水学会の第61年会(実行委員長・角田出石巻専修大教授)が3、4日、石巻専修大学で開かれた。海水科学に関する研究成果の発表会や懇親会、市民公開シンポジウムなどを実施。資源の有効利用をしながら、次世代へ自然を引き継ぐ方法について考えた。
このうち3日は、市民公開シンポジウム「東北沿岸域の環境と資源利用」が行われ、沿岸域の資源として身近な存在である塩にスポットを当てた。
塩を生かしたまちづくりにかかわる塩釜市の合同会社「顔晴れ(がんばれ)塩釜」の伊藤栄明さん、及川文男さんが講演。東北沿岸域における塩づくりの歴史、古代の製塩法を再現しまちづくりにつなげる同市の取り組みについて語った。
塩釜市と塩のかかわりは深く、毎年、塩竈神社の末社である御釜神社では「藻塩(もじお)焼き神事」が行われている。その製塩方法にならい、藻塩を商品化。商工会議所が企画、市内業者や市、NPOなどが参画し、弁当や菓子など塩を利用した新商品の開発に力を入れている。
また、子どもたちにまちの歴史、文化、地域の連携に理解を深めてもらうため、塩づくり体験を実施していることも紹介した。
同学会は、昭和25年に設立された日本塩学会が前身。海水科学を共通の基盤とする多くの分野の研究者が、互いに交流を深め協力しながら活動を展開している。
【写真】 塩を生かしたまちづくりについて講演する伊藤さん(左)と及川さん
<>2010/6/5
3067<>3067.jpg<>石巻の釣り情報網羅「新つりすと」<> 東北電力(株)女川原子力発電所はこのほど、牡鹿半島周辺の釣りスポットを紹介する小冊子「新つりすと」を発行した。携帯サイズにまとめてあり、初心者からベテランまで釣り愛好家にとっては必須の一冊となりそうだ。
冊子は変形B6版でフルカラーの65ページ。釣りマップや、石巻地区の観光スポット、民宿の電話番号などが明記されている。
とくに目を引くのは各漁港での有効な仕掛けやベストシーズンなどを網羅した釣りマップ。追波湾から奥松島までの石巻地方沿岸部のうち、20か所の対象魚種や仕掛けなどを紹介している。
発行は平成8年に続き2回目。同発電所が取り組む観光客の誘致支援を目的に製作した。数量限定だが、女川町塚浜の女川原子力PRセンターで配布している。
【写真】 釣りスポットをカラーで紹介している
<>2010/6/5
3066<>3066.jpg<>カツオ今季初水揚げ…石巻魚市場 活気付く<> 石巻魚市場(須能邦雄社長)で4日早朝、今季初のカツオの水揚げが行われた。例年に比べて3週間遅れの夏漁の到来に、買受人も安堵の表情。競りでは主体の中小サイズがキロ当たり1000―800円と御祝儀相場とも言える高値に沸いた。
この日は午前7時30分、青森県八戸市の巻き網運搬船第16惣宝丸(310トン)が入港。前日に塩谷埼南東沖350キロ付近で獲ったカツオ約10トンを揚げた。
カツオは船からベルトコンベヤーに乗せられ、市場内で選別。ほとんどが1・8―2・5キロの中小サイズで、肉付きや身の質は上々だった。
競りでは、いずれの大きさも高値が付き、中小サイズは昨年より300円ほど高く取り引きされた。買受人の一人は「6月に入っての初水揚げは記憶にない。遅れに焦ったが、とりあえずほっとした。この調子で昨年の不漁を吹き飛ばしたい」と話していた。
今年は春先の寒波や低温の海水の影響で、漁場の北上が大幅に遅れていた。戦後最大のカツオ不漁と言われた昨年とほぼ同じ傾向となったが、漁業情報サービスセンターは、今年は夏から秋の三陸沖で漁獲する2―3キロのカツオは好漁になると予想している。
【写真】 コンベヤーで運ばれる生カツオ(石巻魚市場で)
<>2010/6/4
3065<>3065.jpg<>弁護士「布施辰治」岡田劇場で上映会…石巻のシーン随所に<> ドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」の完成記念有料試写会が4日、撮影会場にもなった石巻市中瀬の岡田劇場で行われた。エキストラ出演した石巻市民をはじめ、多くの人たちが鑑賞した。
石巻市での上映は先月末に行った東京中野に続き全国で2番目。4日は1回目(午前10時30分から)に先立ち、池田博穂監督、映画布施辰治応援団の庄司捷彦さん、布施の孫である大石進さんが舞台あいさつ。大石さんは「布施の心は常に石巻と結びついていた。その石巻の皆さんの力で完成できた」と感激を述べ、池田監督は「石巻の皆さんは布施チルドレン。全国で上映できるよう輪を広げていきたい」と語った。
映画は戦前、戦中の過酷な時代に徹底して弱者救済の立場を貫いた布施の半生を証言や再現ドラマで描いた。石巻市水押の女性は「身近にこのような方がいたとは知らなかった。これまでの他者との接し方を振り返るきっかけになり、今後、生きる指針としたい」と感想を述べていた。映画は4日午後6時30分からも同劇場で上映する。
【写真】 上映に先立ちあいさつする(左から)庄司さん、大石さん、池田監督
<>2010/6/4
3064<>3064.jpg<>石巻市合併5周年「第九で手をつなごう」…歓喜の歌をもう一度<> 石巻市合併5周年記念事業「第九で手をつなごう」が来年2月27日、石巻市民会館で開かれることが決まった。石巻地方ゆかりのプロの音楽家、地元の合唱団などが市民交響楽団の演奏に乗せて歓喜の歌≠高らかに歌う。来春以降、利用停止が想定される市民会館への思いも込めて開催。同実行委員会(西條允敏委員長)では、参加希望者を募集している。
石巻市での「第九」の発表は旧石巻市と旧6町が合併した平成17年の5月に開催されて以来となる。当時は市民会館に小学生から80歳代まで約260人が集まって合唱を披露。壮大な歌声が大きな感動を呼んだ。
本年度は新市誕生5周年の記念の年。市民の力による公演で街に一層の活力をもたらすこと、本年度の耐震診断結果によっては安全性が確認できるまでの間、23年3月14日以降利用停止となる市民会館ステージに感謝を込めるという2つの目的で、同文化協会を中心に企画した。主催は同実行委、共催は石巻市。市文化スポーツ振興公社、石巻地区文化協会連絡協議会、石巻日日新聞社などが後援する。
公演は2部構成で、第1部では石巻出身のプロの演奏家が出演。ソリスト4人によるオペラ「リゴレット」の四重唱が予定されている。第2部はベートーベン交響曲第九番ニ短調作品125合唱付。旧河北町出身の佐々木克仁氏が指揮者を務め、石巻市民交響楽団が演奏する。フィナーレでは200人規模の合唱団が歌を披露する。
準備は進められており、今年2月に発起人会、4月には準備委員会が行われ、5月30日に約40人からなる公演実行委員会が発足した。
練習は7月25日から石巻専修大学を主会場に始める予定。指導は同文化協会専務理事の山田正明氏や石巻合唱連盟顧問の新田昭夫氏、合唱指導者の菅原輝一郎氏らが担当。参加者は15回ほどの練習でドイツ語の歌詞をマスターする。参加希望者は住所、氏名、電話番号、希望パートを明記の上、石巻市文化協会事務局(カ・FAX22―4689)にファクスを。
【写真】 市民たちが新市誕生の喜びを表現した5年前の「第九」公演
<>2010/6/3
3063<>3063.jpg<>ビアガーデンのシーズン到来!<> ブライダルホール飛翔閣(伏見不二雄社長、石巻市山下町)のビアガーデンが2日、オープン。夏の到来を待ちわびた常連客たちは、冷えきったビールでのどをうるおしていた。
同店屋上に設けられた会場には、職場や友人グループら15組約100人が訪れた。同日夜は暖かく、風も穏やかで、天候に恵まれた。客たちは次々とビールを飲み干しながら、会話に花を咲かせていた。
職場の同僚5人とともに訪れた同市泉町の会社員、畑中幸志さん(53)は「外で飲むビールの味は格別ですね。これが楽しみで5年前から毎年、仲間たちと通い続けています」と笑顔を見せた。伏見社長は「こんなご時世だからこそ、楽しく飲んで不景気風を吹き飛ばし、気持ちよいひとときを過ごしてほしい」と話していた。
同店ビアガーデンは夏が終わるまで続けられ、雨天時には、屋内での飲食が可能だという。
【写真】 オープンを待ちわびた人たちでにぎわった
<>2010/6/3
3062<>3062.jpg<>被害を未然に防ぐ…銀行員2人に感謝状<> 振り込め詐欺の被害を未然に防いだとして、石巻署は2日、七十七銀行穀町支店の阿部久美子副長(48)と鈴木琴絵さん(21)に感謝状を贈った。
2人は今年4月、インターネットサイトの利用料金(5万8千円)の支払いに来た客の振り込み用紙の内容を不審に思い、「振り込め詐欺では」と客に説明するとともに石巻署に通報し、被害を防いだ。
長尾徳光署長から感謝状が手渡された阿部副長は「銀行員として当然のことをしたまで」、鈴木さんは「今後も不審な点を見つけた場合には、声をかけていきたい」と話していた。
長尾署長は「石巻地方でも振り込め詐欺は後を絶たない。他の行員にも不審な点に気付く方法を伝授してほしい」と協力を求めた。
【写真】感謝状が贈られた鈴木さん(右から2人目)、阿部副長
<>2010/6/3
3061<>3061.jpg<>石巻の歴史を再発見…北上川・石巻湊 公開講座開講始まる<> 石巻市を流れる旧北上川、北上運河などの水辺に親しみを持つ北上川・石巻湊(港)公開講座が1日夜、石巻市役所で始まった。来年2月まで計14回の講座を開き、学識経験者やNPO代表らが歴史をひもとく。
公開講座は、水辺に対する市民の関心を高めるのが目的。石巻市は「いしのまき水辺の緑のプロムナード計画」の年内策定を目指しており、開講式で亀山紘市長は「計画作りと連携した講座であり、石巻市の歴史、財産を再発見してほしい」とあいさつした。
初回は東北学院大学経営学部の斎藤善之教授が「石巻湊・歴史景観を復元する」として講演。約200年前の江戸時代後期に作成された「石巻絵図」を広げ、港町として栄えてきた石巻市の原点を探った。
入港する千石船や北上川河口部で操業する漁船、中瀬で建造中の船など、絵図にはにぎわう石巻湊の様子が描かれている。斎藤教授は「江戸後期は石巻湊が物流とともに頂点を極めた時期」と語り、石巻市の原点は港にあることを強調した。
講座には市民約100人が参加したが、市は定員200人に達するまで随時受講生を募集していく。
【写真】 14回続きの公開講座がスタートした
<>2010/6/2
3060<>3060.jpg<>柴田滋紀さん 日洋展で最高賞<> 石巻市門脇町の柴田滋紀さん(34)が、具象絵画の公募展「第24回日洋展」で一般の最高賞「日洋賞」を受賞した。7日まで国立新美術館=東京都港区=に展示されている。
日洋展は、日本の具象絵画の登竜門として、新人の発掘・育成を目指し個性的で魅力ある作品を公募。今年は、全国から集まった作品の中から、498点が入選。その中からさらに日洋賞5点、優秀賞7点、奨励賞16点が選ばれた。
柴田さんは、日本大学芸術学部出身。現在は、お絵かき教室ゴコッカンの代表を務める。第22回に初入選し、日洋賞は昨年に続き2回目の受賞となった。作品は、赤色が印象的な「アトリエ・イーゼル」で、「真っ赤な作品。色と形のせめぎ合いを画面いっぱいに表した」という。
作品は7日まで国立新美術館に展示されており、柴田さんは「面白い作品に仕上がった。ぜひ見てもらいたい」と話している。
なお、愛知、岡山、大阪、福岡の4県の各会場で巡回展も開かれる。
【写真】 受賞作品「アトリエ・イーゼル」と柴田さん
<>2010/6/2
3059<>3059.jpg<>花いっぱい運動 児童たちが植栽 笑顔あふれる街に<> 東北電力(株)石巻営業所(森則之所長)と石巻市立ふたば保育所(木村悦子所長)などは1日、同保育所前の歩道で「花いっぱい運動」を行った。さわやかな晴天の下、参加者が花壇を季節の花々で彩った。
この日は同営業所とグループ企業、下大街道老人クラブ、保育所児童合わせて92人が参加。開会式では同営業所の引地宗範副所長が「花を見て、地域の方の心にうるおいを感じてもらい、笑顔あふれる街になってもらえれば」とあいさつした。
その後、参加者は園芸用のシャベルを持って、ベゴニアとマリーゴールド、ペチュニアの苗合計840株を植え込んだ。
運動は昭和59年に始まった。パルプ5差路から山下駅に続く市道の歩道に約100メートルの花壇を設置し、きれいな街づくりの一助になればと、毎年植栽を行っている。
【写真】 花の苗を植えていく児童たち
<>2010/6/2
3058<>3058.jpg<>にっぽん丸 7月29日入港…もてなしの心で歓迎<> 石巻港大型客船誘致協議会(会長・亀山紘石巻市長)は、大型客船「にっぽん丸」の初入港に合わせ、7月29日に石巻港大手埠頭で石巻港サマーフェスタを開催する。日中は海上、陸上でイベントを繰り広げるほか、船が離岸する午後9時には市民参加によるペンライトで見送り、同時に西浜地区(予定)からは約15分間、スターマインなどの花火を打ち上げてフィナーレを飾る。
石巻港サマーフェスタの開催は、5月31日に市役所で開かれた同協議会の本年度総会で決まった。全国から約400人を乗せて入港する商船三井客船(株)=東京都=の「にっぽん丸」(全長166メートル・2万2472d)は、7月29日午前11時に大手埠頭に接岸される。
入港セレモニーは石巻地区広域行政事務組合消防音楽隊の歓迎演奏で始まり、シージェッター海斗の水上バイクショーも行う。海上イベントは事前申し込みで集まった市民を対象に船内見学会を開くほか、陸上では午後9時まで協議会を構成する2市1町の物産展や演奏会、伝統芸能の発表会を開く。
出港セレモニーは午後9時から開催し、来場した市民が無料配布されたペンライトを生演奏に合わせて客船に向けて振る。また石巻地方の観光PRを込めて西浜地区から花火を打ち上げ、石巻地方限定の市町民クルーズの参加者も乗せて釜石港=岩手県=に向かう客船を見送る。
にっぽん丸は、今年3月にリニューアルを終えたばかり。横浜港から石巻港に入港した乗客は、石ノ森萬画館や金華山、航空自衛隊松島基地、北上川ヨシ原など6コースに分かれて石巻地方を観光する。
2市1町で構成する同協議会は大型客船の誘致を狙って昨年発足した。会長の亀山紘市長は「客船誘致の決め手はもてなしの心。協議会と住民が一体となり、実績を積み重ねてポートセールスに弾みをつけたい」と話していた。
【写真】 7月29日に入港する大型客船にっぽん丸
<>2010/6/1
3057<>3057.jpg<>ぬかるむ田んぼに笑顔…みずすまし未来塾<> 自然体験を通し、子どもたちに地域の魅力を知ってもらう「みずすまし未来塾」が5月30日から、石巻市前谷地の水田などを会場に始まった。参加者は、来年3月までの計8回にわたって、稲刈りや脱穀作業、もちつき、みそ作りなどを楽しむ。
同未来塾は、石巻市河南地区のまちづくりに取り組む「みずすまし」(只野正宏代表)が毎年実施している。今シーズンは、石巻地方のほか、仙台市などから集まった家族連れ18組計50人が参加した。
初回の30日は、同地区内の水田や山林で、田植えとタケノコ掘りが行われた。このうち、同市前谷地の水田で行われた田植え体験では、田んぼの中に入った子どもたちが泥だらけになりながら、もち米「みやこがね」の苗を植えていった。
家族3人で参加した田代颯大君(6)=石巻小1年=は「田んぼの中に入ったのは初めて。足が泥にはまって動くのがとても難しかった」と笑顔だった。
この日、植えたもち米は、今年12月にもちつきを行い、あんこもちなどにして振る舞われることになっている。
【写真】 初めての田植え体験を泥まみれになり楽しむ参加者たち
<>2010/6/1
3056<>3056.jpg<>きょうから衣替え<> 6月1日は衣替え。石巻地方の各学校では、ブレザーを脱ぎ、軽やかなワイシャツ、ブラウス姿で登校する姿が見られた。
石巻好文館高校(小野寺千穂子校長、生徒598人)では、男子生徒は学生服、女子は紺のブレザー姿から、それぞれワイシャツ、ブラウス姿に切り替わった。日差しは暖かいものの風がやや冷たく肌寒さが残ったため、カーディガンを羽織った姿で登校する生徒が多かった。
仙台管区気象台によると、1日午前中の石巻地方の最高気温は16・5度(午前11時44分観測)で、平年の最高気温(20・2度)を3・7度下回り、5月上旬並みの気温となった。今週は、気温も平年並みに上がる見込み。完全な夏の装いに切り替わるのはもう少し先になりそうだ。
【写真】 肌寒い朝となり、ブラウス、ワイシャツ姿の生徒はまばら(石巻好文館高校)
<>2010/6/1
3055<>3055.jpg<>職務の重要性再確認―消防観閲式<> 石巻地区消防本部は5月31日、石巻市総合運動公園で、平成22年度の観閲式を実施した。消防職員たちは、地域を災害から守る職務への姿勢を再認識していた。
観閲式は、新任職員の紹介などを行う本年度の「職員定例召集」の一環として行われた。同本部と管内4消防署の職員合わせ約190人が参列。同公園ラグビー場前に整列した消防職員を、石巻地区広域行政事務組合の亀山紘理事長が巡閲。「強い団結心で職務に精励し、住民の負託にこたえてほしい」と訓示した。
その後、会場では、規律訓練が行われた。参加者たちは、部隊活動の基礎となる行進や敬礼などの動作を確認していた。
【写真】 亀山理事長が職員を巡閲した
<>2010/6/1
3054<>3054.jpg<>県大会かけ熱戦展開…石巻地区中学校総合体育大会<> 第6回石巻地区中学校総合体育大会(1次大会)が29、30日、石巻地域の各会場で行われ、10種目中、8種目の競技が終了した。3年生にとっては、これまでの集大成となる最後の公式戦。選手たちは勝利して県大会に行こうと精一杯の力を出し合った。女子卓球団体戦では河南西が4連覇を達成。このほか本年度、統合により新設された牡鹿中学校は剣道男子団体戦で3位になり、県大会への切符を得た。
なお、ソフトテニスは5月29日の雨の影響で日程を変更し、6月1日に男女の個人戦を実施する。2次大会の陸上競技は6月17、18日に女川町総合運動場で行われる。<>2010/5/31
3053<>3053.jpg<>低花粉苗などを植樹…石巻市釜谷で森林づくり<> 県民参加の森林(もり)づくりが29日、石巻市釜谷地区の共有林で行われた。公募などで集まった仙台市や石巻地方の住民と招待者らが、花粉の少ないスギ苗など約1千本を植樹した。
植樹祭は将来的な木材資源の確保を進めていくのが狙い。みやぎ森林づくり支援センターと県が主催し、昨年の大和町に次いで2回目。一般やみどりの少年団を含めた招待者ら計300人が参加した。
あいさつで同支援センターの佐藤豊彦理事長が「子どもたちと一緒に木が成長することを願う」と語った。来賓の亀山紘市長が「森林保全、資源保護を目指して運動を続けていく」と話した後、代表者植樹に続いて一般参加者が苗木を植えた。
低花粉苗は約900本。残る100本は根が包まれて植えやすいコンテナ苗。参加者は0・3ヘクタールの斜面にスコップで穴を掘り、長さ45センチほどの苗木を植えていた。県によると森林になるには約30―40年かかるという。
【写真】 子どもたちも参加して苗木を植えた
<>2010/5/31
3052<>3052.jpg<>都市対抗宮城大会 日本製紙が初優勝<> 第81回都市対抗野球宮城県大会(1次予選)の決勝戦が30日、仙台市民球場で行われ、日本製紙石巻がJR東日本東北に5―0で勝利し初優勝を果たした。
大会は28日に開幕。県内の社会人、クラブ14チームがトーナメントで東北大会(2次予選)への出場権を争った。
日本製紙は1回戦でS・Aクラブにコールド勝ちして波に乗ると、29日午後の2回戦はTFUクラブに2―0の完封勝利。東北大会への切符が与えられるベスト4に入った。
30日の準決勝はこれまで全国大会出場への厚い壁となっていた七十七銀行に3―2で勝利。決勝戦はJR東日本東北を相手に5―0で完勝し、見事宮城県第1代表の座を手に入れた。
なお、東北大会(2次予選)は6月26日から、山形県で開催。12チームが出場し、このうち2チームが東京ドームで開かれる本戦に進むことができる。
【写真】 県大会を初制覇した日本製紙
<>2010/5/31
3051<>3051.jpg<>波に乗れずに完敗…コバルトーレ女川<> 東北社会人サッカーリーグ1部第7節は30日、女川町陸上競技場などで行われた。コバルトーレ女川は、NECトーキンFCの猛攻を受け、0―5で完敗した。
前半は互いに譲らず無得点で折り返した両チーム。しかし後半早々に先制を許したコバルトーレは、その後も3点を奪われる苦しい展開となり、終了間際にはオウンゴールで1点を与えた。
コバルトーレは後半に、けがで戦線離脱していた主将のMF成田星矢が6試合ぶりに出場。シュート2本を放ち、復帰を待ち望むサポーターの期待に応えていた。
コバルトーレは6月13日午後2時から、岩手県盛岡南運動公園球技場でグルージャ盛岡と第8節を戦う。
【写真】 必死の追い上げをみせるコバルトーレ
<>2010/5/31
3050<>3050.jpg<>木造の魅力 高い評価…道の駅「上品の郷」が公共建築賞優秀賞<> 社団法人公共建築協会が隔年で実施している公共建築賞優秀賞に石巻市の道の駅「上品の郷」(太田実駅長)が選ばれ、26日に仙台市内で東北地区優秀賞伝達式が行われた。優秀賞は全国から応募のあった123点のうちの31点。東北地区ではほかに鶴岡アートフォーラム、福島県農業総合センターだけ。現在、受賞建築物を対象に公共建築賞(国土交通大臣表彰)などの第2次審査が行われており、関係者はさらに評価が高まることを期待している。
昭和63年に始まった同賞は、公共建築物の総合水準の向上を目的としている。設計施工が優れているだけでなく、地域社会への貢献、施設の管理保全の視点からも評価するため、竣工3年以上経過していることが条件。第12回の今回は、平成14年4月―18年3月に竣工した国や地方公共団体、これに準じる機関の建築物などが対象となった。
17年3月にオープンした上品の郷は、施設全体を木造建築で構成。18年には優れた建築物に贈られる第26回東北建築賞作品賞を受賞した。
木造は維持管理費がかさむという課題があるが、訪れた人たちに安らぎと癒しを与えており、年々リピーターが増えるなど誘客効果につながっている。オープンから5年間、黒字経営で推移していることも、地域貢献していると評価された。
太田駅長は「人にやさしく、環境にやさしい木造建築にこだわったことで、お客様に喜ばれる施設づくりができている。今回の受賞で、日本古来の木の文化を広くPRできた」と喜んでいる。
2次審査は青山学院大、東京藝術大の教授や国交省課長ら審査員が、優秀賞施設の現地調査を行い、行政施設、文化施設、生活施設の3部門で最優秀建築物を各1点選ぶ。また特に優れた特徴を持つものに特別賞が贈られる。発表は10月上旬の予定。
【写真】 「これからもお客様に喜ばれる施設を目指したい」と太田駅長
<>2010/5/29
3049<>3049.jpg<>つつじ満開 魅力たっぷり…ミニツアーで石巻を散策<> 石巻地方の住民が地域を散策しながら魅力を再発見するツアー「教えでけらいん石巻」が29日、石巻市内で行われた。つつじが見ごろを迎えた日和山公園などの観光を通して、地元の自然や歴史に理解を深めていた。
石巻の魅力を知ってもらおうと石巻観光ボランティア協会(斎藤敏子会長)が主催。黄金週間に観光客から街中散策を望む声が多くあったことを受け、会員が詳しく観光案内ができるように研修会も兼ねて実施した。
この日は石巻駅前のロマン海遊21を出発し、鋳銭場供養碑が建つ寿福寺や永巖寺、日和山公園、アイトピア商店街を巡るコースを歩いた。日和山公園では、霧島つつじや琉球つつじなど10種約450株がちょうど満開。参加者は句碑や歌碑を通じて石巻の歴史を学びながら、色鮮やかな花を楽しんでいた。
同協会は6月26日にも「教えでけらいん石巻」を開くほか、同13日に転入者対象のおもてなしツアーを実施する。
【写真】 つつじが見ごろを迎えた日和山を散策した
<>2010/5/29
3048<>3048.jpg<>県大会目指し全力プレー…中総体開幕<> 第6回石巻地区中学校総合体育大会(1次大会)が29日、石巻地方の各会場で始まった。2市1町から27校が出場し、30日まで県大会の切符をかけて熱戦を繰り広げる。
石巻地区中学校体育連盟(会長・千葉道博渡波中校長)の主催。競技はサッカーや卓球、ソフトボールなど全10種目あり、柔道、バドミントンは30日のみの開催。本年度開校した牡鹿中も軟式野球やソフトテニスなど5種目に挑んだ。
このうち、東松島市民体育館などで開幕したバスケットボール競技には、男子15校、女子19校が出場。男子は3つ、女子は4つの代表枠をめぐり、白熱した戦いを展開していた。決勝戦、代表決定戦は6月1日に行う。
なお、陸上競技大会(2次大会)は6月17、18日に女川町民陸上競技場、水泳競技は6月17日に石巻市市民プールで開かれる。
各競技の会場は次の通り。
▽軟式野球=石巻市民球場、河南中央公園野球場▽ソフトボール=女川町総合運動公園▽ソフトテニス=にっこりサンパーク▽サッカー=石巻市総合運動公園▽バレーボール=河南東中(男子)万石浦中(女子)▽バスケットボール=東松島市民体育館▽卓球=石巻市総合体育館▽柔道=女川町民総合体育館▽剣道=河北総合センタービッグバン▽バドミントン=女川一中
【写真】 県大会代表枠をめぐり熱戦を展開(東松島市民体育館)
<>2010/5/29
3047<>3047.jpg<>子育てサロンが人気…育児支援の新スポットに<> 石巻市役所本庁舎5階に設置された「子育てサロン」の利用が好調だ。3月23日―4月30日までの間に延べ627人、1日平均16人の親子が利用。市子育て支援課によると任意で記入するサロンの利用者名簿を集計した数であり、実際にはこれ以上の利用があるという。北上や河南など旧町地区から訪れた親子もおり、育児支援の新たなスポットとなっているようだ。
誰もが気軽に利用できる子育てサロンは授乳室を含めたスペースに絵本やブロック、転んでもけがのないようにウレタンマットを敷いており、年末年始を除く毎日午前9時―午後9時まで開放。毎週土曜日には2人の子育て相談員を配置し、アドバイスや悩み相談を受け付けている。
市はサロンに利用者名簿を置き、任意で記入した数を集計。それによるとオープンした3月23日から4月30日までの延べ利用者数は627人(大人290人、子ども337人)。子どもの年齢別では@1―2歳児163人(48・5%)A3―4歳児89人(26・4%)B0歳児55人(16・3%)の順となり、5歳以下が全体の約8割を占めた。
親子での利用が470人(75%)と最も多いが、数人のグループも157人(25%)おり、同世代の子どもを持つ母親同士がストレス解消やコミュニケーションの場として子育てサロンに訪れるケースも多い。地区別では市役所に近い@住吉51人A門脇33人B山下20人が上位だが、河北や河南、北上など旧町地区や市外の利用者も6人いた。
公民館などで子育てサロンを開く自治体は多いが、常設でしかも市庁舎に施設を置くのは県内でも珍しい。初めて利用したという谷口亜希子さん(33)=同市南光町=は「友人ママ3人と子どもたちで来ました。市内には小さい子どもが安全に遊べる場所が少ないので助かります」と話していた。
子育て支援課によると5月の利用は25日までに246人(大人125人、子ども121人)。1―6日までの黄金週間には計43人が利用しており、リピーター増えてきているという。
【写真】 子育てサロンで元気に遊ぶ子どもたち
<>2010/5/28
3046<>3046.jpg<>「育つのが楽しみ」…雄勝小5年生 ホタテ養殖体験<> 石巻市立雄勝小学校(土井正弘校長、児童108人)の5年生によるホタテ養殖体験学習が27日、雄勝港広場で行われた。地域の豊かな自然から、環境問題について学ぶことが目的。児童は今後、1年を通し採苗や水揚げなどを経験していく。
体験学習は今年で9年目となり、総合的な学習の一環として実施。この日は養殖業を営む佐藤忠さん(32)ら3人の地元漁業者が協力。子どもたちは用意された約750枚の稚貝に電動ドリルで穴を開け、貝をピンでロープに固定する耳吊り≠ノ挑戦した。
その後は船で湾内の養殖棚まで移動。ホタテを結んだロープを手際よく海中につるしていく漁業者のプロの技を見学した。
この日、海に投入したホタテ貝は来年2月に水揚げする予定。6月から稲井地区で行う稲作体験で収穫した米も合わせて、ホタテ飯にして味わう。
初めて養殖作業をしたという遠藤快人さん(10)は「ドリルで穴を開けたときの感触が楽しかった。大きく育ってほしい」と話していた。
【写真】 ホタテをロープに結ぶ作業を行う子どもたち
<>2010/5/28
3045<>3045.jpg<>支援学校と石巻北高 田植えで交流<> 石巻支援学校(櫻田博校長)の高等部と石巻北高校(佐々木壽校長)農業科の田植え交流会が27日、石巻北高校近くの水田で行われた。農作業で一緒に汗を流した。
農業科の3年生32人と、高等部の1―3年生30人が参加。5アールの実習田に、食味が良い県推奨品種「たきたて」の苗を手で植えていった。はじめは高等部の生徒は慣れない作業に戸惑っていたが、農業科の生徒らが植え方などを教え、楽しみながら作業を進めていた。
両校の交流事業は、石巻養護学校、河南高校時代から、10年ほど続く恒例行事。農作業を体験すると同時に、活動を通じて親ぼくを図る狙い。
今年は、田植えのほか、10月に稲刈り交流を予定している。例年は、農業科が支援学校に出向いて花の植栽も行っていたが、高等部校舎棟増築工事のため、中止とした。
【写真】 協力しながら田植えをする生徒たち
<>2010/5/28
3044<>3044.jpg<>6月4日 石巻で先行試写会―映画「弁護士 布施辰治」完成<> 石巻市蛇田出身の人権弁護士、布施辰治(1880―1953年)の足跡を描いたドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」が完成し、28日の東京都なかのZERO小ホールを皮切りに全国で上映される。撮影も行われた石巻市では6月4日、岡田劇場で3回にわたり有料試写会を開催。主催する市民有志の会「映画 布施辰治応援団」は「日本のシンドラーと呼ばれた布施弁護士の生涯を改めて知ることのできる映画。ぜひ地元の皆さんに見ていただきたい」と話している。
映画は、今年が布施の生誕130年と韓国併合100年の節目となるのに合わせて企画した。生涯を捧げた弱者救済と人間愛の精神を生前の布施を知る関係者からの証言や資料をもとに浮き彫りにした。また岡田劇場や旧相川中学校校舎で市民エキストラも出演して撮影したシーン、旧女川第四中学校の布施研究の取り組みなども盛り込まれた。監督・脚本は社会派で知られる池田博穂監督、布施の役を赤塚真人氏が演じ、女川町出身の中村雅俊氏もナレーションで参加している。
昨年7月に製作委員会が発足して撮影がスタート。石巻市などの国内各地、さらに韓国ロケをはさんで今年4月に撮影終了、その後、編集作業を経て今月完成した。DVD仕様で上映時間97分。製作総費用は約5千万円。
岡田劇場での上映は4日午前10時、午後3時30分、同6時30分(開場はいずれも30分前)から。入場料は高校生以上一律1千円で直接映画館で販売する。9日は仙台市青葉区一番町の仙台弁護士会館でも上映する。なお製作委員会は引き続き、製作出資金(1口5万円)、協賛金(1万円以上)の協力を呼び掛けている。
<>2010/5/27
3043<>3043.jpg<>常陸太田市に軍配…チャレンジデーin東松島<> 26日に行われた住民総参加型のスポーツイベント「チャレンジデーin東松島」の参加率は32・8%となり、36・6%だった対戦相手の茨城県常陸太田市に軍配が上がった。
住民の運動やスポーツへの参加率を競う同デーは、同じ人口規模の地域が対戦。午前0時から午後9時まで市内で15分以上体を動かしてエントリーする。東松島市は人口4万3416人中1万4234人、人口5万9433人の常陸太田市は2万1767人の参加で共に銀メダル。全国117か所の平均参加率は52・2%だった。
早起き一斉ラジオ体操が約250人、各市民センターをリレーする42・195キロのきずなウオーキングに約260人が挑戦。午後7時からのファイナルイベントは約200人が集まった。職場や学校、地域でも様々な取り組みが行われたが、50%の参加目標に到達しなかった。市は27日朝、相手に敬意を示し、本庁舎と鳴瀬庁舎に常陸太田市の市旗を掲揚。1週間掲げられる。
<>2010/5/27
3042<>3042.jpg<>スーダン科学技術大学から研究者来学…石巻専修大学<> 石巻専修大学(坂田隆学長)24日、スーダン科学技術大学の研究者が来学した。坂田学長がメーンメンバーとして参加する、地球環境問題の解決に向けた基礎研究を行う「総合地球環境学研究所研究プロジェクト」の一環。坂田学長は「中東地域の人の暮らしが良くなるための研究。実現のためのデータ、技術的な基盤を作りたい」と今後に向けて議論を進めている。研究期間は、2008―2013年の5年間。
同研究所は、自然科学、人文科学の側面から環境問題解決に向けた基礎研究を行う。日本国内、海外の研究者が共同で進める。
坂田学長が参加するのは、「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究―ポスト石油時代に向けて」がテーマ。中東の乾燥地域において、1千年以上にわたり生き残り続けることができたアラブ社会の生命維持機構と、自然との密着が強い庶民のなりわいの特質を明らかにする。
化石燃料の枯渇が危惧(きぐ)される中、地域住民の自給自足生産の強化、日常生活向上のための学術的な枠組みを提示する狙い。外来移入種であるマメ科植物の「メスキート」の管理法と活用法を最重要課題とする。坂田学長がプロジェクトの調整役を担う。
この日訪れたのは、プロジェクトリーダーで総合地球環境学研究所の縄田浩志准教授、スーダン科学技術大学のアブドゥルジャッバール・アルタイーブ・バービクル教授と、同大学のユースフ・ムハンマド・アフマド・イドリース教授、アブドゥルアズィーズ・カラマッラー・ガイバッラー教授の4人。
坂田学長らは、今後の研究の方向性を話し合ったほか、学内施設を見学。道の駅「上品の郷」や日本の農業を視察した。
研究者たちは「建設的な議論ができたことを感謝する」「これからも両国の共同研究が続くことを期待する」と語っていた。
【写真】 共同研究を行うスーダン科学技術大学の研究者らが来学した
<>2010/5/27
3041<>3041.jpg<>北上町出身の伝説の刑事がドラマに<> トリカブト殺人やロス疑惑など数々の大事件にかかわり、“伝説の刑事”と語り継がれる石巻市北上町出身の小山金七氏(昭和17年―平成12年、享年57歳)の半生がドラマになった。29日午後9時から東日本放送などテレビ朝日系列のドラマスペシャル「警視庁取調官 落としの金七事件簿」で放映される。金七役は、幅広い演技力で定評のある俳優、柳葉敏郎氏が熱演する。前日の28日は、同局の「スーパーモーニング」(午前8時―9時55分)で金七氏の人物像など側面を紹介。その中で故郷の北上町についても全国に伝える予定だ。
小山金七氏は旧十三浜村相川に生まれ、飯野川高校十三浜校を卒業した後、警視庁警察官となった。病に倒れて生涯を終えるまでの約37年間、警官人生を歩み、この半分は凶悪事件を専門に担当する刑事部捜査一課の刑事として活動。オウム真理教による坂本弁護士一家殺人事件の解決などで61件の警視総監賞を受けた名刑事だった。
今回放映するドラマのベースとなった同名小説(産経新聞出版)の著者で、元産経新聞警視庁担当記者の小野義雄氏は“人情刑事”“最後の捜査一課デカ”と称する。取り調べの能力を高く評価し、「容疑者の心を真綿のように優しく包み込んだ」と表現した。
ドラマ制作を担当した藤本一彦プロデューサーも「金七さんの人間性に惚れて企画した。彼の取り調べは、まるで寓話の『北風と太陽』で、容疑者を力ずくでなく、暖めることで心の中に入っていく。主演の柳葉さんは、まさに金七さんになりきって好演した」と語る。
金七氏と9歳違いの妹で、今回スーパーモーニングの取材も受けた遠藤すえ子さん(59)=石巻市北上町十三浜=は、兄がこのように取り上げられることに驚いている。「刑事になったばかりのころは顔つきも厳しかったけれど、年をとるに従って穏やかな表情になっていました」と思い出す。
常に故郷のことを心にとめており、時間ができれば帰省して家族と再会したい思いが強かった。しかし親戚の結婚式に出席する予定にしていても、新幹線内で呼び出しを受けて東京へ引き返すほど、事件に追われる生活だったという。
テレビ朝日が「フィクションの刑事ドラマでは表現できない迫真に満ちた場面を構築した。中でも金七と容疑者との極限状態での心理戦は大きな見どころ」と太鼓判を押す作品。石黒賢、榎本孝明、大杉漣、岸本加代子氏らも出演し、重厚な世界観を創出する。
【写真】生前、数々の大事件を担当し、“落としの名人”として語り継がれる小山金七刑事(前列中央)<>2010/5/26
3040<>3040.jpg<>チャレンジデーin東松島、市を挙げて健康づくり<> 運動やスポーツの参加率を競う「チャレンジデーin東松島」が26日、市内一斉に行われた。早朝からラジオ体操やウオーキングに挑戦する市民の姿があり、健康やまちづくりのきっかけとした。
同デーは午前0時から午後9時まで、市内で15分以上体を動かしてエントリー。世界規模で開かれ、合併5周年記念で初参加の東松島市は、茨城県常陸太田市と参加率を競う。
東松島市では、オープニングイベントとして、7会場で早起きラジオ体操を開催。市民体育館には子どもからお年寄り約20人が集まり、通勤や通学前にさわやかな汗を流した。
早起きは平気という矢本東小2年の高塚萌寧ちゃん(7)は「体を動かして楽しかった」と笑顔。父で小学校教諭の裕之さん(41)は「娘にせがまれ、引っ越し5年目で初めて体育館に来ました」と話していた。
市実行委員会では、人口約4万3千人の50%の参加が目標。各市民センターをリレーする42・195キロのきずなウオーキングなど住民参加型のイベントを用意したほか、地域や職場、学校単位で企画した運動や清掃活動に取り組んだ。
【写真】早起きしてラジオ体操。市内で一斉に行われた(東松島市民体育館)<>2010/5/26
3039<>3039.jpg<>県総体ラグビー、石巻工3回戦進出<> 第59回県高校総体ラグビー競技が22日から、石巻市総合運動公園フットボール場で行われている。石巻勢は1回戦で石巻が44―5で古川工業に勝利したが、2回戦で敗退。2回戦から登場した石巻工業は高専名取に勝利した。
大会には石巻工、宮城水産、石巻の石巻勢を含む18チームが出場した。トーナメント方式で試合が行われ、上位2チームが東北大会に進む。
初日の22日は1回戦4試合を実施。石巻は前半から押し気味に試合を進め、ハーフタイム時で22―0とリード。後半に入っても得点を重ね、危なげなく勝利を手にした。
一方、仙台と対戦した宮城水産はハワイ沖でのマグロ船実習で主力2人を欠く苦しい状況。代わって先発した1年生の活躍などで接戦に持ち込んだが、19―20で敗れた。
25日の2回戦は、石巻が仙台二と対戦したが、22―27で惜しくも敗戦。石巻工業は高専名取と戦い、12―12の同点で試合を終えたが抽選で勝利した。
石巻工業は6月1日午前11時から、石巻市総合運動公園で行われる3回戦で第1シードの仙台育英と対戦する。
【写真】古川工陣内に攻め込む石高FW(22日、石巻市総合運動公園)<>2010/5/26
3038<>3038.jpg<>桃水まつり、10月に初開催…後藤桃水翁を顕彰する会総会<> 民謡を全国に広めた東松島市大塚出身の後藤桃水翁を顕彰する会(内海國雄会長)は先日、同市野蒜市民センターで平成L年度の総会を開いた。桃水を民謡の「名付け親」としていたが、「育ての親」とすることに規約を変更。桃水の生誕130年、没後50年に合わせ10月30、31日に奥松島体育館で初めて開く「後藤桃水まつり」の実施計画を承認した。
本年度事業計画など7議案を審議。後藤桃水まつりの開催は、会の発会目的となっている。また、桃水が民謡の名付け親かどうかは異論もあるため、「育ての親」として顕彰することに規約を改めた。
総会には、会員約60人が出席。和光大学=東京都=表現学部の長尾洋子教授による「モダン東京と後藤桃水」と題した記念講演もあった。
◇名管「二葉園」吹奏も
後藤桃水まつり「後藤桃水翁を偲ぶ民謡大会」の実施計画がまとまり、テーマを「民謡のふるさとに桃水を語り・桃水を唄う」に決めた。石巻にゆかりのある名管「二葉園」の吹奏もある。
歌唱部門と尺八部門があり、それぞれ少年少女や一般の部などに分かれる。ともに7月30日まで参加者を募集。歌唱部門は「さんさ時雨」や「大漁唄い込み」など桃水が育てた民謡のほか、桃水の弟子がかかわったものを大会応募曲とした。1日目は主に歌唱部門一般の部予選会、2日目が各部門の決選大会を行う。
名管「二葉園」は、最後の仇討ち≠ニして小説にも描かれた新発田藩士・久米孝太郎が虚無僧となって仇敵を探し回り、石巻市祝田で本懐を遂げるまで所持していたもの。一節切という長さ42センチの現代尺八の元祖で、孝太郎から佐藤淡水、小梨錦水、後藤桃水、菊池淡水と引き継がれた。まつり2日目に、6代目継承者の小坂淡童さんが「二葉園の響」を披露する。
出場の申込先は、市コミュニティセンター内の実行委員会(カ82―1111)。
【写真】 桃水まつりを初開催する本年度事業計画などを承認した
<>2010/5/25
3037<>3037.jpg<>「石巻を光で輝かそう!」…7月のマンガ灯ろう祭り参加者を募集<> 「第10回石巻マンガ灯ろう祭り」が7月25日、石巻市の中瀬公園などで開かれる。実行委員会(板橋一男委員長)では参加者を募集している。主催は石巻市や市教委、街づくりまんぼうなどで構成する実行委員会。石巻市中心市街地の各商店街や石巻日日新聞社などが後援する。
「ふるさとに灯りをともそう!人の光がまちを変えるX」をテーマに毎年夏に開催されているイベント。昨年も大勢の家族連れや子どもたちが訪れ、約2千個の灯ろうを設置。ぬくもりを感じさせる光の川≠公園内に作り出した。
10周年を迎える今年は内容を充実させ、シージェッター海斗ショーがパワーアップ。例年通り、ステージイベントを繰り広げるほか、出店も軒を連ねて祭り気分を盛り上げる。
募集する灯ろうは2部門。「マンガ灯ろう」は実行委で配布する用紙を使って作製。ペットボトルやプラスチックコップで作るものも募集する。このほか家族や企業など団体で作る「創作灯ろう」も参加を募っている。
【写真】 幻想的な灯りで市民の心を和ませるイベント。今年は7月に開催する
<>2010/5/25
3036<>3036.jpg<>出水期に備え訓練…北上川下流河川事務所<> 本格的な出水期を前に、国土交通省東北地方整備局北上川下流河川事務所(島田昭一所長)は先日、洪水対応演習を行った。関係機関との的確な情報伝達、復旧計画の策定などに取り組み、河川の氾濫(はんらん)に備えた防災体制を確認した。
演習は毎年、国交省が全国一斉で実施している。同事務所では台風による大雨で、江合川で水位が上昇していると想定。仙台管区気象台、県、石巻市、涌谷町、美里町などが協力し、水防警報、洪水予報、ダム放流情報の連絡体制を確かめた。
事務所内に支部の災害対策室が設置され、各水位観測所や職員巡視からのデータが集められた。想定水位の情報に合わせ、対策室が注意体制、警戒体制、非常体制に切り替えた。
被害の軽減を図るため、情報を元に洪水の被害程度などを事前に予測し、早急な復旧対策に備えた。
涌谷町内で堤防が決壊したとして、市町村長との情報共有訓練、被害情報の把握も実施。職員は県や町と連絡を取り合い、本番さながらに洪水や避難情報の共有に努めていた。
また、同事務所は、5月の水防月間に合わせて、出水期を迎える準備の一環として、管内の樋管、橋梁など許可工作物の点検も行っている。
【写真】 情報伝達や復旧計画の策定などに取り組んだ
<>2010/5/25
3035<>3035.jpg<>新議員34人決まる…投票率61・54% ほぼ前回並み<> 39人が立候補した石巻市議会議員選挙は23日、市内137か所で投票が行われ、即日開票の結果、新議員34人が決まった。トップは3572票を獲得した新人の山口荘一郎氏(33)。前職1人が返り咲いた一方、現職、新人含めて5人が涙をのんだ。地区別当選者数は石巻21人(立候補者24人)、河南3人(同4人)、河北2人(同2人)、雄勝2人(同2人)、桃生2人(同3人)、北上2人(同2人)、牡鹿2人(同2人)。とくに争点もなく、盛り上がりに欠けるといわれた市議選だが、投票率は61・54%とほぼ前回並み。しかし大票田の石巻地区は49・60%と伸び悩んだ。
投票は23日午前7時から137か所(旧石巻市内59か所、旧6町78か所)で行われ、トラブルもなく午後8時にはすべての投票所を閉鎖。開票作業は午後9時40分から河北総合センターアリーナで始まり、職員約250人があたった。
開票状況は10時20分を皮切りに30分おきに発表され、3回(11時20分)までは全員が横並び。4回から票差が出始め、日付が変わった午前0時20分には山口氏が3千票を超したほか、20人が2千票台の当選圏に入った。
この時点で当選ラインは1700票台となり、し烈な最下位争いが展開されたが、最終的には68票差で高橋誠志氏がX番目に滑り込んだ。混戦の中には旧石巻市議会を含めて議長経験者が多く、開票所の市民からは「予想外の展開」との声が聞かれた。
選管確定は予定通りの午前1時30分。佐藤忠之委員長は「ミスなく順調に開票作業を終えることができた」と話していた。投票総数は8万2247票、有効投票数は8万1573票で、無効は674票。今市議選には阿部(安倍)の名字が9人、高橋が4人立候補したが、案分はわずか39票だった。
改選前との比較では石巻地区が2人増えて21人、河南は1人減って3人、現職が勇退した河北は1人減らして2人となった以外、他の4地区に変動はなかった。政党別では前回同様、公明、共産が3議席、民主が1議席を守ったほか、新たに社民が1議席を確保した。無所属は26人。
<>2010/5/24
3034<>3034.jpg<>コクと香りの桃生茶 摘み取り始まる<> 香り高く味が濃い「桃生茶」の一番茶の摘み取りが23日、始まった。石巻市桃生町樫崎の鹿島茶園(佐々木浩代表)では、北上川を見下ろす風光明美な段々畑で、地元の女性たちが茶葉を手摘みしていた。早ければ6月初旬には県内の店頭に並ぶ予定。
