希望あふれる言葉後世に 皇后陛下の御歌碑建立
2017/3/21

 JR石巻線女川駅の営業再開を喜び、皇后陛下が詠まれた御歌を刻んだ碑が同駅タクシープール付近の町有地に建立された。天皇・皇后両陛下が行幸啓で町を訪れた昨年3月17日から丸1年となった17日に除幕式が行われ、多くの町民が喜びを共有していた。
 建立された石碑は、正面左から行幸啓碑(高さ1・6メートル)、御歌碑(1・4メートル)、説明板(80センチ)。御歌は白の御影石に文字を金色にし、柔らかい印象を与える形状とした。行幸啓記念碑と説明板は黒、囲いには赤の御影石を使っている。
 式典には、須田善明町長や石碑のデザインを手がけた町出身のデザイナー三宅哲さん=千葉県市川市=、新田弘石巻駅長ら約100人が出席した。須田町長は「ねぎらいと慰労の言葉をいただいたことを、しっかりと後世に伝えていきたい」とあいさつ。除幕後には、参加者らが写真を撮影するなど待望の石碑建立を喜びあっていた。
 皇后陛下が28年の年明けに披露した御歌3首の一つに、女川駅の営業再開を祝った「春風も沿いて走らむ この朝(あした) 女川駅を 始発車いでぬ」があった。「女川駅」と限定した表現が使われるのは珍しく、住民有志が御歌の石碑建立に向け動き出した。
 建立実行委が広く賛助金を募ったところ昨年、両陛下が初めて来町されたことも相まって予定を大幅に上回る609個人・96団体から総額約1100万円が寄せられた。

【写真】女川駅近くに建立された御歌碑
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