石巻日日新聞

石巻ブランドがずらり 元気いちばオープン

まちなかにぎわい 1300品種取りそろえ 生産者、消費者、観光客 喜ぶ拠点に

石巻市 政治・経済 石巻日日新聞 6月30日(金) 14時43分 配信
テープカット後に来客が風船を飛ばした

 民設民営の観光交流施設「いしのまき元気いちば」=石巻市中央二丁目=が30日、オープンした。1階は鮮魚や水産加工品、地元の特産品などを扱い、2階はフードコート形式のレストラン。建物は旧北上川の河口部に整備され、中心市街地のにぎわい創出拠点として期待されている。10月には石巻市の「かわまちづくり」計画に基づき、立体駐車場(219台)も整う。

 元気いちばは(株)元気いしのまき(社長・後藤宗徳石巻観光協会会長)が運営。建物は木造一部2階建てで、商業棟1階店舗は約1千平方メートル。2階のフードコート「元気食堂」は約500平方メートル。テナントは鮮魚2店舗、パン屋1店舗。隣接する管理棟は事務所となる。

 周辺住民を対象としたプレオープン(24―25日)を通じ、品ぞろえや接客に磨きをかけて開業に臨んだ。30日は午前9時の開店前に行列ができ、関係者がテープカットした後、商業棟は多くの買い物客で混雑した。

 プレオープンでは約1200品種をそろえたが、菓子類を中心にさらに約100品種増やした。7月2日までは開業記念フェアとし、ワカメ詰め放題や特売を実施。2日午後1時からはマグロ解体ショーも行う。

 2階の元気食堂は石巻を象徴する魚介類を中心としたメニューが味わえ、旧北上川が眺望できるロケーションも関心を集めた。今後周辺には立体駐車場のほか、30年3月にかわまち交流センター、交通広場などが完成する予定だ。

 開業初日に午前8時から並び、一番乗りした同市中央二丁目の鈴木フミエさん(82)は「近くの復興住宅に住んでおり、目の前に市場ができてうれしい。頻繁に利用したい」と語った。同市泉町四丁目の斎藤登貴子さん(70)は「地元の魚が新鮮で豊富。スーパーとはまた違った楽しみがある」と関心を示していた。

人気を集める鮮魚コーナー
人気を集める鮮魚コーナー

 後藤社長は「震災後の販路回復、居住者の利便性、観光振興の3つが柱。地域に愛される市場を目指す。購買者は年間40万人、売上は7億円以上を目標にしている」と話していた。営業は1階が午前9時―午後7時、2階は午前11時―午後8時。問合せは元気いしのまき(0225-98-5539)まで。

開業祝い近隣でも催し 松川横丁と橋通り 地域一体で活性化へ


歩行者天国でテラス席が設けられた松川横丁。買い物帰りの人々をもてなした
歩行者天国でテラス席が設けられた松川横丁。買い物帰りの人々をもてなした

 「いしのまき元気いちば」のオープンに合わせて、この日は隣接する商店街でも連動イベントが催された。地域一体でにぎわい拠点の完成を祝い、いちばで買い物を楽しんだ人々をもてなした。

 会場となったのは松川横丁と橋通りの2カ所。松川横丁では、合同会社MYラボの主催で「COMICHIの市」が開かれ、「COMICHI石巻」の飲食店を含めて市内外からの露店が軒を連ねた。歩行者天国となった横丁にはテラス席も設けられ、開放的な空間が広がった。

 一方、橋通りでは「第7回橋通り風のとおり市」を7月2日まで開催している。橋通りの一角に「橋通りCOMMON」の店舗などが出張ブースを設置。2日まで午前10時―午後3時で開催し、ハンドメイドマーケットも開く。

 元気いちばでの買い物帰りに訪れた立町の80代女性は「元気いちばだけでなく、周辺も協力してにぎわいを生むのはとても良いこと」と話していた。

最終更新:6月30日(金) 14時43分
石巻市 > いしのまき元気市場

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