50年近い歴史のある鹿島茶園では、北上川沿いにある1・5ヘクタールの茶畑に「やぶきた」など8種ほどを栽培。南向きの斜面に日が当たり、川から上がる霧が茶に良い影響を与えるという。
立春から88日が茶摘みに適した時期とされるが、気候の関係で桃生地区では20日ほど遅く始まるため、「百八茶」ともいわれる。今年は4月の低温、天候不順などの影響で、昨年より3日遅い一番茶の摘み取り開始となった。
収穫した茶葉は近くにある農協の製茶工場で製品化し、直売所やしみん市場、道の駅「上品の郷」などで販売する。一番茶は6月10日前後までで、7月中旬から下旬にかけて二番茶の摘み取りを行う。
【写真】 地元の女性らが一番茶を手摘みした
<>2010/5/24
3033<>3033.jpg<>コバルトーレ初勝利…秋田カンビアーレに1―0<> 東北社会人サッカーリーグ1部は23日の第6節、コバルトーレ女川(8位)が秋田FCカンビアーレ(3位)と敵地・秋田県鹿角市陸上競技場で対戦し、1―0で昇格後初の勝利をおさめた。コバルトーレは順位を1つ上げ7位となった。
コバルトーレは、開幕戦から主力組がけがで離脱し、ここまで5戦5敗の厳しい状況。カンビアーレのキックオフで試合が始まった。互いに何度かのチャンスを作りながら進んだ前半20分、コーナーキックを得たコバルトーレは、ゴール前の混戦からFW武田大輝がこぼれ球をけり込み先制。後半はいら立つ相手のミスも誘って、得点を与えなかった。
次節は30日、ホームの女川町陸上競技場にNECトーキンFCを迎え、午後1時にキックオフ。今季ホーム戦初勝利を目指す。
<>2010/5/24
3032<>3032.jpg<>初戦組み合わせが決定…石日旗争奪少年野球大会<> 第52回石日旗争奪少年野球大会の組み合わせ抽選会22日、石巻文化センターで行われ、出場41チームの対戦相手が決まった。主将や監督らは半世紀を超える歴史ある大会に名を刻もうと闘志を燃やし、緊張感の中でくじを引いていた。開会式は、6月18日に石巻市民球場で開催。試合は19日から同球場などで繰り広げられる。
石巻日日新聞社の主催。石巻市、東松島市、女川町、各市町教育委員会、NPO法人石巻市体育協会、石巻野球協会、県野球連盟石巻西支部、石巻市・東松島市各スポーツ少年団、石巻市野球スポーツ少年団連絡協議会、東松島市同、社会を明るくする運動石巻市実施委員会、石巻市社会福祉協議会、石巻市PTA協議会、財団法人石巻市文化スポーツ振興公社が後援(予定)する。また、開会式の打ち上げ花火で大橋商店が協賛している。
抽選会では、石巻日日新聞社の佐藤勝雄代表取締役会長が「本番までの期間でさらに練習に励み、悔いのない思い出の大会にしてほしい」とあいさつ。開催要項の説明後に、石巻野球協会審判部の石森峻副部長がルールなどの注意事項を説明した。
その後は各チームの主将らがくじを引いていった。飯野川一小―二小の同じ地区対決など、トーナメント表が埋まっていくたびに会場はどよめきに包まれていた。
また、開会式で選手宣誓を行うのは幸運の7番くじ≠引いた石小レッドベンチャーズの堺理久主将。「目標は優勝。宣誓は、大きな声ではっきりと大会に出場できる感謝の気持ちを伝えたい」と意気込みを語っていた。
【写真】 トーナメント表の前で闘志を燃やす選手たち
<>2010/5/22
3031<>3031.jpg<>サン・ファン祭り 家族連れでにぎわう<> 復元された慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の進水日(平成5年5月22日)を記念した初夏恒例のサン・ファン祭り(同実行委員会主催)が22日、石巻市渡波のサン・ファンパークをメーン会場に始まった。出店やステージイベントが行われ、大勢の人たちでにぎわっていた。23日も行われる。午前10時―午後4時。
祭りは伊達政宗や支倉常長の偉業をたたえるとともに、サン・ファン号のPRを図るのが目的。今年のサブタイトルは「イタリアが香るドルチェな休日」。ドルチェはイタリア語で「甘く優しく柔らかく」の意味で、日本人で初めてチョコレートを口にしたと伝えられる常長にちなんだ。パスタなど食を通じて、慶長使節団が訪れたイタリアのカラーを前面に出した。
初日の22日は好天に恵まれ、家族連れも多く来場。生ライブやパフォーマンスが展開されるステージイベントや「ふれあい動物ランド」などを楽しんだ。
祭り期間中は、サン・ファン館の入館料が半額の350円(高校生以下は無料)となる。
【写真】 ステージイベンドでにぎわうサン・ファンパーク
<>2010/5/22
3030<>3030.jpg<>「世界の牡蠣王」功績称えて…宮城氏顕彰碑の説明板除幕式<> 「世界の牡蠣(かき)王」と呼ばれ、カキの養殖技術の確立、普及に尽くした宮城新昌氏(1884―1967)らの功績を称えた顕彰碑の案内説明板が新しく建てられ、21日に石巻市荻浜の現地で除幕式が行われた。宮城氏の二女で食生活ジャーナリストの岸朝子さんも出席。石巻のカキが世界へと広がることを願った。
案内板は、食を通じた観光振興を目指す知産地賞の会(代表・後藤宗徳石巻観光協会会長)と石巻かきブランド化事業委員会(石森裕司会長)が、宮城氏一族の功績を多くの人に知ってもらうとともに、石巻観光大使として活躍する岸さんへの感謝を込めて設置した。昭和54年に建てられた顕彰碑は、文字が読みにくくなっていた。そのため案内板に碑の要約文を刻み、岸さんのメッセージも記した。盤面はたて90センチ、横60センチのステンレス製で、高さ120センチ。
除幕式では、知産地賞の会の後藤代表らが「先人の偉業とカキ生産者の努力を伝えたい」とあいさつ。養殖カキの発展、チリ中部沖地震で被害を受けた漁業の復興を祈願し、神事を執り行った後、荻浜小学校の全校児童21人が「荻小ソーラン」を披露した。岸さんは「世界に宮城発のカキが広がり、栄養のあるカキを食べて心も体も健康で暮らしてほしい」と語っていた。
宮城氏は、カキ養殖の最適地として石巻市万石浦で垂下式養殖法を普及。昭和6年から荻浜でカキ養殖と種ガキの採苗を行った。長期輸送に耐える種ガキを育てる抑制法も考案。「栄養があって美味しいカキを豆腐のように食べさせたい」が口癖だったという。
【写真】 顕彰碑の前に建てられた案内説明板と岸朝子さん
<>2010/5/22
3029<>3029.jpg<>岸さんらが茶摘みを体験 北限の茶を味わう<> 食生活ジャーナリストの岸朝子さんと伊達家18代当主の伊達泰宗さんらが20日、北限の茶畑とされる石巻市桃生町樫崎の茶畑を視察した。
視察は、地元産の食材を生かした地域振興に取り組む「知産地賞の会」(後藤宗徳会長)が実施。岸さんが父・宮城新昌氏の顕彰碑案内板の除幕式(21日)に出席するため来石したのに合わせて行った。また伊達家初代・政宗が産業振興のため桃生地区に茶の生産を奨励した縁から泰宗さんも同行した。
この日は、岸さんのほか、県や石巻市などの関係者30人が鹿島茶園(佐々木浩代表)の茶畑を訪れた。佐々木代表が「今年は4月に天候不順と低温が続いて芽が出るのが遅れている。今後の天気に期待したい」などと説明。
その後、参加者たちは茶摘みを体験。岸さんと伊達さんらは、佐々木代表からコツを教わりながら、一つひとつ丁寧に葉を摘んでいった。
摘み立ての葉を食べた岸さんは「とてもみずみずしかった。苦味の後に甘みが来るのが良い」と笑顔。伊達さんは「政宗公が茶を根付かせようとした思いが今も受け継がれていることはありがたい」と話していた。
また、同日は、岸さんらが石巻グランドホテルでカキを使ったさまざまな料理を試食した。
【写真】 茶を摘む岸さん(右端)と伊達さん(右から3人目)ら
<>2010/5/21
3028<>3028.jpg<>身近な法律家に相談を…県司法書士会 相談センター開所<> 宮城県司法書士会(鈴木忠夫会長)は19日、石巻司法書士相談センター=石巻市鋳銭場5―9=を開設した。同センターは祝日を除く毎週水曜日に開かれ、遺言や相続、債務整理などの相談を無料で受け付ける。
これまでは、同会に所属する司法書士が石巻地方を巡回する形で相談会を実施していたが、今回、常設の相談所としてオープンした。初日は石巻市などの市民15人が来所し、相談していた。
鈴木会長は「司法書士は市民に身近な法律家。気軽に相談に訪れてほしい。地元密着で愛されるセンターを目指したい」と話した。
開所時間は午後1時30分―4時30分。相談は1人30分程度で、地元のほか、仙台市や登米市などの司法書士が対応する。相談は事前予約が必要。
【写真】 テープカットで開所を祝った
<>2010/5/21
3027<>3027.jpg<>好発進 石高はコールド勝ち…高校野球春季県大会<> 第57回春季東北地区高校野球宮城県大会が21日から、県内の各グラウンドで始まった。各地区の予選を勝ち抜いてきたチームが東北大会出場を目指し、熱戦を繰り広げている。
大会には、石巻勢の石巻、宮城水産、石巻西を含む24チームが出場。トーナメント方式で試合が進められ、上位3チームに東北大会への出場権が与えられる。
初日は県内3球場で一回戦8試合を実施。このうち、石巻市民球場の第1試合では石巻が宮城県工業と対戦。7―0の七回コールドで勝利した。
石巻は二、三回に1点ずつを挙げると、五回には阿部晃彦選手の右中間への二塁打などで2点を追加。また六回にも相手の失策などで3点を入れた。
一方、投手陣は主戦の大友修平投手が再三、走者を出すものの要所を締める投球で相手打線を零封。リリーフ左腕の柴田敬介投手が最終回を締め、完封リレーを披露した。
この日、同球場の第2試合で石巻西が仙台東と対戦。その勝者と宮城水産が22日午前9時から、名取市の愛島球場で2回戦を戦う。
【写真】 五回にタイムリーを打つ石巻の阿部晃彦選手(石巻市民球場)
<>2010/5/21
3026<>3026.jpg<>市民ギャラリーで花の宴「華道協会いけばな展」<> 華道8流派の師範らで組織する石巻地区華道協会(奥田流翠理事長)の第21回いけばな展が20日、石巻市役所市民ギャラリーで始まった。今年は創立30周年の節目で、また新庁舎を会場とした初の催し。アジサイや藤をはじめ色鮮やかな春から初夏の花々が並び、来庁者を和ませる憩いの空間を創出している。
20―22日の前期と23―25日の後期で開催し、延べ約120人が出展する。初日は開会式が行われ、奥田理事長は「待ちに待った新庁舎でいけばな展を開催できることは、大変うれしい。生命感あふれる草花をゆっくり楽しんでいただきたい」とあいさつ。来賓の北村悦朗副市長らも市民ギャラリーが花で彩られることを喜んだ
会場には1メートル以上ある大作や小さいながら凛とした作品など約60点を展示。いずれも花材、花器にもこだわっており、訪れた人たちは華道の魅力を存分に味わっていた。入場無料。午前10時―午後7時(22日のみ午後4時まで)。16日の創立30周年記念式典での表彰者は次の通り。(敬称略)
▽感謝状=立花善夫((株)石巻花卉園芸社長)▽功労者表彰=平塚華照(石巻地区華道協会元理事長)小畑広影(同)佐々木功暎(同)稲井理善(同協会元副理事長)浅野紫霞(同協会設立理事)安部一力(同)大林友秀(同)熊谷唱雨(同)佐藤峰苑(同)中嶋梢霞(同)
【写真】 生命感あふれる作品で市役所に憩いの空間
<>2010/5/20
3025<>3025.jpg<>伝統の石高対石商定期戦…今年は4―3で石商V<> 石巻高校(須藤亨校長、生徒711人)と石巻商業高校(若山壽之校長、生徒594人)の「第53回定期戦」が18日、石巻市民球場で行われた。伝統校のプライドをかけて両校の硬式野球部が熱戦を展開。今年は石巻商が石巻の連覇を阻止し、4―3で勝利した。石巻商の優勝は平成11年度以来11年ぶり。
開会式では、須藤校長が「両校伝統の1戦。フェアプレーと全力プレーで試合に臨んでほしい」と激励。優勝杯を返還した後、石巻高の高橋拓史主将が「選手、応援団ともに全力を出し切ることを誓います」と選手宣誓。応援合戦で両校生徒が声を張り上げ、選手を後押しすると、会場は熱気に包まれた。
試合は、石巻が先行するとすぐに石巻商が追いつくシーソーゲームとなった。3―3の同点で迎えた最終回、石巻の攻撃を0点に抑えた石巻商の攻撃。失策で出た6番梶原真次を犠打で3塁まで進めると、代打の佐久間翔太が内野安打を放ち、サヨナラで勝利した。
両校の生徒、OB、保護者らがスタンドを埋め、チャンスの場面が来るたびに、会場が沸いた。
硬式野球の対戦成績は、石巻商の13勝14敗4分け。応援特別賞には石巻商が輝いた。
結果は次の通り。
石 巻
200 010 000 3
020 010 001× 4
石巻商
【石】大友、柴田、三浦裕―日野【商】阿部―梶田▽三塁打=小山(石)▽二塁打=梶原、梶田(商)
【写真】 スタンドからの大声援を受けながら、熱戦を繰り広げた
<>2010/5/20
3024<>3024.jpg<>恒例のサン・ファン祭り イベント多彩に今週末開催<> 復元された慶長遣欧使節船「サン・ファン・バウティスタ号」の進水日(平成5年5月22日)を祝う、初夏恒例のサン・ファン祭り(同実行委員会主催)が22、23日、石巻市渡波のサン・ファンパークをメーン会場に行われる。「イタリアが香るドルチェな休日〜サン・ファン館オープンE周年記念〜」をテーマに、多彩なイベントを繰り広げる。サン・ファン館では「3年後に迫った出帆400年に向けて、盛り上げていきたい」と話している。2日間は、サン・ファン館の入館料が半額の350円となる(高校生以下は無料)。
同祭りは、伊達政宗や支倉常長の偉業を称えるとともに、慶長使節船サン・ファン号や同パークのPRを図る狙い。今年で17回目。
イベントは、仙台藩志会の演舞・剣祓いで幕開け。ステージでは鼓笛演奏やチアリーディング、ハワイアンフラダンスなどを繰り広げる。
22日のステージイベントには、フリースタイルサッカーの世界チャンピオン・Nam The Man選手、石巻市出身のソウルシンガー月嶋カリンさんが出演する。
また、パーク内には、パスタやシーフード炭火焼きなどの出店が軒を連ねるほか、「ふれあい動物ランド」やミニSLの運行など子どもが楽しめるコーナーが充実。館内で石巻地区華道協会の生け花展、渡波漁港でヨットの無料体験クルーズもある。
時間は、22日が午前11時から午後8時30分、23日は午前10時から午後4時まで。
【写真】 サン・ファン号の進水日を記念するサン・ファン祭り
<>2010/5/19
3023<>0<>第52回石日旗争奪少年野球大会 22日に文化Cで抽選会<> 第52回石日旗争奪少年野球大会の組み合わせ抽選会が、22日午前10時から石巻文化センターで開かれる。出場チームの主将や監督らが集まり、初戦の組み合わせをくじ引きで決める。受け付けは午前9時30分から。
石巻日日新聞社の主催。参加チームは石巻地方の41チームで、小学生球児たちが深紅の大優勝旗を目指して対戦する。
大会はトーナメント方式で進められる。抽選会では初戦となる1・2回戦20試合の組み合わせを決定。幸運の7番くじ≠引いたチームは開会式で選手宣誓を行う。
このほか抽選会当日は大会要項が説明されるほか、抽選会の恒例となった主将たちによるユニホーム姿での写真撮影も実施する。
今年の石日旗大会の開会式は、6月18日午後6時30分石巻市民球場。試合は19日から、石巻市民球場や石巻野球場、女川町総合運動場で行われる予定。
<>2010/5/19
3022<>3022.jpg<>自転車利用増える時期 マナー向上を<> 初夏のやわらかな日差しを浴びてサイクリングに最適な季節。街では、自転車に乗って通勤や通学する人の姿が多く見られるようになった。しかし、石巻地方では、自転車が絡む事故がたびたび発生している。警察は、「自転車もハンドルを握れば自動車と同じだという認識を持って使用してほしい」と注意喚起している。
昨年、石巻市内の信号機のない丁字路交差点で、自転車と車が出合い頭に衝突。自転車に乗っていた男性(当時75)が足に軽いけがを負った。また、おととし12月には、同市の十字路交差点で、自転車に乗っていた男子高校生(当時17)が車にはねられ、死亡する事故もあった。
自転車事故の危険性について、「自転車やバイクは転倒すると即、けがにつながりやすい。頭などを強く打ち亡くなる事もある」と石巻署交通課。事故に遭わないため、交通ルールの順守を強調している。
だが、自転車利用者の規則違反は後を絶たない。県警は平成16年9月から違反者に「レッドカード」を交付する警告活動を展開している。
同署交通課のまとめによると、昨年1年間でレッドカードを交付したのは、3356件。内訳は「2人乗り」が最も多い812件で、次いで「無灯火」が750件、「歩行者に危険をおよぼす違反」が614件などと続く。
全交付件数に占める、中・高校生や大学生の割合は約半以上に当たる2160件。若い世代の自転車利用のマナー低下が浮き彫りとなった。
早川勇藏同署交通課長は「自転車は免許が要らない気軽な乗り物だからこそ注意が必要。自転車をよく利用する時期だが自覚を持って乗ってほしい」と話している。
◇石巻署が市総合運動公園で啓発活動
石巻署は16日、石巻市南境の石巻市総合運動公園フットボール場で、自転車利用のマナー向上などを呼び掛ける啓発活動を行った。
活動は、ソニー仙台FCと佐川印刷SCのJFL公式戦が、同競技場で開かれたのに合わせて実施。同署員とソニー仙台の関係者ら計約10人が参加し、試合観戦に訪れたサポーターらに「ルールを守って自転車に乗って下さい」などと声を掛けながらチラシを配布していた。
また、会場では、パトカーや白バイなどの展示も行われ、子どもたちの人気を集めていた。
【写真】 チラシを配り、安全な自転車利用を求めた(石巻市総合運動公園で)
<>2010/5/18
3021<>3021.jpg<>菜の花一面 市民球場8個分<> 石巻市真野の稲井小学校・中学校前の田んぼが、満開を迎えた菜の花で覆われている。その面積は約13ヘクタールあり、約1・6ヘクタールの石巻市民球場が8個入る広さ。緑一色の田園風景にあって、菜の花の黄色がひと際鮮やかに写る。
農業生産組織のグリーンファーム真野大谷地(三浦寿悦代表)が、稲刈り後の水田に景観形成の転作作物として作付け。昨年11月ごろに種をまき、黄金週間中に咲き始めた。県道稲井・沢田線沿いに1キロほど続き、車を止めて見入るドライバーの姿もある。
実がなる来月中・下旬に刈り取り、菜種油として販売するという。花は今週末ぐらいまで楽しめそうだ。
【写真】 鮮やかな菜の花の黄色が広がる
<>2010/5/18
3020<>3020.jpg<>1週間の舌戦スタート…39人立候補 少数激戦に<> 任期満了に伴う石巻市議会議員選挙が16日告示され、23日の投票日に向けて1週間の選挙戦がスタートした。立候補したのは、定数34に対して予想通りの39人で、前々回(平成17年)の61人、前回(18年)の48人を大幅に下回る少数激戦となった。各候補者は、16日午前、地元や市内中心部に設けた事務所前で第一声を挙げた後、早速、各地区に選挙カーを走らせ、有権者に支援を求めた。
立候補したのは、現職33人、前職1人、新人5人。政党別は、公明、共産が各3人、民主、社民各1人、その他の31人はいずれも無所属。地区別では石巻24人、河南4人、桃生3人、河北、雄勝、北上、牡鹿各2人となっている。
庁舎移転後初めての市議選届出受付は、16日午前8時30分から市役所6階の市民ホールで行った。それに先立って8時から届出順を決める抽選を始めたが、すでに39陣営が勢ぞろい。候補者の番号が決まると、選挙事務所に電話で報告していた。
選挙の七つ道具を手にした立候補者は、早速、事務所前などで第一声を挙げた。「皆さんの代表として支えてほしい」「石巻を活力のあるまちにするため、ぜひ、市政の場で仕事をさせてください」など熱い思いを訴えた。
いつになく有権者の反応が鈍かった前哨戦。しかし告示を迎えて市内345か所の掲示板にポスターが張られ、39陣営の選挙カーがお願いコール≠展開することで、まちにも市議選ムードが漂ってきた。「やっと選挙らしくなってきた」と語る陣営もあり、短期決戦≠フゴールを目指して、1週間の選挙戦が繰り広げられる。
石巻市の有権者数は5月15日現在、13万5375人(男6万4486人、女7万889人)。
【写真】 1週間の選挙戦がスタート。どの候補者も票の掘り起こしに力を入れる
<>2010/5/17
3019<>3019.jpg<>石巻市内名所など散策…駅長おすすめ小さな旅<> JR石巻駅(秋元達夫駅長)の「駅長おすすめの小さな旅」が15日、同駅を発着点に行われた。県内のほか、遠くは山形県や埼玉県から訪れた観光客約20人が参加し、徒歩で石巻市内の名所を訪ねた。
「小さな旅」は、石巻地方の魅力に多くの人に触れてもらおうと通年で実施。これまで、「日和山の桜散策」「釣石神社を訪ねる」「おながわ秋刀魚(さんま)収獲祭を満喫」などのテーマで石巻地方を探訪し、人気を集めている。
今回は、「石巻の名所と歴史を散策」がテーマ。まちの歴史の説明は石巻観光ボランティア協会のメンバー4人が担当した。
一行は、駅前からマンガロードを通り、旧石巻ハリストス正教会や住吉公園、石巻鋳銭場跡などを徒歩でたどっていった。参加した人たちは、キャラクターモニュメントや街並みを写真に収めていた。
家族2人で参加した多賀城市の公務員、高橋一彦さん(52)は「石巻のまちの中を歩くのは初めてで大変興味深い。ガイドの説明があってとても分かりやすい」と笑顔を見せていた。
秋元駅長は「市内を改めて見直そうと今回の企画を考えた。今後も石巻地方を多くの人に向けて発信したい」と意気込みを語っていた。
【写真】 石巻市内を歩いて観光する参加者たち
<>2010/5/17
3018<>3018.jpg<>波に乗れず惜敗…コバルトーレ女川<> 東北社会人サッカーリーグ1部第5節は16日、女川町陸上競技場などで行われた。コバルトーレ女川は、FCプリメーロ(福島県)の攻撃をかわしきれず、2―3で敗れた。
前半17分で先制を許したコバルトーレは、直後の19分、ドリブルでFW武田大輝がゴールを決め、ゲームを振り出しに戻した。しかし後半、波に乗ったプリメーロに2点を奪われ、ロスタイムに混戦の中から武田が抜け出し1点を返すも、追いつくことができなかった。
コバルトーレは23日午後1時から秋田県鹿角市陸上競技場でFCカンビアーレと第6節を戦う。
【写真】 混戦の中からFW武田が抜け出しゴールへ
<>2010/5/17
3017<>3017.jpg<>日和山公園でつつじ祭り始まる<> 石巻市の日和山公園でつつじ祭りが始まった16日、恒例の野点(のだて)が行われた。五月晴れの好天に誘われて公園を散歩していた市民らが立ち寄り、のどと心を潤していた。
茶道表千家石巻教授者会(松川宗湧会長)がつつじ祭りに合わせて毎年開催しているもので、今年で21回目。同公園には霧島つつじ、琉球つつじなど10種約450株があるが、今年は天候の影響で開花が遅れ、現在、咲いていたのはまだ一部。しかし八重桜などが満開をむかえているため、いつもとは違った風情ある催しとなった。
また今回は、昨年の文化庁委託による伝統文化子ども教室で茶道を習った小中学生も主催側で参加した。和服で来客をもてなした蛇田中学校1年の鈴木未来さん(12)は「お茶をすることで作法と日本の心を学べました。初めての野点で少し緊張しますが、お客さまに楽しんでもらえるよう思いやりの心で接したい」と話していた。
同公園のつつじが見ごろを迎えるのは、今月末の見通し。
【写真】 満開の八重桜の下で来客をもてなした
<>2010/5/17
3016<>3016.jpg<>リハで手順確認…市選管<> 石巻市選挙管理委員会は15日、市役所で届出受付のリハーサルを実施した。臨時を含む職員ら17人が本番を想定しながら受付事務の流れを確認し、16日の告示に備えた。
リハーサルでは立候補関係者役が届出の順番を決めるくじを引き、選管役は届出書類を確認するなど本番と同じ作業手順を踏んだ。立候補者のタスキや腕章などいわゆる七つ道具≠フ数、印刷ミスの有無も調べた。
市選管の佐藤忠之委員長は「準備は万端だが、庁舎移転で受付会場が変わっており、立候補者を上手く誘導できるかが課題。細部まで作業手順を確認してスムーズな受け付けを心掛けていく」と話していた。
立候補の届出受付は16日午前8時30分から市役所本庁舎6階の市民ホールで行う。庁舎北側の入り口を同7時30分に開放する。書類受付は午後5時まで。期日前投票は17日―22日の6日間。市役所5階市民活動ルームCと6総合支所、4支所の計11か所で時間は午前8時30分―午後8時。
【写真】 本番を想定してリハーサルを行った
<>2010/5/15
3015<>3015.jpg<>川と地域の未来学ぶ…矢口さん「北上川物語」<> 石巻市民有志らによる北上川環境保全啓発プロジェクトは14日、石巻市役所3階にある環境情報センターでセミナーを開いた。石巻地方の自然、歴史などに詳しい矢口清志さんが講師となり、「北上川物語」と題して講話。市民10人が参加し、熱心に耳を傾けた。
同プロジェクトが石巻川開き祭りに向けて実施する「北上川へのラブレター」の一環。3回セミナーの初回であるこの日は、人間と川とのかかわりや水の持つエネルギー、河口の石巻地方が地理的、地質的にどのように形成されたかなどを写真、資料を参考に解説した。
矢口さんは世界4大文明が大河と深くかかわっていたように石巻地方も北上川によってさまざまな恩恵を受けてきたことを紹介。「川の成り立ちや文化を幅広く学ぶことで、未来にどのように活用していくかを考えることができる」と話していた。
セミナーは6月11日、7月9日にも同じ場所で開催。「北上川へのラブレター」は5月16日にLEDメッセージボード製作会を市社協ホールで開く。
【写真】 北上川によって受けてきた恩恵など解説する矢口さん
<>2010/5/15
3014<>3014.jpg<>大会に向け猛練習中…稲井小<> 自転車の安全運転の技術と知識を競う「交通安全子供自転車大会県大会」の出場に向け、石巻市立稲井小学校(富田淳校長、児童295人)の子どもたちが練習に励んでいる。同校は昨年の大会で、3位に入賞した。児童たちは「練習は大変だけど、今年もぜひ入賞したい」と張り切っている。
大会は県警と県交通安全協会の主催で、6月5日に仙台市青葉区の宮城広瀬体育館で開かれる。石巻地方からは、稲井小のみが出場。今年は5、6年生の17人が参加する。
本番に向けた練習は、今月A日放課後から、同校体育館で始まった。地元の指導員や石巻署員ら3人が安全な乗り方などを熱心に指導していた。
大会は、悪路を想定した道路や交差点などの正しい通過方法を問う「実技」と道路標識の判別などの規則を試す「筆記」の合計成績を競う。
5年生の佐々木雪姫さん(10)は「自転車はいつも使っているけど、きちんと勉強するのは初めてで難しい」。6年生の杉山諒さん(11)は「中学生になってからは自転車通学となるので、大会の練習を通し正しい乗り方や規則を身につけたい」と話していた。
稲井小学校は、多くの子どもたちが中学校に進学後、自転車通学となるため、自転車の事故防止と交通ルールを身に付けてもらおうと毎年、出場している。
【写真】 自転車の安全な運転を学ぶ児童
<>2010/5/15
3013<>3013.jpg<>テーマ多彩に開放講座…7月末まで石専大で開放講座<> 平成22年度みやぎ県民大学「石巻専修大学開放講座」(県教委主催)が13日夜から同大で始まった。7月29日までの12回にわたり、人文や自然科学などの各課題について、同大の研究者たちが市民に分かりやすく紹介する。
開放講座は、同大で蓄積された研究成果を市民に還元しようと平成3年度から毎年実施している。20回目を迎えた本年度も「地球温暖化」や「将来の自動車技術」「哲学」など幅広いテーマで講義を展開する。
13日の開講式には石巻市などの市民約120人が出席。工藤すばる大学開放センター長は「多くの講座を用意しているので、ぜひ、楽しみながら学んでほしい」とあいさつ。その後、早速、第1回講座がスタートした。
「経営学100年の物語」のテーマで講義した経営学部の杉田博准教授は、「『経営学』とは組織を上手に維持・運営するための方法を探ること」と説明。その上で、「世の中で一番影響力を持っているのは企業。企業は責任ある行動をしなければならない。それによって社会は豊かになる」と指摘していた。
聴講していた人たちは、時折、メモを取るなどしながら、真剣な表情で杉田准教授の話に耳を傾けていた。
受講者の募集はすでに終了している。
【写真】「経営学」をテーマにした杉田准教授の講義に耳を傾ける市民
<>2010/5/14
3012<>3012.jpg<>おいしいお米になってね…鹿又小 手作業で田植え体験<> 石巻市立鹿又小学校(手代耕司校長、児童212人)の2、5年生は13日、学校近くの実習田で田植え体験を行った。手作業でササニシキの苗を植え、「おいしいお米になったほしい」と稲の成長を心待ちにしていた。
この日は、2年生37人、5年生32人が参加。地区内の農業担い手で構成する鹿又アグリネットワーク(山口正義代表)、実習田を所有、管理する専業農家の佐藤誠毅さんが手ほどきし、ふるさと保全会、スクールボランティアらが協力した。
子どもたちは裸足で水田に入り、750平方メートルの水田に計8千株を、1株ずつ丁寧に植えた。はじめは泥の感触に歓声を上げながらおそるおそる作業していたが、次第に慣れて30分ほどの作業で全て植え終えた。
初めて体験した有森唯織ちゃん(2年)は「水が冷たくて大変だったけれど、とても楽しかった。食べるのが楽しみ」と話していた。
2年生は生活科、5年生は総合的な学習の時間の一環として実施。地域に根ざした産業体験を通じて、米の育て方やその苦労を知る狙い。
今後は生育状況の観察を行うほか、10月上旬に稲刈り、下旬に脱穀の作業を予定している。収穫した米は学年親子行事で振る舞う。
【写真】 2、5年生が協力してササニシキの苗を植えた
<>2010/5/14
3011<>3011.jpg<>懐かしの風景を繊細なペン画で<> 石巻市中瀬の石ノ森萬画館で、石巻高校卒の阿部浩さん(56)=仙台市泉区=による「阿部浩ペン画展〜心の旅と風景〜」が開かれている。昭和30年代の石巻市のまちなかなど懐かしい風景を描いた作品が、市民の目を楽しませている。16日まで。観覧無料。
阿部さんは、登米市出身。現在は黒川郡富谷町内中学校の社会科教諭。懐かしい故郷が消えつつある中で、今のうちに少しでも多くの風景を書き残しておきたいとペンをとったという。
現地に足を運び、そこに住んでいる人に話を聞き、当時の資料も集めることが絵を描く時のこだわり。1種類のペンで細かく描き込み、紙上に当時の建物を復元していく。
会場には、仙台市東一番町通りや仙台近郊の市バス、古民家などを題材にした約20点を展示。この展示会のために書き下ろした石巻市の坂下大通りのペン画もあり、「市役所大通り」として親しまれていた昭和30年代の街並みを再現している。
観覧は午前9時―午後5時(16日は午後4時)。世界の恵まれない子どもたちへのチャリティー募金として、絵はがき、カレンダーの販売も行っている。
【写真】 ペンで繊細に描いた懐かしい風景画が並ぶ
<>2010/5/14
3010<>3010.jpg<>迫る石巻市議選 懸垂幕掲げて啓発<> 石巻市議選(16日告示、23日投票)に向けて13日までに市役所、石巻駅前の広告塔などに投票日と標語が書かれた啓発用懸垂幕が掲げられた。市選挙管理委員会は6総合支所や4支所、市内3歩道橋にも設置。選挙ムードを盛り上げていく。
本庁舎北側外壁面の懸垂幕は長さ14メートル、幅1・3メートル。「石巻市議会議員一般選挙」の表題で、投票日と標語の「明日のため 未来のための この一票」が記されており、新庁舎移転後、初めて市庁舎に設置された。
駅前広告塔は高さ4メートル、幅90センチの看板。渡波小前と釜小前、八幡町の3歩道橋にも掲げて投票日を強調している。同市日和が丘の女性(65)は「いよいよ選挙が始まるという感じ。まちもにぎやかになりますね」と話していた。
【写真】 石巻市役所北側に掲げた市議選啓発懸垂幕
<>2010/5/13
3009<>3009.jpg<>日本製紙石巻 初戦飾れず…JABA東北大会始まる<> 第42回JABA(日本野球連盟)東北大会が13日、石巻市民球場などで始まった。日本選手権の代表枠をかけ、地元の日本製紙石巻を含む全国12チームが白熱した試合を繰り広げている。
3つのブロックでリーグ戦を行い、各ブロックの1位と2位のうち1チームが決勝トーナメントに進む。リーグ戦は15日まで。準決勝、決勝は16日に仙台市民球場で行われる。
日本製紙石巻はTDK(秋田)、東日本石油ENEOS(神奈川県)、大阪ガス(大阪府)と同じBブロック。13日は石巻市民球場でTDKと対戦した。日本製紙は三回に3点を挙げて3―2と逆転したが、九回裏に2本の長打と暴投で3―4のサヨナラ負け。スタンドの応援に応えることができなかった。
日本製紙石巻は14日午前9時から愛島球場(名取市)で大阪ガスと、15日は午前11時30分から石巻市民球場で新日本石油と戦う。
【写真】 日本製紙石巻は三回、適時打などで一時は3―2とリード
<>2010/5/13
3008<>3008.jpg<>絵本の世界に園児大喜び…矢本はなぶさ幼稚園<> 東松島市の矢本はなぶさ幼稚園(稲富將夫園長)は12日、同市図書館で園児たちを対象に絵本の読み聞かせ体験を行った。市職員やボランティアが絵本と紙芝居を披露し、子どもたちをお話の世界に引き込んでいた。
同園が取り組む園外活動「図書館へ行こう!」の一環。読書普及を目的に昨年から始めており、園児の声を反映して今年から年長・年中児の年次計画に組み込んだ。
図書館を訪れた年長児61人に対し、根元藤夫館長がたくさんの野菜が登場する絵本「どんなきぶん?」を読み聞かせた。実物の野菜に顔を書き、絵本から飛び出したようなアイデアが子どもたちに人気。同館スタッフやボランティアサークルの大型紙芝居も興味を集めていた。
児童書の蔵書数では県内屈指と言われる同館。読み聞かせを終えた園児たちは、館内を探検して好みの絵本や図鑑を開き、楽しみながら本に親しんでいた。
【写真】 実物の野菜と絵本を使って読み聞かせた
<>2010/5/13
3007<>3007.jpg<>きょうは看護の日…白衣の高校生 患者とふれあい体験<> 「看護の日」の12日、石巻市立病院(伊勢秀雄病院長)などで、高校生が看護師の仕事を体験する「ふれあい看護体験」が行われた。生徒らは白衣に身を包んで患者と接し、助け合いの心を学んだ。
石巻市立病院では、市立女子高校と市立女子商業高校の2、3年生12人を受け入れた。生徒らは3班に分かれ院内を見学し、入院患者のベッド周りの整理整頓や食事の世話、車いすでの移送を手伝った。足浴の介助では、患者を気遣いながら石けんでやさしく足を洗い、心を通わせていた。
参加した全員が看護師を志望しているという。内海良恵さん=石巻市女高3年=は、「緊張して、笑顔を忘れるほど一生懸命になってしまった。良い経験になった」と話していた。
厚生労働省と日本看護協会は、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日の12日を「看護の日」、9―15日の1週間を「看護週間」に定めている。期間中は全国で看護に触れる催しが行われ、12日は石巻赤十字病院などでも看護体験を実施。このほか、石巻市立病院は看護師が手づくりした折鶴約400羽を外来や入院の患者に贈った。
【写真】 看護の心で足浴を手伝う高校生(手前)
<>2010/5/12
3006<>3006.jpg<>前回のリベンジで全国へ切符…県溶接競技大会で最優秀賞<> 第39回宮城県溶接技術競技大会の審査結果がこのほど発表され、(株)宮富士工業(後藤春雄社長)の千葉健さん(34)=石巻市=が最優秀賞を受賞した。10月に滋賀県大津市で行われる全国大会への切符を手にした。これまで県大会には3回出場しており、2位、3位と好成績を上げながらも、前年度は21位と大きく後退。その雪辱を果たす結果となり、千葉さん自身はもちろん、周囲も喜んでいる。
県大会は昨年10月に多賀城市内で行われ、2種目各上級、初級の全4部で進められた。千葉さんが優勝した1部「炭酸ガス半自動溶接上級」は全国出場の予選を兼ねたもので37人が出場。55分間の時間内に厚さ9ミリと4・5ミリのテストピース(鉄板)各2枚を合わせて、それぞれ1枚の板にする技術を競った。できた板を曲げたり、X線を通して精巧さをチェックするなどの審査で、千葉さんは800点満点中761点と高い評価を得た。
前年、ちょっとしたミスで悔しい思いをしただけに千葉さんは「最優秀賞は素直にうれしかった。日ごろの仕事と同じ気持ちで競技に臨んだので、本番でもあがらずにできた」という。
同社ではこれまで5回、全国大会に社員を送り出しており、大手企業代表らと肩を並べて高い技術力を示してきた。後藤社長は「常によいものをお客様に提供するという石巻のものづくりの心を全国に伝えてほしい」とひのき舞台での活躍を期待している。
県大会で入賞した千葉さん以外の石巻地方関係者は次の通り(敬称略)。
【第3部・炭酸ガス半自動溶接初級の部】▽優秀賞=佐々木勇気(県立石巻高等技術専門校)
【第4部・アーク手溶接初級の部】▽最優秀賞=鈴木克稔(松本鐡工所石巻事業所)▽優秀賞=佐藤伸広(県立石巻高等技術専門校)▽優良賞=熊谷優太(同)熊谷翔太(同)
【写真】 念願の最優秀賞受賞に喜ぶ千葉さん
<>2010/5/12
3005<>3005.jpg<>イラスト絵手紙展…モノクロの線が印象的<> 緻密な線の描写が印象的な田村信穂さん(63)=石巻市貞山2丁目=のイラスト絵手紙展が10日から、石巻赤十字病院の赤十字ギャラリーで開かれている。昔の校舎などを題材にした白と黒のモノクロの絵が、古き良き時代の懐かしさを感じさせる。31日まで。
田村さんのイラストは自己流。A4判の画材用の紙に鉛筆で下書きした後、極細ペンで線を描いてハガキの大きさに縮小コピーし、家庭用の小型印刷器具でプリントする。
学生時代に、「勉強に飽きてノートの隅に描いたマンガがルーツ」と田村さん。友人に送った暑中見舞いなど約30点を展示。母校の湊小の旧校舎や石巻市役所になる前のさくらの百貨店、ボンネットバス、クラシックカーが黒色の線だけで描かれ、見る人をモノクロ映画のような郷愁にいざなう。湊地区にあった石巻赤十字病院への思い入れは強く、昭和30年代と現在の絵を同時に飾ってある。
イラスト絵手紙を描き始めた20年前の作品もあり、田村さんは「好きこそものの上手なれ。上達ぶりを見てほしい」と呼び掛けている。
【写真】 自身のイラストを眺める田村さん
<>2010/5/12
3004<>3004.jpg<>三陸道の交通量増加…登米延伸で利便性アップ<> 三陸縦貫自動車の登米東和インターチェンジ(IC)が3月22日供用開始となったことで、開通済み区間の1日あたりの交通量が、前の年よりも増えていることが国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所の調査で分かった。黄金週間の交通量も前年を上回っており、同事務所は「高速道の料金割引の効果は分からないが、延伸により利便性が高まったことは確か」と話している。
1日あたりの交通量は4月1か月間の総量から割り、上下線を合わせた数。3月22日に開通した登米―登米東和(5キロ)の交通量は1日3400台で、並行する主要幹線道路の交通量は19%減少した。無料区間の鳴瀬奥松島―登米東和の平均交通量は1万5100台だった。
昨年3月22日に供用開始された桃生津山―登米間は、前年比29%増の8400台。鳴瀬奥松島―桃生津山の各IC間も前年から600―1700台増えている。
区間ごとには、桃生豊里―桃生津山1万1千台(前年比13%増)、河北―桃生豊里1万5600台(同9%増)、石巻河南―河北1万6700台(同3%増)、石巻港―石巻河南2万1600台(同5%増)矢本―石巻港2万6400台(同5%増)、鳴瀬奥松島―矢本2万6300台(同6%増)。
延伸の効果は、救急搬送にも及ぶ。登米市消防本部による平成20年と21年の4―12月の比較では、登米市から石巻赤十字病院=石巻市蛇田=への救急搬送件数が27%増加。21年は229件で、三陸道を利用した搬送が100%だった。
また、黄金週間(5月1―5日)はすべての区間で前年(5月2―6日)よりも交通量が増加。増加幅は平常時と同様に石巻河南―河北が小さく、北に行くほど大きい。桃生津山―登米は28%増し、その効果もあってか3―5日の南三陸潮騒まつりは、3日間の来場者が過去最高の9万2千人(前年比3千人増)を記録した。
登米東和から(仮称)志津川ICまでの11・1キロの整備は始まったばかりで、完成はしばらく先になりそうだ。
【写真】 登米市側へと延伸した三陸道。石巻管内の開通済み区間も交通量が増した
<>2010/5/11
3003<>3003.jpg<>東松島市の「月観の松」―県指定の天然記念物に<> 東松島市大曲にある「月観(つきみ)の松」が先月、県指定文化財の天然記念物(植物)に指定された。市内にある県指定文化財は、今回で3件(国指定は除く)になる。
月観の松は大曲宮前の市道南側に位置し、樹高16メートル、幹周4・2メートル、枝張が東西25メートル、南北20メートルある県内最大級のクロマツ。樹齢は約1千年といわれ、昭和48年1月30日から旧矢本町の文化財になっていた。
県文化財保護審議会が今年3月24日、県の文化財に指定するよう答申。4月27日付で指定された。県指定文化財のうち天然記念物(植物)は28件。マツクイムシ被害によって県内のクロマツ、アカマツの巨木・名木は希少となる中、傘状になった樹形が極めて優美と評価された。
江戸時代の「安永風土記」では「三ケ月松(みかづきまつ)」と記述されていたが、昭和の初めに地元住民が現在の呼び名に改めた。近くに義経伝説に登場する平安時代の商人・金売吉次が住んだとされる二入館跡があり、「吉次も月を見(観)ながら酒を飲んだ」との想像に由来する。
東松島市生涯学習課文化財班は「地域の宝として親しまれるよう、維持管理に努めたい」と話した。市の県指定文化財は月観の松のほか、大塩にある新山神社の姥杉と平田原貝塚。このほか宮戸の里浜貝塚とえんずのわり、特別名勝松島が国指定の文化財として登録されている。
【写真】 平地に立つ月観の松は、孤高な印象を受ける。樹齢は約1千年
<>2010/5/11
3002<>3002.jpg<>奥松島の自然を満喫…県内50組がツアー体験<> 奥松島の自然を体験するツアーが9日、東松島市宮戸月浜で開かれ、参加者がシーカヤックやカゴ漁などに取り組んだ。アサヒビール仙台支社(木村慎一郎支社長)が県内の50組100人を招待。地元の民宿などでつくる奥松島体験ネットワーク(小野勝見会長、会員23人)が指導員を務めた。
参加者は3つの班に分かれ、シーカヤックとカゴ漁、ウミネコの餌(え)付けの3つのプログラムを順番に体験。それぞれ月浜から出発し、洋上から日本三大渓・嵯峨渓の大自然を満喫した。宮城県出身でアテネ五輪競泳銅メダリストの森田智己さん(25)もゲストで加わった。
また清掃活動にも取り組んだほか、昼食時にはカニ汁やホタテ、カキのバーベキューなど地元の豊富な海の幸をたん能。仙台市太白区の高橋悦子さん(51)は、妹の阿部由美子さん(44)と参加し、「以前からシーカヤックに興味があった。10年ぶりぐらいに奥松島に来ましたが、改めて良い景観だと思いました」と目を細めていた。
ツアーは、アサヒビールが昨年から全国で展開している環境保全活動の一環。主力商品の売り上げの一部を各県に寄付している。宮城県は奥松島体験ネットワークなど県内3地区を観光エコ活動推進事業に認定し、計24台のシーカヤックを導入した。
【写真】 シーカヤックを楽しむ参加者
<>2010/5/10
3001<>3001.jpg<>金華山黄金山神社 初巳大祭―みこし勇壮に練り歩く<> 石巻市の離島・金華山の金華山黄金山神社(奥海聖宮司)の初巳大祭・神輿渡御(みこしとぎょ)が9日、同神社を発着点に行われた。若者たちがみこしを担いで島内を練り歩き、地域の繁栄や大漁などへの祈りを込めた。
神輿渡御は、同神社の初巳大祭(7―13日)のメーンイベントで、江戸時代以前から続く神事。七福神や獅子頭(ししがしら)、稚児などで構成する行列が神社からふもとの桟橋までの約1キロの道のりを練り歩く。
今年は、石巻市鮎川や小渕浜地区などの氏子青年と子どもたち合わせて約250人が参加。一行は初めに、同神社で神事に臨んだ後、島内を巡行。途中、「行在所(あんざいしょ)」や「御旅所(みたびしょ)」の2か所に立ち寄り、参拝客らの多幸を願った。
沿道には、勇壮な姿を一目見ようと多くの観光客が訪れ、行列にカメラを向けたり、声援を送るなどしていた。
大崎市鹿島台から訪れた佐藤祐三さん(78)は「神輿渡御を見たのは30年ぶり。改めて勇ましい姿に圧倒されました」と話していた。
【写真】 若者がみこしを担ぎ島内を練り歩いた
<>2010/5/10
3000<>3000.jpg<>小中学生が440人出場 記録競い合う…小学生陸上・中学校選抜<> 第20回石巻管内小学生陸上競技大会・県下中学校選抜リレー大会が9日、女川町総合運動場陸上競技場で開かれ、小中学生約440人が出場し、記録を競い合った。
女川町、町教委、石巻地区陸上競技連絡協議会が主催。石巻地方の小中学生とスポーツ少年団員、中学校リレー大会には仙台市、登米市内の学校からも参加があった。また、第26回全国小学生陸上競技大会女川町選考会も兼ねて行われた。
当日は朝から晴れ上がり、選手たちは仲間や保護者の声援を受けながら練習してきた成果を発揮し、競技に臨んでいた。
【写真】 ゴールを目指してバトンをつないだ(小学生男子400メートルリレー)
<>2010/5/10
2999<>2999.jpg<>市役所が教室に…石巻専修大学 サテライトキャンパス開講<> 石巻専修大学と石巻市が共催するサテライトキャンパスが7日、新庁舎市民活動ルームで始まった。第1弾は自動車工学センターの特別授業「こども車博士養成塾」。大学教授らを講師に、自動車の仕組みなどを学び、ものづくりの不思議に触れていた。7月2日まで4回シリーズで開く。
同大学は、高校との単位認定型の連携授業や小学生を大学に招いた実験体験など、教授陣の専門性を生かし、市民らに学習の場を提供してきた。
サテライトキャンパスは、学校、団体の隔てなく、市民の学習ニーズに応えようと企画。子どもたちの理科離れ、科学離れの歯止め、地域として自動車関連産業の育成に取り組んでいることから、ものづくりへ興味を持つきっかけにしてもらう狙い。
養成塾には、石巻市、東松島市内の小学5、6年27人が参加。初日は、理工学部機械工学科の山本憲一教授が講師を務めた。普段は見られない自動車の内部や製造工程をVTRで見た後、エンジンが回る仕組みを模型で勉強。山本教授がトヨタのセルシオのエンジンを使って各部位の名前や働きを説明すると、子どもたちは興味津々の様子でのぞき込んでいた。
龍田弘樹さん(釜小5年)、阿部温大さん(同)は「エンジンを1つ作るのに部品が千個以上もあると聞いて驚いた」「初めて知ることがいっぱいあって楽しかった。早く模型を作りたい」と喜んでいた。
今後は、燃料電池車の模型を作るほか、ハイブリッドカーなど最新の自動車技術を学習していく。
【写真】 エンジンを見ながら山本教授の話を聞く子どもたち
<>2010/5/8
2998<>2998.jpg<>勝利目指して熱戦始まる…高体連石巻支部<> 第37回高体連石巻支部体育大会が8日から始まり、各会場で白熱した試合を繰り広げている。県予選会を兼ねるバスケットボール、卓球、ソフトボール、ソフトテニスを含め17種目が行われる(硬式野球、陸上競技は終了。サッカーはすでに開幕)。10日まで。
初日は、バスケットボール、ソフトテニス、ラグビーが開幕。このうち、県予選会を兼ねたバスケットボールは石巻、石巻好文館の2校の体育館で行われ、男子8校、女子6校がリーグ戦を展開。男子はリーグ順位で上位5チーム、女子は順位決定戦で上位3チームが県大会の切符を得る。選手たちが勝利を目指し、激しく競り合っていた。
各競技の試合会場は次の通り(記録会、講習会のみの競技は除く)。
▽バスケットボール=石巻高、石巻好文館高▽卓球=石巻市総合体育館▽サッカー=石巻市総合運動公園▽ソフトボール=石巻商業高▽バレーボール=石巻商業高(男子)石巻市女高(女子)▽ソフトテニス=にっこりサンパーク▽柔道=石巻商業高▽剣道=石巻北高▽ラグビー=石巻フットボール場▽軟式野球=女川町民野球場(10日のみ)▽弓道=石巻市総合体育館▽空手道=宮城水産高
【写真】 県大会を目指し熱戦を繰り広げるバスケットボール競技(石巻高校で)
<>2010/5/8
2997<>2997.jpg<>感謝の気持ち込めて…フラワーアレンジメント<> 9日の母の日を前に、社会福祉法人こ〜ぷ福祉会こ〜ぷのお家いしのまき(丹野幸子施設長)=石巻市向陽町=は8日、「母の日のフラワーアレンジメント」を開いた。日ごろの感謝の気持ちを込めて、カーネーションの花を生けていた。
午前は市民が自由に参加できるサロン講座、午後はデイサービス利用者がリハビリを兼ねたレクリエーションの一環として実施した。小原流一級家元教授の三浦蕗光さんが手ほどきし、カーネーションを中心にバランスを見ながら生け、華やかな花かごに仕上げていた。
母の日は、ある女性が母親の命日に追悼の意を表し、教会で「亡き母をしのぶ」という花言葉の白いカーネーションを霊前に手向けたことに由来。それが参列者に感動を与えると、全米へと広がり、1914年の議会で母に感謝の気持ちを捧げる休日として定められた。
【写真】 カーネーションの花かごを作った
<>2010/5/8
2996<>2996.jpg<>北上町女川の隠れた名所…飯田出雲植樹の「薬師の桜」<> 石巻市北上町女川地区には、推定樹齢約280年以上とされる桜がある。近くの標柱には「薬師の桜」と記され、地元に伝わる「飯田口説」(はんだくどき)とも関連がある桜。散る花びらに歴史の栄枯を感じさせる、隠れた名所となっている。
飯田口説で語られるのは、1752年にあった伊達藩の犯罪史上、例をみない事件。領主の妻と側用人が主人を殺害し、南部藩まで逃避行を続けたが、追っ手に捕まって処刑されてしまう。桜は殺された飯田能登之守道親の代よりも前、初代領主の飯田出雲が仙台・榴ヶ岡から持ち込んだものとされる。
薬師の桜は高さ25メートルを超える。名前はかつて神社があったことに由来。飯田屋敷跡から離れた場所にある。しばらく雑木林に埋もれていたが、所有する寺の檀家らが十数年前に刈り払いし、桜をよみがえらせた。黄金週間中に満開を迎え、すでにほとんどの花が散ってしまった。
旧町時代に立てられた看板には、「河北地区選定天然記念物ソメイヨシノ」「推定年齢約280年」とある。しかしソメイヨシノは江戸後期から明治の誕生で、寿命も約70年と短いことから、長寿な桜の一つであるエドヒガンザクラの可能性が高い。市の文化財にはなっていないが、住民からは「飯田口説と同様に後世に残すべき地域の宝」という声があがっている。
【写真】 黄金週間中に満開を迎えた薬師の桜
<>2010/5/7
2995<>2995.jpg<>石巻市鮎川で頒布会…ミンク生肉を安価販売<> 三陸沖鯨類捕獲調査の副産物ミンククジラの頒布会が6日、石巻市鮎川浜の水産物地方卸売市場牡鹿売場前で行われた。住民らが行列をつくり、次々と新鮮な生肉を買い求めていた。
鯨肉頒布は鮎川浜の住民が対象。食文化の維持伝承を目的に旧牡鹿町当時から行われている。この日は調査捕鯨で捕獲したミンククジラの生肉を販売。価格は市価よりも3―4割ほど安く、1キロ当たり3千円で売られた。
会場には午後1時の販売開始前に約80人が集まった。発泡スチロールに氷詰めにされたミンクの赤肉は、市場職員の手で切り分けられ、袋に入れられた。
2キロを購入した30歳の女性は「鮮度を味わうためにも今日は刺し身にして家族に振る舞います。子どもたちが喜ぶのが楽しみ」と話していた。
【写真】 ミンククジラの赤肉が切り分けられ住民に配られた
<>2010/5/7
2994<>2994.jpg<>牛の放牧始まる…上品山<> 石巻市三輪田の市営上品山牧場で、7日から牛の放牧が始まった。広々とした自然の中で牛たちはさっそく、うれしそうに牧場の中を走り回ったり、自由に牧草を食べていた。
放牧は、ストレスのない環境の中で繁殖牛を飼育し、元気な子牛を生ませることが目的で昭和47年度から毎年実施。初日の7日は河北、河南地区の畜産農家から預けられた1―15歳までの雌牛26頭が入牧した。
トラックから降ろされた雌牛は、体重測定や血液検査、抗生物質の注射などを受け、その後、放牧地に放された。慣れない環境に初めは、用心深く周囲を観察していたものの、10分ほど経つと勢いよく駆け回っていた。
石巻市河北総合支所によると、昨年度の受胎率は80パーセント。通常の飼育方法に比べて、2割ほど高いという。放牧は11月5日まで続けられる。今年は計35頭を受け入れる予定だという。
【写真】牧草を食べる牛たち(7日午前)
<>2010/5/7
2993<>2993.jpg<>炎に願い…地蔵山開悟峯寺・大祭「柴燈護摩」<> 石巻市鮎川浜の地蔵山開悟峯寺(じぞうさんかいごふじ)で5日、春季大祭「柴燈護摩(さいとうごま)」が行われた。燃える薪と薪の間を裸足で歩く火渡りを通し、参拝者が家内安全や学業成就などを祈願した。
柴燈護摩は本山である松島の不動院開悟峯寺が主催し、毎年の子どもの日に行われている。神聖な炎に触れることで煩悩を焼き、幸せを祈願する行事だ。
この日は県内外から約100人の参拝客が訪れた。儀式の後に、薪を積み上げた2つの「護摩台」に火がつけられた。参拝客は願いを書いた神木を燃え盛る炎の中に投げ入れ、台の間を歩き心身を清めた。
地蔵山開悟峯寺は、子どもの教育が社会問題となった昭和61年、子どもを守る地蔵菩薩を本尊に建立された。
【写真】 燃え盛る炎に参拝客がお札を投げ入れた
<>2010/5/6
2992<>2992.jpg<>体動かし健康づくり…女川町スポーツフェスティバル<> 「みんなのスポーツフェスティバル」(女川町教育委員会主催)が子どもの日の5日、女川町総合運動場で開かれた。会場には大勢の家族連れが訪れ、体を動かす楽しさを感じていた。
黄金週間最終日の同日は初夏を思わせる陽気となった。屋内外の各会場では親子や子どもたちが、さまざまなスポーツ種目に挑戦していた。
体育館ではトランポリンやフロアカーリング、陸上競技場ではフライングディスク、2人乗り自転車などの体験コーナーが人気を集めていた。
フライングディスクを体験した町内の親子連れは「家族で体を動かすのが好き。天気が良くて気持ちがいい」と話していた。
同フェスティバルは地域住民の体力づくりと施設有効活用を目的に、昭和58年から行われている。
【写真】 家族で体を動かし楽しんだ
<>2010/5/6
2991<>2991.jpg<>水田に広がる緑…田植え始まる<> 低温の影響で苗の生育が遅れていたものの、黄金週間に入ってから石巻地方でも田植えが徐々に始まった。ここ数日は天候にも恵まれ、各地の水田では、順調に作業が進められている。
東松島市大曲土手下南の専業農家、雫石嘉紀さん(50)方では、先月29日から田植えを開始した。今年も黄金週間返上で高校生の長女・知香さん(17)と二男・明秀さん(16)が作業を手伝っている。
土手下南地区などにある水田計約8・4ヘクタールにササニシキ、ひとめぼれ、みやこがねを植えるため今年も3月25日に種まきして、苗を育ててきた。しかし、その後、低温と日照不足が長く続き、雫石さんは「連休中に田植えが出来るかどうか、かなり気をもみました」という。
5月3日は、午前7時から作業を開始。知香さん、明秀さんは、雫石さんが運転する田植え機が1往復するたびに苗が入った箱を手渡すなどして手際よくサポートしていた。
雫石さんは、「良いお米になるように今後の天候を見守りたいですね」と話していた。作業は5日ごろまで続く見通し。
【写真】 家族総出で田植えを行う雫石さんの水田(3日午後、東松島市大曲で)
<>2010/5/4
2990<>2990.jpg<>三陸の幸が一堂に…潮騒まつり 5日まで<> 第17回南三陸潮騒まつり(同まつり実行委員会主催)が3日から5日まで、石巻市との境にある南三陸町神割崎キャンプ場で開かれている。新鮮な海の幸の販売や郷土芸能などのステージがあり、多くの客でにぎわっている。
石巻市北上町は11店、南三陸町から17店舗が出店し、ワカメやホタテといった海産物を市価より安く提供。焼きガキの磯の香りに客が足を止め、ホヤの詰め放題といった趣向を凝らしたコーナーに人気が集まっていた。
ステージでは3日の女川法印神楽(北上町)をはじめ、日替わりでイベントを展開。広場にビニールシートを広げ、催しを見ながら飲食を楽しむ家族連れの姿もあった。
天候に恵まれ、初日から人出は好調。主催者側は、昨年3日間の8万9千人を上回る10万人の来場を目指している。
5日は午前10時―午後4時。自由参加のちびっこゲーム大会があるほか、戸倉中学校の生徒が各店舗で販売体験する。
【写真】 磯の香りが客の足を引き止めた
<>2010/5/4
2989<>2989.jpg<>特色生かしたトイレお目見え<> 石巻市蛇田中央土地区画整理組合(庄司健一理事長)が開発を進めるアクシスタウン恵み野内の複数の公園にトイレが完成した。それぞれの公園の特色を生かしたデザイン、配色など景観にも配慮。近く一般開放する予定で、快適な公園として多くの人たちに利用されそうだ。
トイレが整備されたのは、通称クロマツ(2号)、ツツジ(3号)、サクラ(4号)、自然(5号)の各公園。このうちサクラ、自然公園には宮城県産のスギ材を使用するなど地産地消にこだわったほか、クロマツ公園は親しみやすい丸い屋根、サクラ公園にはサクラ色の窓ガラスをつけるなど、イメージに合わせた外観や内装を施した。
各公園は2年前に順次完成し、一般開放してきた。天気の良い日には、遊具を楽しむ付近の保育所、幼稚園の子どもたちや地域に住む親子、散歩中のお年寄りらの姿が多く見られる。組合では、子どもやお年寄りが安全に利用できるようにとトイレをバリアフリーに整備。さらに自然公園には、オストメイト対応式も取り入れた。三陸自動車道側にある同公園の池には、サギやカモといった鳥やさまざまな魚もいて周辺住民らを和ませている。
組合では「トイレが一般利用できるようになれば、より一層、親しめる空間になるだろう。気軽に使ってほしい」と話していた。
【写真】 遊具があるクロマツ公園にもトイレが完成
<>2010/5/4
2988<>0<>善戦するも予選敗退…日本製紙石巻硬式野球部<> 全国各地の社会人チームが集まる「JABAベーブルース杯」が1日から4日まで、岐阜市で開かれた。東北地方から唯一出場した日本製紙石巻硬式野球部は、予選リーグで強豪を相手に善戦したものの2敗1分で予選敗退した。
大会には日本通運や明治安田生命、西濃運輸、中日ドラゴンズ二軍など12チームが出場。4チームごとに3ブロックに分かれた予選リーグ戦と、各ブロック1位と最も成績が良かった2位チームによる決勝トーナメントで優勝を争った。
このうち日本製紙は予選でBブロックに入った。1日の第1戦は都市対抗野球大会で優勝経験があるHonda鈴鹿と対戦。2点リードで迎えた七回に3点を奪われ逆転されたが、八回に同点に追いつき引き分けに持ち込んだ。
2日の第2戦で日本製紙は、住友金属鹿島に2―4、3日の第3戦は東邦ガスに1―3で敗退。初の決勝トーナメントに進出することはできなかった。
日本製紙は5月13日から県内で開催されるJABA東北大会に出場する。石巻市民球場では13日にTDK、15日には日石ENEOSとそれぞれ対戦する。
<>2010/5/4
2987<>2987.jpg<>中瀬はマンガ尽くし…石ノ森萬画館<> 石ノ森萬画館の「春のマンガッタン祭り2010」は、2日から始まった。中瀬公園をメーンに4日までマンガにちなんだ日替わりイベントが繰り広げられ、多くの観光客でにぎわっている。
初日はマンガ似顔絵やタンブラー作り、猫の島で有名な田代島に伝わる民話の披露も行われた。唯一の島の語り部、遠藤慶子さん(91)が「かっぱの恩返し」「海から上がった観音様」を語り、観光客を民話の世界に引き込んでいた。
ゲームイベントの「田代島の獲物をゲットするニャ〜」は、島で取れるヒラメやウニ、サバなどの魚介類に見立てたパネルをすくい上げた。とくにヒラメは高得点とあり、子どもたちは競うように狙っていた。
3日はマンガ天旗づくり、キーホルダーの作成、おもしろ自転車などが登場した。最終日の4日は、マンガロードクイズラリーや「いしぴぃ」と石巻あるあるクイズなどユニークなイベントが目白押し。時間は午前10時―午後4時。
【写真】ネコの手に見立てたハサミで魚をつかんだ
<>2010/5/3
2986<>2986.jpg<>サン・ファン館で船乗り気分を満喫<> 黄金週間も後半に突入した。石巻地方は天候に恵まれ、観光地は大にぎわい。このうちサン・ファン館=石巻市渡波=では、4日まで連休企画「船乗りたちの生活体験」が行われており、県内外の観光客が船乗り気分を味わっている。
復元船サン・ファン・バウティスタ号のマストのぼりやハダ打ち、ロープワークなど江戸時代の船乗りの仕事を疑似体験できる企画。サン・ファンパークには出店も並び、遠方からの観光客をもてなした。
水面から高さ約16メートルのメーンマストを登る体験では、見張り船員の気分を満喫。子どもたちは縄ばしごに足をかけ、力強く頂上を目指しながら大海原を眺めていた。
一方、ハダ打ちは木造船への浸水を防ぐための技術。復元船建造に携わった船大工の指導を受け、専用の道具を使いながらすき間を埋めていた。
マストのぼり(小学生以上)、ハダ打ち、ロープワーク、キャプスタンと綱引きの4種類の体験は、4日まで随時参加可能。入館料は一般700円、高校生以下無料。
【写真】
マスト登りで見張り船員の気分を味わった(2日、サン・ファン館で)
<>2010/5/3
2985<>2985.jpg<>内海橋を歩行者に開放 5日まで<> 石巻市中瀬地内の西内海橋の1車線が2―5日の黄金週間期間中、歩行者に開放されている。歩道拡幅工事に伴うもので、車輌は片側交互通行となる。
特設ステージを設けた中瀬公園で行われている「春のマンガッタン祭り」(2日―4日)に合わせて実施した。来場者の安全確保が目的。
現在、内海橋では、下流側歩道の拡幅工事が行われており、歩道があるのは上流側だけ。石ノ森萬画館の来場者で混雑した場合は、歩行者や自転車がすれ違えずに交通事故の危険性も増すという。このため、イベント主催者の街づくりまんぼうが工事を管理する県東部土木事務所に交通規制を依頼した。
規制時間は各日とも午前10時―午後4時。西内海橋66メートルの下流側片側車線が歩行者・自転車用通行帯となる。
街づくりまんぼうでは「車輌の渋滞が心配だが、歩行者の安全確保のために通行規制を依頼した。協力を願います」と呼び掛けている。
黄金週間中のイベントには毎年、多くの観光客が訪れており、今年もシージェッター海斗の握手会、撮影会などや家族で楽しめるワークショップなどが繰り広げられている。
【写真】5日まで片側車線が歩行者道の西内海橋
<>2010/5/3
2984<>2984.jpg<>東北1部リーグ コバルトーレ女川第4節<> 東北社会人サッカーリーグ1部第4節は2日、女川町陸上競技場などで行われた。コバルトーレ女川は、前半のリードを守りきれず、福島ユナイテッドFCに1―2で敗れた。
コバルトーレは前半25分、MF成田一茂のアシストでDF幸田住久が先制ゴール。1―0で前半を折り返したが、後半、続けざまに点を奪われ、逆転を許した。コバルトーレは左右から計10本のシュートを放ったが、同点に追いつくことができなかった。
コバルトーレは16日午後1時から女川町陸上競技場で、FCプリメーロ(福島)と第5節を戦う。なお天皇杯県予選は5日午前11時50分から松島フットボールセンター人工芝で行われ、コバルトーレは東北大医学部と対戦する。
◇中島に復活の兆し
左アキレス腱断裂で前線から離れていた監督兼選手の中島礼司が1年ぶりにフィールドに立った。スタンドからは大きなどよめきと「ナカジマコール」が響き、復帰を待ち望んでいたサポーターを熱くさせた。
4連敗は避けたいコバルトーレ。中島は83分、指揮を主将の成田星矢に託し、自ら芝生を踏んだ。残り10分の間に2度コーナーキックを蹴ったほか、空中での競り合いにも果敢に挑み、復活の兆しを見せていた。
中島は「試合には負けたが、最後まで戦う気持ちが大切だ。これから徐々に出場機会を増やしていきたい。やはりフィールドは最高」と話していた。
【写真】オーバーヘッドでゴールを狙うFW小林大騎
<>2010/5/3
2983<>2983.jpg<>1100人デモ行進―メーデー石巻地方大会<> 連合宮城石巻地域協議会と石巻地方平和労組会議で組織する実行委員会(委員長・菅原健二連合石巻地協議長)は1日、第81回メーデー石巻地方大会を開いた。雇用確保や政策制度要求の実現をテーマに掲げ、石巻市内の中心部をデモ行進した。
メーデーは平和、人権、労働、環境、共生をテーマとした労働者の祭典。大会セレモニーはJR石巻駅前のにぎわい交流広場で行われ、30単組から約1100人が参加。菅原議長が「循環型社会の構築を目指し、皆の手で日本を変えていきたい」とあいさつした。
核兵器廃絶と恒久平和、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)、労働を中心とする福祉型社会の実現を目指した「メーデー宣言」を採択した後、ガンバロー三唱で団結を強めた。
参加者は市内中心部約2キロをデモ行進。「処遇改善」「生活向上」など労働環境の改善を求めるプラカードや労働旗を掲げ、メーデーをアピールした。コンクールの結果は次の通り。
▽最優秀賞=私鉄宮交労組石巻支部▽優秀賞=日本製紙労組石巻支部▽努力賞=全造船ヤマニシ分会、自治労石巻市職労、全水道石巻水道労組▽特別賞=JAM・KLSユニオン、電力総連東北電力労組、JP労組南三陸支部
【写真】 プラカードを掲げ、労働改善を求めた
<>2010/5/1
2982<>2982.jpg<>鯉の吹流し、満開の桜と共演…滝山公園<> 仙台管区気象台によると、石巻地方の2―5日の天気は概ね晴れ。3日以降は雲が出やすくなるが、崩れることはなく気温は平年より高くなるという。黄金週間を通じて行楽日和となりそうだ。
東松島市の滝山公園では、「鯉(こい)の吹流し」が行われており、大小300匹の鯉のぼりが満開を迎えたソメイヨシノの上空で優雅にそよいでいる。
鯉の吹流しは、旧矢本町時代の平成2年、当時の青少年健全育成市民会議が始めた。市民からの寄付などで昨年より100匹増えている。頂上の展望台付近から北へ数百メートルとロープが張られ、鯉のぼりが春風を受けて満開の桜を泳いでいる。鯉の吹流しは9日まで。
滝山の桜は1千本以上あり、千本桜といわれる名所。ソメイヨシノは低温で開花が例年より1週間ほど遅れ、大型連休に入って見ごろとなった。
【写真】 千本桜を泳ぐ鯉のぼり。観桜客などでにぎわう滝山公園
<>2010/5/1
2981<>2981.jpg<>奥松島縄文村では火おこしや勾玉づくり「体験WEEK」<> 奥松島縄文村歴史資料館=東松島市宮戸=では1日、「縄文体験・体感WEEK」が始まり、子どもらが縄文人気分で火おこしや勾玉づくりを楽しんだ。催しは5日まで。2日は体験が無料になる。
期間中は手作業での火おこしや滑石を使った勾玉づくりなどのメニューが予約なしで体験(有料)できる。また日替わりで、模擬発掘体験(3日)大高森のトレッキングツアー(3―5日)もある。神奈川県川崎市から両親、祖父と来た井口未有さん(11)は、勾玉のアクセサリーを作り「友達に自慢したい」と満足していた。
体験時間は原則午前10時―正午と午後1―3時半。東松島ミニ旬の市も同時開催されている。「こどもの日」の5日は入館料無料。
【写真】 孫のためにおじいちゃんが火おこし体験(縄文村歴史資料館)
<>2010/5/1
2980<>2980.jpg<>上品の郷、買い物客でにぎわう…各種イベント用意<> 道の駅上品の郷(太田実駅長)=石巻市小船越=では1日から、無料わたあめプレゼントやふわふわドームを設けるなど子ども向けのイベントからスタート。家族連れでにぎわい、買い物を楽しんでいた。5日まで。
黄金週間中は、各店で多彩なイベントを展開。芝生広場では、3日にちびっこ歌謡・舞踊ショー、2、4、5日はチンドン屋が来場する。直売所ひたかみは、2、3日に大道芸人のパフォーマンスがあるほか、5日まで山野草展を開く。ふたごの湯では3、5日に入館した小学生に、次回使える入館券をプレゼント。レストラン栞は、2日にディナーバイキング、2―6日に春の行楽弁当を提供する。
【写真】子どもたちに無料でわたあめをプレゼント(上品の郷)
<>2010/5/1
2979<>2979.jpg<>段ボール工作が人気…原子力PRセンターでスプリングフェス<> 東北電力女川原子力PRセンター=女川町塚浜=の「スプリングフェスティバル2010」が1日から始まった。会場では、スタンプラリーや抽選会などさまざまな催しが行われている。5日まで。
大型連休に合わせ、同センターが毎年実施。初日は、開場時間の午前10時から多くの家族連れなどが訪れた。ポップコーンや玉入れゲームなどの「子ども縁日」や「天装戦隊ゴセイジャーショー」などが子どもたちを楽しませていた。
中でも人気を集めていたのは「段ボール工作」コーナー。子どもたちは、親に手伝ってもらいながら、ハムスターやクワガタの模型を作っていた。
イベントは期間中、午前10時―午後3時。入場無料。
【写真】 段ボール工作に取り組む参加者たち(原子力PRセンター)
<>2010/5/1
2978<>2978.jpg<>春の花 真っ盛り…若生工業<> 石巻市清水町2丁目の若生工業(株)で、春の花が見ごろを迎えている。満開のソメイヨシノと、色とりどりのチューリップが咲き誇り、市民の憩いの場になっている。花は黄金週間中、楽しめそうだ。
毎年、15日ごろから咲き始め、20日前後に見ごろを迎える桜。今年は4月に雪が降るなど寒さが続き、開花が遅れていたが、29、30日の暖かさで一気に咲きそろった。
桜の開花がずれ込み、例年は桜が散った後に咲きそろうチューリップが同じ時期に満開。庭園ではスズランやスイセンも見られ、心を和ませる春の花であふれている。
【写真】 チューリップや桜が咲きそろう若生工業の庭園
<>2010/4/30
2977<>2977.jpg<>大曲が2年連続3回目V…ヤッくん杯少年野球<> 第12回ヤッくん杯争奪少年野球大会(東松島市野球スポーツ少年団協議会主催)は29日、同市鷹来の森運動公園で準決勝、決勝が行われ、大曲ドリームズが2年連続3回目の優勝を果たした。
準決勝、決勝は7イニングス制。雨の中で行われた準決勝は、大街道キッズが女川ビクトリーレッズに5―4で競り勝ち、大曲は蛇田イーグルスに11―0で快勝した。
打って変わっての青空が広がった決勝は、大曲が初回、四球と相手の失策などで3点を先制。三回には大崎柊弥の二塁打と桜井稜の三塁打で1点を追加し、4―0で勝利した。
大曲のエースの大崎は、決勝を含め今大会で投げた12イニング無失点。この日も二死満塁のピンチがあったが、「守りを信じて投げた」と力投した。最優秀選手に選ばれた永沼幸平主将は「連覇を狙っていた。みんなの心が一つになった結果」と喜んだ。
大会には県内55チームがエントリー。計3日間のトーナメントを繰り広げた。
【写真】 連覇を成し遂げた大曲ドリームズ
<>2010/4/30
2976<>2976.jpg<>藍綬褒章に石巻市から2人<> 平成22年春の褒章が28日発表された。県内受章者は17人で、石巻地方からは社会や文化活動などの功績者を表彰する「藍綬褒章」に2人が選ばれた。元家計調査員の佐々木和子さん(64)=石巻市日和が丘=、元農林業センサス調査員の邊見留三さん(87)=同市広渕=。いずれも統計の大切さを熟知し、責任のある仕事をしてきた。佐々木さんに受章の喜びを語ってもらった。
○統計調査功績 佐々木和子さん
◇仕事に誇りと信念 正確なデータに気配り
佐々木さんが、知人に勧められて県の家計調査員となったのは昭和52年10月。同時に石巻市の統計調査の仕事にも就き、家計調査は平成14年3月まで、その他には21年3月まで携わった。
車を運転しないため徒歩やバス、時にはタクシーで対象世帯へ赴き、調査票の依頼・回収にあたった。指導員の立場になってからも細部を確認するなど、より正確なデータに気を配ったのは、統計の重要性を人一倍認識していたからだ。
「私たちの暮らしに密接に関わっている統計から国や地域の未来の姿が見えてきます。そのことを皆さんに理解し、協力していただくように努めました」
夫婦共働き世帯の増加、さらにプライバシー意識の高まりなど社会の変化に影響を受けながらも、足で仕事をした30年以上の日々。振り返って思うのは「調査員として誇りと信念と責任を持つことは何より大切。人との出会い、ふれあいによって、多くのことを学べました」。支えてくれた周囲に感謝した。
【写真】 多くの人の協力に感謝する佐々木さん
<>2010/4/28
2975<>2975.jpg<>きょうから友達「よろしくね」…来年統合の幼稚園が交流<> 来年度から統合する東松島市立の矢本中央幼稚園(園児97人)と大曲幼稚園(園児8人)の交流保育「にっこりひろば」が27日、矢本中央幼稚園で始まった。両園の年長児(5歳児)約40人が体操や外での遊びを一緒に楽しんだ。来年2月まで全10回開くほか、全園児合同の催しを行う。
第1回のにっこりひろばでは、両園園長である津田眞一園長が「笑顔が集まる矢本中央、元気あふれる大曲。1年経つと1つの幼稚園になります。すてきな友達を増やしてください」とあいさつ。互いのクラス紹介の後、体操や歌を通じて交流した。戸外では遊具や砂場で自由に遊び、友達の輪を広げていた。
大曲幼稚園は、22年度末で矢本中央幼稚園に統合されることが決まっており、新たな園児の募集も停止。にっこりひろばは、大曲幼稚園の園児も大勢と遊ぶ楽しさを味わってもらおうと、月1回のペースで開催。大曲幼稚園での散歩やどんぐり拾い、矢本中央幼稚園でのおゆうぎ会ごっこなどを予定している。また、30日の「子どもの日の集い」をはじめ、七夕や秋の行事も合同で実施する。
【写真】 新しい友達と一緒に体を動かす園児たち
<>2010/4/28
2974<>2974.jpg<>いつまで続く天候不順…農作物の生育に遅れ、品薄で家計も影響<> 長引く天候不順により、石巻地方では農作物の生育の遅れや収穫量の減少などが懸念される。店頭に並ぶ野菜は昨年12月から高値が続き、家庭生活にも影響。石巻青果花き地方卸売市場を開設する(株)石巻青果によると、これだけの長期の品薄・単価高傾向は「これまでに経験したことがない」という。
◆寒い春に硬い表情◆
「まさか4月下旬になっても低温に悩まされるなんて。35年以上農業をやっているがこんなことは初めて」
こう切り出すのは、石巻市小船越の稲作農家、齋藤正さん(54)。今年も5月中旬の田植えに備えて、今月18日に育苗を開始した。しかし、低温が続き、苗の成長は例年よりも1週間近く遅れている。
「これだけ長く天候不順が続くと、カビや病気も発生しやすくなる」「苗も猛暑や寒さに弱くなっているかもしれない」。育苗ハウスを見回す齋藤さんの表情は硬い。
JAいしのまき米穀課によると、育苗の遅れは全地域で発生しているという。低温は来月初旬ごろまで続く見通しで、苗に覆いを被せるなど低温から守るための対策を農家に呼び掛けている。
◆園芸作物にも打撃◆
石巻地方はトマト、イチゴともに県内有数の産地。天候不順はこれらの園芸作物にも打撃を与えている。
JAいしのまき園芸課は「例年であれば、600トン前後のイチゴが運び込まれる。日照不足の影響で3割ほど出荷量が減少している」と話す。トマトも日照不足などで発色が遅れ、品薄が続いている。
寒さが続けば、ハウスの暖房代もかさむ。現場からは「燃料価格が高い。農作物の価格は上がらず、ダブルパンチ状態だ」との嘆きの声も聞こえる。
◆野菜離れ懸念◆
石巻青果市場の昨年12月からの野菜の取扱数量は、前年比5%減で推移しているが、平均単価は2割高い。露地ものを中心に価格が高騰し、品目別単価はダイコンが前年比126%、タマネギが145%(23日現在)。
キュウリやトマト、ピーマンは1―3割、キャベツ、レタスは2―5割ほど高く、ネギに至っては前年の2倍以上の値段。前年割れしていたニンジンも、ここにきて引き合いが強くなっている。
4月は冬野菜からの移行期。例年であれば徐々に春野菜が増えるはずが、天候不順により産地からの出荷が遅れている。5月中旬まで数量が増える見込みもなく、当分は高値が続く予想。景気低迷による消費者の買い控えもあり、市場関係者は野菜離れを懸念する。
【写真】 苗の生育状況は1週間近く遅れている状態(27日、石巻市小船越で)
<>2010/4/27
2973<>2973.jpg<>バラの花きれいに咲かそう…石巻商工信組ボランティア<> 石巻商工信用組合(木村繁理事長)の職員約50人が24日朝、中瀬公園内バラ園で除草、清掃作業を行った。
同組合は、石巻市の名所である中瀬公園を花と緑で彩ろうと、平成20年3月に旧ハリストス正教会堂前敷地にバラの苗を植栽。その後、職員によるボランティアチームを作り、草取りや選定など維持管理に努めている。今年も花の季節を迎え、美しい環境で市民や観光客に楽しんでもらおうと、活動を再開させた。
この日、職員らは午前7時から約1時間にわたり作業した。バラ園隣には、旧さくら野石巻店が植えたバラも根付いており、一緒に除草を行った。前日まで降っていた雨も上がってようやく春らしくなったことから、雑草を引き抜く手にも力が入っていた。
バラは例年5、6月に見ごろを迎える。同組合では「多くの人に楽しんでほしい」と話していた。
【写真】 早朝から除草作業に取り組んだ信組ボランティア
<>2010/4/27
2972<>2972.jpg<>3校の力をひとつに…牡鹿中学校 開校記念式典<> 3中学校が統合して新設された石巻市立牡鹿中学校(渡部洋校長、生徒102人)の開校記念式典が24日、同校体育館で開かれた。生徒や地域住民ら約220人が出席し、新たな学校の出発を祝った。
式では、市教育委員会の阿部盛男委員長が「新たな友との出会いを大切に、切磋琢磨しながら、自己の道を切り開いていってください」と式辞。渡部校長は校訓「友愛・自律・創造」について「人に優しく、自分に厳しく、深く考え工夫すること」と説明し、「地域とともにある学校として役割を果たしていきたい」と述べた。
阿部委員長から渡部校長に校章が刺しゅうされた校旗を授与。出席者に披露された。校章は、牡鹿地区の自然の豊かさと優しさを表す「ユリ」と荒波を乗り越えるたくましさを表現した「碇(いかり)」が交互に3つ組み合わされている。
また、校歌の作詞をした菅井幸子さん(元鮎川中教員)、作曲した水口俊彦さん(迫桜高校教頭)に感謝状を贈呈。公募した校章デザインに採用された安藤千恵さん(大原中出身、仙台市在住)、佳作を受賞した4人に表彰状が贈られた。
同校は、鮎川、大原、寄磯の3中学校が統合して新設された。市立の新設校は万石浦中学校以来16年ぶり。
校章デザインの佳作受賞者は次の通り。
▽安部沙綾さん(石巻女子商業高2年、鮎川中出身)▽日野翔平(宮城水産高2年、大原中出身)▽千々松昴将(石巻商業高1年、鮎川中出身)▽渡邉美咲(同、寄磯中出身)
【写真】 ユリといかりが組み合わされた校章が入った校旗が披露された
<>2010/4/26
2971<>2971.jpg<>五穀豊穣の願い込め、みこし練り歩く…朝日山計仙麻神社<> 朝日山計仙麻神社=石巻市北村=の「神輿渡御(みこしとぎょ)」が25日、同神社境内を発着点に行われた。北村地区の若者や子どもたちがみこしを担いで町を練り歩き、地域の安泰や五穀豊穣などへの願いを込めた。
朝日山計仙麻神社(内海進宮司)の主催。「神輿渡御」は、農繁期を控えるこの時期に、豊作や住民の健やかな生活を願う神事として長く同地区に伝わってきた。今年は、同神社の氏子青年会(今野圭司会長)のメンバー30人と石巻市立北村小学校の5・6年の児童合わせ約30人が担ぎ手として参加した。
一行は、はじめに県立自然公園旭山の山頂にある同神社で神事に臨んだ後、みこしを背負い北村地区を巡行。途中、民家や集会場など約20か所に立ち寄った。
沿道には、力いっぱいみこしを担ぐ勇壮な姿を一目見ようと多くの市民が訪れ、カメラを向けたり、声援を送っていた。
【写真】 みこしを担ぐ北村地区の若者たち
<>2010/4/26
2970<>2970.jpg<>鮎川港にミンククジラ初陸揚げ―三陸沖調査捕鯨 <> 石巻市鮎川港を基地とした三陸沖鯨類捕獲調査は24日、実質的な調査初日となり、午前中にミンククジラ1頭が陸揚げされた。
捕獲されたミンククジラは体長4・92メートル、体重1・57トンで、未成熟のメス。小型捕鯨船4隻が午前5時30分に鮎川港を出港し、このうちの第7勝丸(32トン)が鮎川港から南西約42キロ、仙台湾のほぼ中央で捕獲した。
鯨は午前10時40分過ぎに鮎川港に到着。クレーンでトラックの荷台に乗せられ、近くの調査所に運ばれた。胃の内容物は、この時期仙台湾に分布するメロウド6キロが確認された。
三陸沖鯨類捕獲調査は、鯨の捕食が沿岸漁業に与える影響を調べるのが目的で、鮎川港を中心にした半径約80キロの海域で実施。ミンククジラ60頭を捕獲の上限に、最長で5月31日まで行われる。出港式は4月22日にあったが、悪天候で調査を見送っていた。
【写真】 小型捕鯨船からトラックに移されるミンククジラ(24日午前10時40分過ぎ、鮎川港)
<>2010/4/24
2969<>2969.jpg<>ほころび色づく…秋田屋庭園で観桜会<> 石巻市立町2丁目の秋田屋庭園で24日、春恒例の観桜会が開かれた。来場者は心待ちにしていた春の訪れを喜びながら、樹齢100年といわれるソメイヨシノの花見を楽しんでいた。25日も行う。
観桜会は17、18日に開催したが、季節外れの雪などで開花が遅れたため、予定を変更。硬くなっていたつぼみも24日にはようやくほころび、ピンク色の花が咲き始めた。庭園には茶席が設けられ、訪れた市民らは桜を眺めながら和やかなひとときを過ごしていた。
【写真】 樹齢100年といわれるソメイヨシノもピンクに色づいた
<>2010/4/24
2968<>2968.jpg<>さんさ時雨で日本一…佐々木明美さん(相野谷)が優勝<> 第13回伊達なまちさんさ時雨日本一大会(岩出山観光協会主催)が18日、岩出山スコーレハウスで開かれ、133人が出場した一般の部で石巻市相野谷の佐々木明美さん(46)が優勝した。佐々木さんは、母の遠藤ヒサ子さん(70)と昨年、日本民謡舞踊の瑞穂乃会を設立。25日に河北総合センターで開催する設立記念の催し「ふるさと河北 華の共演まつり」で、日本一の声を披露する。
さんさ時雨は県内を中心に、東北の旧伊達藩領に伝わる祝い唄。数ある宮城の民謡でも難易度が高いが、佐々木さんには「唄いがいのある好きな唄」だという。日本一大会では「雰囲気が出て、声の伸びが良かった」との評価。昨年は3位とあと一歩だっただけに「努力してよかった」と喜んでいた。
佐々木さんは舞踊をやっていた母の影響もあり、中学2年のときに民謡と三味線を習い始めた。毎日2―3時間のけい古を欠かさず、二葉園宗家日本民謡桃水会の全国大会でも優勝。東松島市で10月にある「後藤桃水まつり」で開幕を飾ることが決まっている。
華の共演まつりでは、オープニングで母と長女の怜奈さん(19)、二女の明奈さん(15)らと親子三代共演するほか、さんさ時雨もお披露目する。「記念行事の前に幸運。会場一体で楽しめる演出にしました」と佐々木さん。民謡と太鼓を習う怜奈さんは「日本一の母に負けないでがんばる」と話していた。
まつりは午前11時から。同実行委員会主催、石巻日日新聞社など後援。入場料は1千円で、売り上げは市社会福祉協議会に寄付される。
【写真】25日に向けてけい古する佐々木さん(左)。右は長女の怜奈さん
<>2010/4/24
2967<>2967.jpg<>会報100号記念誌を寄贈…千石船の会<> 石巻市の郷土史研究会・石巻千石船の会(邊見清二会長)は22日、会報「ふるさとのかたりべ」発刊100号の記念誌を同市教育委員会に寄贈した。「北上川が語る石巻の変遷」「北上川が語る石巻物語」の2冊各35部。市教委は旧石巻市の小学校19校、中学校11校と市図書館に配り、地域の歴史を知る学習などに活用してもらう。
「石巻の変遷」(A3判、27ページ)では、会がこれまで集めた貴重な資料に残る石巻の姿を紹介。北上川の恩恵を受けて発展してきた地域であることがひと目で分かるように、江戸時代から昭和初期までの絵図や写真を数多く盛り込んだ。
享保年間(18世紀)の北上川河口を記録した「奥州牡鹿湊石巻図」には、門脇町から住吉町までと対岸の湊地区に米蔵などが立ち並び、中瀬には船作場≠ニ呼ばれた造船所が描かれている。また17世紀からの主な出来事を伝える年表、人口の変化、米一俵(60)と各種物価の時代別値段表なども載せた。
「石巻物語」(A4判、126ページ)は、邊見会長が郷土誌「ひたかみ」に連載している地域の歴史に関する話題を抜粋し、編集した。第1章「石巻のもろもろの話題」では、地域に多い名字や伊能忠敬の足跡などを紹介、第2章「戦争秘話」は、語り継いでいくべき戦災体験、第3章「古きを訪ねて未来を築く」は、絵図などからかつての石巻の風景を解説した。
両誌を併せて読むことで、地域の300年の歴史を知ることができる。寄贈を受けた今野慶正市教委事務局長は、「小中学校の先生たちにまず読んでいただき、理解を深めることは重要」と話していた。
千石船の会は平成7年7月に、千石船関係者の子孫や郷土史に関心のある人たちを中心に発足。年4回発行する会報の「ふるさとのかたりべ」では、地域の歴史再発掘などに貢献してきた。
【写真】 邊見会長(左)から記念誌を今野市教委事務局長に寄贈
<>2010/4/23
2966<>2966.jpg<>開所40周年の節目に利用者150万人達成…松島自然の家<> 宮城県松島自然の家(今野理一郎所長)=東松島市野蒜=の利用者数が18日、150万人を達成した。施設は開所からちょうど40年の節目。2日に本館がリニューアルオープンしたこともあり、黄金週間や夏休みの予約状況も好調という。
節目の利用者となったのは、石巻市貞山の南舘勇喜夫さん(57)・洋子さん(54)夫妻と、孫の松川千賀さん(9)・理子さん(7)・紗代さん(6)。セレモニーでくす玉が割られ、今野所長からシーダーローズ(ヒマラヤスギの球果)の手づくりブーケが贈られた。
南舘さんら5人は、自然の家がこの日開催した「スポーツ・レクリエーションのつどい」の参加するため訪れた。
同施設は昭和45年7月23日に開所。スポーツ少年団や学校、家族など団体で利用できる宿泊施設や5つのサイトのキャンプ場、運動場があり、奥松島の自然を生かした野外活動が行える。本館は12月―3月に改修され、内外装が新しくなったほか、大人数に対応した浴槽やトイレを洋式化した。
利用者数はオープン4年目の約6万4700人が最高。利用が低迷した時期もあったが、ここ最近は6年連続で年間3万人を突破。今野所長は「顧客満足度200%を職員の共通認識とし、年間利用者4万人を目指したい」と話した。
【写真】 リニューアルした本館前でくす玉が割られた
<>2010/4/23
2965<>2965.jpg<>夜空を彩るシダレザクラ…東雲寺で見ごろ<> 石巻市蛇田にある東雲寺(山田亮清住職)では、樹齢300年を超えるシダレザクラが見ごろを迎えている。幻想的なライトアップも行われており、静かな境内で夜桜を楽しむ地域住民の姿もみられる。
10年ほど前から、地域の人に桜を楽しんでもらおうとライトアップを実施。2年前からは写仏を施した灯ろうにも火を灯して飾っており、情緒あふれる雰囲気を醸し出している。
同寺では「山門から入り、家族そろって桜と庭の雰囲気を楽しんでもらえれば」と住民に呼び掛けている。
ライトアップは午後6時すぎから8時30分ごろまでで、シダレザクラが見ごろを終えるまで続けられる。
【写真】ライトアップされている東雲寺のシダレザクラ
<>2010/4/22
2964<>2964.jpg<>2人の思い出に…松島基地で結婚記念写真の撮影会<> 航空自衛隊松島基地はジューンブライドの6月に合わせ、ブルーインパルスを背景にした結婚記念写真の撮影会を行う。ブルーインパルス50周年記念の一環で、生涯忘れられない思い出の1ページに加えてもらう。参加無料。
開催日は6月の19、26日と7月3日の3日間。午前9時から午後4時まで、各組1時間以内で撮影ができる。対象は結婚を予定しているカップルや既婚の夫婦。親戚や友人も一緒に参加することができ、金婚や銀婚の夫婦も申し込める。ドレスや礼服などの衣装は各自が用意し、撮影時の服装で来場する。
ブルーインパルスの機体には触れることができないが、さまざまなポーズでの思い出づくりが可能。隊員が撮影して写真データ(CD)としてプレゼントし、持ち込みのカメラでも撮ることができる。写真は8月の航空祭などで使用する。
15日から募集を開始しており、すでに県内外から問い合わせがきている。松島基地広報班は「基地周辺への恩返し。結婚の思い出とともに、のちのちまでブルーを語り継いでもらえれば」と話していた。好評であれば、年内に次回の開催も検討するという。
往復はがきに2人の名前と連絡先、電話番号、参加人数、希望日時を記入し、〒981―0503、東松島市矢本字板取85、航空自衛隊松島基地広報班「ウェディング・フォト係」まで申し込む。
【写真】記念撮影のイメージ(松島基地のホームページから)
<>2010/4/22
2963<>2963.jpg<>黄金週間前に旅客船の安全総点検<> 黄金週間を前に国土交通省東北運輸局石巻海事事務所(佐々木善男所長)は21日、石巻市門脇町の離島航路大型桟橋などで、旅客船の安全を確かめる立ち入り点検を実施した。
点検は石巻―鮎川の田代島、網地島を結ぶカーフェリー「マーメイド」(116トン、定員212人)から開始。同船を所有する網地島ライン(株)(安倍友一社長)=石巻市門脇町=の立ち会いのもと、海事事務所の佐々木所長と検査官、運航労務監理官の計4人、さらに石巻海上保安署員3人が船内に立ち入った。
救命胴衣や救命いかだの設備を点検し、日常の安全管理や事故時の通報連絡体制が船員に行き届いているかなどを聞き取った。また、津波や新型インフルエンザへの備えも確認。石巻地方では平成20年の黄金週間に客を乗せた船同士の衝突事故があったことから、霧発生時の運航についても入念にチェックしていた。
「春期の旅客船安全総点検」と称し、毎年4月に実施。事業者の自主点検と合わせ、同事務所は21―23日の3日間、女川、鮎川発の金華山航路などを含め6社9隻を点検する。
【写真】 船内の安全設備をチェックする海事事務所の職員ら
<>2010/4/22
2962<>2962.jpg<>6月4日に有料試写会…映画『弁護士 布施辰治』<> 石巻(旧蛇田村)出身の弁護士・布施辰治(1880―1953)の生涯を描くドキュメンタリー映画の製作委員会はこのほど、作品の正式題名を【布施辰治生誕130年記念ドキュメンタリー映画『弁護士 布施辰治』】に決定した。完成は5月初旬で、6月4日に石巻市中瀬の岡田劇場で有料試写会を行うことも決まった。
布施は各地の小作争議や山林入会権訴訟、松川事件、三鷹事件などで活躍したほか、日本統制下の朝鮮で独立運動家を弁護。映画は国境を問わず弱者側に立った布施の生き様を、再現ドラマやインタビューを交えて伝える内容となっている。
監督はドキュメンタリー映画を手掛ける池田博穂氏、布施辰治役は俳優の赤塚真人さん。昨年夏に本格的な撮影が始まり、岡田劇場や旧相川中学校では市民エキストラを交え、普通選挙運動の演説シーン、大審院裁判シーンなどが再現された。女川出身の俳優中村雅俊さんが声の出演を果たしているほか、閉校した女川第四中学校の布施を通じた人権学習も紹介される。
製作委員会は、5月28日の東京地区を皮切りに、石巻や大阪、名古屋などで有料試写会を開催。入場料金は高校生以上一律1千円に統一した。一般上映会は8月下旬からで、全国的な上映運動へ向けもうひと息の資金協力を呼び掛けていく。
石巻地方の有志団体「映画『弁護士布施辰治』の完成を目指す応援団」は有料試写会に先立ち、5月下旬に関係者などの試写会を予定している。
【写真】 映画は市民エキストラの出演シーンも盛り込まれる(昨年11月15日、岡田劇場で)
<>2010/4/21
2961<>2961.jpg<>60日間の実習に向けて…宮城丸 宮水生ら乗せて出港<> 県の海洋総合実習船「宮城丸」(尾形茂船長、650トン)の第一次航海の乗船式が21日、石巻新漁港で開かれた。宮城県水産高校(三浦元雄校長)と気仙沼向洋高校(川相秀樹校長)の生徒合わせて36人を乗せた船はハワイ海域での実習に向けて出港した。
式では、実習生を代表して、増子知紘さん(宮水・航海類型3年)が「60日間の航海を通して、人間として大きく成長してきたい」と力強く決意を発表。三浦校長は「体験を通して将来の職業観を養ってほしい」と話し、在校生を代表し、同校生徒会の尾形●二郎副会長(※●=示す偏に右)が「これまで勉強してきたことを存分に生かし、船での生活を満喫してください」とエールを送った。
岸壁には両校の生徒や保護者ら約500人が集まり、「元気で」「がんばって」などと声を掛けながら、手を振っていた。
生徒たちは、同海域でマグロ延縄漁を学ぶなどして、6月19日に石巻港に帰港する予定。
【写真】
家族らに見送られて船は出港した
<>2010/4/21
2960<>2960.jpg<>初夏の果物 続々入荷…石巻青果市場<> 石巻青果市場には、メロンやスイカなど、初夏を思わせる果物の入荷が本格化している。
このうち、茨城県水戸産のオトメメロンの入荷は、昨年に比べて約1週間遅い今月6日から始まった。同市場は、「低温や日照不足が影響して遅れたが、糖度は標準の14度を超える15度と甘く、品質は抜群だ」と太鼓判を押している。
市場では、3―6個入りの1箱が3―4千円で取り引きされている。大半は石巻地方の青果店などに並び、大きいもので、1個1千円前後で販売されるという。
同市場果実・輸入加工部によると、今後は、山梨産のブドウやモモ、長崎産のビワなどの夏果物≠ェ入荷する予定だという。
【写真】 入荷が本格化した茨城県産のメロン
<>2010/4/21
2959<>2959.jpg<>石巻産茂洋産子の肉質量兼備¥リ明される<> 石巻地方で生まれた県基幹種雄牛「茂洋(しげひろ)」の産子の初めての枝肉出荷が始まった。3月3日から4月8日までに仙台中央食肉卸売市場(仙台市)と東京中央食肉卸売市場(東京都)に出荷され、10頭のうち8頭が牛肉格付けの最高位を獲得。肉の出荷が本格化するのは今年5月以降で、関係者は「牛肉の消費が低迷する中、消費量拡大の起爆剤になれば」と期待を膨らませている。
枝肉の格付けは、脂肪交雑(霜降り具合)や肉の質などを総合して評価。脂肪交雑や肉質を組みあわせた15ランクに分けられている。これまで出荷した10頭のうち8頭が最高の「A5」判定を受けた。残り2頭もA5に次ぐ「A4」を獲得した。
また、取れた枝肉の重量は、雌平均で403キロ(仙台中央食肉卸売市場平均390キロ)、去勢が平均505キロ(同464キロ)。ともに平均重量を上回り、質量兼備≠フ牛であることが証明された。
県東部地方振興事務所畜産振興部は「茂洋の遺伝能力の高さが表れた。肉の格付けが上がれば、繁殖牛も肥育牛も高く売れ畜産の振興につながる」と期待。JAいしのまき畜産課によると、枝肉の好成績を受け子牛の価格も今月から徐々に上昇傾向にあるという。
県やJA、石巻市などは、茂洋の産地としてアピールし、畜産振興につなげようと「茂洋の郷づくりプロジェクト」を20年9月から展開。他産地との差別化や「いしのまき和牛」銘柄の確立に努めている。今年7月以降には、茂洋産子の肉を試食できる賞味会も計画するなどし、地元での消費拡大を図りたい考えだ。
茂洋は石巻市桃生町の遠藤好洋さんが平成13年1月に生産。仙台牛の基礎を作った「茂重波(しげしげなみ)」を先祖とする県の繁殖用種雄牛「茂勝(しげかつ)」と母牛「こさざ」の間に生まれ、県畜産試験場(大崎市)で飼育された。19年3月、県基幹種雄牛に選抜された。
【写真】 石巻生まれの県基幹種雄牛「茂洋」
<>2010/4/20
2958<>2958.jpg<>きょう穀雨…土の中からひょっこり タケノコ収穫始まる<> きょう20日は二十四節気のひとつ「穀雨」。春の雨が田畑の穀物を潤す時期とされている。石巻地方は朝から雲が広がるなど、すっきりとしない空模様となった。
石巻市飯野絵図沢の農業、赤間克三さん(49)方の裏山の竹林では、タケノコの収穫作業が行われている。広さ約20アールの林内には、竹がびっしりと生えていて、地面からは鬼の角のようなタケノコがひょっこりと顔をのぞかせている。
赤間さん方では、約80年前からモウソウダケを栽培。毎年、約2千本を収穫。「甘く柔らかい」と評判だ。今年は低温の影響で、例年に比べて10日ほど遅い9日に今季初めて収穫を始めた。その後、十分な生育を待って20日に2度目の収穫作業となった。
タケノコは直売をしているほか、道の駅「上品の郷」でも販売。収穫は5月ごろまで続くという。
【写真】 タケノコの収穫が始まった赤間さん宅の竹林
<>2010/4/20
2957<>2957.jpg<>全国学力テスト、石巻地方83校で実施<> 全国の小学6年生と中学3年生が対象となる文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が20日、石巻地方の小学校56校と中学校27校で一斉に行われ、4078人が参加した。結果は10月ごろ通知される予定。
前学年までの学習の習熟度を調査する学力テストは4回目。政府が昨年行った事業仕分けで、全国公立校が参加する方式から、文科省が抽出した約3割の学校を集計する方式に移行したが、石巻地方は全小中学校が参加した。
国語、算数(数学)の2教科で、それぞれ基礎的知識に関するA問題と知識の活用力を問うB問題に分かれる。生活習慣や学習意欲などの調査も行われた。
石巻地方の対象は小学生2001人(石巻市1487人、東松島市432人、女川町82人)、中学生2007人(石巻市1559人、東松島市424人、女川町94人)。このうち、石巻市立湊小学校(佐々木●二校長、児童204人 ※●=丈に点)では、6年生35人がテストに臨んだ。
昨年度の調査結果によると、県平均正答率は基礎的なA問題より、活用力のB問題が低い傾向にあった。
【写真】 国語、算数の2教科のテストに臨んだ(石巻市立湊小学校で)
<>2010/4/20
2956<>2956.jpg<>TBTに欧風ウエディング場建設…北日本海事30周年記念事業<> 石巻地方では初めてのハウス・ウエディング会場が石巻トゥモロービジネスタウン(TBT)に建設されることになり19日、現地で地鎮祭が行われた。北日本海事(株)(阿部淳代表取締役)の創立30周年記念事業のひとつで、同時に建設する新社屋用地と合わせてTBT最大の1万7140平方メートルを取得。10月のオープンを目指す。近年の結婚式の主流となっているハウス・ウエディングだが、施設がないため石巻地方のカップルのうち年間200組は仙台市などで挙式しているといわれる。同社は「関連業界を含めると6億円が流出していた。地域経済活性化の一策になれば」と話している。
北日本海事が建設するのは、ヨーロッパの宮殿風の建物、庭園をイメージさせる施設で、天使の庭を意味する「アンジュ・ガーデン迎賓館」と名付けた。披露宴会場(最大120人収容)、ロビー、会議室、多目的スペースなどがある本館は1032平方メートル、チャペル145平方メートル。
同社と石巻グランドホテルが提携して事業を展開する。地元企業が提携することで、今後予想される仙台や東京など大都市圏からの進出防衛を図りたい考え。同時に、これまで圏外流出していた地元カップルや登米圏など三陸自動車道沿線からの顧客獲得も狙う。
地鎮祭に先立ち石巻ルネッサンス館で開いた記者会見で阿部社長は「新社屋と迎賓館の完成によって、TBTの分譲に加速がつくことを期待したい」と語った。同席した亀山紘市長、石巻商工会議所の浅野亨会頭は「石巻市も十分な支援をしていく」「石巻市を明るくするきっかけとなる」と歓迎した。
新社屋と迎賓館の総事業費は7―8億円。9月中旬に完成予定で、10月には利用開始を予定している。
【写真】 工事の安全を祈ってくわ入れする阿部社長
<>2010/4/19
2955<>2955.jpg<>山車3台練り歩く…広渕 鹿嶋ばやし祭典<> 春の恒例行事「河南鹿嶋ばやし祭典」(同実行委員会主催)の山車巡行が18日、石巻市広渕地区で行われた。子どもたちが3台の山車に乗ってお囃子と太鼓を打ち鳴らしながら地区内を練り歩き、住民の無病息災や五穀豊穣を願った。
今年の山車は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」にちなみ、坂本龍馬と桂小五郎、西郷隆盛が薩摩・長州連合の会議の場面のほか、伊達政宗の騎馬像、太公望、直江兼継晩年の姿を再現した。午前8時30分から担い手センターで行われた出陣式には、亀山紘石巻市長も駆けつけ、あいさつ。その後、広渕小学校の児童と河南西中学校の生徒が山車の前で、お囃子と太鼓で演奏を披露し、街に繰り出した。
小学生低学年の子どもたちは、保護者と一緒に山車を引き、高学年の児童は山車の上で演奏する役割。お囃子と太鼓の音が聞こえてくると、沿道に住民が集まり拍手をしながら見送っていた。
鹿嶋ばやしの山車巡行は、江戸時代に大飢饉に苦しんだ五穀豊穣を祈願し、鹿嶋神社に山車を奉納したのが始まりと言われている。一時、引き手が少なくなったことから中断した時期もあったが、地域おこしの行事として、実行委員会を組織して昭和63年に復活。毎年4月の第3日曜日に、地区を挙げて実施している。お囃子と太鼓は、広渕小の6年生が受け継いでいる。
【写真】子どもたちが保護者と一緒に山車を引き練り歩いた(石巻市広渕)
<>2010/4/19
2954<>2954.jpg<>小さな違反も見逃さず…石巻・河北署で選挙合同取締本部を設置<> 石巻と河北両署は19日、石巻市議会議員選挙の選挙違反合同取締本部(本部長・長尾徳光石巻署長)を設置し、各署に看板を掲げた。
同本部は石巻署の刑事2課と河北署刑事課合わせて、約25人体制で取り締まりに当たる。同本部は、「選挙の期間を問わずに違反を見つけた場合は検挙する方針。小さな違反も見逃さない厳しい姿勢で臨む」としている。
石巻市議選は5月16日告示で、同23日に投開票される。今月14日に開かれた立候補予定者説明会には、定数34に対して、現職33、元職1、新人10人の計44陣営が出席。過去2回の立候補者数は下回り、少数激戦の構図となりそうだ。
【写真】 取締本部の看板を掲げる石巻署員
<>2010/4/19
2953<>2953.jpg<>石巻2回戦進出決める…高校野球東部支部南ブロック開幕<> 第57回春季東北地区高校野球宮城大会東部支部南ブロックが18日、開幕した。石巻市民球場では、石巻勢3校が1回戦に登場し、石巻が2回戦出場を決めた。
東部支部は、南ブロック10校と気仙沼など北ブロック9校が所属し、県大会には6校が出場する。南・北の両ブロックの優勝校が5月3日に第1代表の座をかけて決定戦を戦う。大会は17日から始まる予定だったが、悪天候のため延期となっていた。
石巻市民球場では18日、校名が変わり初めての出場となった石巻北が松島と対戦したが、1―13で5回コールド負け。石巻勢同士の戦いとなった石巻と石巻西戦は、2―0で石巻が勝ち、2回戦に進出した。
▽1回戦
石巻北
000 10 1
049 0× 13
松島
(5回コールド)
【北】高野、阿部、佐藤―平【松】小野―早坂将▽本塁打=横田(松)▽三塁打=阿部(北)鈴木亮、成田、小野(松)▽二塁打=鈴木涼(松)
石巻西
000 000 000 0
200 000 00× 2
石巻
【西】佐々木―亀川田【石】大友、柴田、三浦祐―日野▽三塁打=亀川田(西)
【写真】 出塁しようと粘る石巻北の打者(18日、石巻市民球場、対松島戦)
<>2010/4/19
2952<>2952.jpg<>春はどこにいった!…桜吹雪ならぬ雪景色<> 強い寒気の影響で真冬並みの寒さとなった石巻地方では17日朝から雪が降り、石巻市では数年ぶりに4月の降雪を観測した。黄金週間が間近に迫る中、いまだ満開の桜便りも届かず、季節が逆戻りしたかのような突然の雪。本来なら花見シーズン真っ盛りの週末だが、今年はその光景もみられない。
仙台管区気象台によると、東北地方の上空に流れ込んだ寒気と本州南岸を通過する低気圧の影響で、石巻地方でも朝から湿った雪が降り続いた。同気象台に残っている平成15年4月までの記録では、石巻市で4月に降雪が観測されたのは11年4月3日が最後となり、大型連休が差し迫った下旬では雪は極めてめずらしい。
街中では、真冬の服装でかさを差しながら足早に歩く姿があったほか、普通タイヤに履き替えたドライバーは恐る恐るハンドルを握っていた。日中の気温もほとんど上がらず正午時点で0・3度と真冬並の寒さとなった。
18日には天候も回復して石巻市では最高気温が13度まで上がる見通しだが、同気象台の1か月予報によると今月いっぱいは気温が低い状態が続き、5月上旬も平年に比べて若干低いという。
石巻市の日和山公園の桜は、ほとんどがつぼみのまま。例年ならこの週末が花見のピークだが、この日は花見客の姿もなく閑散としていた。桜吹雪ならぬ突然の雪に見舞われた桜もしょんぼりと花びらを下に向けていた。
【写真】 雪と寒さでうなだれる桜の花=石巻市穀町=
<>2010/4/17
2951<>2951.jpg<>観桜会は来週末も…立町桜まつり <> 石巻市立町大通り商店街の桜まつり(石巻立町大通り振興組合、立町婦人部主催)が17日始まった。メーンは秋田屋庭園の観桜会だが、季節外れの雪につぼみは硬いまま。樹齢100年といわれるソメイヨシノの花見を楽しみにしている人も多いことから予定を変更して24、25日も観桜会を行うことにした。
桜まつり抽選会場となった旧街づくりステーション前では、恒例の赤飯、草もち販売のほか急きょ甘酒サービスも実施。寒い体を温めようと、多くの人が味わうなど好評だった。18日まで開催する。
イベントに合わせて、秋田屋では座敷に雛人形や押し花などを飾り、一般公開している。展示会は今年で15回目となり、毎年楽しみにしている人たちが足を運んで作品を愛でていた。
【写真】 庭のサクラはまだだが、座敷は春のしつらえ(秋田屋で)
<>2010/4/17
2950<>2950.jpg<>お年寄り招いて茶会…石巻専修大学茶道部<> 石巻専修大学茶道部(津田奈恵部長、部員15人)は17日、大学内で地域のお年寄りを招いた茶会を開いた。桜の下で花見茶会とする予定だったが、あいにくの天気となり、室内から雪景色を眺めながら一服を楽しんだ。
本年度、愛好会から部に昇格したのを記念して開催。ソメイヨシノやサトザクラ、シダレザクラなど約700本の桜がある同大学で、観桜しながら楽しんでもらおうと企画。雪が降ったため、室内に茶室を設けた。
地域の福祉施設利用者らが来場し、学生が目の前でお点前を披露。桜の花びらやちょうをかたどった菓子と茶が振る舞われ、心温まるひと時を過ごしていた。
参加した阿部ちゑのさん(98)は「桜はまだつぼみで少しさみしいけれど、学生さんのお茶で温まりました。感動しました」と笑顔を見せていた。
【写真】 茶道部員が地域のお年寄りをもてなした
<>2010/4/17
2949<>2949.jpg<>見守られて安心下校…新1年生 地域でサポート<> 不審者や変質者から児童の安全を守る平成22年度第1回学校区パトロールがE日、石巻市内の各小学校で繰り広げられた。地域住民が下校をサポートし、児童の安全安心を守る意識を高めていた。
このうち市立万石浦小学校(相澤一夫校長、児童397人)では、地域の区長やPTA、学校のボランティア組織「見守り隊」のメンバーが1年生の集団下校に同行。帽子や腕章、ジャンパーなどを身につけてアピールし、不審者対策も兼ねた。
校庭に集合した1年生児童に相澤校長が「車や自転車が近づいてくる音をよく聞き、左右を確かめて横断歩道を渡ってください」と呼び掛けた。児童らは左右の確認の仕方を練習した後、5班に分かれて下校し、保護者らと安全な通学路の歩き方や横断歩道の渡り方を確認していた。
パトロールは市の「地域の子どもは地域で守る」市民運動の一環。4年前に旧市内で始まり、3年前から市内全域に拡大。年に4回、全43小学校で展開している。
【写真】 地域の人たちのサポートで集団下校する新1年生(万石浦小学校区で)
<>2010/4/16
2948<>2948.jpg<>エスタ店内はサクラ満開<> 石巻市庁舎1階のスーパー・エスタの店内には、満開のサクラが飾られていて、買い物客や来庁者の目を楽しませている=写真=。
ディスプレーされているのは、オカメ桜と東海桜の2品種。「春の雰囲気を楽しんでほしい」と市内の生花販売、(株)はなき(岡芳正社長)が10日、同店に寄贈したもの。
同店の桂田秀雄次長は「店の中が春らしくなった」と笑顔を見せる。サクラは東側の出入り口正面で展示中。
<>2010/4/16
2947<>2947.jpg<>所蔵のお宝ずらり…現代美術の木彫作品展示<> 石巻文化センターは常設展示室で現代美術作品の展示を行っている。文化勲章受章者である円鍔勝三の木彫作品をはじめ所蔵のお宝≠ェ並んでいる。5月9日まで。
石巻出身の天才彫刻家、高橋英吉を軸として木彫作品を展示する目的で、著名な作家の作品を収集してきた同センター。ふだんは常設展示室に英吉の木彫のみを並べ、その他は収蔵庫にしまっているが、高橋英吉生誕100周年記念「永遠の想い〜英吉・幸子 父娘展〜」に伴い、常設展に移した。
会場には、国際的に活躍する船越桂の「ラムセスにまつわる記憶」(1986年)や円鍔勝三の「わかどり」(1949年)、鈴木実の「私自身の肖像」(1975年)など現代美術で名のある彫刻家たちが手掛けた8点が並ぶ。同センターは「収蔵庫の作品が見られる久しぶりの機会。ぜひ足を運んでもらいたい」と呼び掛けている。
観覧は午前9時―午後4時30分。入場料は一般200円、高校生100円、小中学生50円で、特別展「永遠の想い」も見ることができる。
【写真】 現代美術を代表する彫刻家が手掛けた8点が並ぶ
<>2010/4/16
2946<>2946.jpg<>観光協会と物産振興協合併で新組織設立<> 東松島市の観光振興と物産振興を一体的、合理的に推進するため、観光協会と物産振興協議会が14日合併し、新たに「東松島市観光物産協会」が設立された。会長には前観光協会長の菊田良光氏が選ばれた。
設立総会は、両会の解散総会に続いて市役所鳴瀬庁舎で開かれ、会則や15人の役員、22年度事業計画などを承認。菊田会長は「関係機関との連携が大事。経済活性、地域振興に貢献したい」とあいさつ。大山三智・前物産振興協議会長は「発展的解消を遂げた。海あり山あり、ブルーインパルスありの資源を大いに生かしてもらえれば」と述べた。
会員数は144人(団体)。事務局は合併前の両会同様、鳴瀬庁舎の市商工観光課に置く。松島湾に隣接する市町との連携を深めて観光誘客を図るほか、三陸道矢本パーキングに6月に設置される無料休憩施設で、月1回程度テントによる市産品の紹介を実施。常設施設の検討も始める。また、「東松島旬の市」の単独開催を廃止し、他の催事と抱き合わせた開催で集客効果を高める。
旧観光協会と物産振興協議会は、平成17年の新市誕生に伴い設立。事務局や観光を通じた産業振興という目的で共通し、イベントなどでは一体的に活動してきた。2つの会に重複する会員も多く、会員の減少による予算の確保も課題で、昨年の両会の総会で合併が提案された。
【写真】 設立総会であいさつする菊田会長
<>2010/4/15
2945<>2945.jpg<>訪問!サッカー教室 運動の楽しさ伝える…コバルトーレ<> 女川町を拠点に活動するサッカークラブ・コバルトーレ女川主催の「訪問!サッカー教室」が13日から、町内の保育所などで始まった。
教室は女川町体育振興係の共催。同町の第一と第二、第四各保育所で月に1回ずつ12月まで実施。コバルトーレの檜垣篤典選手が講師を務めてサッカーに留まらず、さまざまな遊びを体験してもらう。
初日は第一保育所(梁取礼子所長)で行われ、年長児21人が参加。鬼ごっこやジグザグ走、サッカーのシュートなどさまざまなプログラムを楽しんだ。
なかでも盛り上がりを見せたのは「お地蔵さん鬼ごっこ」。鬼に捕まると仲間に触られるまで、地蔵のポーズを取らなければならないユニークなゲームで汗を流した。
檜垣選手は広島県出身でサッカーの名門として知られる長崎県の国見高、玉川大を卒業後にコバルトーレに加入。日本サッカー協会の公認キッズリーダーU―6・10の資格などを保持している。
【写真】 子どもたちが楽しみながら体を動かした
<>2010/4/15
2944<>2944.jpg<>早起き野球が開幕…11チームが熱戦<> 第78回石巻早起き野球春季大会が15日、石巻野球場などで開幕した。響き渡る打球音が早朝のグラウンドに球春の到来を告げていた。
石巻野球協会早起き担当事業部の主催。1部6チーム、2部5チームがリーグ戦方式で優勝を争う。
このうち、初日は石巻野球場で昨年春の大会の覇者ハンゼと、夏の優勝チーム一球倶楽部が対戦。一球倶楽部が打ち合いを制し、5―3で勝利した。
大会は1部が石巻野球場で5月下旬まで、2部は漁港グラウンドで5月中旬まで開催される。
【写真】 初回に得点を挙げる一球倶楽部
<>2010/4/15
2943<>2943.jpg<>平和への誓い新たに…高橋英吉生誕100年の夕べ<> 高橋英吉生誕100年の夕べが13日、石巻グランドホテルで開かれた。英吉の100歳の誕生日、父娘展の開催を祝うとともに、出席者は平和への誓いを新たにしていた。
英吉は、明治44年石巻町生まれ。28歳で「潮音」が文展の特選を受賞。将来を大きく嘱望されるが、結婚し長女が誕生して間もなく召集され、昭和17年にガダルカナル島で戦死した。
ステージには、英吉の写真と献花台が設けられ、出席者約80人が桜やレンギョウの花を手向け、手を合わせた。続いて、発起人らが英吉の功績や作品の逸話を語り、「天才の感覚を後世に伝えたい」と平和への願いを込めた。会食しながら思い出話に花を咲かせ、アトラクションでは笑遊会がはねこ踊りを披露し、会を盛り上げていた。
【写真】 写真と献花台を前に、英吉の100歳の誕生日を祝った
<>2010/4/14
2942<>2942.jpg<>健診時に絵本配布…石巻市 ブックスタート事業<> 石巻市は、乳児期から絵本に親しんでもらう「ブックスタート事業」を始めた。13日は石巻地区(本庁地区)の3―4か月健診に訪れた親子に絵本2冊が入ったブックスタートパックを手渡した。支援ボランティアによる読み聞かせも行われ、子どもが絵本に手を伸ばしたり、声に反応する姿に「自宅で読んであげたい」と好評だ。
ブックスタート事業は、乳児と保護者に絵本を開く楽しさを伝えて心のふれあいを広げる活動。石巻市は県内5番目で、石巻地方では初めて。
最も早い石巻地区では13日、市保健相談センターでの健診に合わせて実施した。親子24組が参加し、健診が始まるまでの待ち時間に支援ボランティアによる読み聞かせを楽しみ、健診終了時にブックスタートパックを受け取った。
ブックスタートパックには、布バッグに絵本「もこ もこ もこ」「がたんごとん がたんごとん」の2冊と読み聞かせの啓発資料が入っている。2冊とも20年以上読み継がれている乳児向けの人気絵本。
石巻市向陽町の桜井博子さん(37)は「まだ早いかなと思っていたら、子どもが本に反応したのでびっくりした。絵本の選び方が分からないので、とても助かる。これからふれあいの時間に絵本も加えたい」と話していた。
22年度の対象は健診児約1200人。石巻市保健相談センター、牡鹿保健福祉センター、北上と桃生の両保健センターの4か所で配布する。
【写真】 支援ボランティアが親子に読み聞かせした
<>2010/4/14
2941<>2941.jpg<>亀山市長らが視察―石巻北高校製粉プラント<> 石巻北高校(佐々木壽校長)が、収穫した米を米粉に加工する製粉プラントを導入したのを受けて、亀山紘石巻市長らが12日、同校を視察した。県内の高校で初めての導入で、石巻管内では民間でも製粉機を所有しているところはない。同校は米やそばなどの栽培を行っており、製粉プラントを活用し、生徒が栽培から加工までを体験、学習していく。亀山市長は「製品開発に向けて知恵を出し合い、生徒と地域が一緒になってものづくりをやっていきたい」と期待を込めていた。
導入されたのは米のほか、大豆、そば、雑穀にも対応した汎用型の製粉機。高速回転する羽の気流が米などの粒を細かく粉砕し、粒の粗さの調節も可能だ。昇降機や米を磨くための装置を含めて1つのプラントを構成する。3月上旬に機械室に仮設され、来春の農業管理室のリニューアルに合わせて移設する。
同日、石巻市産業部、石巻市商工会議所、県東部地方振興事務所の職員が来校。製粉プラント製造業者の(株)山本製作所=山形県=の鈴木光則さんが装置の構造や用途などを説明し、実際に米3キロを製粉して見せた。来校者から次々に質問が出され、大きな関心を寄せていた。
佐々木校長は「農水連携を視野に入れ、石巻北高ブランドを作り、販売したい。人材や資源を有効に活用し、地域に還元していく」と話していた。
総合学科では2年生から5系列に分かれる。そのうち食農系列が科目「食品製造」の中で装置を活用。商品開発では、家庭系列、経情系列とも連携して取り組んでいく予定。
【写真】 亀山市長らが製粉プラントを見学した
<>2010/4/14
2940<>2940.jpg<>仙台にアンテナショップ開店…石巻市の特産品PR<> 石巻市のアンテナショップ「食彩・感動いしのまき」が10日、JR仙台駅のエスパル仙台店内=仙台市青葉区=にオープンした。水産加工品を中心に石巻市の魅力を伝える約100品目を販売しており、初日から多くの買い物客が訪れていた。
アンテナショップは国の「ふるさと雇用再生特別基金事業」を活用。市が事業主体となり、運営は石巻観光協会に委託した。エスパル内にはイベントなど短期間でのアンテナショップは度々あるが、市によると市町村が常設するのは初めてという。
店舗面積は12・5平方メートルb。取り扱っているのは県水産加工品品評会で水産庁長官賞を受賞した「金華サバ生ハムくん製」のほか、タラコや鯨肉、缶詰製品など。開店直後から年代を問わず買い物客が訪れ、石巻市の名産品を手にしていた。
観光パンフレットは総合ガイドブック、サンファン館、石ノ森萬画館をそろえたが、今後はポスターなども掲示して観光客の目を引いていく。アンテナショップは平成24年3月31日までの2年間。市は「実績がよければ継続もあり得る」と話していた。
営業時間は午前10時―午後8時30分。
【写真】 自治体常設では初のアンテナショップが開店した(エスパル仙台店内)
<>2010/4/13
2939<>2939.jpg<>父娘展開幕…高橋英吉「海の三部作」など傑作65点展示<> 石巻市出身の天才彫刻家、故高橋英吉の生誕100周年を記念した特別展「永遠(とわ)の想い〜英吉・幸子 父娘展〜」が、誕生日にあたる13日に石巻文化センターで始まった。代表作「海の三部作」をはじめとする英吉の木彫作品65点や長女・高橋幸子さん=神奈川県逗子市=の木版画作品126点、写真やスケッチが一堂に並び、市民らを楽しませている。5月9日まで。
石巻市教育委員会、石巻市文化スポーツ振興公社の主催。石巻日日新聞社などが後援する。生誕100年は来年の平成23年だが、毛利コレクション等収蔵施設設備に伴うセンター改修工事が始まるため、1年早い数え年での開催となった。
英吉は明治44年、石巻町生まれ。昭和13―16年に「海の三部作」を発表。そのうち「潮音」が第3回文展で特選を受賞した。以後無鑑査の資格を得て将来を大きく嘱望されるが、召集され、17年11月にガダルカナル島で戦死した。
13日には開場式を開催。幸子さんも出席し、「長い年月が経って、2人の作品が並べられ展示会ができるのはうれしいです」とあいさつ。英吉の母校である湊小学校の6年生児童34人が校歌を披露し、代表児童が幸子さんらとともに、テープカットした。
会場には、「黒潮閑日」「潮音」「漁夫像」の作品からなる「海の三部作」や初入選した「少女像」、石巻高が所蔵する「聖観音立像」などの英吉の傑作を展示。初公開作品4点やスケッチ、妻澄江さんに宛てた手紙なども並ぶ。幸子さんが歌や童話を題材に動物や花などを描いた、温かみあふれる版画も飾られている。
観覧は午前9時―午後4時30分。休館日は19、26、30日、5月6日。入場料は、一般200円、高校生100円、小中学生50円。
【写真】 小学生たちも興味津々で英吉の作品を見上げた
<>2010/4/13
2938<>2938.jpg<>女川さけ・ますふ化場で今年最後の放流実施<> 女川町さけ・ますふ化場で12日、シロザケの稚魚の今年最後の放流が行われた。多くの赤ちゃんサケ≠ェ勢い良く川に飛び出し、大海原での長い旅に出発した。
この日は毎年実施している新年度開始に合わせた小学生の放流セレモニーを予定していたが、悪天候のため中止になった。春の暖かさで、これ以上水温が上がると稚魚が弱ってしまうため、職員のみで作業を行った。
放流されたのは、体長5センチほどまで育ったシロザケの稚魚約7万尾。職員が飼育池の柵をはずすと、小さな尾びれを揺らして元気に泳いで、次々と施設脇の川に飛び込んでいった。
稚魚は海に出た後に北太平洋を回遊し、2―6年で女川に帰ってくる。その頃には体長約80センチ、体重は3・5キロに成長しているという。同施設の今年2月からの放流数合計は265万5千尾。事業開始以来の合計は5984万6700尾となった。
ふ化場は昭和61年に町が設置し、漁業資源確保のため、稚魚の放流とふ化事業を実施。地元漁業者らが管理を担当している。
毎年、10―12月ごろには遡上してきたサケを捕獲し、採卵して人工授精を行う。ふ化した稚魚を約2か月間飼育して放流している。
【写真】 施設職員が飼育池から稚魚を放流した
<>2010/4/13
2937<>2937.jpg<>健やかな成長願う…祝田地区で子どもやぶさめ<> 子どもたちの健やかな成長を願う「流鏑馬(やぶさめ)」の神事が11日、石巻市渡波字祝田の五十鈴神社境内で行われた。来年小学生になる男児10人が的を目掛けて矢を放ち、地域住民らの祝福を受けた。
同神社氏子総代(高橋正志総代長)と祝田一区(阿部宗区長)の主催。藩政時代からの伝統行事で、子どもの成長を地域で祝い、今後の健康を祈願するもの。祝田一区集会所から約300メートルを稚児行列が練り歩き、神社でおはらいし清めた後、やぶさめに挑戦した。
子どもたちは、そろいのはかまと烏帽子(えぼし)の稚児衣姿で、保護者らと一緒に1メートルほど離れた的(直径約40センチ)を狙って、矢を放った。的の中心に矢が刺さると「当たり!」と声が上がり、大きな拍手が送られた。的を射とめた矢は持ち帰り、お守りとして大切に保管するという。
【写真】 父親と一緒に矢を放つ男の子
<>2010/4/12
2936<>2936.jpg<>コバルトーレ 黒星発進…前季王者グルージャ相手に0―2<> 地域リーグ最高峰の東北社会人リーグ1部が11日、開幕した。女川町を拠点とするコバルトーレ女川は、ホームの女川町総合運動場で昨年度王者のグルージャ盛岡と対戦したが、0―2で敗れ、8チーム中7位のスタートとなった。
コバルトーレは、足を痛めた主将のMF成田星矢が前半21分に交代。指令塔を欠く厳しい戦いとなったが、前半を無失点に抑えた。しかし後半10分にグルージャが先制。22分には頭で押し込まれて追加点を許した。コバルトーレは好機を生かせず、ゴールを割ることはできなかった。
中島礼司監督は「前半の状態が前後半通して続けられる集中力と体力を身につけ、サポーターの期待に応えられるように全力で戦っていきたい」と語っていた。
スタンドからはサポーター約500人が声援を送った。ハーフタイムには、女川潮騒太鼓轟会が力強い演奏を披露したほか、お楽しみ抽選会も行われ、開幕戦に花を添えた。
【写真】 激しく競り合うコバルトーレ女川のMF高橋昴吾
<>2010/4/12
2935<>2935.jpg<>高橋英吉の傑作一堂に…長女幸子さんとの父娘展<> 石巻市出身の天才彫刻家、故高橋英吉の生誕100周年を記念して、石巻市教育委員会、石巻市文化スポーツ振興公社は、誕生日である4月13日から石巻文化センターで、特別展「永遠(とわ)の想い〜英吉・幸子 父娘展〜」を開く。代表作「海の三部作」をはじめとする英吉の木彫作品に加えて、文化センターで版画教室の講師を務めた長女・高橋幸子さん=神奈川県逗子市=の木版画作品が一堂に会す。5月9日まで。
生誕100年は来年の平成23年だが、毛利コレクション等収蔵施設設備に伴うセンター改修工事が始まるため、1年早い数え年での開催とる。単独の作品展は、昭和30年代と同50年に石巻市図書館で開かれた。幸子さんとの二人展は平成8年に開館10周年を記念して以来14年ぶり。
会期初日の13日は午前9時30分から、開場式を行う。幸子さんも来場し、あいさつするほか、英吉の母校である湊小学校の6年生児童が校歌を披露し、代表児童が幸子さんらとともに、テープカットする。
会場には、「海の三部作」や初入選した「少女像」、初公開される「蛙」(かえる)などが、県美術館や石巻高、古流庵家会らの協力を得て一堂に会す。
「海の三部作」は黒潮閑日(昭和13年)、潮音(同14年)、漁夫像(同16年)の3作品からなる。このうち漁夫像は、英吉が出展した最後の作品。搬入の翌日に召集令状が届き、展示された様子を見ることは叶わなかった。捕鯨船に乗り仕事をする合間に、海で働く人たちの姿を描いたスケッチがもとになっているという。スケッチも会場で見ることができる。
幸子さんは、亡き父の残した豊富なデッサンや遺作を手本に、高校1年のころから絵を学び始め、独学で木版画の世界に入った。独自の作風を編み出し、あたたかみのある作風で「こころの木版画家」と呼ばれている。歌や童話を題材に動物や植物、人などを描いた100点を超える版画作品を出品する。
観覧は午前9時―午後4時30分(初日のみ9時30分から)。休館日は19、26、30日、5月6日。入場料は、一般200円、高校生100円、小中学生50円。
◇略歴◇
高橋英吉(たかはし・えいきち)=明治44年、石巻町生まれ。旧制石巻中学校を卒業後、東京美術学校(現東京芸術大学)彫刻科、研究科に進む。同科中退後、捕鯨船に乗り込み、南氷洋に向かう。帰国後に「海の三部作」を発表し、そのうち「潮音」が第3回文展で特選を受賞。昭和15年に澄江夫人と結婚、翌年に長女が誕生したが、間もなく召集され、17年11月にガダルカナル島で戦死した。享年31歳。
【写真】 高橋英吉と海の三部作のひとつである「潮音」
<>2010/4/10
2934<>2934.jpg<>北上川・ヨシ原火入れ<> 石巻市北上地区の北上川沿いで10日、ヨシ(葦)を焼いて芽吹きを助ける火入れ作業が行われた。土手には多くの見物客が集まり、炎が黄金色のヨシ原を黒く染めていく様子をカメラに収めていた。
地元住民による「北上のヨシを守る会」(千葉五郎会長)が、平成14年から行っているもの。今年は会と市総合支所から各8人が参加し、北上地区橋浦の7・5ヘクタールに火を入れた。上流側では業者による火入れもあり、あちこちで煙が上がった。
ヨシ原は1時間ほどで焼け野原になったが、今月下旬から新芽が生え6月には鮮やかな緑色になるという。ヨシ原は北上川の河口から上流10キロ付近まで広がっており、環境省の日本の音風景百選に選ばれている。ヨシはかやぶき屋根などに使われ、冬の刈り取りも風物詩となっている。
【写真】 ヨシ原を包み込んでいく炎
<>2010/4/10
2933<>2933.jpg<>木工品や苗木ずらり…森の植木市、11日まで<> 石巻地区森林組合の「森の植木市」が10日、石巻市大瓜の同組合で始まった=写真=。花鉢や苗木、木工品などが並んだほか、シイタケの原木植菌体験コーナーも設けられた。好天に恵まれ、早い時間から大勢の市民でにぎわっていた。11日まで。
会場には、庭園樹や果樹苗、季節の花鉢がずらり。石巻地域で産出された木材を利用して製作された木製遊具や木工家具も市価より安価で展示即売された。毎年人気の家庭菜園用有機堆肥のほか、作業資材・機械や合板の販売もあり、家族連れらがじっくりと選び買い求めていた。
11日は午前9時―午後4時。買い上げ金額に応じて粗品のプレゼントもある。
<>2010/4/10
2932<>2932.jpg<>旬のシラスに舌鼓―マリンパル創業祭11日も開催<> マリンパル女川シーパルU大創業祭(シラス祭り)が10日、同施設で始まった。市価よりも安く販売されたシラスなどの市場直送の海産物を、大勢の人が買い求めていた=写真=。イベントは11日(午前10時―午後3時)も行われる。
この日、シーパルU内の物流センターでは、生や釜上げシラス、ホヤ、銀ザケ、タナゴなど新鮮な海の幸が並んだ。また、施設前の特設会場ではシラス汁を無料提供。ダシのきいた汁にたっぷりと入ったやわらかな釜上げシラスを味わっていた。
イベントでは、3000円買い上げごとに挑戦することができる大抽選会も実施。1等が5000円分の商品がもらえるとあって、参加者は真剣な表情でチャレンジしていた。
<>2010/4/10
2931<>2931.jpg<>伝統の土台づくりを…新設・牡鹿中で入学式<> 牡鹿中学校(渡部洋校長、生徒102人)は、鮎川、大原、寄磯の3中学校が統合して新設された。市立の新設校は万石浦中学校以来16年ぶり。寄磯、谷川、大原、鮎川の牡鹿地区4小学校から新1年生35人(男子14人、女子21人)が入学し、2、3年生、保護者、地域の人たちの大きな拍手で迎えられた。
式辞で渡部校長は「よき伝統を築くにはしっかりとした土台が必要。2、3年生と力を合わせて、何にでも積極的に取り組んでほしい」とあいさつ。在校生を代表して杉本修太郎さん(3年)が「楽しく有意義なものにするためには、自分自身の心構えが大切。私たちとすばらしい学校にしていきましょう」と歓迎した。
これらを受け、新入生の後藤椎那さんは「仲間と助け合い、牡鹿中学校の一員であることに誇りを持ち、新しい伝統を築いていけるよう努力することを誓います」と述べた。
校訓、校章、校歌は全て新しく作られたもの。校訓は「友愛・自律・創造」、校章はユリの花びらと錨(いかり)を3つずつ組み合わせた形になっている。
【写真】 真新しい制服に身を包んで入場(牡鹿中学校で)
<>2010/4/9
2930<>2930.jpg<>飯野川校と合同で入学式…石巻北高校<> 河南高校から名称変更した石巻北高校(佐々木壽校長)=石巻市鹿又=で8日、平成22年度の入学式が開かれ、新設の総合学科初の生徒240人が学び舎の門をくぐった。式は北高の分校となった飯野川校(旧飯野川高校十三浜校)と合同で、4年制の普通科生徒26人も迎え入れた。
北高と飯野川校計266人の生徒の名前が一人ひとり呼ばれ、学校長の入学許可を受けた。北高の立花莉帆さんは「新たな北高の歴史に恥じないよう自覚を持ち、よりよい大人になるために努力したい」、飯野川校の佐藤梨絵さんは「北高の校訓、校則を守り、勉学や部活動に取り組んでいきたい」と宣誓した。
佐々木校長は「開校から86年目にして、総合学科の北高が誕生した。社会に出たときに北高で学んで良かったと思えるよう、この学校で才能を開花させてください」と式辞を述べた。在校生の生徒会執行部や運動部が、河南高校から引き継いだ校歌を披露した。
これまでの普通科・農業科は、本年度入学生から総合学科1本になる。総合学科は食農・家庭・経情・教養・進学の5系列に分かれ、進路に合わせて2年次から選択する。学科の新設に伴い、8月末から第2校舎の大規模改修を実施。食品製造実験室も整備する。
飯野川校は、改修工事後の8月に十三浜校舎から旧飯野川高校舎に移る予定。
【写真】 新入生代表の誓いを立てる北高・立花さん
<>2010/4/9
2929<>2929.jpg<>笑顔咲く入学式…大街道小<> 石巻地方の小中高校で8、9日、入学式が行われ、新入生が新しい学校生活のスタートを切った。
このうち、石巻市立大街道小学校(佐藤康校長、児童416人)は9日、同校体育館で入学式を行った。
新1年生63人はクラスの友達と手をつないで仲良く入場。担任の先生に名前を呼ばれると「はい」と大きな声で答えていた。
佐藤校長は「あいさつや返事を元気にできる子になってください」と式辞。在校生を代表して丹野雄飛さん(6年)が「学校は楽しいことが毎日いっぱいあります。みんなと仲良く過ごしましょう」と呼び掛けた。
新入生は、上級生や教職員らのあたたかい歓迎に終始笑顔を見せていた。
【写真】 名前を呼ばれ、立ち上がって元気良く返事した(大街道小学校で)
<>2010/4/9
2928<>2928.jpg<>選挙ムード盛り上がらず…石巻市議選告示まで40日切る<> 任期満了に伴う石巻市議会議員選挙(5月16日告示、23日投開票)の告示日まで40日を切った。合併で新市になってから3度目の市議選だが、これまでと違い選挙ムードは盛り上がっていない。定数34に対して立候補予定者が現職、新人、元職合わせて40人前後と少ないのが理由のようだ。今月14日には、市選挙管理委員会主催の説明会が行われるが、有権者の関心を高めることも課題となっている。
石巻市議会の定数を6削減し、28とする請願が市民から出ているが、現在、継続審査中で、このまま現状の34となる可能性が高い。今回勇退がささやかれている現職は1人で、ほとんどが再選を目指すとみられる。このほか現時点で立候補を表明しているのは、前市議(合併後)・旧市町議(合併前)が千葉真良、阿部正敏、阿部吉治、佐々木祐助氏の4人、新人は遠藤宏昭、山口荘一郎氏の2人で、現・元・新合計39人。合併に伴う平成17年は61人、投票用紙の配布ミスでやり直しとなった18年は48人だったが、今回はさらに大幅減となりそう。
立候補予定者の多くは地元などに開設した後援会事務所を拠点に活動を展開している。とくに3月中は市議会定例会で動きがとれなかった現職勢は、今月に入り支持拡大、票の掘り起こしなど積極的だ。このまま少数激戦となれば、わずかな票差が明暗を分けることから、いずれも懸命だ。
関係者の熱意に反して、一般市民の関心度は極めて低い。告示まで1か月余りとなったにもかかわらず、市議選があることさえ知らない人も少なくない。現職議員たちは「歩いていても反応がない。この時期にこんなに静かなのは初めて」と驚くほど。
地域に密着した最も身近な選挙だが、立候補者が少ない分、有権者との距離感が生まれているためとみられる。また合併から5年の間に市議選2回、市長選2回、加えて県議選、衆院選と相次ぎ、選挙疲れが出ているのも一因のようだ。中には「市議選前に庁舎移転という大事業があり、影が薄くなった」と嘆く関係者も。
前回のやり直し選挙の投票率は63・39%で、その1年前を8・48ポイント低下した。市長選も昨年4月は58・82%で、合併直後の市議選との同日選より13・05ポイントも下回っている。各陣営にとっては投票率アップも大きな課題。
「14日の立候補予定者説明会を契機に動きも一層活発になり、選挙ムードが出てくるだろう」と期待する声が強いが、一方では「ゴールデンウイークまでこの状態が続くかもしれない」との見方もある。いずれの陣営も本番まで有権者の関心をいかに高め、票に結びつけていくかに力を注いでいる。
14日の説明会は午後1時30分から市役所6階市民ホールで行う。受付時間は午後1時から1時20分。出席者は1陣営につき2人以内。
【写真】 市議選告示まで38日。議席を目指して水面下では熱い戦いが展開されている(新庁舎の議場)
<>2010/4/8
2927<>2927.jpg<>石巻市 工業高に実験協力を依頼<> 酸化チタンを使用した光触媒による水質浄化の研究を進めている石巻市は7日、石巻工業高校(小黒秀紀校長)に光触媒の実験協力を依頼した。光触媒は光を照射することによって化学反応を起こす物質で、空気などを浄化する作用があるとして、環境やエネルギー分野で注目を集めている。亀山紘市長は「生徒に興味を持って取り組んでもらうことが一番。先端技術に触れてほしい」と次代のものづくりを担う若者たちの感性に期待を込めていた。
市街地の農業用水路に生活雑排水が流入し、水質悪化によって悪臭が発生している。市は、酸化チタンを使用した光触媒の持つ有機質を分解する力に注目し、水質の浄化への応用を検討している。
同校は、環境改善に向けて、カキ殻を利用した水質浄化剤の研究などを進めてきた。化学技術に対する興味、環境への意識向上、次世代を担う技術者となる高校生に先端技術に触れてもらいたいと市が研究を依頼した。
小黒校長と担当する遠藤一太郎教諭が市長室を訪れた。小黒校長に依頼文書を手渡した亀山市長は「対象物に対し、集中して考えることが高校生にとって大事なことだと思う」と話し、自身も光触媒の研究を行う専門家であることから「ゼオライト(吸着剤)の講義をやってみたい」と語った。ゼオライトを使い、光触媒の1つである酸化チタンをつけたタイルも手渡した。
同校では、化学技術科3年生の材料実習の分野で光触媒の性質を学ぶ時間を設けるほか、天文物理部が研究を担っていく。夏休み期間中に実施している開放講座でも取り上げたい考え。
小黒校長は「光触媒はこれから伸びていく新素材。最新の技術に触れることが、今後の良い動機付けになる」と語っていた。
研究期間は平成23年3月31日までとし、実験を進める上で必要となる消耗品等の経費は、市が50万円を限度に負担する。
【写真】 光触媒の実験について懇談した
<>2010/4/8
2926<>2926.jpg<>新しい教科書手にわくわく…きょう始業式<> 石巻地方の多くの小中学校で8日、1学期の始業式が行われた。クラス替えや新しい教科書の配布などがあり、児童生徒は気持ちを新たに、1年のスタートを切った。
石巻市立湊第二小学校(遠藤俊子校長、児童236人)でも同日、始業式が体育館で行われた。新しく着任した教職員6人、転入生4人を紹介した後、新校長の遠藤校長が「何にでもチャレンジする心を持ち、相手の気持ちを考えた行動をとってほしい。1年間、一生懸命がんばっていきましょう」と呼び掛けた。
続いて、児童を代表して阿部弥月君(2年)、武山怜央君(4年)がそれぞれ「1年生と早く仲良くなれるように優しくしたい」「計算がすらすら解けるようになりたい」などと目標を発表した。
児童たちは新しい担任と一緒に教室に戻り、4年1組では須田久美教諭が「勉強がんばろうね」と声を掛けながら、一人ひとりに教科書を手渡した。児童は笑顔で受け取り、新しく始まる勉強や行事に胸を膨らませていた。
【写真】 児童が新しい教科書を受け取った
<>2010/4/8
2925<>2925.jpg<>石巻の偉人を紹介…仙台市内で布施辰治展が開幕<> 「石巻が生んだ愛の弁護士=`布施辰治展」が6日から、仙台市青葉区一番町の東北電力グリーンプラザアクアホールで始まった。人道主義の弁護士として激動の大正、昭和期に活躍した布施の生涯や出生地の石巻地域などについて紹介している。期間は17日まで。
主催は石巻市、東北電力グリーンプラザ。共催は女川町。石巻文化センター、女川町立女川第四中学校(21年度閉校)などが協力し、石巻日日新聞社などが後援している。
初日のオープニングセレモニーでは石巻市の亀山紘市長や女川町の安住宣孝町長、元日弁連会長で映画「弁護士・布施辰治」制作委筆頭代表の阿部三郎氏(女川町出身)らがあいさつ。テープカットを行い、郷土の偉人を紹介する企画展の開幕に花を添えた。
会場には布施が弁護士になるまでの道のりなどをパネルで紹介。女川四中の生徒が取り組んだ布施研究の成果なども飾られている。
布施は明治13年に旧蛇田村に生まれた。生涯を通じて人道主義を貫き、社会的弱者のために弁護活動を展開。弁護士資格のはく奪や資材を投げ打っても救いの手を差し伸べる活動に「弁護士の鑑(かがみ)」と呼ばれた。
【写真】 布施辰治に関する資料などが展示されている
<>2010/4/7
2924<>2924.jpg<>「新たな伝統築きたい」…女川町小中学校合同統合記念式典<> 女川町の小中学校統廃合に伴う合同統合記念式典が7日、同町生涯教育センターで開かれた。教育関係者や児童生徒が地域の学校の新たなスタートを祝った。
昨年度末に閉校となったのは離島を除く、過小規模校の小中学校3校。尾浦の女川第三小学校が女川浜の二小、大石原浜の六小は一小、四中は一中にそれぞれ統合された。
同日の式典には、対象校の児童生徒や教職員、町職員ら合わせて約400人が出席した。安住宣孝町長は「新生小中学校が発足する。女川らしい教育文化を創造し、広く町民に愛される学校になることを祈る」と告辞。3校の校長に校旗を手渡した。
その後は児童生徒を代表して一中生徒会長の三輪優花さんが「心を一つに勉強や運動に励み、新たな伝統を築いていきたい」と誓いの言葉を述べた。
一中では8日、一小と二小では9日に統合後初の入学式を開催する。同町教育委員会では、統合記念として本年度の各校の運動会で住民参加型イベントの実施などを検討している。
【写真】 児童生徒を代表してあいさつする一中生徒会長の三輪さん
<>2010/4/7
2923<>2923.jpg<>県内高校で初導入、米粉で石巻北高ブランド≠<> 河南高校から名称変更した石巻北高校(佐々木壽校長)は、収穫した米を米粉に加工できる製粉プラントを導入した。県内の高校では初めての導入で、東北でも2校目。学校側は22年度入学生から新設の総合学科・食農系列の目玉とし、将来的に北高ブランド≠ニして製品化したい考え。米粉の需要拡大が食料自給率向上につながるとして、国による生産誘導が図られる中、石巻地方の関係者も熱い視線を注いでいる。
導入したのは米のほか、大豆、そば、雑穀にも対応した汎用型の製粉機。高速回転する羽の気流が、米などの粒を細かく粉砕する。米粉は細かさによってパンや天ぷら用などに用途が分かれるが、麺類用の粒度なら12キロの精米を1時間で米粉にできる。
昇降機や米を磨くための装置を含めて1つのプラントを構成。米の投入から製粉までを数回のボタン操作で行え、農場長の佐藤洋教諭は「学校でつくった米を加工する体制ができた。製品づくりを楽しみながら学べる」と話す。
3月上旬に機械室に仮設置され、来春の農業管理室のリニューアルに合わせて移設する。プラントの価格は約1000万円で、昨年度の国の緊急経済対策が活用されている。石巻管内では民間でも製粉機を所有しているところはなく、石巻北高が今後どのような取り組みをしていくのか石巻市も注目。亀山紘市長らが12日に視察する予定。
【写真】 米粉などを製粉できるプラント(石巻北高校)
<>2010/4/7
2922<>2922.jpg<>日本製紙野球部後援会が発足<> 社会人野球の全国大会出場を目指す日本製紙石巻硬式野球部を応援しようと、石巻地方の企業や団体が後援会を立ち上げた。5日、石巻グランドホテルで開かれた設立総会には地域から大勢の財界人が出席。“ご当地チーム”の大舞台での活躍を祈った。
後援会はスポーツを盛り上げて活力ある街づくりを行っていこうと、石巻商工会議所などが地元企業に呼び掛けて設立した。
総会には石巻地方の企業の代表者ら約50人が出席。同会議所の浅野亨会頭は「都市対抗は全国レベルで、石巻の知名度を高める絶好の機会。我がまちのチームを皆で応援していきたい」とあいさつした。
会の名称は「日本製紙石巻硬式野球部後援会」とし、石巻地方の52社が所属。本年度は壮行会などの開催のほか、都市対抗野球大会で応援をすることを決定。広報誌発行によるPRや部活動に対する支援事業も実施していくことも決まった。
また、後援会長に浅野会頭、副会長には石巻野球協会長の星進氏と南光運輸鰹務の福岡吉廣氏を選出。顧問に亀山紘石巻市長や地元選出県議らが就いた。
設立総会後は、木村泰雄監督や川畑依啓副主将ら野球部の5人を招き交流会を開催。木村監督はあいさつで「皆さんの声援を胸に石巻の名を背負って戦う。グラウンドとスタンドが一丸となって盛り上がるよう、必ず全国大会に出場する」と誓いの言葉。出席者らは大きな拍手で応え、激励の声を送っていた。
なお、同後援会とは別に、先日は運送会社など同工場の関連企業で構成する構内協力会が後援会を結成。両組織は連携を図りながら、チームの支援を行っていくという。
同野球部は選手補強や強化練習を実施するなど、社を挙げて全国大会出場を目指してきた。昨年は秋田県で開催された第80回都市対抗野球第2次予選東北大会に進出。勝利すれば本選出場に大きく近づく敗者復活3回戦で秋田県のTDKと対戦したが、リードして迎えた9回裏に逆転を許し3―4で敗退。全国大会出場の悲願を叶えることはできなかった。
今年は必勝を期し、7人の新人選手を補強。強豪として知られる日産自動車から2人の投手を獲得したほか、石巻専修大学を3年ぶりの全国大会に導いた相沢晋投手らが加入した。
チームは6日から、関東遠征に出発。JR東日本や東京ガスなど全国区の社会人チームと練習試合を行う。都市対抗の1次予選は5月28日に仙台市などで開幕する。
【写真】
選手らを招いて交流会が開かれた
<>2010/4/6
2921<>2921.jpg<>春の交通安全運動始まる<> 「春の交通安全運動」が全国一斉に始まった6日、石巻地方でも出動式や街頭啓発活動などが行われた。警察や自治体、地域の交通ボランティアらが参加し、事故防止に向け誓いを新たにしていた。運動期間は15日まで。
石巻署管内では、6日午前8時30分から石巻駅前で石巻市出動式が開かれた。同署員や市の関係者ら約150人が参加。石巻市の北村悦朗副市長は「活動が市民に浸透し、交通事故の防止につなげてほしい」とあいさつ。石巻交通安全母の会の高橋富子会長が「事故のない安全で安心なまちづくりを進めます」と決意発表し、白バイやパトカーなど15台がパトロールに出発した。
また、河北署管内でも同日午前、国道45号成田パーキングで「交通事故撲滅キャンペーン」を展開。同署員や地域住民たちが、無事故の願いを込め、地元特産のスリムネギやポケットティッシュなど約200セットをドライバーに配布していた。
県内では、人身事故や死亡事故の発生件数は減少しているものの、高齢者が犠牲となる事故はほぼ横ばい。3月31日には、石巻市桃生町内で79歳の男性が亡くなる事故が起きたばかりだ。期間中は、高齢者の事故防止などを呼び掛ける各種行事を通じて交通安全を意識づけていく。
【写真】
運転者に啓発グッズを配布し安全運転を呼び掛けた(国道45号成田パーキングで)<>2010/4/6
2920<>2920.jpg<>かほくフリーラン駅伝、世代超えてタスキつなぐ<> 第14回かほくフリーラン駅伝大会(河北陸上競技協会、石巻市河北総合センター主催)が4日、追波川河川運動公園で行われた。年齢、性別の分け隔てなくランナーがタスキをつなぎ、走る楽しさを体感していた。
フリーラン駅伝は、ハーフマラソン走行距離(全長21・0975キロ)を5―25人、1人410メートル以上を走りタスキをつなぐ競技。個人の距離はチームの作戦で決めるという独創性に富んだ大会で、小学生から70歳代まで幅広い年代の選手が同じ“土俵”でレースをする珍しい大会として知られる。
この日は、石巻市を中心に栗原市や登米市から陸上スポーツ少年団や市民ランナーチーム計9チーム約100人が出場。1周825メートルの周回コースで、子どもから親へ、スポ少の選手からコーチへなど世代を超えたタスキリレーもあった。その結果、石巻市内の中学生と社会人らのチーム追波の果てまでイッテQが優勝した。
結果は次の通り。
▽総合順位=(1)追波の果てまでイッテQ76分14秒(2)ウィルランズ・アカデミー(3)ダブルマックツイスト(4)瀬峰ジュニア走友会(5)河北陸上スポ少B(6)石巻RCダンディズム▽特別賞=瀬峰ジュニア走友会
【写真】
幅広い年齢層の選手たちが勢いよくスタートした<>2010/4/6
2919<>2919.jpg<>ネコの島に観光客呼び込め…新ロッジ3棟お目見え<> 石巻市は4日、田代島のマンガアイランド整備事業として昨年から建設を進めていたネコ型新ロッジ3棟のオープニングセレモニーを開いた。室内にも人気漫画家の手描きによるさまざまなネコの絵が施され、マンガ好き、ネコ好きには楽しい施設だ。この日は島の住民や市関係者、絵を描いた漫画家など約30人が出席し、施設の完成を祝うとともに、島の活性化などへの期待を込めた。
これまで島にあったロッジは、漫画家のちばてつやさんと里中満智子さんがデザインした2棟だけ。しかし、全国的にネコの島≠ニして関心が高まる中、さらに多くの観光客を呼び込みたいという住民の声などを受けて増設した。
セレモニーで北村悦朗副市長は「多くの利用者が訪れて、島の人たちや自然、歴史、文化とふれあってほしい」とあいさつ。住民を代表し、仁斗田地区行政委員の平塚敬市郎さんが「5つのロッジを島の活性化につなげたい」と期待を寄せていた。
新ロッジ建設は愛称「ちび」「どら」「みけ」の3棟で、いずれも約35平方メートルで定員6人。2段ベッドやシャワー、トイレなどを備えている。工事は昨年12月から始まり、3月下旬に終了。4月2日からは、漫画家の親ぼく団体「マンガジャパン」に所属する3人が島に住むネコや空想上のネコなどを題材にしたイラストを描いて、命を吹き込んだ。
「ちび」の室内を担当した志賀公江さん=東京都=は「空や海に住むいろいろなネコを描いた」といい、「どら」の木村直巳さん=同=は「全国的に有名になった『たれ耳ジャック』をイメージした」。また「みけ」の御茶漬海苔さん=神奈川県=は「ネコの妖怪をたくさん描いた。どこに隠れているか探し出して楽しんでほしい」と話していた。
市総合政策課によると、既存の2施設はここ5年ほどで約5300人が利用。県外からのリピーターの利用率も高いという。新ロッジが完成したことで、今後、田代島を訪れる愛猫家が増えそうだ。市は「ネコの手を借りたいほど忙しくなることを期待したい」と話している。
新ロッジの貸し出し受け付けは近く始まる予定。1泊8000円。
【写真】テープカットで新設3棟のオープンを祝った
<>2010/4/5
2918<>2918.jpg<>日曜朝の定番イベント…石巻ふれあい朝市が200回<> 今年で12年目を迎える石巻ふれあい朝市が4日開幕した。通算200回目の記念イベントに加えて、天気もよく、会場の石巻駅前にぎわい交流広場には、早朝から大勢の市民らが訪れるなど賑わった。今年も12月まで毎月第1、3日曜日の午前6―8時に開催する。
毎回、産地直送の農産物、水産物などが格安で並び、人気の朝市。この日はさらに出店業者が、200回を記念して200円セール≠実施し、買い物客を楽しませた。カニ汁(100円)には長蛇の列もできるほど。石巻市出身で神奈川県から帰省していた男性は「活気があって楽しいですね」と話していた。
ステージでは、JA菜花会が五穀豊穣と朝市の発展を祈って「たわら積み踊り」を披露。その後、亀山紘市長らも加わり、縁起の紅白もちまきを繰り広げると、買い物客たちは大きく手を広げて、取り合っていた。
200回達成について石巻商工会議所の浅野亨会頭は「継続は力。買い物客の力と店を出し続けた人たちの力を結集して、これからも多くの人に愛される朝市となるだろう」と期待。石巻観光協会の後藤宗徳会長は「出店業者の皆さんが実行委員会を作り、自主的に開催してきた。これからは若い人たちにもどんどん参加してほしい」といい、石巻魚市場の須能邦雄社長も「雨の日にも店を出してきた皆さんの努力に感謝。お客様とのふれあいを大事にするこのような場はとても素晴らしい」と述べていた。
ふれあい朝市は、地産地消の推進とまちの活性化を目的に平成10年6月から始まった。当初、20以上だった出店業者は、現在18前後になっているが、日曜朝のイベントとして定着している。実行委員会の3代目委員長である阿部忠雄さんは「常連のお客様をはじめ、多くの人たちとのふれあいがうれしくてここまでやってきた。今後も1店でも多く増やして、若い人たちも出掛けやすい朝市にしていきたい」と語っていた。
朝市は今年も17回開催を予定。6月には12周年記念イベントを行なう。
【写真】 紅白のもちがまかれ、買い物客を喜ばせた
<>2010/4/5
2917<>2917.jpg<>晴れやか520人・無限の可能性へ第一歩…石巻専修大入学式<> 石巻専修大学の22年度入学式が4日、同大体育館で行われた。理工、経営学部の学生と大学院生の合計520人が、新たに進む学問の道に期待を膨らませた。
式辞で坂田隆学長は同大が掲げる21世紀ビジョン「社会知性の開発」について語ったうえで「石巻専修大学では皆さんが分かること≠ノ力を入れている。分かる≠アとによって、それまでの考え、行動が変わる。大学生活が実り多いものであることを願います」と述べた。
日高義博理事長(専修大学学長)と石巻市の亀山紘市長が「大学で自分の可能性を発見し、殻を破って成長してほしい」「将来の夢に向かって自己研鑽(さん)に励んでほしい」と祝辞を述べた。
本年度入学者は理工学部215人、経営学部286人、大学院修士課程16人、博士後期課程3人。経営学研究科修士課程経営学専攻の木村咲絵さん(同大経営学部経営学科出身)、経営学部経営学科の高橋千遥さん(石巻市立女子商業高出身)がそれぞれ新入生総代宣誓を行った。高橋さんは、景気低迷、就職難など厳しい社会情勢の中でも、バンクーバー五輪での日本選手の活躍が希望をくれたとして「私たちには無限の可能性があると信じる力を与えてくれた。この大学は、将来、なりたい自分の姿に向かって階段を上らせてくれる絶好の場」とさまざまなことに挑戦する意欲をのぞかせていた。
【写真】新入生を代表して宣誓する経営学部の高橋さん
<>2010/4/5
2916<>2916.jpg<>シーズン開幕 光る汗…サッカーフェスティバル<> 平成22年度サッカーフェスティバル(石巻サッカー協会主催)が4日、石巻市総合運動公園で開かれた。中学生から壮年まで約500人の選手が集まり、シーズンの幕開けとなる12試合に汗を流した。中学生のU―15研修大会は、コバルトーレ女川ジュニアユースが3連覇した。
3つのコートでそれぞれ試合を展開。U―15研修大会の3位決定戦・決勝戦のほか、東北社会人リーグのプレシーズンマッチ、市民リーグと石巻高の交流戦などが組まれた。
U―15研修大会の決勝は、コバルトーレジュニアユースが河南東中に3―0で勝利。3位決定戦は湊が3―2で門脇を下した。大会を通じての成長が認められ、特別賞を受賞した蛇田中は、シニアチームのグレッサー石巻の40―50歳代と交流試合を行った。
また東北社会人リーグ1部のコバルトーレ女川は、仙台大学と練習試合。0―2で敗れたが、4月11日に開幕戦を前に選手の状態や戦術を確かめた。
【写真】 シニア選手と競り合う蛇田中
<>2010/4/5
2915<>2915.jpg<>いしぴょんずに住民票…新庁舎完成式典<> 石巻市は3日、市役所新庁舎で完成記念式典を開いた。旧百貨店ビルを活用し、商業施設を複合させた市役所庁舎は全国でも類がない。式典には関係者150人が参加。式辞で亀山紘市長が「庁舎を核に市民、行政、議会が一体となって協働のまちづくりを進めていく」と語った。一般見学会も催され、多くの市民が石巻市のシンボル≠ノ高い関心を示していた。
式典には国、県、市議会議員や三浦秀一副知事、東松島市と女川町の首長、建物を寄贈したさくら野東北(株)や(株)さくら野百貨店、市民、各種団体の代表ら約150人が出席。石巻地区広域消防音楽隊のファンファーレで幕を開けた。
亀山市長が「デパートを改修した全国でも例のない庁舎。市の新たなシンボルとしていく」と式辞。阿部仁州議長は「市が一丸となり、笑顔あふれる元気なまちを築いていきたい」と話した後、会場では旧庁舎から新庁舎への軌跡を紹介するDVDが上映された。
亀山市長が新庁舎の設計、工事業者や物品寄贈者28団体、個人に感謝状を贈呈。市観光キャラクター「いしぴょん」「いしぴぃ」に特別住民票を手渡し、市民として受け入れた。
式典後、出席者は新庁舎内を自由に見学した。さくら野東北の臼井修社長は石巻日日新聞社の取材に「すっかり様変わりした。私たちの意思をくんで、住民サービスの拠点にこの建物を役立ててくれたことに改めて感謝したい」と話していた。
新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造り6階建て。延べ床面積は約3万3千平方メートル。立体駐車場は261台。平成20年2月、さくら野東北が閉店した石巻店の建物と現金2億円を市に寄贈した。総事業費は29億9100万円。
【写真】 いしぴょんずに特別住民票が贈られた
<>2010/4/3
2914<>2914.jpg<>まちなかに人気者たくさん…マンガロード テープカットで祝う<> 石巻市中心市街地のマンガロードに石ノ森章太郎さんのキャラクター11体がこのほど増設されたのを記念して3日、セレモニーが行われた。市役所新庁舎北側に建つ仮面ライダーV3モニュメント前で亀山市長らがテープカットをするなど完成を祝った。
マンガロード整備は、石巻市中心市街地活性化基本計画の一環として(株)街づくりまんぼうが実施した。板橋一男社長は「春休みに入ってから、まちなかで(モニュメントの写真を撮るため)シャッターを切る姿が多く見られるようになった。新庁舎とともに観光客を増やすきっかけとしたい」とあいさつを述べた。
増設に合わせて、石ノ森萬画館までの各通りにストーリー性を持たせて、愛称をつけるなど工夫。「サイボーグ009ストリート」(駅前と立町)「時代劇ストリート」(アイトピア)などで、まんぼうでは「ぜひ多くの市民、観光客に歩く楽しみを味わってほしい」と話している。
【写真】 新たな仲間の登場を祝いテープカット
<>2010/4/3
2913<>2913.jpg<>弱者救済に捧げた生涯…孫の大石進さん「弁護士 布施辰治」出版<> 石巻市蛇田(旧蛇田村)出身の人権弁護士、布施辰治(1880―1953年)の孫である大石進さん(75)=元日本評論社社長、鎌倉市在住=が祖父の生き様と思い出をつづった単行本「弁護士 布施辰治」(西田書店、税込み2415円)をこのほど出版した。
父親のような親しみを抱く反面、反抗の対象だった布施を最近になって静かに眺め、「愛をもって語ることが出来るようになった」とする大石さん。関東大震災における朝鮮人虐殺事件や三鷹事件など近代社会史に残る弁護士活動の足跡を、近親者ならではのエピソードを交えて記している。
第1章「明治の青年」で郷里について「布施の語りの中では、石巻は華美、消費の地であり、蛇田は質実、生産の地だ」「布施は、農村的文化の中で生育したのであって、決して港町石巻の雰囲気の中で育ったのではない。布施の農民性は、彼を理解する鍵である」と紹介する。
最終章(9章)「最後の大舞台三鷹事件」では、実行犯容疑者の無実を確信し、奔走しながらも上告審途中で世を去った弁護団長、布施の思いを書簡などの資料に基づいて示した。またあとがきで墓碑銘でもある「生きべくんば民衆とともに 死すべくんば民衆のために」の民衆≠ノついて、「社会の前衛を意味しない。むしろ社会の後衛、一人一人の弱者なのだ」と説明。「もちろんそこには彼自身も含まれる」として、生涯を通じて権力と闘ってきた姿勢を見つめ直した。
昨年、石巻市でもロケが行われたドキュメンタリー映画「弁護士 布施辰治」が近く完成する。上映を前に、郷土の偉人の新たな側面を知るよい1冊だ。
【写真】 布施弁護士の新たな顔を知ることができる1冊
<>2010/4/3
2912<>2912.jpg<>59年の歴史に終止符…女川町出島の霧信号所<> 霧が多発する海域で長年にわたり航路の安全を守ってきた霧信号(霧笛)が、3月31日をもって国内から姿を消した。女川町出島にある“本州唯一の霧笛”四子ノ埼(しこのさき)霧信号所でも同日、現地で廃止式を開催し、最後の響きを女川湾に向けて発した。長い歴史に一旦終止符を打った霧笛だが、地元の漁業者からは存続を望む声もあり、代替機の設置も検討されている。
廃止式は信号所を管理する宮城海上保安部が主催。女川町の武山欣一郎水産農林課長、県漁協女川町支所の菊田正信支所長、地元住民ら合わせて約20人が出席した。
同海上保安部の新居克洋次長が、同信号所では当初は海保職員が24時間体制で勤務していたことや無人化から廃止までの経緯などを説明。「本日をもってこの信号所とはお別れとなる。本当にこれまでありがとう」と信号所に感謝の言葉を述べた。
その後、同信号所の最後の吹鳴を実施。集まった地域住民は長年慣れ親しんだ「ボーン、ボーン…」という音色に感慨深げな表情で聞き入っていた。
四子ノ埼の霧信号所は昭和26年1月26日、出島寺間地区の山上の灯台に併設する形で設置された。電磁版を振動させて音を発生させる「ダイヤフラムホーン」方式を採用。光センサーで視界が4キロ以下になると、危険な暗礁が存在する早崎水道に向け、15秒間隔で10秒間音を鳴らす。
視界不良になれば昼夜を問わず合図。早朝に音が鳴れば霧で漁に出られないことがわかるなど、地元住民にとって霧笛の音は生活の一部になっていたという。
この日、式に出席した出島で漁業を営む木村賢明さん(54)は霧笛に命を助けられた経験を振り返った。木村さんが大型船に乗船していた約30年前、女川入港時に濃霧の中でレーダーが故障してしまった。水深が浅く座礁の危険性がある中、甲板に出ると霧で一寸先が見えない緊迫した状況。そのときに聞こえてきたのが、故郷の出島の霧笛だった。その音を頼りに方角を割り出し、何とか港に着けることができたという。
「この辺の漁師であれば霧笛の音に対し、それぞれの思いが必ずある」と木村さん。「霧の中で聞こえてくるあの音は、自分たちに大きな安心感を与えてくれた」と語っていた。
海上保安庁はGPS受信機などの開発で、風の影響で聞こえないなど致命的な問題を抱える霧笛の必要性がなくなってきたとして、平成19年からの3か年で廃止計画を進めていた。3月31日は四子ノ埼のほか、北海道の4基も廃止され、海保が管理する霧笛はすべて稼動を停止した。
一方、女川町の漁業者は船舶機器導入が進んでいないことを理由とし、霧笛の代替機設置を検討。昨年末には町に対して補助金交付を申し入れた。町は県を通して水産庁に要望を出しており、承認を受けることができれば年内中にも代替機を導入する計画もある。
【写真】 廃止式には海保職員や大勢の地元住民が参加した
<>2010/4/2
2911<>2911.jpg<>よく見たらサツマイモ“かも”?<> 石巻市大手町の青果店「松川屋本店」(松川榮光代表)で、カモの形をしたサツマイモが買い物客の注目を集めている。
松川さんが“カモ”を見つけたのは、3月30日午前7時ごろ。石巻青果市場で買った千葉県産の「ベニアズマ」の箱を開けたところ、一番上に入っていたという。
サツマイモは横15センチ、縦10センチほどの手のひらサイズ。先は首のように曲がっている。松川さんは「とてもかわいらしく、サツマイモとは思えない。50年この商売をやっているが、こんなことは初めてだ」と話す。
20年ほど前、石巻小学校に飛来してきたカルガモの世話をしていた松川さん。「きっと、あの時のカモがまた会いに来たのかも…」と顔をほころばせている。
【写真】 カモの形をしたサツマイモを手に乗せ笑顔の松川さん
<>2010/4/2
2910<>2910.jpg<>樹齢百年オレンジ 好評―石巻青果で取り扱い<> 石巻青果花き地方卸売市場を開設する叶ホ巻青果は、樹齢100年の木から収穫したカリフォルニア産オレンジの取り扱いを始めた。樹齢の長さは生命力の強さの表れで、果実の糖度が高く、オレンジらしい香りとみずみずしさが特長。仙台方面での試行販売は好評で、かんきつ類の需要がある石巻地方にも広めていきたい考え。
カリフォルニアのオレンジ栽培は、140年の歴史がある。近畿通商(株)が輸入する樹齢百年ブランドは、産地で最初に作付された「オールドラインワシントン種」。母なる品種とも呼ばれ、この種を元に品種改良が進められた。現在は産地でも5%しか残っていないが、100年生きた木は遺伝子に優れ、高い完成度で日持ちする果実がなるという。
出荷は3月中旬から5月末まで。ちょうど国内のかんきつ類がなくなる時期で、石巻青果では51トンを取り扱う。ただし石巻地方への販売はこれからで、店頭では6個400円ほど。石巻青果は「これからの行楽にどうぞ」と勧めている。
【写真】 石巻地方に広めたいこだわりのオレンジ
<>2010/4/2
2909<>2909.jpg<>中心部初の地域の足…乗合タクシー 山の手地区で運行開始<> 石巻市は1日、車を運転しない住民の移動手段となる乗合タクシーと住民バスの試験運行を始めた。自宅と目的地を結ぶ乗合タクシーは山の手地区、定時路線型の住民バスは水押、開北、大橋、水明地区が対象。市中心市街地活性化基本計画にも盛り込まれ、地区住民の要望が高かった事業の一つ。旧市内では稲井、荻浜地区ですでに運行しているが、市中心部は初めて。初日は、第1便の運行に合わせて開始式が行われた。市は平成23年度から本格運行を目指している。
山の手地区乗合タクシー(定員3人)の運行開始式はロマン海遊21前で行われ、同運行協議会の梶原義雄会長が「感無量の思い。地域の足は地域で育てて守る」とあいさつ。祝辞で亀山紘市長は「生活の足として有効に機能することを切望したい」と述べた後、テープカットに次いでデモ走行が行われた。水押地区などでは、みやぎ生協石巻大橋店前で運行開始式が開かれた。
乗合タクシー(1台定員3人)は、事前電話予約によるハーフデマンド方式。対象は大手町、宜山町、泉町の全域と羽黒町、南光町の各一部計約2200世帯。中心市街地の公共施設や商業店舗、病院など26か所の乗降地点と利用者の自宅を結ぶ。平日に1日4往復を走らせ、運賃は中学生以上1人1回300円など。
住民バスは9人乗りのジャンボタクシーを使用。対象世帯は約3300世帯で通常の路線バス同様に定刻定路線で上下各3便を走らす。ルートは@水押や開北地区を循環し、中里地区、石巻駅などを経由して市立病院A水明、大橋地区を循環して同じように市立病院に向かう―2通り。地区内はフリー乗降区間となり、運賃は地区内100円、駅前、中心市街地まで400円、市立病院までは500円。
両事業とも年間事業費は約1000万円を見込んでおり、3分の1は市の補助、残りは対象各世帯から集める1口500円以上の協力金と運賃などで運営する。
【写真】テープカットで運行開始を祝った(山の手地区)
<>2010/4/1
2908<>2908.jpg<>平成22年度が幕開け…各職場で辞令交付式<> 平成22年度がスタートした。石巻地方の各職場では1日、辞令交付式が行われ、新社会人たちが新しい分野での挑戦に夢と希望を抱いた。また石巻市、東松島市、女川町では首長が職員に訓示し、住民サービスの向上を呼び掛けた。
石巻市、石巻地区広域行政事務組合、石巻地方広域水道企業団の新規採用職員辞令交付式は新庁舎6階市民ホールで開かれた。亀山紘市長は新規採用職員30人に辞令を手渡した後、訓示で市民の満足度向上と市民目線の行政サービスを求めた。
服務宣誓で高橋佑介さん(納税課主事)と都築麻耶さん(保険年金課主事)が「公務を民主的、能率的に運営し、全体の奉仕者として誠実、公平に職務執行する」と誓った。
亀山市長は「公務員としての慣習を踏襲せず、新しい視点で職務と未来を考えていくことが重要。定数削減で一人ひとりの業務量は増えているが、横断的な連携で対応してほしい。新しい石巻市を皆さんに託していく」と語っていた。
【写真】 服務宣誓する新規採用職員(石巻市)
<>2010/4/1
2907<>2907.jpg<>感謝と成長抱き続けて―石巻信用金庫入庫式<> 石巻信用金庫(高橋賢志理事長)は1日、22年度入庫式を本店大会議室で行った。超氷河期の厳しい就職環境の中、晴れて採用となった5人(男性2人、女性3人)は、「1日も早く一人前になり、地域に愛される職員になりたい」と抱負を語っていた。
一人ひとりに辞令を手渡した高橋理事長は「皆さんに支えられて今日の自分があるという感謝の気持ちと、変化に対応しながら成長する意欲を常に持ち続けてほしい」と訓示を述べた。
同金庫はこの日、22年度人事異動も発令。組織変更では、総務部の総務・人事課と人材開発課を改編し、総部課と人事・人材開発課にした。また営業推進部を1部2室から1部1室体制とした。
【写真】 高橋理事長が新採職員に辞令を手渡した
<>2010/4/1
2906<>2906.jpg<>市民憲章碑を除幕…石巻信金が寄贈<> 石巻信用金庫(高橋賢志理事長)は、創業80周年記念事業の一環で石巻市に市民憲章碑を寄贈した。除幕式は31日に新庁舎入り口前で行われ、市の象徴的なモニュメントが披露された。
式では神事が執り行われた後、高橋理事長が「憲章碑が市民のシンボルとなり、石巻市の発展につながることを願いたい」とあいさつ。亀山紘市長は「協働のまちづくりを進める新たな船出にふさわしい。まちの象徴的な存在としていく」と話していた。
憲章碑は船をモチーフとしており、高さ1・35メートル、幅2・72メートルでインド産の御影石を使った。土台部分にはクロマツとツゲ、寒ツバキを植栽し、せん定でうねりを加えて大海原を表現。「海と船の国・石巻」をコンセプトにした。
造園家の第1人者で桐蔭横浜大学医用工学部の涌井雅之客員教授がデザインした。碑の表には「まもりたいものがある それは生命のいとなみ 豊かな自然」などと市民憲章が刻まれ、裏面には涌井教授のデザイン主旨を記した。
【写真】 新庁舎前に設置された市民顕彰碑
<>2010/3/31
2905<>2905.jpg<>「にっぽん丸」で三陸の旅…石巻発着、地域限定クルーズ<> 商船三井客船(株)=東京都=は、石巻港に初寄港する大型客船「にっぽん丸」を使って石巻発着の「石巻市・東松島市・女川町・市町民クルーズ」を開催する。期間は7月29―30日の1泊2日。募集定員は40人。4月1日から受け付けを始め、定員になり次第締め切る。
にっぽん丸(2万2472トン)は、今年3月にリニューアルを終えたばかり。内装設備がグレードアップされたほか、サービスにも磨きがかかった。横浜発着「夏休み三陸クルーズ」の寄港先として石巻港に29日昼ごろに接岸される。
クルーズは29日午後5時に乗船し、同9時出港。船内では懐石料理を楽しんだ後、コンサートやカジノ、ダンス、映画、トレーニングジム、展望台浴場が自由に楽しめる。宿泊は船内のコンフォートステート。
翌30日は午前8時に釜石港に入港。同11時に下船し、大船渡市内で昼食を取った後、貸し切りバスで石巻市に戻る。JR石巻駅到着は午後3時30分ごろの予定。旅費は1室3人利用が1人4万1000円、同2人利用が1人4万7000円。
【写真】 屋外テラスで優雅なひとときを(にっぽん丸)
<>2010/3/31
2904<>2904.jpg<>商店街が華やかに…新マンガロード 3日に完成除幕式<> (株)街づくりまんぼうが人が集う魅力ある空間づくりを目指して進めていた石巻市中心部のマンガロードが完成した。これを祝い除幕式が4月3日、石巻市役所前の仮面ライダーV3モニュメント前で開かれる。商店街でもさまざまなイベントを繰り広げ、マンガのまち・石巻の新たな“仲間”たちの登場を盛大に祝う。
除幕式は、石巻市役所新庁舎完成記念式典終了後の午前11時15分ごろから、セレモニーが開催。あいさつの後に亀山紘市長のほか、石巻商工会議所の浅野亨会頭、同社の板橋一男社長らがテープカットを実施する。
また、会場では除幕式参加者にスタンプラリー帳を配布。マンガロードに設置されたスタンプをすべて集めるとロマン海遊21や石ノ森萬画館などで景品の特製キーホルダーがもらうことができる。
また、マンガロード計画とともに同社が事業主体となって経営しているアイトピアのアンテナ・ジュースカフェ「ほーぷす」と市役所通りのなごみ庵でイベントを開催。10日までの期間中、来店者に開店祝い特典サービスを実施する。
マンガロード整備は石巻市の中心市街地活性化基本計画の一環。平成13年に設置した中心市街地の各商店街に石ノ森キャラクターモニュメントを再配置し、老朽化した案内板など一部設備を修繕した。
新たに11体が加えられ、石ノ森萬画館前にシージェッター海斗、立町大通りにサイボーグ007などが仲間入り。3日からはマンガロードの各通りには幅40、たて60センチのマンガフラッグ計200枚を掲げ、カラフルに商店街を飾る。
【写真】 マンガロードに掲げられるフラッグ
<>2010/3/30
2903<>2903.jpg<>夏のインターハイにつなぐ…石巻工業高ボート部 全国選抜大会で<> 全国高等学校選抜ボート大会(日本ボート協会など主催)が20日、静岡県浜松市の天竜ボート場で開かれた。東北大会を勝ち抜いた石巻工業高校ボート部が出場し、舵手付きクォドルプルで4位、ダブルスカルが7位に入った。目標としていた入賞には手が届いたが「結果には満足していない。今年のインターハイにつなげたい」と気持ちを新たに練習に励んでいる。
全国大会には、各地方大会を勝ち抜いた24チームがエントリー。インターハイ常連校をはじめ、強豪校が名を連ねた。
各組6クルーの予選を行い、そのうち上位1チームが決勝に進出、予選2位のチームが順位決定戦に進んだ。距離は、夏のインターハイ、秋の国体が1000メートルのレースであるのに対し、選抜大会は倍の2000メートルで行われた。
クォドルプルは、佐藤直樹、三浦雅大、齋藤功武、高橋和久、尾形駿の5選手。好スタートを切ってリードを奪い、予選を1位で通過。決勝では強豪3チームのリードを許し、4位となった。
天候の影響で、試合日程が3日間から1日に短縮され、2000メートルを2本漕ぐ厳しいレースを強いられたこともあり、「決勝は2000メートル2本分を漕ぐ体力が残っていなかった。1日に何本でもできるように、精神的、肉体的なタフさが必要」と課題も見えてきた。
尾形選手は「目標としていた決勝には進めたが、決勝らしいレースではなく、満足のいくものではなかった。上位のチームを意識して、足腰の強化、持久力や技術力のアップを図り、インターハイでは3位以上にくい込みたい」と話す。
ダブルスカルは、近藤将人、目黒貴大両選手。予選では「1位のクルーにスタートで前に出られたが、気持ちを切り換えて自分たちのレースをしようと後半も粘った」と近藤選手。予選で今大会優勝クルーに敗れ、決勝進出は逃したが、落ち着いたレース運びで2位となり、順位決定戦で7位入賞を果たした。
目黒選手は「パワーだけではなく、力を生かせる技術面を身につけたい。もっといい結果が残せるように優勝目指して練習したい」とインターハイに照準を合わせている。
【写真】 全国選抜大会で入賞した(前列右から)ダブルスカルの近藤、目黒、クォドルプルの佐藤、(後列右から)齋藤、尾形、三浦、高橋の7選手
<>2010/3/30
2902<>2902.jpg<>純銀粘土を紹介―雄勝硯伝統産業館<> 「純銀粘土」の作品を紹介する展示会が、石巻市雄勝町の雄勝硯伝統産業館で開かれている。4月2日まで。
この作品展は、全国の作家で構成する「シルバークレーユニオン」(鈴木稔代表)の主催。関東地方では人気がある純銀粘土を、石巻地方の人にもその魅力を知ってもらおうと実施した。
「純銀粘土」は銀とバインダーと呼ばれるつなぎを混ぜた素材を、思い思いの形に加工するもの。手触りや細工のしやすさが粘土に似ているため、純銀粘土の名が付けられたという。
会場には、同ユニオン理事で雄勝町分浜出身の鈴木美智さんら全国の作家48人が持ち寄った指輪やネックレス、ブローチなどが展示されている。中には、細かな彫刻が施された魚のオブジェなどもあり、市民は、足を止めて興味深い様子で作品に見入っていた。
4月1日までは、ストラップなどを作る体験教室も開かれている(材料費1000円が必要となる)。午前9時―午後4時30分(最終日同3時まで)。
【写真】 純銀粘土の魅力を語る鈴木美智さん
<>2010/3/30
2901<>2901.jpg<>学び舎に感謝 校歌に誇り…女川三小と六小・四中3校で閉校式典<> 女川町の小中学校統廃合に伴う閉校記念式典が、27日に北浦地区の女川第三小学校(北澤和美校長、児童29人)で、28日は五部浦地区の女川第六小学校(後藤壮治校長、児童G人)と第四中学校(大内俊吾校長、生徒13人)で開かれた。児童生徒が地域に根ざした学び舎(や)への感謝と別れを告げ、最後となる校歌を誇らしく歌っていた。
このうち、女川三小の閉校式には卒業生や元職員、地域代表など約200人が集まった。町教育委員会の横井一彦教育委員長が「地域が作った教育文化が未来に引き継がれ、新たな教育の創造となるよう祈念したい」と式辞。安住宣孝町長は「少子化や教育の質を高めるために、一定の環境が必要。学校はなくなるが、歴史は消えない」とあいさつ。北澤校長は「変化とはきのうと違う自分に出会うこと。北浦、女川の子として存分に力を発揮してください」と述べ、校旗を返納した。
その後1―6年生がステージ前のひな壇に立ち、「三小の伝統を引き継ぎたい。地域の皆さん見守ってください」と別れの言葉。児童らが学芸会や町内音楽会で発表した思い出深い歌「虹」や、校歌として珍しく愛着もある「みんなの学校」を斉唱した。式後には校門近くに設置された記念碑の除幕を行い、平成13年から取り組んできた三小ソーランを響かせた。
一方、併設校である六小・四中の閉校式典は合同で開催され、生徒らが記念碑の除幕に合わせて地域に伝わる獅子風流を披露した。
女川三小は明治6年、石浜小として創立。数回の名称変更を経て、昭和28年に現校名になった。卒業者数は一部記録が残っていないものの、4000人近くいるという。また、女川六小は明治6年、九十九番横浦小学校として創立。女川四中は昭和T年に一中の五部浦分校から独立開校した。六小の卒業者は1212人、四中は663人。今年4月からは、三小は二小=女川浜=に、六小は一小=浦宿浜=、四中は一中=女川浜=に統合される。
【写真】 児童生徒が一人ずつ感謝や別れの言葉を述べた六小・四中合同の閉校式(28日)
<>2010/3/29
2900<>2900.jpg<>全日本女子ソフトの斎藤監督、地元中学生に実技指導<> 北京五輪で金メダルを獲得したソフトボール女子全日本の斎藤春香監督(40)を講師に招いたスポーツ教室が28日、女川町総合運動場第二多目的運動場で開かれた。地元の中学生が基本を大事にした練習方法を教わった。
東北電力女川原子力発電所地域総合事務所が「ソフトボールクリニック」と題して開催。女川第一、渡波の2中学校の部員I人が参加した。斎藤監督と所属する日立製作所の亀田悦子元選手の2人が約2時間、ボールを投げるときのひじの使い方や捕球時のステップなどを実技指導した。生徒たちは、北京五輪で実際に使われたボールにも触れることができた。
斎藤監督は青森県の弘前中央高出身。選手時代は二塁手で、アトランタ、シドニー、アテネと3大会連続で五輪に出場し、日本の主砲として活躍した。平成18年から全日本の監督を務めている。
女川町への来町は、みやぎ国体のプレ大会として開催された全日本総合選手権以来10年ぶり。昨年から東北電力の原子力の安全に関する専門家会議のメンバーになっており、女川原発の見学に合わせて教室が企画された。
中学生と交流し斎藤監督は「目標に向かってがんばることの大切さを学ぶ年代。あすのソフト界を担ってもらえると思う」と期待した。主将としてチームをまとめる女川一中の斉藤美佐希さん、渡波中の内海愛さん=ともに2年=は「指導を生かし、元気よく練習していきたい」「ほめながら教えてくれたので、上達できた」と語った。
【写真】 投げ方の基本を実演する斎藤監督
<>2010/3/29
2899<>2899.jpg<>B級グルメに舌鼓…女川原子力PRセンター<> 東北電力女川原子力PRセンター=女川町塚浜字前田=で27日、電気記念日イベント「宮城B級グルメフェスタin女川」が開かれた。無料で提供された石巻市や女川町などのご当地メニューを大勢の人が味わっていた。
電気記念日をPRしようと毎年行われている同イベントは、今年は県内4か所のB級グルメを一堂に会した試食会を開催。会場には約500人が集まり、整理券配布所に行列をつくった。
この日は「石巻焼きそば」と「女川どんぶり」のほか、「気仙沼ホルモン」と登米市の「油麩丼(あぶらふどん)」が振る舞われた。先月デビューしたばかりの女川どんぶりは、アワビやイクラなどがふんだんに入った「女川黄金丼」と新鮮なホタテの貝柱がまるごと入っている「ホタテあんかけどんぶり」の2品を出品した。
この日、小学校の春休みで神奈川県から石巻市の実家に帰省した阿部早苗さん、遼君の親子は「ふるさとの味をおいしくいただきました。のんびりとできる楽しいイベントで、また開催してほしい」と話していた。
このほか、小学生以下を対象にした電気記念日のクイズラリーや、ミニボーリング、ミニフリースローなど遊具コーナーも設けられ、たくさんの子どもたちが挑戦していた。
電気記念日(3月25日)は明治11年、東京・虎ノ門の工部大学校(現東京大学工学部)で、日本で初めて電気の明かりが灯された日にちなんで制定。毎年、電気の安全や合理的使用などの普及イベントなどが各地で繰り広げられている。
【写真】 各ブースに行列ができた
<>2010/3/29
2898<>2898.jpg<>石巻日日新聞 報道写真展…イオン石巻で11日まで<> イオン石巻ショッピングセンター3周年謝恩企画・写真展が27日に始まった。第1弾は石巻日日新聞など地元紙の掲載写真を展示した「目で見るふるさと石巻写真展」(4月11日まで)。1階海の広場の特設会場には、初日から多くの買い物客が足を止め、写真とコメントを見入っていた。
石巻日日新聞社の「報道写真展2010」は、年末恒例の「あなたが選ぶ10大ニュース」をはじめ石巻地方の昨年のニュース写真やイベント、学校での話題など158点を展示した。また今年の話題として石巻市役所移転関連写真と特集号、さらに2月のチリ地震津波を契機に災害の恐ろしさと有事への備えを再確認してもらおうと、過去の大規模災害の記録も紹介している。
会場では、子どもたちのイキイキした表情ににっこりする人たちや、昭和35年のチリ津波、53年の宮城県沖地震の惨状に「こんなにひどかったんだね」など語り合う人たちの姿が目立っていた。
【写真】昨年の石巻地方のニュース写真などを展示。買い物客が足を止めていた(イオン石巻SC1階海の広場)
<>2010/3/27
2897<>2897.jpg<>歴代最大の貨物船建造…ヤマニシ<> 石巻市西浜町の(株)ヤマニシで建造中の自動車運搬船の船体がほぼ完成した。28日に同社第3号船台で進水式を行い新船の誕生を盛大に祝う。同社にとって自動車専用船の建造は初めてで、サイズも歴代最大2万6000トン。今後、幅広いニーズを満たす技術力を関係業界にアピールしていく考えだ。
新船「SPRING SKY(スプリングスカイ)」は全長165メートルで幅は26メートル。普通乗用車サイズであれば2400台分の収容スペースがあり、船籍は香港でオリックス(株)の関連企業がオーナーとなるという。
進水式には石巻市の亀山紘市長ほか、ヤマニシの前田英比古社長、船舶オーナーの海運会社役員らが出席。神事や餅まき、支綱切断などの儀式を実施。進水後は内装などの整備作業を行い、今年7月に竣工、引き渡しとなる予定。
同社でこれまで建造してきた船舶は石炭や鉄鉱石などを運搬する1万900トンクラスのバラ積み貨物船が中心だったが、一昨年にはクレーンを増設するなど建造能力を向上。大企業から地元に根を張る中小企業までがひしめき合い、厳しい競争が続く造船業界の中で生き残りをかけてきた。
同社の担当者は「さまざまなタイプの船を造るのがヤマニシのスタイル。厳しい経済不況の中、限られた設備だが、商品の幅を広げていきたい」と話していた。
【写真】 建造が進められている「SPRING SKY」
<>2010/3/27
2896<>2896.jpg<>上品の郷、5周年記念創業祭<> 石巻市小船越の道の駅「上品の郷」(太田実駅長)で27日、5周年記念創業祭が始まった。各店でプレゼント企画などが繰り広げられ、買い物客でにぎわっていた。28日まで。
上品の郷は、温泉や直売所、地産地消にこだわったレストランなどをそろえ、石巻地域の風土を伝える観光スポットとして幅広い年代に親しまれている。
5周年の節目を迎え、日ごろの感謝を込めて記念切符や綿あめなどのプレゼントを用意。お楽しみ抽選会や鯨肉原価頒布会、青森県東通村特産品の販売もあり、来場者を楽しませていた。
28日は移動サル劇場(午前11時から、計5回公演)や歌謡舞台ショー(午後6時、レストラン栞)も行われる。
【写真】特賞で現金つかみ取りが当たるお楽しみ抽選会
<>2010/3/27
2895<>2895.jpg<>世界的希少種・コククジラの骨格標本、ホエールランドに展示<> 5年前に鮎川港に陸揚げされたコククジラの骨格標本が完成し、おしかホエールランドで披露されることになった。30日午前11時からは現地で展示開始式を開催。沿岸捕鯨の伝統に花を添える新たなシンボルの誕生に関係者が喜んでいる。
コククジラはアジア海域での生息数がわずか120頭前後と、全85種のクジラの中で最も絶滅が危惧されている世界的な希少種だという。
石巻市で展示するのは、平成17年7月15日朝に女川湾の定置網にかかった親子のうちの子クジラで全長は約7メートル。同年に鮎川地内に埋設していたのを昨年3月に掘り出して標本業者に製作を依頼していた。いずれも東京海洋大学が所有権を持っていたが、市の求めに応じて今年2月に子クジラ骨格標本が無償で譲渡された。
展示開始式には亀山紘市長のほか、同大学の松山優治学長、同大学海洋科学部の加藤秀弘教授らが出席し、除幕式を行う。当日は休館日のため、一般開放は31日からとなる。
石巻市水産課では「多くの人に見ていただけるように努めていきたい。また、大学と石巻との知的交流のきっかけになれば」と期待を寄せている。
◇
【コククジラ】
沿岸寄りを南北に回遊するヒゲクジラの一種。北太平洋に分布し体長は13―14メートル、体重は30トン以上。海底のエビやカニなどをエサにしている。海洋汚染や沿岸開発の影響を受けやすいとされ、アジア周辺では絶滅が危惧されている。
【写真】 平成17年に鮎川港に陸揚げされた希少種のコククジラ(写真奥が子クジラ)
<>2010/3/26
2894<>2894.jpg<>先生ありがとう…各学校で離任式<> 石巻地方の小中高校で26日、退職、異動が決まった教職員を送る離任式が行われた。児童生徒が新天地へ向かう恩師らを拍手と笑顔で温かく見送った。
このうち、石巻市立石巻小学校(福原俊幸校長、児童289人)は教職員5人が転任する。
式では、5年生の代表児童が「お別れするのはさびしい。次の学校に行っても私たちのことを忘れないでください」と送る言葉。異動する教職員は「すてきな思い出をありがとう」「皆さんの頑張りを遠くから見守りたい」などとメッセージを送った。先生からの言葉に涙ぐむ児童もおり、別れを惜しんでいた。
式が終わると、児童や保護者らが校庭に花道をつくって見送り、花束や手紙などを手渡した。転任する教職員は、子どもたちに声を掛けながら、笑顔を目に焼きつけていた。
【写真】 異動する先生を児童が笑顔で見送った(石巻小学校で)
<>2010/3/26
2893<>2893.jpg<>地震防災に女性の目線…東松島・まちづくりフォーラム<> 「ひがしまつしままちづくりフォーラム」が24日夜、東松島市コミュニティセンターで開かれた。市民による男女共同参画社会づくりを推進している「サークルコロッケ」(及川清一代表)の寸劇や講演を通じ、災害時に男女が支え合う仕組みづくりを考えた。
「かあちゃんのふんばり」と題した寸劇は、大地震発生後の集落が舞台。子どもから大人まで約30人が出演し、避難所の不便さを訴える女性側と、復興作業で聞き入れない男性側を熱演した。登場する女性らは、避難所が男性の目線で作られていることを痛感し、「日ごろから防災にかかわればよかった」と反省。次々と起こる問題に男女が歩み寄り「みんなで意見を出し合えば、良いアイデアが生まれる」と団結していた。
上演後、NPO法人イコールネット仙台の宗片恵美子さんが、基調講演。仙台市の女性1100人を対象にした「災害時における女性のニーズ調査」では、避難所への希望に「男女別トイレと更衣室を設置して」「女性に必要な物資を支給して」が多いことを紹介。さらに半数の女性は被災者支援ができると回答しており、「女性は災害弱者ではない。女性は女性の立場でリーダーシップを発揮して」と呼び掛けていた。
東松島市が主催し、市民約170人が参加。別々に開催していた市民協働のまちづくり・男女共同参画社会づくりフォーラムを1本にした。共通課題である「災害と復興」をテーマにしたパネル討論もあった。
【写真】 避難所の人間模様を熱演するサークルコロッケ
<>2010/3/26
2892<>2892.jpg<>どど〜んと大商業祭終了…今後は中活計画実現に全力<> 石巻商工会議所(浅野亨会頭)は24日の平成21年度通常議員総会で、年末年始イベント「どど〜んとX石巻大商業祭」を終了することを決めた。地域商業界の活性化を目的とした事業だが、本年度までに7回開催し、消費者へのPRなど当初の目的が果たされたためという。今後は、国の認定を受けた石巻市中心市街地活性化基本計画の実現を目指し、盛り込まれた事業に取り組んでいく。
大商業祭は、市内にある小売店、大型店が結束し、売上増進と低迷する地域経済の活性化を図る目的で平成15年にスタート。高額商品券が当たるなど賞品にも力を入れ、年末年始の石巻活性化の恒例イベントとして定着してきた。
しかし当初500店を超えていた参加店が年々減少し、本年度は417店となった。売上額も7年前の4割減で約7億円。長引く景気低迷とデフレなどの影響で買い物客の出足が鈍っているのに加え、参加店の目減りで消費者への魅力度が落ちてきた。実行委である商議所は「7年が経過し、地域の商業者をバックアップするという目的は達成した。今後は中心市街地活性化基本計画に特化して事業を進めることで、商業界振興に努めていく」と語っている。
このほか24日に石巻グランドホテルで開いた議員総会では、商議所の新年度重点事業として@将来の地域産業を支える政策ビジョンの実現A地域経済力のアップを目指した地場産業の育成と企業誘致B中心市街地活性化基本計画の推進C中小企業の経営安定支援及び経営革新に向けた政策の積極的な展開D運営基盤の拡充強化と会員ニーズに対応した事業の展開―の5項目を掲げた。
「将来の地域産業を支える政策ビジョンの実現」では、宮城北部道路の早期完成、石巻港背後物流拠点整備などインフラ整備を推進。「地域経済力のアップを目指した地場産業の育成と企業誘致」では、農商工連携と地域産品の研究開発を促進する委員会を立ち上げる予定。
【写真】 年末年始の恒例イベントとなっていた大商業祭の公開抽選会(22年1月9日)
<>2010/3/25
2891<>2891.jpg<>ダンベルで広がる輪…大門町なぎさの会<> 筋力アップなど健康増進に役立つとして取り組みが注目されている玄米ダンベル体操。少ない人数の集まりから口コミで参加者が増え、「みんなに会うのが楽しみ」と地域交流の輪が広がっている。
このうち、石巻市大門町3、4丁目の地域住民を中心とした「なぎさの会」(今野よし子代表)は毎月1回、ダンベル体操や踊りなどをして体を動かしている。本年度最後の集まりとなった17日は、大門町集会所山中会館でお楽しみを開き、体操した後、食事会で親ぼくを深めた。
20年10月から活動を始めたが、当初のメンバーは6人。他地区からも応援を得ていた。それから“近所のお誘い合わせ”で輪が広がり、今は20人を超える。お楽しみ会を開くようになってからは一層参加者の仲が深まったという。
参加者は、60歳代後半から70歳代を中心に52―82歳。継続してダンベル体操を行うことで、「ペットボトルのふたを開けられるようになった」「ふとんの上げ下ろしができるようになった」などと体力アップに効果。
さらに「今まで顔が分かっていても話をすることはなかった。仲間が増えた」と近所づきあいにもひと役買い、「みんなの顔を見るのが楽しみ」と地域住民の笑顔につながっている。
【写真】 体操で体力アップを図る参加者たち
<>2010/3/25
2890<>2890.jpg<>傍聴席から熱い視線…新議場で一般質問<> 市役所本庁機能の完全移転に伴い、開会中の石巻市議会の一般質問も23日から新庁舎議場で行われた。66席の傍聴席はほとんど埋まり、議員は後方からの“熱い視線”を受けながら市当局の答弁を引き出していた。
旧議場は登壇者が当局と並ぶスタイルだったが、新議場は対面式の質問席。正面から当局に意見をぶつけた議員たちは、5月改選前の最後の一般質問とあり、いつも以上に力を込めていた。
傍聴した同市蛇田の男性(73)は「もともと映画館だっただけに音の反響が良く、質問や答弁がはっきりと聞こえる。議場も広く明るいイメージ」と評価。一方、議員は「市長と真向かいは緊張するが、2、3回もやれば慣れるだろう」とすでに改選後に目を向けた感想も。
初日を終えた亀山市長は「向かい合わせは緊張するが、緊迫感もあった。これで反問権があれば互いにもっと緊張感は高まるだろうね」と語っていた。
【写真】 ほぼ満席となった初日の市議会一般質問
<>2010/3/24
2889<>2889.jpg<>石巻地方の学校で終了式…進級への期待ふくらませ<> 石巻地方の小・中学校で24日、一斉に修了式が行われた。子どもたちは1年間の学校生活をしめくくり、新たな学年への期待をふくらませていた。
このうち、石巻市立貞山小学校(齋藤雄幸校長・児童287人)では、午前8時45分から、体育館で全校児童が出席して修了式が開かれた。齋藤校長は「みなさんはこの1年間でずいぶん成長しました。学年が進んだら具体的な目標を持って生活して下さい」と呼び掛けた。
続いて3、5年生の代表が「部活動をがんばりたい」「字を丁寧に書きたい」「算数の勉強をがんばりたい」「下級生の世話をしたい」などと新学年での目標を披露した。
その後、子どもたちは教室に戻り、ホームルームに臨んだ。1年1組の教室では、担任の木田惠美教諭が「事故に遭わないようにして休みを過ごし、元気な体で2年生になれるようにしましょう」と話し、一人ひとりに通信票を手渡した。
同校では、来月8日に始業式を実施。9日には入学式を開き、新入生47人を迎える予定だ。
【写真】 通信票を手渡し、1年間のがんばりをたたえた(貞山小で)
<>2010/3/24
2888<>2888.jpg<>河南高校で校名変更に伴い校旗返納<> 4月から石巻北高校に名称が変わる河南高校(佐々木壽校長)で24日、校旗の返納式が行われ、85年の歴史に一つの区切りをつけた。新年度の始業式で新たな校名が入った校旗を披露する。
返納式は修了式に引き続いて行われた。1、2年生約400人が見守る中、佐々木校長と大森秀一同窓会長が壇に上がり、えんじ色の校旗を丁寧にたたんだ。校旗は県教育委員会に返さず、校内で保管するという。正門にはこの日、「河南高校ありがとう」の看板が置かれ、門標が取り替えられる31日夕方まで掲示。校歌も校名部分を「北高」に変え、引き継いでいく。
現在普通科、農業科がある学科は、新年度入学生から「総合」一本に改変。2学期制を導入し、食農・家庭・経情・教養・進学の5系列の人材育成を図る。入学式は始業式と同じ4月8日で、分校として編入される飯野川校(現・飯野川高校十三浜校)と合同開催になる。また、総合学科の実習教室を整備するため、8月末から第2校舎の大規模改修を実施。3月初旬の完成までは、プレハブの仮校舎での授業になる。
【写真】 校旗をたたんで格納する佐々木校長(右)と大森同窓会長
<>2010/3/24
2887<>2887.jpg<>安定収入に大きな期待…県漁協石巻東部支所がナマコ養殖試験開始<> 県漁協石巻東部支所養殖研究会(飯塚晃会長)は22日から、石巻市福貴浦沖合いで、ナマコの養殖試験を始めた。県内では初の試みとなり、事業には宮城県水産高校が協力。中国などへの輸出量増大で安定した収入を見込めることから、漁業者は成果が上がることに期待を寄せている。
今回の試験では、海中に沈めたカゴの中に一定量のナマコとエサとなる珪藻(けいそう)を入れ、1か月ごとに観察していく。異なる種類のカゴや水深で試し、効率的な成育方法を探ることが目的だ。
この日は同研究会の飯塚会長のほか、所属漁業者、宮城水産の鈴木秀一教諭らが参加。試験には岩手県でアワビ畜用に使用されていた1センチ四方の網目でたて1メートル、横60センチ、高さ30センチ直方体のカゴと、ナマコ畜用の5ミリ四方の網目で直径40センチほどの円すい形のカゴを用いた。
成育するナマコは組合員が漁獲したものの、サイズ不足で出荷できなかったものを活用。円すい形のカゴは2つ用意し、それぞれにナマコ3キロを入れて水深5メートル、8メートルに設置。一方、ナマコ12キロを入れた直方体のカゴは海底に沈めた。
作業を終えた飯塚会長は「関係機関と連携を図り、指導を仰ぎながら資源の育成を進めていければ」と話していた。
石巻地域ではナマコを底引き網や素潜り漁などで漁獲している。近年は中国の需要増で価格が跳ね上がり、新たに参入する漁業者も増えた。同支所では1回の漁に重量制限を設けるなど対策を講じているが、底引きの乱獲による資源量の減少が大きな課題となっていた。
ナマコはエサが少なくなると、環境に合わせて体を小さくする特徴があり、生産安定性を求める養殖には不適とされてきた。今回の試験で実現にこぎつけることができれば、高値の時期にまとまった量を販売できるほか、資源管理もこれまでよりも容易に行うことができるという。
【写真】 カゴにナマコを入れる漁業者ら
<>2010/3/23
2886<>2886.jpg<>新庁舎に完全移行…亀山市長が職員訓示<> 石巻市役所の移転作業が終了し、23日から本庁機能が新庁舎に完全移行した。6階市民ホールで職員訓示した亀山紘市長は「無事に移転が終わり、職員の努力に感謝したい。きょうから地方自治の新たな顔としてスタートを切る」と述べた。
訓示は午前8時15分から行われ、幹部職員約100人が出席。亀山市長は「分散していた行政機能が1か所に集約され、高い利便性が期待される。横断的な連携で市民協働の拠点、中心市街地の起爆剤にしたい」と強調した。
デパートを改修した市庁舎は全国でも例がない。亀山市長は「石巻市の歴史上、とても大きなこと。外部見学者も多いため、事故防止と適切な案内に気を配り、円滑な業務を遂行してほしい」と協力を求めた。その後、亀山市長は移転した各課を回り、職員の労をねぎらった。
市民サービスを中心とした2―3階は今月8日から業務を開始しており、今回は議会や教育委員会など4―6階に入る30部署が移転した。男女共同参画推進室の職員は「1フロアで区切られ、一体感が増した。今後も市民サービスの向上に努めたい」と話していた。
【写真】 移転した各課を回る亀山市長
<>2010/3/23
2885<>2885.jpg<>漫画家・矢口高雄氏が講演会<> 身近な自然環境について考える「川とわたしの環境展」が20、21日、石ノ森萬画館などで開かれた。漫画家の矢口高雄氏らによる講演などを通して、川と人間社会のかかわりの深さなどを学んだ。
同環境展は中心商店街の空き店舗などで実施されたまちなか環境フェアの一環として開催された。2日間ともに石ノ森萬画館と岡田劇場を会場に、講演会と勉強会、映画「釣キチ三平」上映会を実施した。このうち、初日は同館映像ホールで矢口氏が講演。中国での釣り紀行や日本の食文化について話した。
矢口氏は昭和50年代にテレビ番組の企画で半年間、中国の北朝鮮国境付近から海南島まで9週間かけて巡り、桂魚やイトウ、カワカマスなどさまざまな魚釣りに挑戦。「釣りをしようにも道がない。もちろんトイレもなかった」と話し、「何も足さない。何も引かない手付かずの川だった」と大自然の雄大さと過酷さを振り返った。
また、世界中から指摘を受けているクロマグロやクジラなどの日本の食文化に関する話題にも触れた矢口氏。「そこにあるものを食べるのが食文化。山に住む人がワラビやゼンマイを食べるのと同じ」と強調しながらも、「グローバル化で何でも輸入できる状況の中、あえて食べ続ける必要があるのか」と考えを述べた。
なお、2日目は元弘前大学考古学教授の藤沼邦彦氏が「毛利コレクションにみる縄文人の暮らし」をテーマに講演した。
【写真】 自らの釣り紀行について話す矢口氏
<>2010/3/23
2884<>2884.jpg<>新庁舎 あす全階オープン…市民サロン、子育てサロンも<> 19日に始まった石巻市役所4―6階の移転作業は順調で、22日の正午までに各部署の資料・備品搬入、パソコンセットアップなどが予定より早く進んでいる。連休明けの23日には、市役所本庁の機能が新庁舎に完全移行。午前8時15分から6階市民ホールで亀山紘市長が職員訓示を行う。
目玉となる市民開放スペースのうち23日から供用開始となるのは、5階の市民サロンと子育てサロン。いずれも予約不要で午後9時まで自由に使える。ガラス張りの市民サロンには、来庁者がくつろげるテーブル、イスを多く配置した。天気の良い日には、北側に栗駒山麓、南側に田代島や網地島も展望できる。
子育てサロンには絵本やベビーベッド、ミルクを作るための流しもある。新庁舎建設推進室は「思い思いに利用してほしい」と市民の活用を呼び掛けている。
【写真】 見晴らしのいい市民サロン。自由に活用できる<>2010/3/22
2883<>2883.jpg<>形と組手で頂点目指す…石巻地区少年空手選手権<> 第29回石巻地区少年空手道選手権大会が21日、石巻市総合体育館で開かれた。幼児から中学生まで約250人が出場。「形」と「組手」の2種目で鍛え上げた技を披露した。
大会は日本空手協会石巻地区協議会(佐々木眞人運営委員長)の主催。石巻地方は“空手王国”と言われる強豪地域であり、協議会に所属する10支部の選手たちは互いに頂点を目指した。
競技は幼児と小学1年、同5年の「形」からスタート。トーナメント戦で1年間の鍛錬の成果を発揮し、鋭く突きや蹴(け)りを繰り出していた。
大会結果は次の通り。
【形】▽幼児の部=@鈴木遥名(大翔会)A加藤拓(石巻)B菱沼大和(中央)◇入賞=畑中櫂心(渡波)阿部夏帆(大翔会)児玉真依(矢本)加藤敬太(女川)高橋銀(中央)
▽小学1年の部=@浅野ひまり(石巻)A平塚絢音(渡波)B伊藤海翔(桃生)◇入賞=星達貴(石巻)阿部実空(大翔会)松浦嘉良(渡波)行場諒(桃生)相沢烈夏(矢本)
▽同2年の部=@櫻井海(石巻)A新田翔也(女川)B小幡賢輔(渡波)◇入賞=門間嶺央(石巻)大石玲菜(中央)高橋諒也(渡波)佐々木優斗(中央)木村泰樹(蛇田)
▽同3年の部=@本田未来(矢本)A佐々木優斗(石巻)B本田龍之神(蛇田)◇入賞=吉田龍平(渡波)阿部涼(大翔会)今野実咲(中央)阿部真子(桃生)丹野爽風(鳴瀬)
▽同4年の部=@小関優樹(石巻)A平塚美帆(同)B星翔貴(同)◇入賞=中塩凱(蛇田)佐藤凌斗(中央)阿部龍也(渡波)木村真博(中央)平塚龍聖(渡波)
▽同5年の部=@高橋舞衣(渡波)A黒田尚人(中央)B浅野こすも(石巻)◇入賞=今野尚哉(桃生)佐々木彩斗(蛇田)遠藤龍虎(女川)鈴木稜也(大翔会)岩渕文音(蛇田)
▽同6年の部=@平塚大樹(蛇田)A佐藤美紀(桃生)B高橋直人(中央)◇入賞=津田慧一(矢本)鈴木海星(鳴瀬)大内肇(渡波)西村優河(桃生)山下慧(蛇田)
▽中学生の部=@須藤翼(中央)A加藤翔(石巻)B須藤光(中央)◇入賞=高橋ひかる(桃生)今野凪紗(中央)岩渕篤(蛇田)加藤まどか(石巻)鹿野凌太(蛇田)
【組手】▽幼児の部=@高橋銀(中央)A児玉真依(矢本)B鈴木遥名(大翔会)加藤敬太(女川)◇入賞=阿部夏帆(大翔会)阿部海星(渡波)今野愛海(中央)菱沼大和(同)
▽小学1年の部=@浅野ひまり(石巻)A平塚絢音(渡波)B本田姫星(蛇田)伊藤海翔(桃生)◇入賞=相澤烈夏(矢本)斎藤晟馬(鳴瀬)星達貴(石巻)松浦嘉良(渡波)
▽同2年の部=@新田翔也(女川)A佐々木優斗(中央)B本間和志(女川)平塚琉記也(渡波)◇入賞=高橋諒也(同)櫻井海(石巻)小幡賢輔(渡波)鈴木啓心(中央)
▽同3年の部=@本田龍之神(蛇田)A本田未来(矢本)B平塚温大(渡波)今野実咲(中央)◇入賞=阿部涼(大翔会)鈴木龍星(鳴瀬)佐々木優斗(石巻)吉田龍平(渡波)
▽同4年の部・男子=@星翔貴(石巻)A高橋魁(中央)B小関優樹(石巻)内海成太(渡波)◇入賞=鈴木寛也(大翔会)平塚龍聖(渡波)佐藤凌斗(中央)中塩凱(蛇田)▽同・女子=@児玉美奈(矢本)A木村明郁(桃生)B平塚美帆(石巻)
▽同5年の部・男子=@平塚雄司(鳴瀬)A遠藤龍虎(女川)B鈴木凌也(大翔会)今野尚哉(桃生)◇入賞=古関世弥(鳴瀬)宮本嵐司(蛇田)行場蓮(桃生)黒田尚人(中央)▽同・女子=@高橋舞衣(渡波)A松浦瑠久(同)B前田朱里(矢本)◇入賞=桑名志織(石巻)浅野こすも(同)生出凛(中央)岩渕文音(蛇田)
▽同6年の部・男子=@鈴木海星(鳴瀬)A伊藤啓太(中央)B高橋直人(同)津田慧一(矢本)◇入賞=吉田和生(渡波)木村優馬(同)木村優斗(中央)西村優河(桃生)▽同・女子=@佐藤美紀(桃生)A阿部真夕(同)
▽中学生の部・男子=@児玉侑也(矢本)A加藤翔(石巻)B今野友裕(中央)阿部大智(渡波)◇入賞=飛川将希(大翔会)岩渕篤(蛇田)須藤翼(中央)本田夕稀(矢本)▽同・女子=@今野凪紗(中央)A須藤光(同)B高橋ひかる(桃生)平塚遥奈(女川)◇入賞=宮本綾(蛇田)石川愛生(鳴瀬)加藤まどか(石巻)阿部真奈(渡波)
【写真】 鍛え抜いた技を披露した
<>2010/3/22
2882<>2882.jpg<>火の用心 音楽に託す―石巻地区消防音楽隊発足30周年演奏会<> 石巻地区広域行政事務組合消防音楽隊の発足30周年記念演奏会が21日、石巻市民会館で開かれた。OBや消防団ラッパ隊、県内消防音楽隊の合同演奏もあり、華々しく節目を迎えた。
広域消防音楽隊は星幸三郎隊長ら34人で構成。行進曲「ハイデックスブルグ万歳」を皮切りに「元禄」などを披露した。2部は石巻市桃生消防団ラッパ隊が特別出演し、張りのあるラッパの音色を奏でた。
3部前半は30周年の記念ステージ。音楽隊OBも加わり、日本民謡メドレーなどを繰り広げた。後半は、仙台市消防局、仙南地区広域行政事務組合消防本部、塩釜地区消防事務組合消防本部が賛助出演し、一体感を醸していた。
県内消防音楽隊の合同演奏はアニメ曲や演歌、「いのちの歌」を選曲。火の用心を音楽に託した隊員たちは、満席の会場に向けて力強い演奏を届けた。広域消防音楽隊は、防火防災思想の普及啓発を目的に昭和54年に発足。地域に根ざした音楽活動を続けている。
【写真】 迫力ある重低音を響かせた
<>2010/3/22
2881<>2881.jpg<>まちなか環境フェア エコやリサイクルに市民の関心<> 空き店舗を活用した「まちなか環境フェア」が、20日から石巻市立町などの中心商店街で始まった。リサイクルに協力すると模擬店で使える食事券と交換できるコーナーなどがあり、市民が楽しみながら環境の大切さを学んでいる。21日まで。
社会福祉協議会駐車場のリサイクルステーションでは、持参した資源ごみの量に応じてポイントを進呈。新聞、雑誌は1キロ、ペットボトルのふたは20個、廃油は1リットルにつき1点もらえる。3点で石巻焼きそばの屋台や、アイトピア通りの石巻専修大学アンテナジュースカフェ「ほーぷす」で利用できる食事券がプレゼントされるとあり、多くの市民が家庭に眠る資源を持ち寄った。
新聞3キロで焼きそばを食べた石巻小5年の恵比志優作さんは、「学校のエコキャップ集めに協力しています。まちなかのイベントは楽しい」と話した。
このほか立町の旧ボストニアンクラブでは、廃食油のエコキャンドルづくりなどが体験でき、家族連れでにぎわっていた。中瀬の岡田劇場では20日限り、実写版「釣りキチ三平」上映会と原作者の矢口高雄さんの講演会を開催。21日は元弘前大学考古学教授・藤沼邦彦さんの講話がある。また、マンガロードの新モニュメント11体をめぐるクイズラリーも随時挑戦できる。
フェアはいしのまき環境ネットや(株)街づくりまんぼうなど4団体が、国の地域商店街活性化補助金を活用して初めて企画。21日は午前10時―午後4時(会場で異なる)。
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資源回収に協力すると食事券などがもらえるリサイクルステーション(石巻市社会福祉協議会駐車場)<>2010/3/20
2880<>2880.jpg<>院生、学部生472人卒業 石巻専修大学で学位記授与式<> 石巻専修大学(坂田隆学長)の平成21年度学位記授与式が20日、同大学体育館で開かれた。大学院修士・博士課程、各学部学科合わせて472人が社会への第一歩を踏み出した。これまでの卒業、修了生は9355人。
式では大学院生、各学部生総代に学位記を授与。特に優秀な成績を収めた学生を表彰する川島記念学術賞が学部生7人に贈られ、理工学部機械工学科では石巻工業高出身の瀬戸一貴さんが輝いた。
坂田学長は式辞で、建学の精神「社会に対する報恩奉仕」を強調し、「真の豊かさは人間、社会を信頼することら生まれる。地道に努力してほし」と激励。亀山紘石巻市長らが祝辞を寄せた。
これを受け、総代の大学院経営学科修士課程経営学専攻の阿部紘樹さん、理工学部情報電子工学科の齋藤大輝さんが大学で得た知識や経験を生かし、社会を力強く歩んでいく決意を述べた。
川島記念賞の受賞者は次の通り(かっこ内は出身高校)。
▽理工学部=石山幸喜(山形県・新庄東高)瀬戸一貴(石巻工業高)齋藤大輝(気仙沼高)國井路子(宮城二女高)
▽経営学部=工藤未来(青森県・八戸北高)佐藤碧(山形県・米沢商業高)木村咲絵(山形県・谷地高)
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川島記念学術賞を受け取る石巻工業高出身の瀬戸さん<>2010/3/20
2879<>2879.jpg<>感慨ひとしお…現庁舎に別れ 石巻市閉庁式<> 石巻市は市役所移転に伴う閉庁式を19日、議事堂で行った。亀山紘市長、阿部仁州市議会議長が現庁舎、議場への思いを語った上で、新たな場所で一層の市民サービス向上に努めていくことを誓った。昭和13年4月以来、72年間にわたって現在地にあった石巻市役所は、23日から駅前に移り、名実とも“まちの顔”として行政機能を発揮していく。
業務終了後の午後5時から始まった閉庁式には、幹部職員と市議会議員ら約200人が出席。はじめに市旗降納の儀式があり、亀山市長は、長年業務時間中に庁舎屋外ポールに掲げてきた旗(たて100センチ、横140センチ)を厳かに納めた。
あいさつで亀山市長は「私自身は短い期間だったが、感慨深いものがある。長年、この庁舎で仕事をしてきた職員、激動の時代を過ごした議員の皆さんの思い出は多いことだろう」と振り返った。またこれまで本庁舎と4つの分庁舎に分散され、市民に不便をかけていた市役所機能が集約されたことで「新庁舎を拠点に市民と行政の協働のまちづくりを進めていく」との思いを語った。
阿部議長は「多くの歴史の舞台となった庁舎は、本日をもって終了する。風雪に耐え、市民に親しまれてきた庁舎、議事堂よ、ありがとう」とねぎらった。閉庁式は15分程度の短いものだったが、出席者たちにはさまざまな思いがこみ上げており、最後は自然に拍手が起きていた。
市庁舎は、昭和13年に現在の日和が丘1丁目に開設。31年3月に全焼したが、33年2月に再建され、以来50年以上にわたり使われてきた。23日からの市役所住所は、石巻市穀町14番1号。電話番号はこれまで通り95―1111。
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亀山市長が丁寧に市旗を納めた<>2010/3/20
2878<>2878.jpg<>銀ザケシーズン到来X 石巻魚市場に3トン陸送<> 石巻魚市場(須能邦雄社長)に20日、養殖銀ザケが初入荷した。約3トンが搬入され、1キロ当たり800―770円の例年並の価格で取り引きされた。
この日は午前6時ごろ、女川町尾浦産の銀ザケ約3トンが同魚市場に到着し市場職員が計量して選別。その後に入札が行われた。シーズン初めは1キロほどの重さだが、最盛期となる7月ごろには3―4キロまで育つ。
現在、国内で流通している養殖銀ザケのほとんどが県内産となっている。石巻魚市場からは「金華ぎん」として首都圏や北陸地方を中心に全国に出荷されている。
低水温による生育不良だった前年に比べ、出荷が5日ほど遅れたが、魚体サイズと脂の乗りはまずまず。須能社長は「取り扱い業者の飼育の工夫で品質が年々向上している。生食でおいしく食べられる」と太鼓判を押していた。
同魚市場には昨年約3300トンが入荷し、生産額は13億9000万円。女川魚市場では約6000トン、26億7000万円となっており、石巻地方は全国一の生産地となっている。
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銀色に輝く魚体が次々と選別された<>2010/3/20
2877<>2877.jpg<>学び舎を巣立つ…新しい空へ羽ばたいて<> 石巻地方のほとんどの小学校で19日、卒業式が行われた。在校生や保護者らに祝福され、6年間慣れ親しんだ学び舎(や)を巣立った。
このうち、石巻市立山下小学校(茂木一吉校長、児童267人)では体育館で第57回卒業式が開かれた。
4、5年生、保護者らの大きな拍手に迎えられ、卒業生59人が入場。茂木校長が一人ひとりに卒業証書を手渡した後、「6年間で心も体も立派に成長している。学校の伝統に一段と大きな輝きを添えてくれた」と児童をたたえ、「雲のように、高い理想を持って堂々とおおらかに生きてほしい。新しい空に羽ばたいてください」とはなむけの言葉を送った。
卒業生の詩(うた)では、卒業生が6年間の思い出を振り返るとともに「たくましく成長できたのもかけがえのない家族のおかげ」などと感謝の気持ちを伝え、歌をプレゼント。5年生は「6年生から教わった、頑張ることの大切さ、協力することのすばらしさを引き継ぎます」と力強く誓っていた。
【写真】 在校生らに拍手で迎えられ、入場する卒業生(山下小学校で)
<>2010/3/19
2876<>2876.jpg<>豊かな海 取り戻せ…ツメタ貝駆除、宮水生24人が参加<> 宮城県水産高校(三浦元雄校長)の生徒たちが19日、石巻市の万石浦でアサリに食害を及ぼしているサキグロタマツメタ貝の除去作業を行った。
この日ははじめに校内でツメタ貝に関する授業を実施。海洋総合科1年生24人が養殖用アサリの輸入と一緒に国内に持ち込まれたとことや、生態系を乱す外来種の危険性などについて学習した。
その後、生徒は万石浦北西部の干潟に移動。県漁協石巻地区支所組合員らと一緒に約2時間の作業に精を出した。幅10メートルほどの列を作った生徒たちは手カギを使って10センチほど砂を掘り、タニシのような形の殻長2―5センチほどのツメタ貝を次々に捕獲した。
参加した生徒の阿部涼太さんは「ツメタ貝のために、昔からここに居たアサリがいなくなっているのは残念なこと」と話していた。
同校では2年前から、同支所と共同でツメタ貝駆除に取り組んでいる。今後は夏に2度、産卵期の秋に1度、駆除作業を行う予定という。
同支所青年部沢田支部の高橋靖夫支部長は「アサリの出荷量は10年前に比べると約半分。抜本的な対策が手作業の駆除しかないため、高校生の協力はありがたい」と話していた。
【写真】 砂を掘りツメタ貝を掘り出す生徒
<>2010/3/19
2875<>2875.jpg<>イチゴ農園オープン「ベリーズファームFUSHIMI」<> イチゴ狩りが楽しめる観光農園「ベリーズファームFUSHIMI」(伏見文仁代表)が先日、石巻市蛇田新沼田にオープンした。「とれたての味が楽しめる」と市民の反応は上々だ。
広さ約1900平方メートルのハウスの中には、「紅ほっぺ」や「章姫(あきひめ)」の2品種の栽培棚が並ぶ。伏見さんは「甘さと酸味のバランスが取れた『紅ほっぺ』と甘く実が柔らかな『章姫』を食べ比べて楽しんでほしい」と話す。棚が地面から約110センチの高さにあり、しゃがまなくても摘み取れるのが特徴だ。
県石巻農業改良普及センターによると、石巻地方は県内有数のイチゴの産地。同地方でイチゴ狩りが出来る施設は同園だけだという。栽培農家の伏見さんは、以前から、要望があり、昨年9月に鉄骨組みのハウスを設置した。
入園料は4月10日まで大人(中学生以上)1300円、子ども(小学生)800円、未就学児500円。その後は各300円引き。今月は土・日曜日のみ営業。来月以降は毎日開園するが、事前に連絡が必要。
【写真】 広々とした施設でイチゴ狩りができる
<>2010/3/19
2874<>2874.jpg<>22日に開通・三陸道登米―登米東和 報道関係者に公開<> 三陸縦貫自動車道の登米IC―登米東和IC間約5キロの開通を前に、国交省東北地方整備局仙台河川国道事務所は16日、報道関係者対象の現場見学会を開いた。22日午後3時に一般開通する。
開通区間は、三陸道登米志津川道路(16・1キロ)のうち、登米市中田町浅水の登米ICから、国道398号に接続する登米市東和町米谷の登米東和ICまで。国道や県道を利用した場合より5分ほどの時間短縮になるという。登米東和ICまでは、石巻河南ICから約30分、仙台港北から約1時間10分の距離。暫定2車線で、無料で通行できる。規制速度は70キロ。
現場見学会は登米ICから出発し、新米谷大橋などの説明を受けた。同大橋は北上川を東西にまたぐ522メートルの橋で、河川にかかる橋では桃生津山―登米間の日高見大橋(825メートル)に次ぐ長さ。また対面通行が多い三陸道では初めて、中央分離帯に安全対策のガードレールを設置。そのため幅員は標準より広い13・5メートルとなっている。事業費180億円をかけ、平成16年度から工事が行われた。
三陸道は仙台市を起点として、岩手県宮古市に至る計画延長約220キロの自動車専用道路。県内の計画延長は約120キロで、仙台港北IC―登米東和ICまで71キロが整備されることになる。(仮称)志津川ICまでの約11・1キロの整備は始まったばかりで、完成は平成20年代後半の見通し。
同事務所の簾内章也副所長は「登米東和ICは幹線道路に直結し、利用しやすい」と話していた。
【写真】 登米東和IC付近から見た延伸区間。写真右上が新米谷大橋<>2010/3/18
2873<>2873.jpg<>春の彼岸入り―祖先をしのぶ<>
春の彼岸入りとなった18日、石巻地方の墓地や寺院には、多くの市民が訪れた。祖先の霊を慰めていた。
このうち、石巻市南境の石巻霊園には、朝から花束や供え物を持った墓参客が訪れ、墓石を丁寧に清め、花を手向け、心静かに手を合わせていた。東松島市の和泉和雄、喜代子さん夫妻は、「先祖あっての私たち。家族の健康などを祈りました。お墓参りをすると気持ちが穏やかになります」と話していた。
春彼岸は、21日の春分の日を中心として前後3日ずつの計7日間。仙台管区気象台によると、石巻地方は、21日以降に低気圧の影響で大荒れになるおそれがあるという。
【写真】 墓前に手を合わせる夫婦
<>2010/3/18
2872<>2872.jpg<>縄文人はブランド志向Y…貝の装飾品続々、縄文村企画展<> 奥松島縄文村歴史資料館=東松島市宮戸=の44回企画展「縄文人のあこがれ・貝のアクセサリー」が開かれている。宮戸里浜貝塚などから出土した貝製の腕輪を展示しており、縄文人の意外なブランド志向を垣間見ることができる。企画展は5月9日まで。
里浜貝塚からは1200点を超す貝輪が見つかっており、縄文後期―晩期前半(約3000年前)は屈指の生産地だった。出土の分布状況から当時の里浜ムラは、気仙沼から阿武隈川流域の沿岸地域と交流を図り、その交易品に貝輪を使っていたという。
当時は色つやの良いベンケイガイ(千葉県や青森県が産地)が主流で、最高級品はトカラ列島などごく一部でしか生息しない「オオツタノハ」を使った貝輪。里浜ムラはブランド面ではやや劣る赤貝だったが、表面を磨いて加工するなど1級品に引けをとらない製品に仕上げていた。
企画展では里浜を中心に東北各地の貝塚から出土した貝輪を展示しており、土で作った貝輪の“模造品”も並べた。当時は、ほしい貝輪が手に入らないと土器の要領で貝輪に似せた土製品を作り、それを身につけていた。
縄文村の開館時間は午前9時―午後4時30分(水曜日休館)。入館料は一般400円、高校生300円、小中学生150円。
【写真】 さまざまな貝輪などを展示している(縄文村歴史資料館)<>2010/3/18
2871<>2871.jpg<>大高森・波津々浦で潮干狩り解禁、家族連れでにぎわう<> 東松島市宮戸地区の大高森と波津々浦(はつつうら)漁場で17日、潮干狩りが解禁された。初日から多くの家族連れが足を運び、アサリ採りを楽しんでいた。期間は6月1日まで。
この日、波津々浦漁場は潮位が下がった午前8時30分ごろにオープン。約500人の来場者は手カギを使ってアサリを掘り出してはバケツや袋に詰め込んでいた。中には20キロ以上持ち帰る人の姿もあった。
塩釜市から訪れた松山健吾さん(74)、昭子さん(69)夫妻は「東松島市では初めての潮干狩り。採るのが楽しみなので、アサリは近所へのおすそ分けです」と話していた。
漁場を管理している県漁協宮戸西部支所(尾形一男運営委員長)によると、今年のアサリは、まずまずの大きさで実入りも良いという。
サキグロタマツメタ貝の食害などにより、県内で実施している漁場は東松島市を含め、南三陸町と亘理町の3か所のみ。石巻地方の万石浦、東名両漁場は今シーズンも休場している。
【写真】 子どもたちも楽しんでアサリを探していた
<>2010/3/17
2870<>2870.jpg<>大学で学ぶ楽しさ体感…「エンジョイ・スーパーサイエンス」開催<> 石巻専修大学(坂田隆学長)で16、17日、高校生が理工学部の講義を体験する「エンジョイ・スーパーサイエンス」が開かれた。石巻好文館高校(中村健一校長)の1、2年生約400人が参加し、コンピュータや脳科学に関する授業、討論などを通じて、学ぶことの楽しさを体感していた。
地域貢献の一環として、大学共創研究センターが主催し、初めて開催。宮城県教育委員会、財団法人石巻高等教育事業団が後援した。高校までは教わり、覚える学習であるのに対し、大学で行う高等教育は感性を養い、考える研究に切り替わる。高校生たちを高等教育にどう導くかを共創センターの課題とし、高校から大学へステップアップする段階に合わせた独自の講義を展開した。
午前は丸岡章教授がコンピュータ、鈴木均教授が脳科学について講義、午後は講義をもとにしたグループ討論などを行った。昼食では学食でキャンパスライフも味わった。
丸岡教授の講義では「コンピュータと人間、どちらが賢いの?」がテーマ。コンピュータの情報処理の仕組みや人間の本能を扱い、機械をしのぐ人間の力と、その能力をコンピュータに組み込む人工知能をつくることは可能かを考えた。生徒たちはメモを取りながら、真剣に講義に聞き入っていた。
菅野裕樹さん(1年)は「コンピュータの仕組みについては難しい部分もあったが、もっと理解を深めたいと思った。新しい情報を得たという実感があり、興味がわいた」と話していた。
【写真】 真剣に大学の講義に聞き入る生徒たち(石巻専修大学で)
<>2010/3/17
2869<>2869.jpg<>静かな心育む…法山寺幼稚園卒園座禅会<> 石巻市湊鹿妻山の法山寺幼稚園(北村かほる園長、園児150人)の卒園座禅会が15日、隣接する法山寺(北村泰秀住職)で開かれた=写真=。卒園を間近に控える年長の園児66人が参加し、座禅で心を穏やかにすることの大切さを改めて学んでいた。
同日、同寺の本堂に集まった子どもたちは、はじめに合掌した後、座禅に取り組んだ。約20分間にわたって、両手を組んでひざの上に乗せ、背筋を伸ばし、目を閉じていた。
北村暁秀副住職は「座禅をすることで、静かで優しい心が育める。春からは小学生になるが、座禅で学んだことを忘れないで下さい」と法話。参加した園児たちは、真剣な表情で耳を傾けていた。
同園では、他人の痛みを感じる心、忍耐力を身に付けてほしいと教育の中に座禅を取り入れている。
<>2010/3/17
2868<>2868.jpg<>河南高生が虎舞でお祝い―JR鹿又駅がリニューアルオープン<> JR石巻線の鹿又駅が15日、リニューアルオープンし、現地で記念のセレモニーが行われた。利用の多くを占める河南高校が4月から石巻北高校に名称変更することもあり、生徒たちが虎舞で節目を祝った。
式典は町内会やボランティア団体の踊りで開会。鹿又駅を管理する小牛田駅の鈴木重敏駅長が「4月から石巻北高に入学する生徒を新しい駅舎で迎えられる。皆さんに親しまれる駅にしたい」とあいさつ。石巻市河南総合支所の松本秀一支所長、佐々木壽河南高校長、女川清一新田町町内会長らとともにテープカットした。その後、河南高農業科を中心にした有志が虎舞を披露。集まった人の拍手喝さいを受け、生徒を代表して渡邊幸樹さん(2年)が「大切に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べた。
新しい駅舎は建築面積61・88平方メートルで、旧駅舎の4分の1程度にコンパクト化。鉄骨造で、外観は北上川をイメージした青と白。生徒や鉄道OBによる奉仕活動が盛んなことから、31・25平方メートルの待合室には、地域に開放した掲示板を設けた。
JRによると、鹿又駅は大正元年に開業。かつては駅近くに船着場があり、北上川を渡る人でにぎわっていたという。リニューアル前の駅舎は昭和14年に建てられ、平成17年4月に無人駅化。老朽化に伴って、昨年11月から約2600万円かけて建て替えていた。1日平均の乗降者数は約818人。
【写真】 テープカットで新駅舎がオープン
<>2010/3/16
2867<>2867.jpg<>珍客に興味津々…飯野川一小<> 石巻市立飯野川第一小学校(高橋栄喜校長、児童153人)で、ちょっと変わった生き物が注目を集めている。「何、これ〜っ」「怪獣みたい」と、児童たちは興味深げに観察している。
生き物の正体は、体長約14センチのクロサンショウウオ4匹。雌雄は不明。先日、PTA役員が同校の裏山で捕まえたもので、「身の周りの自然に目を向けるきっかけになれば」と届けてくれたという。
水槽に入れ、玄関ホールで飼育している。近くには、生態や成長過程などを記した資料を張り出し“生きた教材”への理解を促している。夜行性のためか、日中はほとんど動かないが、水槽の前には、いつも人だかりが出来ている。
千葉楓ちゃん(3年)は「初めて見たけれど驚いた。学校の周辺は自然がいっぱいなんだ、と思った」、芳野海龍君(同)も「生き物の勉強になる」と話している。
子どもたちに思わぬ学習の機会を提供したクロサンショウウオだが、日野峻教頭によると、卒業式が行われる19日に裏山に放すという。
【写真】 水槽を囲み生き物を観察する子どもたち
<>2010/3/16
2866<>2866.jpg<>サケの稚魚 放流…開北小学校5年生<> 4年後にまた会おうね―。石巻市立開北小学校(岸澄夫校長、児童428人)の5年生が15日、学校近くの旧北上川にサケの稚魚を放流した。稚魚は昨年末から校内で育ててきた。子どもたちは「大きくなって戻っておいで」と声をかけながら放していた。
昨年12月中旬に北上追波漁業協同組合(勝又二郎代表理事組合長)から贈られた卵を同校でふ化させ飼育。その間、児童たちは、水槽の水の交換やえさをやるなどの世話を続け、5センチほどに育ったという。
放流に先立ち、勝又組合長は「サケは4000キロほどの旅をして、4年後、ちょうどみなさんが中学生の時にまたこの場所に戻ってきます」と説明。その後、子どもたちは、旧北上川まで歩いて移動し、ゆっくりと稚魚を放した。
小槙量子さん(11)は「小さな魚がどれくらい大きくなって帰ってくるのか楽しみ」とワクワクした表情。佐々木祐佳さん(11)も「サケの生態が分かり勉強になった」と笑顔だった。
【写真】 稚魚を放流する子どもたち(学校近くの旧北上川で)
<>2010/3/16
2865<>2865.jpg<>鮎川中 63年の歴史に幕<> 本年度で閉校し、統合して牡鹿中学校となる、石巻市立鮎川中学校と寄磯中学校の閉校式典が13、14の両日、それぞれの学校で開かれた。生徒や卒業生らが出席し、思い出が詰まった校舎に別れを告げた。
このうち、13日に開かれた鮎川中学校(渡部洋校長、生徒33人)の式典には、全校生徒のほか、卒業生ら約170人が出席。石巻市教育委員会の阿部盛男委員長が「これまでの地域の方々の協力に感謝します。新たな学校にも変わらぬ支援をお願いしたい」と式辞。生徒代表の市川嘉久さん=3年=は「63年間にわたり、先輩たちが築きあげた鮎川中の伝統は、新しい学校を作る礎になると信じています」とあいさつした。
この後、渡部校長から、阿部委員長に校旗を返還。出席者全員で校歌を歌った。中には、時折、ハンカチで目頭を押さえながら、歌う卒業生の姿も見られた。
式典後、記念碑の除幕式や感謝の会も開かれた。生徒たちはこれまでお世話になった学校や地域住民らに感謝を込め、力いっぱい「黒潮太鼓」を披露していた。
同校は旧鮎川町立鮎川中学校として昭和22年に開校。これまで4210人の生徒を送り出してきた。ピークは鮎川地区の主力産業の捕鯨が盛んだった昭和37度年。卒業生は160人を数えた。その後は、少子化などから、生徒数は減少を続けていた。
同校は今後、牡鹿中の校舎として使われる。来月には、これまで鮎川、大原、寄磯中で学んでいた65人をふくむ102人を迎える予定だ。
【写真】 太鼓の演奏などで、生徒が感謝の気持ちを込めた
<>2010/3/15
2864<>2864.jpg<>おもちゃびょういん初開催<> 壊れた玩具を無料で修理する「おもちゃびょういん・ひまわり」(勝又秀悦院長)が14日、石巻市のアンテナ・ジュースカフェ「ほーぷす」で開かれた。
石巻市では初開催となるひまわりのイベント。壊れてしまったラジコンやぬいぐるみなどを持参した子どもたちと保護者25組が会場を訪れた。
この日は9人の“ドクター”が症状を聞き取り、ドライバーや半田ごてなどを使って修理に当たった。なかには部品が必要なために預かり品となってしまうものもあったが、ほとんどがその場で修理を完了。子どもたちは笑顔でおもちゃを受け取っていた。
スイッチを入れても動かなくなってしまったトナカイのぬいぐるみを修理してもらった石巻市内の親子は「今は壊れれば何でもすぐに買ってしまう時代。子どもたちにものを大切にすることに気付いてほしかった」と話していた。
ひまわりは黒川郡大和町と大郷町を中心に活動しているボランティア団体。大和町社会福祉協議会の養成講座をきっかけに昨年秋に結成し、会社員や元教員、主婦ら12人で構成している。“診療報酬は笑顔”をキャッチフレーズとし必要経費以外は無料で修理をしている。
【写真】 壊れたおもちゃを目の前で修理した
<>2010/3/15
2863<>2863.jpg<>新青果市場でいちご祭り…旬の味覚に大行列<> 県内2位の産地となっている石巻産イチゴをアピールする「第3回JAいしのまきいちご祭り」が14日、東松島市赤井の石巻青果花き地方卸売市場で開かれた。即売会のほか、さまざまなイベントが繰り広げられ、大勢の家族連れでにぎわっていた。
JAいしのまきいちご部会などで構成する実行委員会(渡辺理紀雄委員長)が主催。おいしいイチゴを味わってほしいと、旬のこの時期に毎年開催している。今回は新しい市場が初めて一般に開放されるイベントでもあったため、予想を上回る約8000人の地域住民や観光客が来場した。
この日は販売用に4600パック、イベント用に800パックのイチゴを用意。即売会では、地元産の「とちおとめ」や「もういっこ」「べにほっぺ」などを市価の3割安の価格で提供。4パック入り1箱の大粒は1500円、中粒が1000円で売られていた。
会場では今年から始まった「模擬セリ」が大人気。市場の競り人による威勢の良い掛け声に誘われ、大勢の人が目当ての高級果物を購入しようと声を張り上げアピールしていた。
このほか、いちごのお絵かきコンクールや野菜、花など地場産品の直売なども開催された。先着200人にはイチゴの無料配布も行われた。
【写真】 旬のイチゴを目当てに大勢の人集まった
<>2010/3/15
2862<>2862.jpg<>茶色い焼きそばコンテスト…桃生・伊藤さんが2年連続グランプリ<> 石巻の茶色い焼きそば麺を使った「第2回焼きそば調理コンテスト」が14日、石巻市遊楽館で開かれ、最終審査に進んだ8人が、「我が家の焼きそば自慢」をテーマにした作品をその場で料理した。一般と特別審査員による試食審査の結果、管理栄養士の伊藤靖浩さん(33)=石巻市桃生町=が作った「桃生のぶたと河北のせりで作った絶品!!石巻カレー焼きそば」が、グランプリ(最優秀賞)に輝いた。伊藤さんは、2年連続のグランプリ。
ご当地焼きそばでまちおこしを図る「石巻茶色い焼きそばアカデミー」(遠藤多一会長)が開催した。応募12作品中8人8作品が最終審査に出場し、各10人前のオリジナル焼きそばを調理。特別審査員7人と、当日受付の一般審査員約30人が1点を選んで投票した。
グランプリの石巻カレー焼きそばは、ドライカレー状の具を麺に乗せたもの。出品した伊藤さんは長男の聡太君(4つ)、長女の優(こころ)ちゃん(2つ)と一緒に料理し、妻の美智子さん(30)は揚げた麺でチョコ菓子を作るアイデアで、急きょ設けられた特別賞になった。伊藤さんは「茶色い焼きそばは昔から食べていて、家族みんなが好き。使いやすい食材だと思います」と話した。
準グランプリは、生卵の黄身でしょうが味の麺をまろやかにした高橋弘子さん、ソース焼きそばを春巻きにした吉野とよ子さんが入賞。このほかソースをかけて食べる定番のアレンジをはじめ、モダン焼き、チゲ、カルボナーラ風に仕立てたものもあった。木伏良明審査委員長(NPO北上経営総合研究所)は「味付け次第でおいしくなる可能性がある。石巻らしさをきちんと打ち出すことが重要」と講評。入賞作品はイベントを通じて紹介していくという。
【写真】 一般と特別審査員が8品を試食審査した
<>2010/3/15
2861<>2861.jpg<>石巻市ダンベル体操「健康大賞」受賞…仲間づくりにも一役<> 健康増進のため、石巻市が推奨する「玄米ダンベル体操」の運動普及ボランティア育成事業がこのほど、仙台市内で開かれた「元気・東北フェアinとうほく」(東北大学など主催)で健康大賞を受賞した。同市は「今後も、気軽にできる健康づくり体操をより広めたい」と意欲をみせている。
同大賞には、県内31市町村で取り組んでいる健康推進事業85件がノミネートされた。その中から@成果が上がっているA情報が市民に確かに伝わっているB独創性がある―などを基準に選考。石巻市の普及事業は、市民の間に体操の輪が広がっていることなどが評価され、角田市や七ヶ宿町とともに大賞に輝いた。
「玄米ダンベル体操」は筋力アップを図り、高齢者の転倒予防や肥満防止に効果があるとされる。一定期間、同体操の基礎を学んだ市民を「ダンベルリーダー」とする同育成事業は平成18年から開始。これまで、6793人を育成してきた。
リーダーたちは、各地域で自主組織を立ち上げるなどして普及を図る。「気軽に出来る健康づくり」という口コミで広がり、体操は草の根のように広がった。同市によると、20年度末までに、延べ約3万7600人が体験したという。
市健康推進課は、「市民が市民に伝えるということで、友達づくりや仲間とのコミュニケーションに一役買っていることも、短い期間にこれだけ普及した要因のようだ」と話している。
【写真】 体操に取り組む市民たち(1月28日、市保健相談センターで)
<>2010/3/13
2860<>2860.jpg<>津波に負けるなキャンペーン…生協蛇田店でワカメなど格安で販売<> みやぎ生協は13、14日に、県内各店で「津波に負けるな、産直生産者応援キャンペーン」を行っている。甚大な被害を受けた県内産のワカメやホヤ、ホタテなど養殖海産物の消費拡大が目的。漁業者支援のための募金活動も繰り広げている。
キャンペーンはみやぎ生協県内48店舗のうち29店舗で、復興に取り組む漁業者の励みになればと、6日に実施した。今回はその第2弾。
石巻地方唯一の開催店となった蛇田店では、鮮魚コーナーに専用ブースを設け、通常100グラム128円の「早春ワカメ」を99円で販売。このほか旬のメカブやホヤ、ホタテなども利用客たちの関心を集めていた。
また、同店では今月31日まで、サービスカウンターに緊急募金箱を設置している。寄せられた募金は県漁協を通じて被害に遭った生産者に届けられる。
【写真】 旬のワカメなどが市価よりも安く販売されている(みやぎ生協蛇田店で)
<>2010/3/13
2859<>2859.jpg<>若い感性キラリ☆…好文館高書道部「好文展」14日まで <> 石巻好文館高校書道部(遠藤加奈部長、部員11人)の第4回好文展が、石巻文化センター2階フリーギャラリーで開かれている。1、2年生の若い感性あふれる作品が並び、来場者の目を楽しませている。14日まで。観覧は午前10時―午後3時。
1年の集大成として、県高校書道展で特選に輝いた書のほか、この作品展のために書き上げた力作22点を展示した。このうち連作では、縦3メートル、横5メートルの紙に、「夢」「和」「挑」など部員全員が目標や好きな言葉を書き、手形を押した。
同部は「連作はみんなとのバランスを見て書くのが大変だったけれど、それぞれの個性があって面白い作品になった。ぜひ見てほしい」と来場を呼び掛けている。
【写真】 部員全員で連作にも取り組んだ
<>2010/3/13
2858<>2858.jpg<>マリンパル女川 かに祭り14日まで<> マリンパル女川おさかな市場のかに祭りが13、14日、同市場で開かれている。ダシの効いたカニ汁が無料で振る舞われ、訪れた観光客らは独特の風味をたん能していた=写真=。
場内には女川や石巻などで水揚げされた毛ガニやスクモガニ、本ズワイガニなどを豊富に取りそろえた。価格は大小様々で、観光客らは各店を回りながら予算に合った商品を探していた。
また、屋外では味噌仕立てのカニ汁を、各日1600食限定用意。ぶつ切りのスクモガニがふんだんに使われ、汁のしみ込んだ身をおいしそうにしゃぶる姿がみられた。
14日は午前10時から午後3時まで。
<>2010/3/13
2857<>2857.jpg<>女川フォトコン 入賞作品決まる…特選に石巻市の佐々木さん<> 第12回女川フォトコンテスト(女川町主催、石巻日日新聞社など後援)の審査会がこのほど行われ、特選は、竹浦漁港からみなと祭り会場に向かう船を撮影した佐々木広志さん(石巻市)の「島陰の夏」が選ばれた。
コンテストは女川町(金華山を含む)の四季や自然景観、史跡、郷土芸能、イベントなどを写したもので、61人から113点の作品が寄せられた。4人の審査員が特選をはじめとした全15点を選考。漁や祭りの一幕、サンマの丸干し、まちをイルミネーションが彩る海ぼたるなど、バラエティに富み、審査に苦慮したという。
入賞者の表彰式は22日、マリンパル女川シーパルTで行う。応募作品は同所で4月から6月末まで展示されるほか、観光パンフレットなどで使用する。
入賞者は次の通り。
▽特選=「島陰の夏」佐々木広志(石巻市)▽準特選=「さんま林立炭火焼き!!」佐藤瑞夫(同)、「春の崎山公園」菊池永(東松島市)▽入選=「光の饗宴」尾形良吾(石巻市)、「サンマの丸干し」山本正彦(仙台市)、「もうすぐお正月」山田剛司(石巻市)、「海ぼたる」菊池郁子(東松島市)、「僕も食べたい」小野寺啓美(石巻市)、「みなとの祭り」木村雅春(同)、「夜明けの漁場」佐々木章逸(同)、「声援を受けて」宍戸一恵(仙台市)、「大漁の日」佐藤善治(石巻市)、「海鳥の中をゆく」岡本榮司(同)▽観光協会長賞=「今日は鹿の角切り日」宮崎靖信(同)▽審査員特別賞=「サンマとかくれんぼ」神山日出夫(同)
【写真】 特選となった「島陰の夏」
<>2010/3/12
2856<>2856.jpg<>犯罪のない街づくりを…石巻市駅前北通り 安全・安心防犯ロード<> 石巻市の駅前北通りが、県警と県防犯協会連合会から「安心・安全防犯ロード」として指定を受けた。石巻駅北側駐輪場で運用開通式が8日開かれ、関係者が犯罪のない地域づくりを目指す決意を新たにした。
式では贈呈者の同連合会の高橋一郎専務理事が「県内の刑法犯は減少しているが、石巻市では殺傷事件が起こるなど治安に対する努力が必要。防犯ロードが犯罪抑止につながることを祈っている」とあいさつ。亀山紘石巻市長に目録を手渡した。
安心・安全ロード事業は「犯罪のない明るく、住みよい地域社会」づくりの一環として平成16年から実施。仙台市青葉区から始まり、石巻市で6か所目となる。
指定を受けたのは石巻市の駅前北通り2丁目の約300メートル。水銀灯に比べ1・5倍の明るさの高照度防犯灯5基と、ボタンを押すと赤色灯とサイレンで緊急事態を知らせる報知機1基が設置された。
現地では子どもたちや女性への声掛けやわいせつ事案などが発生しており、石巻署が指定区域として推薦した。
【写真】 設置された緊急報知機
<>2010/3/12
2855<>2855.jpg<>中国人観光客の誘致進めよう…東部国際フォーラム初開催<> 中国富裕層をターゲットに、外国人観光客誘致に向けた現状と課題を探る宮城県東部地域で初めての「国際観光フォーラム」が10日、石巻専修大学で開かれた。講演では東北観光推進機構副本部長兼海外事業部長の畠山廣さん=旧矢本町出身=が、外国人受け入れの基本として市町をまたいだ広域連携と施設連携、地域シンボルの絞り込みを紹介。パネル討論では、地域の魅力の伝え方などで意見交換した。
国内では中国人観光客の誘客合戦が過熱。県内には昨年2万人が訪れているが、東部地域での誘客はほとんどなかった。フォーラムは「“熱烈歓迎”ようこそみやぎの東部地域へ!」と題し、県東部地方振興事務所が石巻専修大、石巻信用金庫と共同開催。観光関連、国際交流団体から約130人が参加した。
講師の畠山さんは、外国人観光客の現状を示しつつ、受け入れの基本を説明。広域での統一したパンフレットづくりや、外国人の集客がある涌谷天平ろまん館などとの施設連携を勧め、「何を売り込むか柱を絞り、滞在期間を延ばすような見所を多く持つこと」と助言した。さらに日本の食への関心と満足度の高さを示し、「中国人は、世界三大漁場の三陸漁場といった“三大なんとか”“日本一”などに弱い。物語を提供し、石巻に来させるようにしなければ」と訴えた。
パネル討論では、石巻専修大経済学部特命教授の清水義春さんがコーディネーターを務め、畠山さんのほか3人が東部地域への誘客に向けた考えを発表。石巻観光協会会長の後藤宗徳さんは、食やおもてなしの心が魅力とする一方、2次交通や通訳の人材確保の遅れを指摘した。
外国人観光客の受け入れに積極的な花巻温泉(株)外販部亜洲総経理の佐藤寿美さんは「言葉は実践あるのみ。対応は日本人と同じように」とアドバイス。宮城大学中国語講師の万以信さんは「外貨の持ち出し制限があり、中国のカードが使えるよう整備した方がよい」と述べたほか、友好都市の活用も呼び掛けた。
【写真】 外国人観光客の誘致に向けた現状と課題についてパネル討論
<>2010/3/11
2854<>2854.jpg<>喜びの春つかんだ…公立高校で合格発表<> 全県一学区制となって初めての平成22年度宮城県公立高校一般入試の合格発表が10日、県内各学校で一斉に行われた。石巻地区の各高校でも午後3時に合格者の受験番号が掲示され、試験を突破した1349人(全日制1246人、定時制103人)が喜びの春を迎えた。
このうち、石巻西高校(奥山恒義校長)では、雪がちらつく中、受験生や保護者らが緊張した表情で発表のときを待った。合格者140人の受験番号が張り出されると、自分の番号を見つけて「あった!」などと歓声を上げ、中学生の笑顔が咲いていた。
合格した片岡麻衣さん=門脇中=は「すごくうれしい。高校生活のすべてが楽しみ。大学進学を目指して勉強をがんばりたい」と笑顔。一緒に発表を見に来た母・由美子さんは「全県一学区制に変わり、仙台に人が流れるのか、地元志向が強いのか動向が分かりづらく、不安だった。娘には充実した高校生活を送ってもらいたい」と話していた。
石巻地方で定員に満たなかった6校7学科・コースは2次募集を行う。16日まで出願を受け付け、試験は17日、合格発表は18日に実施する。
2次募集実施校、募集人数は次の通り。
【全日制】▽女川=27人▽宮城水産・海洋総合科=24人▽同・情報科学科=15人▽石巻市立女子・普通科人文科学コース=4人▽石巻市立女子商業=80人
【定時制】▽東松島・普通科V部(夜間)=12人▽石巻北飯野川=27人
【写真】 合格を喜ぶ受験生たち(石巻西高校で)
<>2010/3/11
2853<>2853.jpg<>「救える命 救いたい」…経済3団体が骨髄バンクに理解深める<> 石巻商業研修クラブ(三浦眞一郎会長)、石巻宅地建物研修クラブ(牡渡正剛会長)、石巻法人会青年部会(鶴岡昭雄部会長)の3月合同例会「私たちと骨髄バンク」が9日、石巻グランドホテルで開かれた。講師に宮城骨髄バンク登録推進協議会石巻支部の小野喜代人代表、日本血液学会専門医指導医の宍戸友明氏(ししど内科クリニック)らを迎え、重い血液病患者を救う骨髄バンク活動について理解を深めた。
骨髄移植は、白血病、再生不良性貧血など血液の重い病気の患者に、健康な人の骨髄液を移植する治療法。移植を成功させるためには、患者と骨髄提供者(ドナー)の白血球の型(HLA型)が一致する必要がある。その確率は兄弟姉妹で4人に1人、それ以外では数百人から数万人に1人。骨髄バンクは、骨髄液の提供者に登録してもらい、患者にあっせんするもので、登録できるのは18歳以上54歳以下。
小野代表は、「バンク登録者はまだまだ足りない。せっかく血液型があっても家庭や会社を休めないなどの事情でドナーが最終段階で辞退することも多い」と現状を報告。その上で、「ドナー休暇制度などが設けられて提供しやすい環境になれば、もっと登録者は増えるだろう」と企業、市民の協力を求めた。
小野代表は同席した夫人とともに、ドナーが見つからず平成5年に白血病で亡くなった二男について触れ、「息子のようにならないためにもドナーを見つけなければという思いが私たちの運動の支えになっている」と話した。
宍戸氏は、白血病と骨髄移植について映像を使って分かりやすく説明。骨髄バンク登録を通して過酷な治療に耐えている患者への支援を呼び掛けた。また、例会ではドナー経験者の報告もあった。
【写真】 骨髄バンクに支援を訴える小野喜代人代表
<>2010/3/11
2852<>2852.jpg<>女川町で健康づくり講演会…若さを保つコツ伝授<> 商店街を巻き込んで生活習慣病を予防する「健康づくり講演会」が先日、女川町保健センターで開かれ、町民75人が「若さを保つ食生活のヒミツ〜燃やそう からだの内臓脂肪〜」と題した話に耳を傾けた。
仙台白百合女子大学健康栄養学科准教授の佐々木裕子さんが講師を務め、生後の成長と逆のカーブで老化することと、自分の食べる適量を知るという若さを保つコツを伝授。健康を保ち老化を防ぐためには「年齢とともにエネルギー量は減らし、ビタミン、ミネラルは維持する」ことが重要だとし、野菜や女川に豊富な海藻の摂取を勧めていた。
講演会は石巻保健所主催の健康づくり商店街支援事業の一環。働き盛り世代を対象に、本年度1年間をかけ、カロリーを学ぶワークショップなどを開催してきた。町内に6つの商店会があり、接客によるいわゆる“口コミ”を通じて、町ぐるみで健康を考えてもらう試み。
女川町も共催し、保健センターの職員が「女川町の健康大作戦」の題で情報提供。町内の平成21年度特定健診受診率は、昨年度から3・5ポイント上昇し53・9%。事後の特定保健指導実施率も昨年度の16・8%から43・3%に上がっている。22年度は健診結果の個別説明会で生活改善を図ることとし、生活習慣病の重症化予防には何より「健診の受診が大切」と訴えていた。
【写真】 商店会の呼び掛けで、講演会に多くの町民が参加した
<>2010/3/10
2851<>2851.jpg<>東松島市、自主防災連絡協を設立―協力体制の充実を<> 東松島市自主防災組織連絡協議会の設立総会が8日、市コミュニティセンターで開かれた。有事に備えて、市内85団体が協力しながら、各自主防災組織活動の充実を図っていくことを確認した。
総会には、各自主防災組織の会長らが出席。規約や事業計画、役員選出などを協議した。市内各自主防災組織の会長で組織し、活動、協力体制の充実に向けて、情報交換などを行っていくことを承認。今後は、市防災リーダー研修会、県の防災指導員講習会などを実施していく。
記念講演として、東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センターの今村文彦教授が「チリ地震津波と津波避難行動調査結果報告」と題し講話。50年前のチリ地震津波と先月の津波を解説し、迅速な避難行動を呼び掛けた。
会長を除く役員は次の通り(かっこ内は地区・行政区、敬称略)。
▽会長=渡邊勝(赤井・寺)▽副会長=大崎孝二(大塩・裏一)今野勝彦(小野・川下)▽幹事=茄子川昌央(矢本東・関の内一)佐藤英治(同・作田浦)鎌田勇紀(矢本西・河戸)八木繁次(同・鹿妻)下山二郎(大曲・大曲浜)菊池和夫(同・横沼二)齊藤穎喜(赤井・柳上下)阿部勝也(大塩・表)片岡健治(小野・小野下)志野次雄(野蒜・新町)木島照男(同・新東名南)小野輝悦(宮戸・大浜)鈴木善典(同・月浜)
【写真】 自主防災組織の会長らが出席し設立総会が開かれた
<>2010/3/10
2850<>2850.jpg<>離島フェア盛大に開催…石巻、女川など県内9島参加<> みやぎの離島フェアが6、7日、仙台市青葉区のクリスロード商店街で開かれた。ステージイベントや特産品が当たる抽選会を通じ、石巻市の網地島や田代島をはじめとした9つの島の魅力をアピールした。
石巻市から県漁協網地島支所と田代島やろう会、女川町出島・江島の離島航路を運航するシーパル女川汽船梶A金華山航路の潮プランニングをはじめ、気仙沼市大島の地区振興協議会と観光協会、塩竈市の浦戸振興協議会が参加した。
各ブースでは、ワカメなどの特産品が販売されたほか、大島名物のサケの三平汁が無料で振る舞われた。また、手づくりの塩「網地塩(あじしお)」を無料で配ったほか、田代島のネコの写真パネルなどを展示。多くの客が足を止めていた。
ステージでは、県内で活躍するお笑いコンビのハンプティダンプティや「網地島慕情」で知られるシンガーソングライターの齋藤惣一郎さん、気仙沼市在住の歌手・熊谷育美さんのライブがあった。
石巻市、気仙沼市、塩釜市、女川町で構成する県離島振興協議会が、仙台圏にターゲットをしぼって島に客を呼び込もうと開催。津波被害の影響も心配されたが、「津波に負けない」のロゴを掲示して盛り上げた。
【写真】 抽選会やステージライブなどで島をPR
<>2010/3/9
2849<>2849.jpg<>津波で砂が堆積…東松島市・潜ケ浦水道 被害額は7000万円<> 東松島市の潜ケ浦水道=野蒜海岸南端=に砂が堆積し、漁船の航行に大きな支障が出ている。漁業者は「チリ地震による津波で砂が一気に堆積した」との見方を強めており、8日に現地調査した県と市は海底が見えるまで浅くなっていることを確認。同様被害は鳴瀬川河口でも見られ、市は砂の堆積による掘削費などを含め約7000万円の想定被害額を算出した。
調査は県と市、県漁協鳴瀬支所の担当者ら約20人で実施し、漁船を出して水面から深さを計測した。干潮時で水深は1・2メートル前後のところが多く、調査していた4トン級の漁船も場所によっては船底をこする状態。
同支所の渡辺茂運営委員は「潮位によっては船が動かせない日も出てきそうだ。何らかの対策を講じてほしい」と不安をのぞかせた。
付近を流れる松ケ島水道は平成19年に台風の影響で完全に埋没した経過があり、潜ケ浦水道付近も砂が堆積しやすい場所。同鳴瀬支所によるとチリ地震による津波の後に砂が急速に増えたという。県石巻港湾事務所は「本庁に状況を説明し、これから何が出来るのかを市や関係団体と一緒に協議したい」と話していた。
【写真】 水面からの深さを計測した(東松島市の潜ケ浦水道で)
<>2010/3/9
2848<>2848.jpg<>83年の歴史に幕…飯野川高校で最後の卒業式<> 今月末で閉校する飯野川高校(庄司伸一校長)で6日、最後の卒業式と閉校式が開かれた。3年生45人が卒業証書を受け取り、学校生活を振り返るとともに、社会での飛躍を誓った。地域に貢献する人材育成を目標に掲げ実践してきた同校。閉校式では、出席した同窓生らが83年の歴史に幕を下ろす母校との別れを惜しみ、思い出を心に刻みつけた。
卒業式では、庄司校長が普通科31人、生活福祉科14人に卒業証書を手渡し、「歴史と伝統のある飯野川高校の最後の卒業生であることの自信と誇りを持ってそれぞれの道を歩んでほしい」と式辞。卒業生が家族に向けて合唱を披露し、「ありがとうございました」と感謝した。
閉校式には、同校卒業生、同窓生、保護者、教職員ら約300人が出席した。同校の閉校に伴い、石巻北高の分校に移籍する十三浜校の生徒も参加。県教育委員会の小林伸一教育長、庄司校長のあいさつの後、小林教育長に校旗が返納された。
生徒代表の言葉では、遠藤誠さんが「飯野川高校で過ごせてとても幸せでした。閉校することは胸のつぶれるような思い。最後の卒業生であることに誇りを持って、社会に羽ばたいていく」と決意。十三浜校の立花梢さん=3年=は「十三浜校の思いやりあふれる伝統を礎とし、一歩一歩努力を重ね、新しい伝統を築き上げることを約束します」と誓った。
式終了後は、校歌を刻んだ記念碑の除幕が行われた。校舎昇降口前に校訓の碑と並べて建立され、生徒や同窓会の代表が除幕した。
飯野川高は、昭和2年4月、飯野川町立実科高等女学校として開校。24年4月に男女共学制に移行した。生徒数の減少などにより、20年度に生徒の募集が停止となった。これまでの卒業生は1万1582人(十三浜校を含む)。
【写真】 最後の卒業生45人が保護者に向けて合唱を披露した(卒業式で)
<>2010/3/8
2847<>2847.jpg<>新しいまちの顔オープン…石巻市役所新庁舎、業務開始で門出祝う<> 石巻市役所新庁舎=石巻市穀町14の1=での窓口業務などが8日、スタートした。週末の引っ越し作業を無事に終え、2、3階に入った21部署の職員たちは新年度を前に心機一転。新しい職場での仕事に張り切って取り組み、市民ら来庁者を笑顔で迎えた。2週間後の23日には市長室や議場など4階以上の機能も完全に移行し、石巻市の行政拠点となる。
8日は午前8時15分から北口玄関で業務開始式が行われた。花火も打ち上げられ、門出を祝った。
市議会議員、各部、課長らが見守る中、亀山紘市長、阿部仁州市議会議長と観光PRキャラクターのいしぴょん、いしぴぃがテープカット。亀山市長は「新しい駅前の顔となる新庁舎での業務がスタートする。訪れた市民には、ぜひ親切で丁寧な対応をして、市民サービス向上に努めてほしい」と職員に呼び掛けた。阿部議長は「皆さんとともにきょうを迎えられたのは、感無量。この日を忘れず、仕事に励んでほしい」と祝辞を述べた。
エスカレーターを上がって2階は市民課、福祉関係課など、3階は税務関連の課が入っている。年度末で転出入が多い時期でもあり、この日も朝から大勢の市民が来庁した。
届出第1号は、婚姻届を出した会社員、永松崇信さん(33)と知恵子さん(31)のカップル。大勢の報道陣に囲まれた崇信さんは、戸惑いながら「以前からきょう入籍することを決めていたが、せっかくなら一番乗りしようと8時ごろ来ました。新庁舎と一緒に人生の新しいスタートを踏み出せるのは、うれしい」と笑顔で語っていた。
新庁舎の電話番号はこれまで通り95―1111。先行移動した部署も同番号で呼び出される。
【写真】 業務開始を前にテープカット。市民念願の新庁舎完成を祝った
<>2010/3/8
2846<>2846.jpg<>障碍児と共に歩む会、10年の節目を祝う<> 知的障害児とその保護者の支援組織「障碍(がい)児と共に歩む会」の設立10周年記念式典が7日、石巻グランドホテルで開かれた。会員と石巻地方の福祉関係者ら約90人が集まり、節目を祝うとともに今後の活動への誓いを新たにした。
実行委(池田憲彦委員長)の主催。同会は、石巻市の小児科医の故・堺一男医師が、障害を持つ母親の相談を受けていたのがきっかけで、平成10年に発足。これまで、育児や教育に関する相談のほか、子どもたちに習字やちぎり絵などを体験させる「カルチャースクール」などの活動を実施している。
開会に先立ち、出席者全員で先月、逝去した堺医師に黙とうをささげた。池田委員長は「さまざまな人の支援で10年間やってこられた。今後もなお一層の支援をお願いしたい」とあいさつ。来賓の亀山紘石巻市長は「長年にわたって障害者福祉に貢献してきたことに感謝したい」とこれまでの活動への謝辞を述べた。
このほか、さかいたけお赤ちゃんこどもクリニック=仙台市=の堺武男院長が「難病キャンプを通じて学ぶ障害者支援のあり方」と題し講演した。
【写真】 10年の節目を祝った記念式典
<>2010/3/8
2845<>2845.jpg<>8日の業務開始スタンバイ…石巻市新庁舎 移転作業 順調に進む<> 石巻市役所の第1次移転作業が5日夕方から始まった。市民課、税務各課など市民窓口を中心に新庁舎2、3階に入る21部署(約380人分)の荷物の搬出搬入は順調で、予定より早いペースとなっている。6日午前中には、一部のパソコンセットアップも終了した。このまま進めば、予定通り8日から業務スタートとなる見通し。同日午前8時15分から開始式とテープカットを行い、新庁舎の完成を祝う。
現庁舎の移転作業は窓口業務が終了した5日午後5時半過ぎから始まり、担当課職員が総出でダンボール箱に書類を詰め込んだ。市民課だけで約700箱を数えた。
個人情報などが書かれた重要書類は現金輸送と同じ要領で特別な輸送態勢を敷き、万全を期した。それ以外の書類は分類しながらダンボールに入れ、庁舎前に停めた運送会社の大型トラックに積み込んでいた。
市民課の久保智光課長補佐は「この職場でほめられたことも、怒られたこともすべて思い出。移転で何もかも初めてとなるが、市民サービスの向上に努めていきたい」と意気込んでいた。資産税課の保理裕宣主幹は「感慨深いが、これから新しい歴史が始まる」と話していた。
一方、新庁舎では、各課の搬入責任者が運び込まれた荷物を確認していった。新庁舎建設推進室によると、作業はスムーズで当初予定より数時間早く進んでいるという。パソコンが使えるようになった部署から、室内に荷物を運んだ。
第1次移転で運んだダンボールは約6000個。他にロッカーなどの備品もある。搬出入は業者がトラック5台で現・新庁舎間をピストン輸送して6日夕方まで行う。
【写真】 新庁舎では各課のパソコンをつなぐ作業も順調に進んでいる(6日午前11時40分ごろ)
<>2010/3/6
2844<>2844.jpg<>中学校で卒業式―自信持って新しい道へ<> 石巻地方の多くの中学校で6日、卒業式が行われた。在校生、保護者らが門出を祝い、卒業生は3年間通った学びやを巣立った。
このうち、石巻市立石巻中学校(新妻牧雄校長、生徒287人)でも同日、体育館で卒業式が開かれ、卒業生114人が希望と学校での思い出を胸に、新たな一歩を踏み出した。
式では、新妻校長が卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡し、「夢は人生を豊かにするエネルギーとなる。実現に向けて努力していくことが、人を美しく磨いていく。自信を持ってこれからの新しい道に進んでほしい」とはなむけの言葉を贈った。父母教師会の高城裕行会長が祝辞を述べた。
在校生を代表して畠山英久さん=2年=が送辞。卒業生代表の伊勢万梨乃さんが感謝の気持ちを伝えるとともに、夢に向かって力強く歩いていく決意を語った。
【写真】 卒業生一人ひとりに卒業証書が贈られた(石巻中学校で)
<>2010/3/6
2843<>2843.jpg<>ほーぷす新装開店<> 石巻専修大学の学生たちが石巻市中心部の空き店舗を活用して運営していたチャレンジショップが6日、移転新装オープンした。アイトピア通りの旧河合楽器跡の「アンテナ・ジュースカフェ ほーぷす」で、これまでのジュース、物産品販売に加えてギャラリーなども開設。まちなかににぎわいと憩いの場を提供する。
新ほーぷすは、(株)街づくりまんぼうと同大学、石巻市、石巻商工会議所、石巻信用金庫による産学官連携事業。これまで通り、李東勲准教授のゼミナールの学生たちが担当する。1階は農産物や水産加工品などの地場産品を中心としたショップ、2階はゆっくりコーヒーやジュースを飲みながらくつろげる喫茶室、3階はまちなか実験室やギャラリーとして活用できる。
喫茶室では、金華さばを使った金華サンドなどのオリジナルメニューもある。初日は、新2年生と新3年生の約20人が接客に当たり、手づくりのジュース、軽食を訪れた人たちに提供していた。
【写真】 地場産品なども多くそろえた新ほーぷす
<>2010/3/6
2842<>2842.jpg<>田代島「ねこ型ロッジ」に…応募196点から名称決まる<> 石巻市が公募した田代島マンガアイランド・ロッジの5棟の名称が決まった。総称は「ねこ型ロッジ」で、各棟も特徴をとらえた名前となった。新年度に新ロッジ3棟がオープン。市は猫の島・田代島ブーム≠ノ乗って、利用増を期待している。
今年1月4―29日までの募集期間中、石巻市内を中心に県内外の71人から196点の応募があった。2月19日に開いた石巻市マンガアイランドロッジネーミング選考会(5人)では、覚えやすさ、全体のバランスなどをポイントに協議。
その結果、ロッジの総称は石巻市立荻浜小学校6年の阿部佳亜奈さんの「ねこ型ロッジ」、漫画家のちばてつやさんによる既存施設は東松島市の公務員、黒沼千里さんの「しろ」、同里中満智子さんの施設は、石巻市の会社員、高橋正子さんの「しま」に決まった。
また里中ロッジを小型化して22年度にオープンする施設は「どら」(石巻市立大谷地小学校1年、山内大樹さん)、「みけ」(石巻市立北村小学校2年、山田萌華さん)、「ちび」(「しろ」と同じ黒沼さん)となった。入賞者全員に賞状と副賞として新ロッジの無料宿泊券1泊分が贈られる。
ロッジは毎年4月1日から10月31日までオープンしている。
【写真】 「しま」と名付けられた里中満智子さんデザインのロッジ
<>2010/3/5
2841<>2841.jpg<>団体で2年連続最優秀、鈴木さんは全国大会へ<> 米などの等級を格付けする検査員の「第8回宮城県JA農産物鑑定競技会」が先月、仙台市のJAビル宮城で開かれ、JAいしのまきが団体部門で2年連続となる最優秀賞に輝いた。メンバーは前回と入れ替っており、全員が高い適正率と公正な鑑定基準を備えていることを証明した。
農産物検査の完全民営化に伴い、登録検査機関となっている県内15農協で構成する農産物検査協議会が、鑑定管理の維持・向上のための年1回開催している競技会。12農協から約60人が参加した。JAいしのまきからは検査課の高橋彰さん(43)をはじめ、営農販売部の鈴木啓悦さん(32)、狩野隆宏さん(36)、佐々木康さん(45)、須藤幸則さん(37)の5人が選抜された。
競技は制限時間内に玄米(うるち、もち)、大麦、小麦、大豆の計70点を鑑定。形質や被害粒の有無などを見ていき、1−2級、規格外を格付けする。5人の平均適正率は2位に2・3ポイント差の92・8%で、高橋さんと鈴木さんは93・6%の適正率で優秀賞を受賞した。このうち鈴木さんは玄米鑑定2位で、全国大会(12日、千葉県)に県代表の1人として出場する。
JAいしのまきの検査員は46人。独自に研修会を開いて鑑定技術を磨いているという。高橋さんは「5人それぞれが力を出した結果。米などは等級の格付けで値段が決まるため、生産者や流通への信頼の証明になる」と胸を張った。全国大会に出場する鈴木さんも「石巻、宮城の代表として、上位に入賞したい」と意気込んでいる。
【写真】 高い鑑定技術を証明したJAいしのまきのメンバー。前列左から高橋さん、佐々木さん、鈴木さん、後列は左が狩野さん、右が須藤さん
<>2010/3/5
2840<>2840.jpg<>中心市街地に賑わいを…マンガロード再生事業、新モニュメントも<> (株)街づくりまんぼうによるマンガロード整備拡充事業で、新たなマンガモニュメントの設置作業が中心市街地で行われており、次々と増設される石ノ森キャラクターに市民らが関心を寄せている。本年度中に整備予定の空き店舗を活用した休憩所設置事業と併せ、人が集う魅力ある空間づくりを目指していく。
マンガロード整備は石巻市が進める中心市街地活性化基本計画の一環。中心市街地の各通りを「サイボーグ009ストリート」、「ヒーローストリート」などと名付け、石ノ森キャラクターのモニュメントの再配置と増設工事が行われている。
計画では平成13年に設置したサイボーグ009やロボコンなど既存のモニュメントを各通りのストーリー性に合わせて移設。老朽化した案内板など一部設備も修繕している。
新たに加えられるのは石巻商工会議所前のアカレンジャー、市役所新庁舎前の仮面ライダーV3など11体。今月中旬ごろまでに全体工事を終了する予定という。
また、マンガロード計画とともに同社が事業主体となる「まちなか元気・賑わい創出事業」も順調に進んでいる。2つの空き店舗を使用し、市民が気軽に集える施設を中心市街地に設けることが目的だ。
6日にはアイトピアの旧河合楽器跡にアンテナ・ジュースカフェ「ほーぷす」がオープン。石巻専修大学生が昨年10月に中央3丁目に開店したHope’s(ホープス)を改称して移設する。
1階は地場産品販売、2階を展望喫茶、3階はまちなか実験室・ギャラリーとして活用。第1弾イベントとして、14日には子どもと来場すれば無料で玩具修理を行う「おもちゃびょういん・ひまわり」を開催する。
このほか、市役所通りには16日に買い物客用のトイレと休憩、交流の場とする「坂下でほっとひといき・なごみ庵」が開店する予定。当日はオープニングセレモニーを盛大に繰り広げるという。
街づくりまんぼうの板橋一男社長は「石巻市役所新庁舎を中心に街ににぎわいを出せるよう、事業会社として取り組んでいく」と話していた。
【写真】 石巻商工会議所前に新たに設置されたアカレンジャーのモニュメント
<>2010/3/4
2839<>2839.jpg<>新庁舎に備品搬入―2、3階受け入れ体制万全<> 石巻市は、4日までに市役所新庁舎の2、3階部分に机やロッカー、いすなどの備品を搬入した。総務部新庁舎建設推進室の瀬戸信市次長は「備品配置は順調。5日夜からの移転に支障がないように進めたい」と話していた。
市民課や納税課、介護保険課、子育て支援課など市民の利用度が高い2、3階部分の備品はすべて新品。案内表示は壁や天井からのつり下げで分かりやすく示しており、迷わず窓口に行けるように配慮した。
カウンターに置かれた課名表記版には日本語と英語、韓国語、中国語の4か国語で表記した。市観光PRキャラクターの「いしぴょん」もプリントし、親しみを与えている。
【写真】 いすや机などが配置された新庁舎2階
<>2010/3/4
2838<>2838.jpg<>33人が看護の道へ…准看護学校・卒業式<> 石巻市医師会付属准看護学校の平成21年度卒業式が3日、同市鋳銭場の同校で開かれた。第56回生33人が巣立ちの時を迎え、准看護師としての第一歩を踏み出した。
この日は卒業生や在校生、教職員、保護者ら約100人が出席。佐藤清壽校長が一人ひとりに卒業証書を手渡し「家族や周囲の人に感謝を忘れないでほしい。看護師になって良かったと思える毎日を過ごせるよう努めてください」と激励した。
在校生を代表し白鳥千鶴子さんは「学校で学んだ精神をもって、病んでいるすべての人に看護の手を差し伸べてほしい」と送辞。卒業生代表の土井真紀さんは答辞で「私たちが新たな道を進む上で母校はいつも道しるべとなる。さらなる発展を願っている」と述べた。
式の最後には卒業生全員でステージに立ち、各教職員に向かって感謝の言葉を送ったほか、歌もプレゼント。慣れ親しんだ学舎に感謝を込め、涙を流しながら歌う卒業生の姿もあった。
今後、卒業生たちは高等看護学校などに進学するほか、石巻地方を中心として県内の医療現場で准看護師として働いていく。
【写真】 卒業生が感謝を込めた歌をプレゼントした
<>2010/3/4
2837<>2837.jpg<>津波漁業被害は億単位の見通し…石巻市は対策本部設置<> 「3年前の低気圧被害どころではない。漁業者は生活できなくなる」―。2月28日のチリ地震による大津波で、石巻地方の多くの漁業施設は打撃を受けた。とくにカキやワカメ養殖の被害は大きく、地域によっては来季分まで全滅状態となっている。石巻市は2日夕、「2・28チリ地震津波被害対策本部」(本部長・亀山紘市長)を設置。被害の実態調査を進めるとともに、被災した漁業者への支援などに取り組むこととした。
宮城県漁業協同組合(阿部力太郎代表理事理事長)が石巻市内各支所から2日までに受けた報告によると、調査対象の14支所中8支所で被災した。とくに大きいのは、表浜と荻浜湾の一部地区。カキ、ワカメなどのいかだが数十台も団子状に絡まり合い、まったく使い物にならない状態という。
平成18年10月6日の低気圧で石巻市内の水産被害は約17億円、このうち水産物は10億円にのぼったが、県漁協は「今回はその比ではない」とみる。カキ、ノリ、ワカメ、ホタテといった主要な養殖魚介類は県全体で年間200億円となるが、このうち7割近くが石巻産。その多くが被害を受けた。
県漁協が懸念するのは、高齢化が進む各浜の漁業者が、今回をきっかけに仕事を辞めてしまうこと。「50年前のチリ地震津波の時は、被害を受けてもそれを乗り切る意気込みがあった。今は復旧にてこ入れしても、再開する意欲が出ないのではないか」(船渡隆平専務理事)。漁業離れに拍車が掛からないよう、行政による生活支援などを求めている。
◇亀山市長が現地視察◇
石巻市の亀山市長は3日午前、市内の牡鹿半島南側地区の県漁協表浜、石巻市東部、石巻地区の各支所を訪れ、養殖施設の被害状況を調査した。このうち東部支所では、船に乗り狐崎浜沖合いのカキ養殖場の被害を確認した。
損壊した養殖設備を目の当たりにした亀山市長は「波のエネルギーと被害の大きさを改めて実感した。現段階では被害額は分からないが、状況を早期に把握して対策を考えたい」と話していた。
カキ棚1台の価格は約200万円。一般的に100メートルの長さにカキが付いた360本のロープが垂下している。今回の被害は津波で海底アンカーにつながるロープが切れ、多くのカキ棚が流されたことが原因とみられている。絡んだ際にぶつかり合ったことで、出荷直前の2年物のカキはほとんど落下し、来年以降の水揚げ用も少なからず被害を受けている状況だ。
被害から3日目を迎え漁業者は懸命に復旧作業を行っているが、一部では5―6台の養殖棚が複雑に絡んで、手が付けられないカキ棚もあるという。
狐崎浜で約40年にわたり、カキ養殖業を営む今野実さん(67)は所有している6台のうち3台が全滅した。「これから出荷する分を失ってしまった。ほとんどの漁業者が組合から資金を借り入れている苦しい状況の中、今回の津波は厳しすぎる」と語っていた。
【写真】 船上で漁業者の話を聞く亀山市長<>2010/3/3
2836<>2836.jpg<>学習意欲育む環境づくり…石巻市教委が家庭用リーフレットを配布<> 石巻市教育委員会は、家庭学習や生活習慣づくりに関する家庭用リーフレット「家庭学習と生活習慣5つのトライ!『い・し・の・ま・き』」を保護者や教職員に配布している。平成21年度全国学力・学習状況調査の結果を踏えまて作成。親子の対話の大切さや生活リズムの見直しなど、家庭と一体となった子どもの学習意欲を育む環境づくりを呼び掛けている。
小学6年生と中学3年生を対象に行われた全国学力テストでは、国語と算数(数学)の教科に関する正答率のほか、生活習慣の様子と学習状況について調査。生活習慣などを問う調査では、県平均と比べ、テレビやDVDなどの視聴時間が長いほか、読書時間や授業の予習時間、家庭での親子の会話が少なくなっている。一方で、算数(数学)の学習を普段の生活で活用しようと考える児童生徒、国語の勉強が好きと答える子どもは県平均を上回っている。
これらの点を踏まえ、市学力向上推進委員会で検討を重ね、リーフレットを作成。表紙には「いしのまき」の言葉に掛け、@いつも大切にしよう子どもとの対話A親しませよう読書の世界B伸ばそう身につけよう得意な分野C毎日続けさせよう家庭学習でパワーアップD規則正しく送らせよう生活リズムの習慣―の5項目を掲げている。
子どもとの対話では、まず話をしっかり聞くことの大切さを強調。子どものやる気を引き出すようにほめたり認める言葉を返すことを呼び掛ける。
読書の項目では、子どもに本を手にとらせるポイントを説明。生活リズムの習慣には、朝食を摂ることやゲーム、携帯電話の使用ルールを決めることをアドバイスする。
さらに、「家庭で学習意欲をはぐくむために」として、チェックリストも載せた。小学校低学年、中学年、高学年、中学生とポイントを区切り、ステップアップを促している。
配布対象は、市内の小学校43校、中学校23校の保護者と教職員。平成22年度の新入学児童の保護者、教職員合わせて約1万6000部を用意した。保護者懇談会などを通じて配布する。
本年度スタートした、児童生徒の学力向上策を検討する「石巻の学びステップアップ事業」の一環として実施した。
【写真】 各家庭に配布されたリーフレット
<>2010/3/3
2835<>2835.jpg<>楽しいひなまつり=c矢本はなぶさ幼稚園<> 3月3日は「桃の節句」―。女の子の健やかな成長を願い、ひな人形などを飾って祝う日本の伝統行事だ。東松島市の矢本はなぶさ幼稚園(稲富將夫園長・園児173人)では「ひな祭り会」が開かれ、園児たちが歌やお遊戯を繰り広げた。
この春から小学校に入学する年長児70人のお別れ会を兼ねて開いた。ひな壇飾りや園児手づくりのひな人形が並ぶホールでは、年少児がお遊戯、年中児は手話で歌を披露。保護者役員と全園児で「うれしいひなまつり」も合唱した。
「小学校に行っても頑張って下さいね」と年中児の励ましの言葉を受け、年長児はハンドベルで「翼をください」などを演奏し、息のあった音色を響かせた。同園はひな祭りに向け、紙コップや牛乳パックを使って親子でひな人形を作り、愛らしい作品が会場を彩っていた。
【写真】 ひな人形が飾られたステージでお遊戯を披露した(東松島市の矢本はなぶさ幼稚園で)
<>2010/3/3
2834<>2834.jpg<>オリジナル曲「いしぴょんず」完成…石巻フォークキャラバン制作<>○「いしぴょんず」歌詞○
1
おらほの町だよ石巻
みんなで楽しく石巻
どこでも行きますいしぴょんず
いしぴょん いしぴぃ めんこいな
いしぴょん いしぴぃ 遊ぼうよ
2
いしぴょん元気に石巻
いしぴぃ手を振り石巻
人気のマスコット いしぴょんず
いしぴょん いしぴぃ めんこいな
いしぴょん いしぴぃ 遊ぼうよ
3
自然も豊かな石巻
地元の名産石巻
魚を抱えていしぴょんず
いしぴょん いしぴぃ めんこいな
いしぴょん いしぴぃ 遊ぼうよ
4
イベント祭りだ石巻
ワッショイワッショイ石巻
幸せ届けるいしぴょんず
いしぴょん いしぴぃ めんこいな
いしぴょん いしぴぃ 遊ぼうよ
5
おらほさございん石巻
食彩、感動石巻
笑顔でもてなしいしぴょんず
いしぴょん いしぴぃ めんこいな
いしぴょん いしぴぃ 遊ぼうよ
地元フォークソンググループ「石巻フォークキャラバン」(飯田利道代表)が、石巻市のマスコットキャラクター「いしぴょん」と「いしぴぃ」をモチーフにした曲「いしぴょんず」を制作した。メンバーたちは、「石巻の人たちに気軽に歌ってほしい」と期待を寄せている。
「いしぴょんず」は4拍子のフォーク調で5番まで続く。さまざまなイベントで活動する「いしぴょん」と「いしぴぃ」のようすを歌詞に盛り込み、昨年10月に完成した。
作詞した矢口廣志さんは「簡単に石巻をアピールする詞。また、石巻地方の言葉を使い親しみ深い内容とした」と思いを語る。曲を作った飯田代表は「踊りやすく、口ずさみやすいメロディを心掛けた」と話す。
石巻フォークキャラバンは2月27日、石巻市鹿又の特別養護老人ホーム・花水木(遠藤早苗施設長)で開かれた演奏会で、「いしぴょんず」を含め、同グループのオリジナル曲や童謡約10曲を披露。参加した約40人は曲に合わせ手拍手を送ったりするなど、会場は終始、盛り上がりをみせていた。
「いしぴょんず」を聞いた佐々木卓さん(82)は「石巻の雰囲気が伝わります。情景が頭に浮かんできますね」と笑顔で印象を話していた。
メンバーたちは「今後も地域に根ざし、地元を盛り上げる活動を続けたい」と意欲をみせている。
オリジナル曲「いしぴょんず」は10日午後1時30分から稲井公民館で開かれる演奏会でも披露される予定。
【写真】 歌を披露する石巻フォークキャラバンのメンバー
<>2010/3/2
2833<>2833.jpg<>防火標語コンクール―特選に遠藤蓮汰さん(万石浦小5年)<> 春の火災予防運動初日の1日、石巻地区消防本部で「平成22年度石巻地区広域管内防火標語コンクール表彰式」が行われ、特選・入選者ら14人に表彰状が贈られた。標語は来年度に開催される火災予防イベントなどで活用される。
表彰式では土井正洋消防長が「火の用心の大切さが強く感じられる作品ばかり。将来を担う皆さんの思いをうれしく思う」とあいさつ。『火の手から家族を守る警報器』で、特選を受賞した万石浦小5年の遠藤蓮汰さんらに表彰状を手渡した。
標語コンクールは地域の火災予防啓発と青少年の健全育成を目的に昭和63年度から行われ、今年で22回目。今回は石巻地方56校の小学5年生から計1693点の応募があった。
特選以外の受賞者は次の通り。
▽入選=舟根瑠霞(向陽)櫻井奈央子(貞山)大山由人(石巻)飯塚青空(湊二)鈴木堅登(大川)阿部日向子(桃生)佐々木七彩(相川)菊池勇真(矢本東)中野亜美(広渕)安部祐太郎(浜市)阿部捺美(女川三)伊藤有里(雄勝)目黒ひかる(鮎川)
【写真】 遠藤さん(写真左)らに表彰状が贈られた
<>2010/3/2
2832<>2832.jpg<>思い出の学び舎巣立つ…石巻地方の高校で卒業式<> 石巻地方の高校で1日、卒業式が行われた。石巻市立女子高校(小黒秀紀校長、生徒571人)では、190人が進学や就職に希望を膨らませながら、思い出深い学び舎(や)を巣立っていった。
市女高の卒業式では、組ごとに卒業生の名前が読み上げられ、小黒校長から代表者へ卒業証書が授与された。小黒校長は「学びの場は学校に限らない。人生をよりよく生きるため、あらゆる場所で何歳になっても学び続けてほしい」と式辞した。
在校生を代表して丹野まどかさん(2年)が「市女高はこれから数年で変わっていきますが、教室から見える太平洋と同じく輝き続ける。伝統を受け継ぎたい」と送辞を述べると、卒業生代表の佐々木美香さんが後輩へ向け「困難を恐れず、自分のやりたいことをがんばってください」と答辞。さらに恩師や家族に感謝し、「市女高を誇りに思う」と語った。
1日はほとんどの高校で卒業式があり、河南高では石巻北高に名前が変わる前の最後の卒業生を送り出した。また、本年度で閉校の飯野川高は6日に卒業式と閉校式がある。
【写真】 石巻市女高では190人が卒業証書を手にした
<>2010/3/1
2831<>2831.jpg<>春の火災予防運動きょうからスタート…河北地区でパレード<> 春の火災予防運動が1日、全国一斉に始まった。7日までの期間中、石巻地方でも住民に「火の用心」を呼び掛ける行事が実施される。運動初日となった1日、石巻市河北地区では防火パレードが行われ、地元の消防団員や幼稚園児らが、火災予防などを訴えた。
パレードは、防火意識を高めようと運動に合わせ毎年、石巻市などが実施。河北消防署の一日消防署長・遠藤裕子さんのほか、河北幼稚園の園児ら約250人が参加した。
河北総合支所前で開かれた出発式で遠藤さんは「地域から火災を起こさないようにみんなで呼び掛け合いましょう」とあいさつ。石巻地区消防本部音楽隊を先頭に、子どもたちや消防車両6台が、飯野川商店街約1キロを練り歩いた。園児らは、拍子木を打ちながら、沿道に詰め掛けた住民に「火の用心、マッチ1本火事のもと」と大きな声でアピールしていた。
運動期間中の行事は次の通り。
◇3日▽石巻消防署管内防火ポスターコンクール表彰式(石巻地区消防本部、午後3時30分)
◇7日▽河南地区防火パレード(農村環境センター、午前7時30分)
【写真】 パレードで火災予防を呼び掛けた
<>2010/3/1
2830<>2830.jpg<>平成のチリ地震津波、石巻地方でも避難指示<> 南米チリで2月27日午後3時34分ごろに発生したマグニチュード8・8の巨大地震の影響で、気象庁は28日午前9時33分、石巻地方を含む太平洋沿岸に大津波警報を発令した。最大3メートルが予測されたため、海岸沿いに市街地を抱える石巻市、東松島市、女川町では3万3068世帯9万409人に避難指示を出した。津波は午後3時11分に女川町で第2波70センチを観測。この後も石巻市の河口部で大幅に水位が下がるなど変化が見られた。
石巻市は28日午前9時50分に亀山紘市長を本部長とする第1回災害対策本部会議を開催。その後、数回にわたり開き、状況をみながら住民対応などを決めていった。昼前には学校や公民館など全市83か所(このうち石巻地区は23か所)の避難所を開設。正午には防災無線で避難指示広報を実施した。対象は全市で2万8819世帯(7万8019人)。地区の内訳は▽石巻地区2万4768世帯(6万6586人)▽河北地区207世帯(735人)▽雄勝地区1572世帯(4577人)▽牡鹿地区1870世帯(4639人)▽北上地区402世帯(1482人)。このうち避難したのは午後2時現在雄勝地区1230人、石巻地区977人など全域で2739人。
昭和35年5月のチリ地震津波を体験している住民も多い石巻地方。28日午前の大津波警報発令を受けて、沿岸部の住民らは高台に避難するなど対応した。日和山公園には、正午を過ぎたころから次々と住民が集まってきた。午後1時ごろには1000人前後になり、周辺は車などで大渋滞した。また避難所となった門脇小には、午後1時20分現在、80人以上がおり、南浜町の男性(78)は「チリ地震津波の恐ろしさを知っているので、簡単な身の回りのものだけを持って急いで来た」と不安げな表情で話していた。
【写真】
日和山公園には、住民が1000人近く集まり、海の変化を不安げに観察していた(28日午後1時35分ごろ)
<>2010/2/28
2829<>2829.jpg<>北上町でアボヘボ、受験生の合格祈願<> 石巻市北上地区の伝統行事「アボヘボ」が27日、地区内にある釣石神社で行われた。地域住民が粟と稗の花や穂に見立てて製作した木製のお守りを境内に飾り、受験生の合格を祈った。
追波地区アボヘボの会(佐々木藤一郎会長)が主催した。この日は住民ら20人が釣石神社に集まり、カツノキを削って作った花や穂を一つずつ丁寧に竹に結びつけていった。
アボヘボは「粟穂稗穂(あわほ・ひえぼ)」の訛り言葉。40年ほど前までは豊作を願う旧暦の小正月行事として、各家庭で行われていた。
行事は時代の流れとともに衰退していたが、住民有志が平成12年に再開。「合格という花が咲き、受験生の努力に実が結ぶように」と願いを込め、受験の神様として知られる同神社の境内に公立高校合格発表の3月10日まで飾るという。
【写真】
地域住民らが製作したお守りを竹に結びつけた
<>2010/2/27
2828<>2828.jpg<>河南高生11人、危険物取扱者試験乙種全類に合格<> 河南高校(佐々木壽校長)の3年生男女11人が、今年1月までに実施された危険物取扱者試験で、乙種全類に合格を果たした。生徒たちは「試験勉強で学んだ“目標に向け努力する姿勢”をこれからも大切にしていきたい」と喜んでいる。
同資格試験は、消防試験研究センター=東京都=が実施しているもので、甲・乙・丙種に分けられる。乙種のみ危険物の種類によって1―6類に分類。全類に合格したことで、ガソリンや灯油などのほかにも、硝酸やニトログリセリンなどのさまざまな物質を取り扱うことが可能となる。
生徒たちは試験に向け、休日や放課後の補習授業に積極的に参加したほか、仲間同士で教え合ったりしながら、努力を続けてきた。
植木海渡さん(18)は「勉強は大変だったが、皆で助け合って乗り切った」と笑顔。指導に当たってきた太田康彦、佐藤洋両教諭は「11人はいずれも“合格したい”という思いが強く、補習授業を一度も休まなかった。頑張りをたたえたい」と評価。生徒たちは、仲間で助け合い達成した合格を胸に、春から新しい一歩を踏み出す。
合格者は次の通り。(敬称略)
越後博章、中村真弥、加茂苑佳、三浦健人、植木海渡、武山康平、永沼滉貴、沼倉宏晃、千葉泰史、佐藤裕輔、夷塚健
【写真】
合格を喜ぶ生徒たち<>2010/2/27
2827<>2827.jpg<>商店街の空き店舗活用…東松島市<> 市民交流や地域活動の拠点を担う「あったかいホール」のオープニングセレモニーが27日、東松島市矢本の同ホールで行われた。空き店舗を改修した中心市街地活性化事業であり、同日夜には第1弾イベントの「なべ鍋まつり」が開かれる。
セレモニーでは阿部秀保市長が「ホールを商店街の活性化と活力にするため、市民の知恵を集めて活用していく」とあいさつ。事業主体となるNPO東松島まちづくり応援団の櫻井武寛理事長は「展示や販売など多方面で活用できる施設。皆さんの協力で運営したい」と述べた。
アトラクションで鳴瀬鼓心太鼓の演奏ともちつきが行われ、旬菜市では地場野菜や加工品を格安販売。衣料品や雑貨、装飾品などが並ぶフリーマーケットは品定めをする市民でにぎわった。
交流ホールとなった空き店舗は旧大江家具店。改修を含めた総事業費は1400万円だが、財源の96%(1370万円)は国の地域商店街活性化補助金などで賄ったため、市の持ち出しは30万円。建物は鉄筋2階建てで延べ床面積は約800平方メートル。
年度内は人的整備を進めて3月末には、かご市を開催。平成22年度からの常時開館を目指していく。同応援団が事業主体となり、各種イベントの企画運営は異業種組織の「あった会」が行う。地場産品の直売やチャレンジショップの機能も設け、市民が気軽に利用できる施設づくりを進めていく。
【写真】
ホール完成を祝って記念イベント。フリーマーケットもにぎわった
<>2010/2/27
2826<>2826.jpg<>映画でまちづくり考える…「お菓子放浪記」で講演<> 石巻市中心商店街連絡協議会、石巻商工会議所、(株)まちづくりまんぼうの3者共催の講演会「映画でまちを元気に!石巻の新たな可能性を探る」が25日、石巻グランドホテルで開かれ、映画製作・配給を行うシネマとうほく=仙台市=代表取締役の鳥居明夫さんらが、石巻市を中心に撮影する「お菓子放浪記」(仮題)について語った。石巻出身の布施辰治(1880―1953年)弁護士の生涯を描いたドキュメンタリー映画の製作も行われており、鳥居さんは映画の製作や上映を応援する市民運動の盛り上がりが、地域振興につながることを訴えた。
鳥居さんのほか、元仙台青年会議所理事の横山栄子さんが講師を務めた。2人はお蔵入り映画であった岩手県一戸町が舞台の映画「待合室」の上映運動をきっかけに、地域が自ら上映活動を盛り上げる県民運動を展開。「人をつなぐ仕組みがつくれれば、まちが元気になり日本映画が変わる」と述べた。
また、鳥居さんは「お菓子放浪記」(仮題)について、「舞台を原作の広島県から宮城に変えたことで、住民が生まれ育った町に誇りを持ち、観光、地域の振興になる」と強調。せりふ付きの役を県内でオーデションすることや、JRとタイアップした上映会の企画を示し、「新しい石巻をつくるきっかけにしてほしい」と呼び掛けていた。
講演会は主催3団体の中心市街地活性化・コンセンサス形成事業。映画撮影がもたらすまちづくりの可能性を考える試み。
◇石巻応援する会、3月17日発会総会◇
「お菓子放浪記」(仮題)の市内ロケや上映運動を応援する市民団体の発会総会が3月17日午前10時から、石巻中央公民館で開かれる。
発会する組織は石巻「お菓子放浪記を応援する会」(発起人代表・浅野亨石巻商工会議所会頭)。亀山紘石巻市長らが名を連ねる発起人会が1月に立ち上がり、県組織に先駆けた応援組織の発足を準備してきた。
同映画は西村滋さんの自伝的同名小説が原作。天涯孤独の少年が、菓子への憧れを支えに戦時を生き抜く姿が描かれる。岡田劇場や北上川のヨシ原など、劇中の半分近くが石巻での撮影になるという。9月から撮影を開始し、来年6月公開予定。応援する会はエキストラ出演や制作費の支援、映画制作者への炊き出しなどを協力する。
【写真】 映画でのまちづくりを訴える鳥居さん(左)と横山さん
<>2010/2/26
2825<>2825.jpg<>全国優勝の石巻商業高珠算部3人たたえて石巻市が特別表彰<> 石巻市は25日、芸術文化やスポーツにおいて優秀な成績を収め、市民に感銘を与えたとして、全国大会で団体優勝した石巻商業高校珠算部の樋野博俊さん(3年)、森拓磨さん(2年)、佐藤未来さん(同)の3人を特別表彰した。3人は「また賞をいただけるように、これからも頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。
市長室で表彰式が開かれ、亀山紘市長が3人に表彰状とトロフィーを贈呈した。亀山市長は「すばらしい。目標に向かってこれからも頑張ってほしい」と活躍をたたえていた。部長を務めていた樋野さんは「これからも珠算を続け、商業高校の先生になって、石巻商業高に戻ってきたい」と語った。
3人は、昨年11月に大阪市で開かれた第58回全国計算競技大会に出場。11桁の見取り算や6桁×5桁の掛け算など7種目を行い、1チーム3人の合計得点で競う団体総合競技で頂点に輝いた。団体競技であるため、メンバー全員が全国トップレベルの実力であることが要求される大会で高得点を出し、石巻商業高校が見事優勝を果たした。
表彰を受け、3年生の樋野さんは「後輩たちが入部してきてからこれまで、3人で一緒に大会を頑張ってきた。最後の大会で優勝できて、いい思い出になった」と喜ぶ。後輩の森さん、佐藤さんはそれぞれ「この3人だったから優勝できた。一人ひとりが頑張ってきた成果が出せた。後輩たちと頑張っていきたい」「これからも大会で結果を残せるよう日々の練習を頑張りたい。また団体が組めるように、後輩の指導もしていきたい」と今後の活躍を誓った。
【写真】 石巻商業高珠算部3人が特別表彰された
<>2010/2/26
2824<>2824.jpg<>思い出の1ページに…ひばり幼稚園お別れ遠足<> 石巻市蛇田のひばり幼稚園(本田健二園長、園児258人)は25日、卒園前の恒例行事「お別れ遠足」を行った。年長児139人が毎日眺めている列車に乗り、園庭で見送りする年少・年中児に手を振り、思い出の1ページを作っていた。
年長児は、JR石巻駅から石巻線に乗り、電車で園の前を通過。園では、4歳児127人がポンポンを持って、3歳児54人は手首に星型のブレスレットをつけて、大きく手を振り、“お兄ちゃんお姉ちゃん”を見送った。
先生が発表会や運動会で年長児が演じた役の格好をしたり、舞台の大道具を配置するなど思い出の一場面を再現。保護者も駆けつけ、似顔絵を描いた手作りのメッセージボードを掲げ、卒園を祝った。
列車に乗った子どもたちは先生や年中・年少児の姿を見つけ、手を振って歓声に応えていた。その後、遠足で水辺の楽校を訪れ、ハクチョウの餌付けなどを行った。
年長組の園児たちの卒園記念に、日ごろ園から見ている列車から、園舎や園庭を眺め、「ここでしかできない思い出」を作ってもらおうと毎年実施している。今年で22回目。
【写真】 列車に乗っている年長児に園庭から手を振った
<>2010/2/26
2823<>2823.jpg<>女川高校 平成25年度で閉校…跡地に特別支援高等学園<> 県教委は25日までにまとめた県立高校将来構想の第1次実施計画(平成23―27年度)に、女川高校の平成26年3月末での閉校を盛り込んだ。跡地に軽度知的障害者向け特別支援学校の高等学園を整備し、同28度年に開設する予定。新将来構想は3月の県教委定例会で正式に決まる。
女川高校は、平成23年4月に入学する生徒を最後に、募集を停止する。有識者でつくる将来構想審議会は昨年9月、石巻地区で小規模化している高校は「再編を検討していく必要がある」と答申。市立高2校の統合が決まっているものの、中学校卒業生は平成32年までに約500人が減少し、11学級の削減が必要になることを示した。
同校は1学年4学級の普通高校として、昭和48年に前身の石巻高女川分校から独立開校。少子化とともに生徒数が減り、平成17年から1学年2学級の小規模再編対象校となっていた。町が建設し、県立に移管された経緯があり、町教委は「県教委の意向を尊重する。何らかの形で学校があるのはよい」という。将来構想は、23年から10年間の高校教育のあり方や再編方針を示したもので、第1次実施計画では、登米地区の上沼、米山、米谷工の3校も27年に統合する。
◇28年度に開設
女川高校の跡地には、9学級約70人規模の特別支援学校高等学園を新設。職業科を設け、周辺事業所などでの職業訓練などを行い自立を支援する。全県から募集するため、寄宿舎も設置予定。24―27年度で整備する。県教委が女川町と仙台市の2校の新設を県立特別支援学校教育環境整備計画の中に入れ、19日に発表。特別支援学校在り方検討委員会が昨年9月、県北東部に1校が必要と提言していた。
中学校の特別支援学級の充実に伴い、卒業後の受け皿が不足。岩沼と美里町の小牛田にある高等学園では出願者が増加しており、入学できなかった人が、本来重度の障害者が対象の支援学校に流れ、狭あい化する事態となっている。
◇石巻支援学校は増築
石巻支援学校(勝倉成紀校長)=石巻市蛇田=は22年度、高等部の狭あい化に対応するため、軽量鉄骨造2階建ての校舎12教室を増築する。3月中にも工事を開始し、10月までの使用開始を目指す。
増築する校舎は、現在の高等部校舎の西側(本校舎南側)に建築し、渡り廊下で結ぶ。グラウンド半分を占拠するかたちになり、今後遊具の配置の検討などを行う。また、来年度は全体での運動会を行わず、学部ごとに実施する方向。国の緊急補正予算を活用する。
同学校には、小学部から高等部まで約160人が通学。高等部は1―3年78人で、10学級と重複障害の5学級があり、学級当たりの定員は各8人、3人と決まっている。現在の高等部校舎は、3学級30人程度の規模で平成元年に完成した。その後学級数が増え、複数の学級を一緒にし、図書室、会議室も教室として使用。障害に応じた教育を行うのには、過密な環境という。
【写真】 平成26年3月末に閉校予定の女川高校
<>2010/2/25
2822<>2822.jpg<>子育て中の女性が対象―石巻で再就職準備セミナー<> 出産、育児、介護などのために退職した女性を対象とする「再就職準備セミナー」が24日、石巻公共職業安定所で開かれた。面接のポイントや心構えなど再就職のヒントを学んだ。
厚生労働省の委託事業を担う財団法人21世紀職業財団の主催。石巻市企画部男女共同参画推進室の共催。同安定所が後援した。
妊娠、出産、育児、介護などで仕事を退職し、現在は働けないが、将来再就職を希望している人を対象に開催。子どもが一定年齢に達したため再就職を希望する人に加え、最近は経済不況により配偶者の企業で給与や賞与の見直しが行われ、家計を助けようと仕事に就こうとする女性も増えているという。
同日は、子育て中の30歳代を中心に石巻市の女性約10人が参加。セミナーでは、同財団宮城事務所の再チャレンジサポートコンサルタントの阿部登志子さんが、再就職準備のポイントについて講話した。
阿部さんは「再就職をする上で不安があると行動が固くなる。解消するために、まず準備を行うこと」と強調。自分の経験をアピールするため、これまでの仕事への理解が不可欠とし、勤務内容を具体的に書き出して整理することを提案した。
また、「採用はひとつのゴールだが、会社に入ってからが大切。高いところに一気に行こうとせず、ステップアップしていきましょう」と呼び掛けた。
同安定所の利用法や面接対処法に関する講話も行われた。
同財団宮城事務所の加藤邦男課長は「仕事へのブランクがあり、託児や保育所の申し込みで半年から1、2年の準備期間を持つ人が多い。仕事選びに何を優先するか考え、しっかりと準備してほしい」と話していた。
【写真】 再就職に必要な準備に理解を深めた
<>2010/2/25
2821<>2821.jpg<>石巻地方を紹介…「魅力満載展」イオンSCで3月1日まで<> 石巻地方の風景や特産物を写真や絵手紙などで紹介する「いしのまき魅力満載展」が23日から、石巻市蛇田のイオン石巻ショッピングセンターで開かれている。3月1日まで。
石巻市などでつくる実行委の主催。この作品展は、平成20年度に選定された「これぞ石巻100選」を題材にした作品コンクールで入選した作品を並べた。会場には、日和山から見下ろした太平洋やクジラを水揚げする様子などを撮影した写真など約50点が展示され、市民の目を楽しませている。
同作品展は、多くの人に石巻地方の魅力を認識してもらいたいと実施した。すでに仙台市内で開催されたほか、東京都内(3月5―17日)でも開かれる予定だ。
【写真】 石巻地方を写真などで紹介している
<>2010/2/24
2820<>2820.jpg<>石巻市が中心市宣言…魅力あふれる圏域形成へ<> 石巻市の亀山紘市長は23日、市議会全員協議会で定住自立圏構想の中心市宣言を行った。「魅力あふれる石巻圏域の将来のために」をテーマにした宣言文を読み上げ、「個々の地域が個性を発揮し、安心して暮らし続けることができる圏域形成を目指す」と述べた。これを受けて石巻市、東松島市、女川町の2市1町は今後、(仮称)石巻圏域定住自治圏推進協議会を設置し、それぞれの役割などを明確化。協定締結などを経て、23年3月中には指針となる共生ビジョンを策定、公表する予定。
定住自立圏構想は、地方の人口流出に歯止めをかけようと国が進める施策に基づくもの。生活に必要な機能、経済基盤の確保のため広域で協力連携しあい、自立できる地域形成を目指す。
亀山市長は、石巻地方の市町がこれまで広域的課題に一体となって取り組んできた経緯、住民の生活行動の結びつきなどを説明。一方で、2市1町が共通問題としている人口減による活力低下、医療機関の医師不足、地域コミュニティ機能の低下などを挙げ、現状打破のためにも、一層の広域連携強化の重要性を指摘した。
中心市宣言は議決を要するものでないため、本会議終了後の全協の場で行われた。「魅力的な石巻圏域定住自立圏の形成を目指し、その役割と責務を十分に認識し、中心市として地域全体の発展のために尽力していくことを宣言します」と結んだ時、議員から拍手が起きた。
今後は、中心市の石巻市が周辺市町村である東松島市、女川町とそれぞれ結ぶ定住自立圏形成協定の内容や、共生ビジョンについて検討する推進協議会を4月下旬に設置。協定締結の関連議案は6月、9月議会に上程する。それを経て住民代表らも加えた共生ビジョン懇談会を発足。将来像や具体的な取り組みなどを決める。
共生ビジョン策定後、石巻市に4000万円、東松島市、女川町に各1000万円程度の国からの特別交付金が措置されるなどメリットがある。
【写真】 「安心して暮らせる圏域を形成する」と宣言文を読み上げた亀山市長
<>2010/2/24
2819<>2819.jpg<>現議場でラストコンサート<> 第9回石巻市議会議場コンサート「虹色のコンサート」が23日に開かれた。議場を開放して市民の身近な存在にしようと、定例会の開会日に開催している。現庁舎で最後となるこの日は琴城流大正琴石巻支部(鈴木琴和喜代表)が出演し、美しい音色を響かせた。
演奏曲は「酒と泪と男と女」「涙そうそう」など、半世紀以上も議論の場として活用されてきた議場との別れを惜しむようなものが続き、最後は「また逢う日まで」。議席や傍聴席に座った市民らもリズムをとるなどして聞き入っていた。
新庁舎移転後もコンサートを継続させるかは、議員で組織する実行委員会で今後、決めるという。
【写真】 大正琴の音色を響かせた議場コンサート
<>2010/2/24
2818<>2818.jpg<>石巻市役所新庁舎、改修工事ほぼ終了―窓口は3月8日から<> 石巻市は22日、石巻市議会と報道陣を対象に市役所新庁舎の視察会を開いた。改修工事はほぼ終わり、各窓口などが入る2―3階は3月5日夜間から引っ越し作業を行い、8日から業務開始となる予定だ。
2階は各種窓口や介護保険、子育て支援など市民窓口を中心とし、3階は納税や環境対策、観光など生活に密着したフロア。市民に関連が深い手続きや申請は低層階に集約した。
第2工事もほぼ終了段階に入っている。4階は総務部、企画部管轄の担当課が中心となり、市長、副市長室もこの階。5階は建設部と教育委員会が配置され、ガラス張りの展望フロアは市民開放スペースとなる。6階の議場は設計段階で平面な床か、ひな壇かでもめたが、最終的には従来型のひな壇で落ち着き、傍聴席は66席設けた。
6階には有償スペースの市民ギャラリーや市民ホールがあり、展示会や講演会などで活用できる。年末年始を除き、午前9時―午後9時まで市民向けに開放するという。
旧さくら野ビルを改修した新庁舎の総事業費は用地を含めて約29億円。4月3日には市民への披露も兼ねた移転記念式典を開く予定だ。総務部の植松博史理事は「窓口カウンターを低くし、壁を使わずオープンスペースにすることで市民の利便性を高めた。移転作業は市民サービスに影響がでないように進めていく」と話していた。
【写真】 市民窓口は利便性を考えてローカウンターを配置。表示も見やすくした(2階)
<>2010/2/23
2817<>2817.jpg<>石巻専修大学・相沢晋投手、学生野球協会から表彰<> 日本学生野球協会の第42回表彰選手に選ばれた石巻専修大学硬式野球部の相沢晋選手(経営学部4年)が22日、石巻市の亀山紘市長を表敬訪問した。相沢選手は「社会人野球で全国の大舞台を目指す」と決意を語った。
この日、相沢選手は石専大野球部の見形仁一監督らと市長室を訪れ、亀山市長に受賞を報告。連投でも落ちない球威と制球力で勝利を重ねていき、“鉄腕”と評された肩のトレーニング方法や普段の大学生活について歓談した。
亀山市長は「石巻地方の後輩たちの励みにもなる。素晴らしいこと」と今回の受賞を祝福し、今後の社会人野球での活躍にも期待を寄せた。
同表彰は学生野球では最高峰の栄誉といわれており、同協会(松前達郎会長)が毎年、全国の大学野球連盟と各県高校野球連盟の各1人に賞状と盾を贈っている。石専大野球部にとっては平成18年以来、2度目の受賞となった。
表彰を受けた相沢選手は新潟県立巻高校出身。身長は171センチと大学野球の投手としてはけっして大柄ではない体格で、主戦投手として活躍した。
昨年の南東北大学野球春季リーグ戦では、リーグ新記録の8勝を挙げて優勝に貢献。3年ぶり3回目の全国大会出場の原動力となった。このほか、ひたむきな練習態度など野球に取り組む姿勢も評価されたという。
【写真】 亀山市長に受賞の報告をする相沢投手(左)
<>2010/2/23
2816<>2816.jpg<>「作業の成果一堂に」…27日からイオン石巻共同実習所作品展<> 石巻市内中学校の特別支援学級に通う生徒が実習作業を行う「特別支援教育共同実習所」(三浦敏信所長、生徒338人)の第6回作品展が27日から、同市蛇田のイオン石巻ショッピングセンター2階で開かれる。三浦所長は「障害のある子どもたちのそれぞれの思いが込められた作品を、作る過程を想像しながら見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。3月9日まで。
同実習所は、市立住吉中学校に隣接する、障害のある中学生の社会的自立と職業教育の充実を図る場。平成20年度から対象の学校の範囲を広げ、旧市のみから旧6町を加えた。人数が増え、1教室での作業が難しいため、開所日を増やし2グループで実習している。
現在は、市内17中学校から38人が週2回実習所に通う。コンクリートブロック製作(男子のみ)、縫製、七宝焼き、陶芸、パソコンを使ったカレンダー作りを学んでいる。
「最初は皆自信がなかったが、他校の生徒との交わり、課題を完成させる喜びを知ったことで、伸び伸びと自分の考えを表せるようになった」と三浦所長。普段、中学校では少人数で授業を行うことが多い生徒たち。はじめは緊張していた生徒も次第に慣れ、作品も生き生きとしたものに変わってきたという。
作品展には、本年度に作った刺し子のランチョンマットや七宝焼きのキーホルダー、オーブン陶芸のマグネットなど約200点が並ぶ予定。観覧は、午前9時―午後10時(最終日は午後4時)。3月3日に展示作品の一部が入れ替わる。
【写真】 七宝焼きの実習作業に取り組む子どもたち
<>2010/2/23
2815<>2815.jpg<>市民ミュージカル上演―演劇のまち 足掛かりに<> 石巻市民ミュージカル「ツキを呼ぶ魔法の言葉」が21日、石巻市民会館で開かれた。一般公募で集まった市民約150人が役者などとして参加。観客たちは、地元色を交えた手作りの舞台を楽しんでいた。
ミュージカルは、常設の市民劇団設立の願いを込めて、「石巻市民劇団設立“祈念”公演実行委員会」(木村隆之委員長)が主催した。石巻市での市民ミュージカルは、平成12年に上演された「斉太郎物語」以来、9年ぶりとなる。出演者は昨年秋から、同市内でけいこを続けてきた。
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」は、原作者の五日市剛さんの体験を基にした内容。ストーリーは、不良少女・有紀が家庭教師・つよしと出会い、励ましを受けながら、新しい人生を切り開くようすを描いたもの。また、地元公演に当たり、随所に石巻地方の言葉を交えたり、石巻市内のかつての商店街の雰囲気を再現するなど、地域色も取り入れた。
公演は午前と午後の2回行われ、合わせて約1500人が来場。開場前には、同会館前に多くの市民が長い列を作るなど、関心の高さを示した。ステージでは約50人のキャストが、「ありがとう」や「感謝します」という日常使う言葉の大切さを芝居を通して訴えた。会場では、ハンカチで目頭を押さえながら舞台を見入る観客の姿も見られ、終演後には、会場から大きな拍手が送られていた。
家族、友人ら8人で来場した同市旭町の主婦、高島美紀さん(47)は「出演者一人ひとりが良い舞台にしようという思いが伝わって来て、とても素晴らしい作品だった。今後も市民の手でつくるミュージカルが見たいですね」と笑顔で語っていた。
演出を担当した三國裕子さんは「練習期間が半年間と短くはじめは『どうなるのか』と不安もあったが、『やり遂げる』という思いをみんなで共有し、この日を迎えられた」と話し、木村委員長は「これを足がかりにして、市民劇団の誕生につなげたい。演劇を通じて石巻を元気にしていきたい」と意欲をみせていた。
【写真】 観客に大きな感動を与えたミュージカル
<>2010/2/22
2814<>2814.jpg<>被災者目線で活動…3社協が災害VC訓練<> 大規模地震発生時に全国から訪れるボランティアを受け入れ、効果的に活動できるように対応するための災害ボランティアセンター(VC)設置訓練が21日、石巻専修大学で行われた。有事には広域での連携が不可欠なことから石巻市、東松島市、女川町の社会福祉協議会による初の合同訓練とした。ボランティアの受け付けから被災者のニーズ把握、派遣など一連の行動を通して、被災者目線の支援のあり方を確認した。
訓練は石巻市社協主催の災害ボランティアフォーラムに引き続いて行われ、2市1町社協と住民ボランティアら約80人が参加した。石巻全域に震度6強の大地震と6メートルの大津波が発生。災害VCを自動的に設置したとの想定で進めた。
大災害時には、全国各地から数千人規模のボランティアが被災地に訪れる。その受け付けと振り分けなどが地元の大きな仕事となる。一方で、家の片付けや介護者ケアなど被災者の多様な要望にどこまで応えるべきかも課題。訓練では、各社協職員が合同でボランティア受け付け、活動、被災者ニーズ調査、そして全般にわたる総務・情報・資材の4班を設置し、想定される課題について検討した。
津波被災地の住民が片付けを始めた場合、VCは自発的に行動すべきか、それとも依頼を受けて初めて動くべきか―とした共通テーマでは「安全性の確認がまず先。家屋全半壊などの危険な現場に派遣することはできない」「VCが支援することを事前に住民に周知されているか、どうかで対応も異なる」などさまざまな意見が出されていた。
【写真】 有事を想定して、どのように対応すべきかを話し合った
<>2010/2/22
2813<>2813.jpg<>“2”が5つ並んだ日…消印求め市民訪れる<> きょうは平成22年2月22日―日付に2が5つ並ぶ“ゾロ目”日となった。石巻地方の郵便局には、「珍しい日付を記念に残したい」と、消印を押してもらう人が朝から訪れていた。
石巻市南中里の石巻郵便局(長澤昭一局長)では、多くの住民が訪れて、日付が入った消印のほか、日和山や北上川などの石巻地方の景色がデザインされた「風景日附印」をはがきや切手を張った記念台紙に押してもらっていた。同局は「2が4つ並んだ今月2日よりも多くの人が訪れているようだ」と説明。
同市中里の横江照夫さん(73)は「はがきと記念台紙にスタンプを押してもらった。数字が並ぶ事はなかなかないので、大切にとっておきたいです」と話していた。
【写真】 記念の台紙などに消印を押した
<>2010/2/22
2812<>2812.jpg<>おいしいカキに舌鼓…オイスター・カフェ人気<> 旬のカキを格安で提供する「オイスター・カフェ」が19日、石巻駅前のロマン海遊21で開かれた。大勢の市民や観光客が訪れ、新鮮なカキを味わっていた。
石巻かきブランド化事業委員会、石巻観光協会が主催した。会場では殻つきの焼きガキが50円、カキ汁を250円、カキチャウダーは100円で限定販売。午前11時の開始前から多くの人が訪れ、約4時間後にはすべて売り切れた。
石巻市伊原津から訪れた星秀一さん(85)、とよ子さん(80)夫妻は「天気も良く、外で食べるとさらにおいしく感じる。埼玉や大阪にいる長男と長女に送ってやりたい」と話していた。
イベントは、全国2位を誇る宮城県内生産量の半数を占める、石巻産カキのおいしさを市民に知ってもらい、地域外にPRしてもらおうと、平成18年から毎年開催されている。
【写真】 焼きガキなど各コーナーに列ができた
<>2010/2/20
2811<>2811.jpg<>「もっと深く学びたい」…高大接続事業・単位認定証書を授与<> 石巻商業高校(若山壽之校長、生徒587人)と石巻専修大学(坂田隆学長)による「高大接続研究事業」の単位認定証書授与式が19日、同大学で行われた。大学生とともに講義を受け、単位を取得した商業生に認定証書が贈られた。
同事業は、高校3年生を対象とし、大学の講義室で大学生と一緒に専門的な知識に触れる機会を提供するもの。経営学部の「経営学総論T」「コンピュータシステム論」など前期2科目、後期7科目から選択。放課後に講義を受け、受講した44人のうち延べ27人が単位を取得した。
授与式では、栗山規矩経営学部長から前期、後期各1人の代表生徒が証書を受け取った。栗山学部長は「目標に向かって進んでいけば、必ず成果は出る。これからの活躍を期待したい」と激励。若山校長は「得がたい貴重な体験をした。経験したことを後輩にも伝えてほしい」と述べた。
受講生謝辞では、同大学に入学が決まっている邊見兼矢さん(18)が「高校では学べない専門的な知識が学べ、もっと深く知りたいと思った。大学では積極的に勉学に励み、資格取得を目標に頑張りたい」と語っていた。
同事業で取得した単位は、相互の履修単位として認められ、同大学に入学した場合は、大学の単位として加算される。
【写真】 代表生徒に単位認定書が手渡された
<>2010/2/20
2810<>2810.jpg<>地域の文化をつなぐ…広渕小「河南鹿嶋ばやし」<> 石巻市立広渕小学校(鈴木春夫校長、児童179人)では18日、広渕地区に伝わる河南鹿嶋ばやしの伝承式が行われた。
鹿嶋ばやしは、江戸時代の文政4(1821)年に大飢饉などに苦しみ、五穀豊穣や無病息災を願って始まったといわれている。保存会の協力を得て、平成元年から同校で伝承活動が行われ、4月の「河南鹿嶋ばやし山車まつり」などで披露している。
今年は6年生40人から5年生27人にバトンタッチ。6年生が学年最後となる力強い音色を響かせた後、5年生に「頑張ってください」と声を掛け、太鼓のバチや笛を手渡した。
5年生を代表して菊地健太郎さんが「協力してしっかりと鹿嶋ばやしを引き継いでいきます」。先輩から3か月間教わった成果を5年生全員で堂々と見せていた。
【写真】 鹿嶋ばやしを披露する5年生(広渕小学校で)
<>2010/2/19
2809<>2809.jpg<>浜っ子らしさを踊りに…荻浜小「ザ・ソーラン」<> 石巻市立荻浜小学校(松浦達夫校長、児童23人)では19日、学校に伝わる児童手づくりの舞踊劇「ザ・ソーラン」の引継式を開いた。
ソーランは、“浜っ子”らしい、新たな学校の伝統を作ろうと、13年前に児童と教職員が協力して創作したもの。ニシン漁を題材に、いがみ合っていた2つの浜の人々が、漁で嵐に遭い、協力して魚を取り、大漁を喜ぶストーリーで、全校児童が踊りと劇で表現する。振りや隊形は年ごとに工夫を加えている。
この日は、6年生2人が小学校最後の演舞を見せた後、大漁旗で作った着物と、ソーランの細かなポイントなどが書かれた秘伝書を託した。
6年生の励ましを受けて、1―5年生が大きな掛け声と力強い踊りでソーランを披露。最後は、新たに創作された踊りのみの「荻小ソーラン」を6年生も一緒に舞い、思い出を作っていた。
【写真】1―5年生が力強いソーランを踊った(荻浜小学校で)
<>2010/2/19
2808<>2808.jpg<>きょうは雨水…プリムラ鮮やかに咲く<> きょう19日は二十四節気の一つ雨水。雪が雨に変わり、雪が溶け始めるころとされる。暦の上では春の足音がひときわ近く感じられる時期。仙台管区気象台によると、同日朝石巻の最低気温は、平年より1度近く高い氷点下1・6度。3月上旬並の気温を観測した。
宮城県河南高校(佐々木壽校長、生徒594人)では、卒業式の会場を飾る花の栽培作業が最盛期を迎えている。ビニールハウスの中には赤やピンク、紫色などの花を付けたプリムラやサイネリア合わせて約2500鉢が並び、春の訪れを告げている。
室温が10度ほどに保たれ、甘く芳しいにおいが漂うハウスでは、農業科の生徒と教諭らが、枯れた葉を摘み取ったり、肥料を与えるなどの世話を行っている。
鉢植えは、卒業式や入学式の会場に彩りを添えたいと、石巻地方の幼稚園や小・中学校などからも注文が寄せられているといい、忙しさは入学式直前まで続く。
【写真】 色とりどりのプリムラが咲き誇る
<>2010/2/19
2807<>2807.jpg<>がん手術乗り越え患者と向き合う…大塚弓子さんが著書刊行<> 17歳、26歳と2度のがん手術を乗り越え、石巻赤十字病院でリンパ浮腫セラピストとしてがん患者と向き合う大塚弓子さん(31)=石巻市在住、秋田県出身=がこのほど、1冊の本を執筆した。その名も「ミラクルガール〜私はがんに負けない!〜」。ささいなことでも日常にミラクル(=奇跡)があふれているとして、同じ苦しみにさいなむ人たちに勇気を与えている。
◇リンパ浮腫を知ってほしい◇
リンパ浮腫とは、がん手術でリンパ節を切除することで手足にできるむくみ。治療法がないとされてきたが、マッサージで解消することができるという。大塚さんはセラピストとして患者の相談に応じ、1週間に約30人にマッサージを行う。
国内ではあまり理解がなく、石巻赤十字病院を除いて、保険が適用されないケースがほとんど。こういった現状に一石投じ、リンパ浮腫を多くの人に知ってもらおうと出版を決意。直接のきっかけはある患者の「主人公が死なないがんの話はないの」との言葉からだ。著書では自分のがん体験を振り返りつつ、難しい用語は避け、入院中の失恋も赤裸々に告白している。
◇がんと青春時代◇
秋田市で育った大塚さんが、初めて甲状腺がんを告知されて手術したのは、高校3年生の時。卒業後は郡山市のリハビリ学校を経て、医療関係の仕事に就きたいと仙台市の鍼灸専門学校に通った。しかし卒業式の翌日にがんの再発が分かり、またもや手術。その時の思いは「なぜ自分の進路を決める大切な時期に…」だった。
10代、20代と青春時代をがんと過ごしたことは逆に、自らを「がんと真っ向から向き合ってやろう」という気持ちにさせた。3か月間東京に通い、日本医療リンパドレナージ協会が認定するセラピストの資格を取得。出張専門のマッサージ治療院を始めた。
転機が訪れたのは平成19年。東北のリンパ浮腫セラピストが集まる会合で石巻赤十字病院の吉田昭彦乳腺外科部長と出会い、同院への勤務が決まった。現在は秋田市の総合病院でも2週間に1度相談業務を行っている。「がんを経験しているから、患者の気持ちが分かる」と大塚さん。「医師と患者は上下関係になってしまいがちですが、遠慮なく疑問を聞くことが互いの溝を小さくする」と訴える。
◇日常が奇跡◇
大塚さんはがんを克服したわけではなく、30歳のときにも首に腫瘍が見つかった。幸い良性だったが、現在も体調が悪いと不安で泣くこともある。「がんは一生一緒。独身ですが、もし結婚してもがんのほうが付き合いは長い」と明るい。「生きているから朝日も見られご飯も食べられる。そんな日常の些細な幸せに気付いてくれれば」と話す。
「ミラクルガール」は四六判216ページ、秋田市の無明舎出版から、今月10日に刊行。定価1575円で、石巻赤十字病院売店や石巻市内の大手書店に並んでいる。
【写真】 著書「ミラクルガール」とチラシ
<>2010/2/18
2806<>2806.jpg<>しんきん経営塾・次世代ビジネスフェア「若手企業家らの行動力で<> 石巻しんきん経営塾で研さんを積んだ塾生企業による「第1回県北・石巻エリア次世代ビジネスフェア」が17日、石巻グランドホテルで開かれた。43社が出展し、自社の事業内容や製品、商品を紹介するとともに異業種交流を深めた。
経営塾は、20―40歳代の若い経営者の育成支援と、それによる地域活性化を目的に石巻信用金庫(高橋賢志理事長)が平成19年4月に設立。講演会や企業視察などを通して、地域の企業が互いに刺激を受け合い、新たなビジネスの方向性を探る場となっている。
これまで3年間、塾にかかわった人たちが、地域住民に企業をアピールしようと初めてビジネスフェアを開催した。参加業種は製造業、不動産業、食品関連業など多種多様。それぞれ取り扱っている製品をデモンストレーションしたり、パネルやパソコンを駆使して自社の業務紹介するなど工夫を凝らした。
発案から実現まで1か月と短期間だったが、熟生らの機動力とアイデアで内容の充実したイベントとなった。この日は同じホテルで「フード見本市」が行われており、相乗効果による来場者も目立った。
各企業を結びつける“接着剤”役となった石巻信金は「このような形での催しを開催できるのは、全国の信金でも珍しい。石巻地方の企業の力を感じる」と評価。高橋理事長は「今は何事も発信する時代。待っているだけでなく、このようにまず行動して変化に対応していくことは重要」と話していた。
【写真】 さまざまな形で業務内容を紹介したビジネスフェア
<>2010/2/18
2805<>2805.jpg<>幸せの黄色いナマズ―石巻市内のペット店で展示<> 石巻市三ツ股の石巻ペットセンター(今野泰次郎代表)に16日、全身が黄色のナマズがお目見えした。従業員たちは「これは春から縁起が良い。幸運を招いてくれそう」と笑顔をみせている。
このナマズは15日午後、常連客によって持ち込まれたもの。体長はおよ55センチ、重さは約500グラム。頭の一部に黒い斑点があり、口元からは長さ10センチほどの黄色いひげが伸びる。黒く大きな目は愛きょうのある顔を引き立てる。今野代表は「これまでいろいろな魚を扱ってきたが、黄色のナマズは初めて」と話す。
マリンピア松島水族館=松島町=によると、「黄色のナマズは珍しい。普通のナマズの体表は黒色だが、黄色になったのは、突然変異によってメラニン色素が欠如したためではないか」としている。
ナマズは、同店で展示しているほか、来月には、仙台市内の自動車店で展示する予定だという。
【写真】 黄色いナマズに従業員も驚く
<>2010/2/18
2804<>2804.jpg<>台所から環境守ろう…エコクッキング教室<> “食の省エネ”を体験する「エコクッキング教室」が17日、石巻市河北総合センターで開かれた。環境を考えて買い物、料理、片づけを行い、台所から環境負荷を少なくする方法を学んだ。
教室は、石巻市の主催。食を通じて地球環境について考え、暮らしの中でごみの減量化などに取り組んでもらおうと平成17年から実施している。
この日は河北ヘルスメイトの会の女性約20人が参加。学校や地区の調理実習に協力する機会が多いため、子どもたちにエコを考えた料理方法を伝える狙い。
環境保全リーダーの渡邊純子さんが、材料の購入からごみの出し方まで、台所からごみを減らす工夫を紹介。参加者が5班に分かれて季節の食材を使い7品を作った。
ダイコンは、実を煮物やけんちん汁に使い、皮も千切りして「はりはり大根」にするなど、食材を使い切った。
生ごみはぬらさず新聞紙で作った箱に入れ、節水や火加減の調節をしながら調理方法でもエコを心掛けていた。
鈴木節子さん=同市東福田=は「家でも皮を使うように気をつけている。食べ物の大切さなどを子どもたちに伝えていきたい」と話していた。
【写真】茎や葉、皮も残さず調理した <>2010/2/18
2803<>2803.jpg<>多彩な味でアピール…石巻フード見本市、一般試食会も初実施<> 第9回石巻フード見本市が17日、石巻グランドホテルで開催された。水産、農畜産加工業者ら23社が出展し、全国から訪れたバイヤー(買い付け担当者)に多彩な食材を紹介。新たな販路開拓に向けて商品をアピールした。午後からは初めて地元消費者対象の見学、試食会も行った。
大漁旗や幟(のぼり)が掲げられた会場には、県内外の量販店や食品卸、外食産業、ホテルなどの関係者が続々と訪れた。開会セレモニーで実行委員長の浅野亨石巻商工会議所会頭、亀山紘市長らが「この機会に石巻産食材の消費拡大につなげたい」とあいさつ。企業ごとに設けたブースには、それぞれ人気商品が並んでおり、来場者に試食を勧めながら素材の安全性や製造方法などについて熱心に説明した。
東京都築地の中央市場内に本店を持つ水産加工業者は「塩釜、気仙沼にはよく訪れるがこれまで石巻は素通りしていた。今は新しい切り口での製品開発が求められており、地元ならではの食材を見つけて、アイデアにつなげたい」と話していた。一方、何度も出展している地元企業は「販路拡大とともに、次のステップとして何が必要かを知ることのできるよい機会」と語り、意欲的にバイヤーらと意見交換していた。
【写真】 各社が人気商品をそろえ、石巻の味を紹介
<>2010/2/17
2802<>0<>にっぽん丸 7月石巻港寄港…大型客船誘致の初事業<> 今春リニューアルされる大型客船「にっぽん丸」=商船三井客船(株)=が、7月29日に石巻港に入港することが決まった。正午から午後9時までの停泊を予定しており、係留地では日没にかけて市民と乗船客が交流できるイベントを開くほか、日中は一定数の体験乗船が可能という。2市1町で組織する石巻港大型客船誘致協議会のおもてなし実行部会が中心となり、今月末には具体的に内容を固める見通しだ。
にっぽん丸は3月には大改装を終え、新たなクルーズライフを育む。総トン数は2万1903トン、最大乗客定員は532人(184室)。全長166メートルの大型旅客船で、外装は白と青のツートンカラーになる予定。
同社企画の「夏休み三陸クルーズ」として7月28日に横浜港を出港。翌29日正午に石巻港に初入港し、全国から集まった乗客約400人は、オプショナルツアーで嵯峨渓(東松島市)などを巡る。このほかのツアーは同協議会が策定した「観どころいっぱい石巻地域観光ツアー」から2―3程度選択される見通しだ。
にっぽん丸の接岸は大手埠頭=同市潮見町=を予定しており、市によると乗客がツアーに参加している日中は船内見物(定数70人前後)が可能という。夜にかけては、郷土芸能や物販などのイベントを開く。実施計画はおもてなし実行部会で詰めているが、市河川港湾対策室は「ミニ港湾感謝祭のような港に親しめる内容になるのでは」と話していた。
また乗客数に空きがあれば1泊2日で石巻―釜石間のクルーズも計画されており、石巻地方限定で売り出す見通し。定員は40人前後と見られ、実現可能となれば圏域住民を対象に参加募集を行っていく。
大型客船の誘致は港を軸とした観光振興が狙い。石巻市、東松島市、女川町の2市1町の官民で、昨年10月に同協議会を発足。会長を務める亀山紘市長は今月上旬に国内客船会社4社をポートセールスし、にっ